パナソニック製エコキュートの故障。エラーコードと症状別の対処・修理方法
目次
- パナソニック製エコキュートのエラー解除(リセット方法)
- パナソニックへ点検・修理を依頼
- パナソニック製エコキュートが水漏れしている
- パナソニック製エコキュートからお湯が出ない
- お湯が足りない・お湯切れ
- パナソニック製エコキュートでシャワーのお湯がでない
- パナソニック製エコキュートでお風呂のお湯がたまらない・お湯はりできない
- パナソニック製エコキュートでお湯はりが遅い
- パナソニック製エコキュートで沸き上げができない
- パナソニック製エコキュートでお風呂やシャワーのお湯がぬるい
- エコキュートのリモコンに残湯量表示があるのに、追い焚きができない
- パナソニック製エコキュートの電源が入らない
- 「U22」のエラーコードが出てお湯張りできない
- 「H54」のエラーコードが表示される
- 「H56」のエラーコードが出てお風呂が沸かない
- 「H57」のエラーコードが表示される
- 「H59」のエラーコードが表示される
- 「H73」のエラーコードが表示される
- 「H76」のエラーコードが出てリモコンが使えない
- 「H87」のエラーコードが表示される
- 「H88」のエラーコードが表示される
- 「H90」のエラーコードが表示される
- 「F15」のエラーコードが出て温水が作れない
- 「F19」のエラーコードが表示されてお湯が沸かない
- 「F20」のエラーコードが表示される
- 「F24」のエラーコードが表示される
- 「F27」のエラーコードが表示される
- 「F40」のエラーコードが表示される
- 「F41」のエラーコードが表示される
- 「F46」のエラーコードが表示される
- パナソニックが一部エコキュートのリコール(無料点検・部品交換)を実施中
- 保証期間を過ぎたエコキュートの故障は買い替えがオススメ
パナソニック製エコキュートのエラー解除(リセット方法)
パナソニックのエコキュートのエラーコードの見方
パナソニックのエコキュートのエラーコードには、ご自身で対応できるものか、販売店やメーカーの修理を頼まないといけないものか、すぐ分かる方法がこちらです。
- Uから始まるエラーコード:ユーザーが対応できる内容
- Hから始まるエラーコード:販売店・施工店で対応できる内容
- Fから始まるエラーコード:パナソニックの修理会社でないと対応できない内容
リモコンのエラー表示解除方法
- 『決定』または『確定』スイッチを押すことでエラー表示を解除可能です。
- 上記の方法で解除されないときは、台所リモコンの【メニュー】ボタンを3秒押し、浴室リモコンの「リモコン切/入」を「入」にしてください。
エコキュート本体のリセット方法
- エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFFにする。
- 一分程度経過したら、漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをONにする。
リセットしても改善しない場合は?
エコキュートのリセットリセットを行っても症状が改善しない場合や、エラーコードが再発する場合は、エコキュート自体が故障している可能性がありますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
パナソニックへ点検・修理を依頼
パナソニックへ点検・修理を依頼する前に、以下の項目を確認しておきましょう。
ちょっと待って!修理で損しないための最終確認!
メーカーへ点検・修理を依頼をする場合は、事前に以下のような情報を揃えておくとスムーズです。
- エコキュートの型番(エコキュート本体に貼られたラベルに記載)
- エコキュートの購入時期
- 保証の有無
- 故障の症状
なお、保証の有無に関して、延長保証などに加入している場合は、加入時に渡された書類などを揃えておきましょう。
10年近く使用してない?修理すると損する場合もある
故障してしまったエコキュートは、修理か交換(買い替え)かの選択肢があります。普通に考えれば修理するのが当たり前ですし、最善だと思うかもしれませんが、実は修理をすることで損をしてしまう場合もあります。
保証期間が過ぎたエコキュートは修理費用が10万円を超える場合も
エコキュートの寿命は約10~15年と言われており、使用年数が寿命に近づくほど故障が発生しやすくなります。エコキュートの延長保証に加入していたとしても、最長で保証期間は10年間です。
そのため、10年以上使用して保証期間が切れたエコキュートの修理費用は、すべて有料になってしまいます。修理料金は故障箇所や内容によって異なりますが、高いと10万円をこえてしまう場合もあります。
修理をしても2~3年ですぐに故障する場合も
また、使用年数が経過しているにつれて故障頻度も増えるため、「修理しても2~3年ですぐ故障」ということが繰り返し起こる可能性が高まります。
いつ壊れるかと不安になりながら古いエコキュートを使い続けるよりも、最新のエコキュートに買い換えてしまったほうが、結果的に見ると安くすむ場合もあります。
10年以上たったエコキュートは部品が無くなり修理できない場合も
使用を始めてから10年以上が経過したエコキュートは、修理を行うときに交換する部品の在庫がメーカーに無く、修理を行えない可能性があります。このような場合は、新しいエコキュートに買い換えるしか方法がありません。
以上の理由から、使用年数が10年以上のエコキュートや、保証期間が切れたあとのエコキュートは、修理よりも買い替えたほうが安く済む場合があります。
エコキュートの買い替えに関するポイントや注意点など、詳しくは以下の記事をご覧ください。
エコキュート買い替えポイントと交換費用の相場。失敗しない為に エコキュートおすすめ6メーカーを比較 どこで買う?エコキュートのお得でおすすめな購入方法
パナソニック製エコキュート故障時の点検・修理連絡先
パナソニックLSテクノサービス株式会社
電話番号:0120-872-150
受付時間:9:00~19:00(月~土)
受付時間:9:00~18:00(日・祝・年末年始)
ネットでの修理申し込み:
https://sumai.panasonic.jp/support/repair/
IP電話など、フリーダイヤルに接続できない場合
電話番号:06-6906-1090
受付時間:9:00~19:00(月~土)
受付時間:9:00~18:00(日・祝・年末年始)
パナソニック製エコキュートが水漏れしている
パナソニック製エコキュートを使用中に水漏れ・湯漏れが発生してしまった場合の原因や確認方法・対処方法をご紹介します。
エラーコード「F17」(漏水検知)が表示される場合
パナソニック製エコキュートのリモコンにエラーコード「F17」(漏水検知)が表示される場合、エコキュート内部の水漏れ・湯漏れを検知した合図です。
エラーコード「F17」(漏水検知)の修理費用
パナソニック製エコキュートのエラーコード「F17」(漏水検知)の修理費用ですが、水漏れによって故障している箇所によって異なります。
- エコキュート本体の基板が故障している場合:15,000円程度
- 貯湯タンク基板交換+ヒートポンプ交換が必要の場合:12~13万円程度
上記が、エラーコード「F17」の修理にかかる費用の目安となります。
エラーコード「F17」(漏水検知)の水漏れによる故障は、放置しておくと故障範囲が広がってしまう恐れがありますので、できるだけ早くパナソニックへ点検・修理を依頼する必要があります。
ヒートポンプと貯湯タンクを繋ぐ配管からの水漏れ・湯漏れも
エラーコード「F17」が出ていない場合でも、ヒートポンプ(エアコン室外機のような外観)と貯湯タンク(エコキュート本体である大きな箱)を繋いでいる配管が劣化などにより破損して水漏れが発生している場合があります。もし、配管などからの水漏れ・湯漏れを発見した場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼する必要があります。
水漏れ・湯漏れしているかどうかの確認方法
水漏れ・湯漏れしているかどうかの確認として、水道の蛇口を閉じた状態で水道メーターのパイロット(銀色で丸い部品)が回っているかどうか確認してください。パイロットは水道メーターの中を水が流れているときに回転する部品ですので、パイロットが回っている場合は漏水していることになります。
エコキュートの節電方法4選+12の裏技。年間5千円も節約? エコキュート床暖房の工事費用と電気代 エコキュートをリースするデメリットや費用。購入より30万も損?
パナソニック製エコキュートからお湯が出ない
パナソニック製エコキュートを使用中にエラーコード「F12」「H94」が表示され、突然お湯が出なくなってしまった場合、主に凍結やお湯の使いすぎなどの原因が考えられます。
エコキュート配管の凍結により、お湯が出ない
まず、冬場にエコキュートからお湯が出なくなる原因として最も多いのが、エコキュート貯湯タンクの給水・給湯配管の凍結です。特に寒い地域に住んでいる方や冬場は、凍結によってお湯が出なくなることが多いです。
エコキュート配管の凍結が疑われる場合、以下の対処方法をお試しください。
エコキュート配管の解凍方法
- 給湯栓(お湯の蛇口)を少し開き、時間経過とともに解凍されるのを待つ。
- 翌日の昼まで待つ。(気温が上がって自然解凍)
- 凍っている配管の保温材が巻かれていない部分に、10~20度のぬるま湯をゆっくりかける。お湯が出たら配管にかかった水をタオル等で拭き取る。※タオル等を巻いてぬるま湯をかけるとより効果的です。熱湯をかけると配管が破裂する可能性があるので注意してください。
エコキュート配管の凍結予防方法
- フルオート機種に搭載されている、凍結防止運転機能を使用する。※浴槽の残り湯が循環口より10cm以上必要です。
- リモコンの給湯温度を水にした状態で、給湯栓(お湯の蛇口)を開き、一分間に200cc程度の水を出し続ける。
- 凍結防止ヒーターが設置されている場合は、プラグをコンセントに差し使用する。
凍結防止運転機能とは
凍結防止運転が備わったエコキュートは、自動で外気温を測定し、凍結のおそれがある場合は配管の中の水を循環させて凍結することを防ぎます。そのとき、浴槽の中に残り湯があれば、その残り湯を使って配管内を循環させますが、残り湯がない場合はポンプ内の水を少量つかって循環をおこない、凍結を防ぎます。ただし、機種やメーカーによっては凍結防止運転が備わっていない場合や、動作が異なる場合がございます。お使いのエコキュートに凍結防止運転ついているかどうかや、動作につきましては、説明書を参照するか、メーカーへお問い合せください。
なお、エコキュート配管が凍結してしまった場合の直し方や予防方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。 エコキュート配管の凍結と安全な直し方。防止、予防策も紹介
お湯の使いすぎにより、タンクがお湯切れを起こしている
日中にお湯を使いすぎた場合、貯湯タンク内のお湯を使い切り、お湯が出なくなってしまう場合があります。
パナソニック製エコキュートでお湯切れが起こってしまった場合は、
リモコンの【沸き増し】ボタンを押す
ことで、貯湯タンク内のお湯を沸きましする必要があります。
断水が発生している
地域で断水が発生している場合、お湯も水も出すことができません。地域の断水スケジュールを確認して、断水が終了するまで待ちましょう。
止水栓が閉まっている
止水栓が閉まっている場合、お湯も水も出すことができません。止水栓が開いているかどうか確認しましょう。
エコキュートの電源を入れてから一晩経過していない
エコキュートは夜間時間帯の安い電力でお湯を沸かす設定になっているのが一般的ですので、購入直後など電源を入れてから一晩経過していない場合は湯沸かしは行われていません。すぐにお湯を使用したい場合は、リモコンの【沸き増し】ボタンを押して、貯湯タンク内のお湯を沸き増ししてください。
混合水栓が故障している
上記の原因どれにも当てはまらない場合、お使いの混合水栓が故障していてお湯が出ない場合も考えられます。混合水栓の調子が悪いと感じたら、水道業者へ点検・修理を依頼しましょう。
上記の記事以外で考えられるエコキュートからお湯が出ない原因
上記の記事以外でエコキュートからお湯が出ない原因として、以下のような例が考えられますので、ご確認ください。
排水栓が、「排水」側になっている
排水栓を「通常」側にしてください。
逃し弁レバーが上がってる
逃し弁レバーを下げてください。
エコキュート自体が故障している
上記の原因どれにも当てはまらない場合は、エコキュートの故障が考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼する必要があります。
エコキュートの節電方法4選+12の裏技。年間5千円も節約? エコキュート床暖房の工事費用と電気代 エコキュートをリースするデメリットや費用。購入より30万も損?
お湯が足りない・お湯切れ
よくある、エコキュートの貯湯タンクのお湯が切れる、足りないといった場合の原因と対処方法をご紹介します。
お湯の使いすぎにより、タンクがお湯切れを起こしている
お湯を使いすぎた場合、貯湯タンク内のお湯を使い切っている可能性が高いです。
パナソニック製エコキュートでお湯切れが起こってしまった場合は、
リモコンの【沸き増し】ボタンを押す
ことで、貯湯タンク内のお湯を沸きましする必要があります。
エコキュートの電源を入れてから一晩経過していない
エコキュートは夜間時間帯の安い電力でお湯を沸かす設定になっているのが一般的ですので、購入直後など電源を入れてから一晩経過していない場合は湯沸かしは行われていません。すぐにお湯を使用したい場合は、リモコンの【沸き増し】ボタンを押して、貯湯タンク内のお湯を沸き増ししてください。
上記の記事以外で考えられるエコキュートからお湯が出ない原因
上記の記事以外でエコキュートからお湯が出ない原因として、以下のような例が考えられますので、ご確認ください。
エコキュート自体が故障している
上記の原因どれにも当てはまらない場合は、エコキュートの故障が考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼する必要があります。
パナソニック製エコキュートでシャワーのお湯がでない
パナソニック製エコキュートを使用中、シャワーからお湯が出なくなってしまった場合の対処方法についてご紹介します。
シャワー以外もお湯が出ていない場合
台所などシャワー以外からもお湯が出ていない場合、エコキュート側の凍結やお湯の使いすぎによる湯切れなどの原因が考えられます。詳しい原因や対処方法はこちらの記事をご覧ください。
エコキュートの故障。お湯が出ない等の対処法やエラーコード
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シャワーのみお湯がでない場合は、次のような原因が考えられます。
エコキュートの設定温度が低い
シャワー(混合水栓)側の温度を高くしても、エコキュート側の設定温度以上には熱くなりません。一度、エコキュート側の設定温度を見直してみましょう。
水側の水圧が高い
混合水栓で水側の水圧が高すぎると、お湯の混じりが少なくなり冷たくなってしまう場合があります。水圧が高いと感じたら、水側の止水栓をすこし閉めるなどして調節しましょう。なお、止水栓はマイナスドライバーなどを使用し、右(時計回り)にまわすと閉めることができます。
サーモバルブやシャワーヘッドの故障
それ以外ですと、混合水栓内部のサーモバブルや、シャワーヘッドの故障などが考えられます。水道業者による点検・修理を検討しましょう。
エコキュートの節電方法4選+12の裏技。年間5千円も節約? エコキュート床暖房の工事費用と電気代 エコキュートをリースするデメリットや費用。購入より30万も損?
パナソニック製エコキュートでお風呂のお湯がたまらない・お湯はりできない
パナソニック製エコキュートでお風呂のお湯が溜まらない・お湯張りができない場合の原因には、以下のようなことが考えられます。
そもそもエコキュートからお湯が出ない
パナソニック製エコキュートでお風呂のお湯が溜まらない・お湯張りができない原因として、凍結や断水などの原因により、そもそもエコキュートからお湯が出ていない場合が考えられます。台所などからもお湯が出ない場合は、こちらの対処方法を参考にしてください。
お湯を使いすぎて貯湯タンクが湯切れを起こしている
パナソニック製エコキュートを使用中にエラーコード「U61」と共に、お風呂のお湯が溜まらない・お湯張りできない場合は、貯湯タンクの湯切れが原因として考えられます。貯湯タンクが湯切れをしてしまった場合、以下の方法で貯湯タンク内のお湯を沸かしてください。
貯湯タンクが湯切れした時の対処方法
パナソニック製エコキュートの貯湯タンクがお湯切れした場合や、普段よりも多めにお湯を使うことがわかっている場合は、リモコンの【沸き増し】ボタンを押すことで、すぐにお湯を沸き上げることができます。
浴槽循環口(フィルター)や配管内部にゴミなどが詰まっている
浴槽循環口(フィルター)や浴槽の水量を検知する水位センサー本体付近、配管内部にゴミや入浴剤の汚れなどが詰まっている場合、水位センサーが正常に水圧を検知できなくなり、お湯が設定水位どおりに溜まらず浴槽からあふれてしまう状態です。
お湯が浴槽からあふれてしまう場合、以下の方法をお試しください。
浴槽内部や浴槽循環口(フィルター)を掃除する
浴槽の底から15cmほど上に設置されている浴槽循環口(フィルター)を掃除して、ゴミなどを取り除きましょう。
【洗浄】ボタンを押して配管内部を洗浄
浴槽リモコンの【洗浄】ボタンを数回押すことで、配管内部の汚れを注水洗浄することができます。※洗浄ボタンが無い機種も存在します。
ジャバなどの洗浄剤を使用して配管を洗浄する
ジャバなどの洗浄剤を使用して配管を洗浄することも有効です。
上記のいずれを試してもお湯が止まらず浴槽からあふれてしまう場合は、エコキュートの故障が考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼する必要があります。
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パナソニック製エコキュートでお湯はりが遅い
パナソニック製エコキュートにて浴槽でお湯はりが遅い、という場合の原因と対処方法をご紹介します。
貯湯タンク内に高温のお湯が足りない
タンクのお湯が熱くないと、追いだきやふろ保温に時間がかかります。「沸き増し」でお湯をつくりましょう。
昼間の沸き増しをしていない
電力ピークカット中や昼間の運転停止中は、沸き上げを行わないので追いだきに時間がかか
る場合があります。手動で「沸き増し」をしましょう。
浴そうフィルターが目詰まり
フィルターが目詰まりしている場合や、貯湯ユニットの給水口のストレーナー(フィルター)が詰まっている場合に、お湯はりの時間が遅くなる可能性があります。
パナソニック製エコキュートで沸き上げができない
パナソニック製エコキュートにて【沸き増し】ボタンを押して沸き増しを行おうとしても、沸き上げがすぐに止まってしまう場合や、夜間わき上げ設定をしているにも関わらず、朝になっても沸き上げが行われていない場合の原因と対処方法をご紹介します。
貯湯タンク内にお湯が十分にある
貯湯タンク内にお湯が十分にある場合に【沸き増し】ボタンを押して沸き増しを行っても、それ以上お湯を沸かす必要はありませんので、すぐに停止されます。
エコキュートから水漏れ・湯漏れしている
夜間わき上げ設定をしているにも関わらず、朝になっても沸き上げが行われていない場合、エコキュートから水漏れ・湯漏れが発生している可能性があります。(お湯を沸かしても外に漏れ出してしまうため、溜まっていない)
エコキュートからの水漏れ・湯漏れについては、以下のリンク先で詳しく解説しています。
パナソニック製エコキュートでお風呂やシャワーのお湯がぬるい
パナソニック製エコキュートを使用中、シャワーのお湯がぬるい場合は、エコキュート側(リモコン)の給湯温度を見直しましょう。
冬場は配管を通っている途中でお湯が冷めてしまう可能性があるので、エコキュート側(リモコン)の設定温度を、混合水栓で使用する温度より10度以上高くすると効果的です。
それでもお風呂やシャワーのお湯がぬるい場合は、エコキュートの故障が考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
エコキュートのリモコンに残湯量表示があるのに、追い焚きができない
パナソニック製エコキュートを使用中に、リモコンに残湯量表示があるのに、追い焚きができない場合は、タンク全体がぬるくなっていることが原因として考えられます。
対処方法として、入浴する30分~1時間前に【沸き増し】ボタンを押すか、「高温たし湯」機能がある機種の場合は【高温足し湯】ボタンを押してください。
パナソニック製エコキュートの電源が入らない
パナソニック製エコキュートの電源が突然入らなくなってしまった場合の対処方法をご紹介します。
停電の後ブレーカーが落ちたままになっていないか確認する
停電が起きた後など、ブレーカーが落ちてしまってそのままになっていないかどうかを確認してみましょう。
なお、落ちていないか確認すべきブレーカーには、以下の種類があります。
アンペアブレーカー
分電盤の一番左についている最も大きなつまみがアンペアブレーカー(契約ブレーカー)です。家の中で電気を使いすぎた時に落ちてしまうのがこのブレーカーです。
エコキュート用ブレーカー
エコキュートに電力を供給しているブレーカーで、分電盤の中や屋外の電気メーター付近に設置されている場合が多いです。停電後、アンペアブレーカーは戻したけれど、エコキュート用ブレーカーが落ちたまま、といったケースもあるので注意しましょう。
エコキュートの漏電しゃ断器(電源)
エコキュート本体(貯湯タンク)にも電源として漏電しゃ断器が設置されています。エコキュートの電源が入らない場合、なんらかの理由でエコキュート本体の漏電しゃ断器がOFFになっている場合も考えられますので、チェックしてみましょう。
漏電ブレーカー
アンペアブレーカーのすぐ右隣にある小さなつまみが漏電ブレーカーです。黄と赤のスイッチが併設されているのが一般的で、漏電を検知した際に落ちてしまいます。
漏電ブレーカーを戻してもすぐ落ちてしまう場合
漏電ブレーカーをONに戻しても、すぐにまた落ちてしまう場合は、エコキュートもしくはどれかの家電が漏電している可能性があります。そのまま仕様を続けるのは危険ですので、すぐに電力会社へ連絡して点検してもらいましょう。
エコキュートの節電方法4選+12の裏技。年間5千円も節約? エコキュート床暖房の工事費用と電気代 エコキュートをリースするデメリットや費用。購入より30万も損?
「U22」のエラーコードが出てお湯張りできない
エラーコード「U22」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「U22」が表示される場合は、エコキュート配管の凍結によりお湯張りができない状態、もしくは断水状態であることを示しています。
エラーコード「U22」の対処方法
エラーコード「U22」が表示されている場合、リモコンのエラー解除をしてから、以下の対処方法をお試しください。
- 翌日の昼まで待つ。(気温が上がって自然解凍)
- 給湯栓(お湯の蛇口)を少し開いて解凍するまで待つ。
- 凍っている配管の保温材が巻かれていない部分に、10~20度のぬるま湯をゆっくりかける。お湯が出たら配管にかかった水をタオル等で拭き取る。
※タオル等を巻いてぬるま湯をかけるとより効果的です。熱湯をかけると配管が破裂する可能性があるので注意してください。
また、ヒートポンプ配管の凍結を防ぐためには、以下の方法があります。
- 給湯栓(お湯の蛇口)を少し開いて糸引き状に水を出しておく。
- 凍結防止ヒーターが設置されている場合は、プラグをコンセントに差し使用する。
- 凍結予防運転を「入」にする。
※入浴後、お湯をアダプターの中心から10cm以上溜めて残してください。
※凍結予防運転機能は、フルオート機種にのみ備わっています。
なお、エコキュート配管が凍結してしまった場合の直し方や予防方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。 エコキュート配管の凍結と安全な直し方。防止、予防策も紹介
上記を試してもエラーコード「U22」が再発してしまう場合は、エコキュートの故障が考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「H54」のエラーコードが表示される
エラーコード「H54」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H54」が表示される場合は、三方弁(お湯と水を分ける弁)に故障が発生していることが原因として考えられます。
エラーコード「H54」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
エラーコード「H54」の修理費用
この方法で症状が改善されない場合は、三方弁の部品交換が必要な場合もあります。その場合、修理費用の目安は30,000~40,000円弱程度となっています。ただし、メーカー保証または延長保証期間内であれば、エラーコード「H54」の修理費用は無償です。
対処方法を試してもエラーコード「H54」から復旧しない場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「H56」のエラーコードが出てお風呂が沸かない
エラーコード「H56」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H56」が表示され、お風呂が沸かない場合は、ふろ混合弁の異常が原因として考えられます。
エラーコード「H56」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
エラーコード「H56」の修理費用
この方法で症状が改善されない場合は、ふろ混合弁、ふろ給湯サーミスターの部品交換が必要な場合もあります。その場合、修理費用の目安は30,000円程度~となっています。ただし、メーカー保証または延長保証期間内であれば、エラーコード「H56」の修理費用は無償です。
対処方法を試してもエラーコード「H56」から復旧しない場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
エコキュートの節電方法4選+12の裏技。年間5千円も節約? エコキュート床暖房の工事費用と電気代 エコキュートをリースするデメリットや費用。購入より30万も損?
「H57」のエラーコードが表示される
エラーコード「H57」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中にエラーコード「H57」が表示される場合、お湯と水を混ぜる役割のある中間混合弁が、水側・湯側に動いても位置を検出できない「中間混合弁異常」が原因として考えられます。
エラーコード「H57」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
この方法で症状が改善されない場合、中間混合弁の故障や配線の断線などが考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「H59」のエラーコードが表示される
エラーコード「H59」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H59」が表示される場合は、給湯混合弁の異常が原因として考えられます。
エラーコード「H59」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
エラーコード「H59」の修理費用
この方法で症状が改善されない場合は、給湯混合弁、給湯サーミスターの部品交換が必要な場合もあります。その場合、修理費用の目安は30,000円程度~となっています。ただし、メーカー保証または延長保証期間内であれば、エラーコード「H59」の修理費用は無償です。
対処方法を試してもエラーコード「H59」から復旧しない場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「H73」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H73」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「H73」の故障原因
給湯流量調整弁の異常によるもので、コネクター補修か給湯流量調整弁の交換になる可能性が高いです。
エラーコード「H73」の対処方法
- エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFFにする。
- 一分程度経過したら、漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをONにする。
- リモコン画面上で「H73」のエラーコードが消えていることを確認する。
- 30分以内に「H73」が表示される場合、パナソニックへの修理依頼が必要。
「H76」のエラーコードが出てリモコンが使えない
エラーコード「H76」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中にエラーコード「H76」が表示されてリモコンが使えない場合、リモコンまたは床暖房リモコンの通信異常が原因として考えられます。
エラーコード「H76」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
この方法で症状が改善されない場合、以下の対処方法が必要です。
- リモコンケーブル点検 ・ 補修
- リモコンの点検、交換
- 水位センサー、・流量センサーの短絡確認
いずれにしても、パナソニックへ点検・交換修理を依頼しましょう。
「H87」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H87」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「H87」の故障原因
セミオートもしくは給湯専用商品で、給湯混合弁の温度異常になります。
エラーコード「H87」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
それでも直らない場合は、下記のような対応になります。
- (KA シリーズ)給湯サーミスター交換もしくは給湯混合弁の交換
- (KB,FB,WB,KC,KD,KE シリーズ)湯側もしくは水側逆止弁、給湯混合弁の交換
「H88」のエラーコードが表示される
エラーコード「H88」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H88」が表示される場合は、ふろ混合弁温度異常が原因として考えられます。
エラーコード「H88」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
この方法で症状が改善されない場合は、ふろ混合弁、給湯混合弁のゴミ除去や、ふろ給湯サーミスター(ふろ混合弁ユニット)の部品交換が必要な場合もありますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「H90」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「H90」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「H90」の故障原因
貯湯ユニット~ヒートポンプユニット間の通信異常です。貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の通信ができない、もしくは貯湯タンク上部の保安器が作動した(HE-K1シリーズ)ことが原因です。
エラーコード「H90」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
貯湯ユニットのプリント基板、もしくはヒートポンプユニットのプリント基板の点検、交換になります。
「F15」のエラーコードが出て温水が作れない
エラーコード「F15」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F15」が表示されて温水が作れない場合は、ヒートポンプのファンが異物や雪の影響で回転できなくなる「ファンロック異常」が原因として考えられます。
エラーコード「F15」の対処方法
エラーコード「F15」の対処方法は、ヒートポンプのファンが回らない原因を特定して、それを取り除いてあげることです。
例えば、ヒートポンプのファンにゴミや異物が詰まっていたら除去したり、降雪などでヒートポンプが埋まってしまっている場合は、ヒートポンプのファンが完全に露出して回転できるようになるまで雪かきを行うなどしましょう。
ファンモーターに異常がない場合、その他の原因としては、
- コネクタ外れ
- ファンモーターの故障
- プリント基板の故障
などが考えられますので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「F19」のエラーコードが表示されてお湯が沸かない
エラーコード「F19」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F19」が表示されてお湯が沸かない場合は、水熱交換器(水を温めたり冷やしたりする機器)の循環水量が足りなくなり、出てくるお湯の温度が異常に上昇する「出湯温度異常」が原因として考えられます。
エラーコード「F19」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
この方法で症状が改善されない場合、
- ヒートポンプ配管系路の確認や修正
(配管が折れていないか、詰まっていないか、水側バルブが「開」になっているか等) - タンク上部のノズル詰まり
- 出湯サーミスター(温度センサー)の点検、交換
などの処置が必要な場合もあります。特に水道水に含まれる鉄分が原因で、ヒートポンプ配管やタンク上部のノズルが詰まっているケースもあるので、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「F20」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F20」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「F20」の故障原因
吐出管サーミスターの温度が異常に高いことが原因です。
エラーコード「F20」の対処方法
- 吐出管サーミスターの点検(抵抗値)、交換
- 膨張弁コイル点検(2相間抵抗値)交換
- 冷媒管詰まり (ヒートポンプユニット対応)
いずれにしても、パナソニックでの修理が必要になってきます。
「F24」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F24」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「F24」の故障原因
冷凍サイクル異常が原因です。
エラーコード「F20」の対処方法
- ヒートポンプ配管の点検、修正
- 出湯サーミスターの正規取付
- 沸き上げポンプの点検、交換または、プリン ト基板交換
- 膨張弁コイル交換
- 冷媒漏れはヒートポンプユニット対応
いずれにしても、パナソニックでの修理が必要になってきます。
「F27」のエラーコードが表示される
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F27」が表示される場合は、以下の原因が考えられます。
エラーコード「F27」の故障原因
- ヒートポンプユニットのプリント基板に異常がある。
- ヒートポンプユニット圧力スイッチの異常(水圧、ガス圧)
- エコキュートが外部のノイズを拾ってしまい、誤信号が発生した。
エラーコード「F27」の対処方法
- エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFFにする。
- 一分程度経過したら、漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをONにする。
- リモコン画面上でF27のエラーコードが消えていることを確認する。
- 30分以内にF27が表示される場合、プリント基板の異常、圧力スイッチの異常が原因なので、パナソニックへの修理依頼が必要。
- F27が表示されない場合、誤信号が原因です。頻繁に発生する場合は、念のためパナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
エラーコード「F27」の修理費用
パナソニック製エコキュートのエラーコード「F27」の修理費用ですが、ヒートポンプユニットのプリント基板に異常がある場合、修理費用の目安は18,000円程度~となっています。ただし、メーカー保証または延長保証期間内であれば、エラーコード「F27」の修理費用は無償です。
対処方法を試してもエラーコード「F27」から復旧しない場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
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「F40」のエラーコードが表示される
エラーコード「F40」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F40」が表示される場合は、吐出管サーミスター(温度センサー)に故障が発生していることが原因として考えられます。
エラーコード「F40」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
エラーコード「F40」の修理費用
対処方法を試しても症状が改善されない場合は、サーミスターの部品交換が必要な場合もあります。その場合、修理費用の目安は10,000円程度~となっています。ただし、メーカー保証または延長保証期間内であれば、エラーコード「F40」の修理費用は無償です。
対処方法を試してもエラーコード「F40」から復旧しない場合は、パナソニックへ点検・修理を依頼しましょう。
「F41」のエラーコードが表示される
エラーコード「F41」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F41」が表示される場合は、PFC内部故障もしくは、吸入管サーミスターが断線または短絡したことが原因として考えられます。
エラーコード「F41」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
それでも再発する場合は、パナソニックでの修理が必要です。
「F46」のエラーコードが表示される
エラーコード「F46」の故障原因
パナソニック製エコキュートを使用中に、エラーコード「F46」が表示される場合は、CT異常が発生していることが原因として考えられます。
CTとは、変流器のことで、交流電流の大きさを変換する装置を指します。
エラーコード「F46」の対処方法
対処方法としては、エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。
それでも再発する場合は、パナソニックでの修理が必要です。
パナソニックが一部エコキュートのリコール(無料点検・部品交換)を実施中
パナソニックでは、パナソニックおよびナショナル製エコキュートの一部機種について、リコール(無料点検・部品交換)を実施しています。
パナソニックがエコキュートのリコールに至った不具合の内容は、「沸き上げ運転中にヒートポンプユニット内の圧縮機がまれに塩分などによる腐食により破損し、ユニット本体が変形に至る」というもので、これまで発煙・発火や人的被害は発生していません。しかしながら、怪我につながる事故が発生する可能性もあるため、安全のためリコールを実施しています。
もし、お使いのパナソニック製エコキュートが、以下の対象機種に該当している場合は、パナソニック「ヒートポンプ給湯機市場対策室」へ連絡しましょう。無料で点検・部品交換を行ってもらえます。
リコール対象機種(ヒートポンプユニット)
パナソニック
- ヒートポンプ品番:HE-PK60B他(計157機種)
- 対象製造期間:2008年5月~2013年1月
ナショナル
- ヒートポンプ品番:HE-UK60J他……計26機種
- 対象製造期間:2003年11月~2009年4月
リコール連絡先「ヒートポンプ給湯機市場対策室」
電話番号:0120-871-381(無料)
受付時間:9時~17時(土曜日・日曜日・祝日を除く)
※インターネットからでも連絡可能です。
保証期間を過ぎたエコキュートの故障は買い替えがオススメ
エコキュートが故障してしまったら、修理連絡を行うのも大切ですが、保証期間を過ぎてしまっている場合は修理費用が高額になる可能性があるため、買い替えを検討してみるのもオススメです。
なお、エコキュートの保証には「メーカー保証」と「有料延長保証」が存在しますが、購入時に「有料延長保証」に加入していない場合は、「メーカー保証」のみの保証となります。
パナソニックエコキュート本体のメーカー保証は「1年」
パナソニック製エコキュートのメーカー保証は以下のとおりです。
- 本体:1年間
- 冷媒回路:3年間
- タンク(缶体):5年間
故障してしまったエコキュートは、メーカー保証期間内や購入時の有料延長保証の期間内であれば無料で修理が行えますが、保証期間外の場合は有料修理となります。有料修理となった場合、修理料金は故障箇所によって異なりますが、高いと10万円をこえてしまう場合もあります。また使用年数が10年をこえているエコキュートの場合、部品の製造が終了している場合もあり、たとえ修理できる場合でもすぐまた別の箇所が壊れる可能性が高いため、メーカーサポートからも「新しいエコキュートへの買い換え」を勧められます。
古いエコキュートは2~3年おきに故障しやすい
古いエコキュートを使い続けていると、2~3年おきに故障してしまう場合が多く、故障のたびに修理費用が最低でも数万円は必要になってしまいます。いつ壊れるかと不安になりながら古いエコキュートを使い続けるよりも、最新のエコキュートに買い換えてしまったほうが、結果的に見ると安くすむ場合もあります。
長期間エコキュートを使用されている方で、故障や不具合が増えてきている方は、買い替えを検討されるのがオススメです。
また、エコキュートの買い替え・交換を検討される場合は、こちらの記事もあわせてご覧いただくと参考になると思います。 エコキュート買い替えポイントと交換費用の相場。失敗しない為に エコキュートおすすめ6メーカーを比較 どこで買う?エコキュートのお得でおすすめな購入方法