日立エコキュートの故障。エラーコードや症状別の対処法と修理費用

日立エコキュートの故障・エラーコード・原因・対処法!「C23」「Er15」「C09」などの意味や対処方法、お湯が出ない、お湯はりができない、沸き上げができない、電源が入らない、水漏れ・湯漏れなどの症状別・対処方法および修理費用の目安も解説!

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日立エコキュートの故障。エラーコードや症状別の対処法と修理費用

目次

日立エコキュートが故障?修理前のチェックポイント

日立エコキュートで故障を疑う症状が出たときは、まず以下の3点を確認しましょう。

エラーコードと症状を確認

日立エコキュートのエラーコードは「アルファベット1〜2文字+数字2桁」です。エラーコードによってトラブルの内容や対処方法が変わるため、まずはエラーコードを確認しましょう。

あわせて具体的な症状(電源が入らない、お湯が出ないなど)と、発生箇所(1箇所のみなのか、台所と風呂など複数箇所なのかなど)もチェックします。以上3点を確認することは、その後の適切かつ迅速な対応につながります。

エラーコードの見方

日立エコキュートのエラーコードは、頭のアルファベットによって、大まかに故障箇所を特定することができます。

  • Er:貯湯ユニット関係
  • HE:ヒートポンプユニット関係
  • HE:ヒートポンプ配管関係
  • C-09:ヒートポンプ配管関係

自分で対処できるかどうかを確認

エラーコードがわかれば、起こっているトラブルと自分で対処できる内容なのか、点検・修理を依頼すべきなのかが判断できます。

「Er31」

「Er31」はヒートポンプユニット通信異常です。初めての運転で発生した場合、タンクからヒートポンプまでの配線の誤りや断線が考えられます。一方、今まで使えていたのに突然表示されたという場合、ヒートポンプ基板の不具合や貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE31」

「HE31」は圧力センサー異常です。ガス漏れが発生している、または圧力センサーやヒートポンプ基盤に不具合が生じているおそれがあります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er24」

「Er24」は水位センサー異常です。浴槽循環口(フィルター)や、浴槽の水位センサー本体および配管内部に汚れなどが詰まっていると表示されます。水位センサーが正常に水位を検知できなくなり、お湯が浴槽からあふれてしまう状態です。

対処方法

浴槽の底から15cmほど上にある浴槽循環口(フィルター)を掃除する、浴槽リモコンの【洗浄】ボタンを数回押す(配管内部の注水洗浄)、ジャバなどの洗浄剤で配管を洗浄するといった方法を試してみてください。

解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「HE24」

「HE24」はインバーター異常、インバーターの入力電流異常です。コネクタの接続不良、あるいは給水・循環ポンプ不良、ヒートポンプ基盤不良、圧縮機不良、そのほか膨張弁の不良も考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「C23」

「C23」は浴槽の栓抜け(ふろ配管異常)です。浴槽の栓を閉めずにお湯はりをしたり、「ふろ自動運転中」に浴槽の栓を抜いたりしていませんか?またふろ循環ポンプ、あるいは水流スイッチの不具合といったことも考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE22」

「HE22」は、水系循環異常です。配管やストレーナーのつまり、ヒートポンプのエア噛み、沸き上げもしくは冷媒吐出サーミスターの不良といった原因が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er15」

「Er15」は、ふろ(注湯)流量異常です。給水されていない、配管がつまっている、電磁弁や流量センサーおよび基盤などの不良などのほか、うっかり止水栓を閉めたままだったり、断水中だったりしたときも表示される場合があります。

対処方法

リモコン側に操作案内が表示されている場合は、その指示にしたがって操作してください(リモコンのメニューボタンを3秒、またはふろ自動ボタンを2回押す等)。リモコンに操作案内が表示されていない場合は、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE15」

「HE15」は、ファンモーター異常です。ヒートポンプユニット内への異物(雪などの)混入、ヒューズ切れ、またはファンモーターやヒートポンプ基盤の不具合などが考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「C01」「H17」「H20」「H21」

「C01」「H17」「H20」「H21」はいずれも、沸き上げサーミスターの温度異常を示すエラーコードです。温度センサーやヒートポンプ基盤に不具合が生じている可能性があります。

対処方法

「C01」が表示された場合は、台所リモコンのボタン「時」「△」のを同時に2秒押してみてください。リモコンにエラーコードが再表示されなければそのまま使用できます。

「H17」「H20」「H21」が表示された場合は、一度タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「C05」

「C05」は、給湯循環ポンプ空運転です。給湯循環ポンプのエア噛みがおもな原因ですが、給湯循環ポンプおよび給湯熱交換器の不具合、または貯湯タンクユニット制御基板の不具合なども考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「C09」

エラーコード「C09」は、沸き上げ動作異常のエラーコードです。ヒートポンプ配管の接続誤りやエア噛みのほか、ヒートポンプ側のストレーナーおよび配管の目詰まり、ヒートポンプユニット内の部品の不具合などが考えられます。

対処方法

エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。またヒートポンプの水抜き(空気抜き)や、ヒートポンプ配管のストレーナー(フィルター)掃除を行うことで改善される場合があります。

ヒートポンプの水抜き(空気抜き)方法はこちらをご覧ください。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er01」「Er02」「Er03」「Er08」「Er52」「Er70」「Er76」

いずれもタンク温度センサー異常で、温度センサーまたは貯湯タンクユニット制御基板の不具合などの原因が考えられます。なお2桁の数字は発生箇所を示しています。

具体的には、「Er01」が下部75L、「Er02」が上部75L、「Er03」が150L部(560Lは240L部)、「Er08」が上部75L・100℃以上、「Er52」が225L部、「Er70」が最下部、「Er76」が最頂部です。

対処方法

リモコン表示の「メニューボタン3秒以上押す」を操作してください。それでも解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er04」

「Er04」は、無給水検知異常を示しています。タンクが満水になっていない、または検知回路に何らかの不具合が発生している可能性があります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er05」

「Er05」は、ふろ温度センサー(ふろ戻り温度センサー)異常を検知した際です。温度センサー配線が断線している、ショートしている、接触不良を起こしている、貯湯タンクユニット制御基板に不具合が生じているといったことが考えられます。

対処方法

リモコン表示の「メニューボタン3秒以上押す」を操作してください。それでも解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er06」

「Er06」は、給湯温度センサー異常を検知したときです。給湯センサーまたは貯湯タンクユニット制御基板の不具合、温度センサー配線の断線、ショート、接触不良などが考えられます。

対処方法

リモコン表示の「メニューボタン3秒以上押す」を操作してください。それでも解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er07」

「Er07」は、高温水遮断装置付アダプター作動です。ふろ電磁弁または、ふろ接続アダプター(お湯が出てくるところ)に不具合が起こっている、貯湯タンクユニット制御基板に不具合が起こっているといったことが考えられます。

対処方法

ふろ接続アダプターを十分に水で冷やしたのち、リモコンの「高温さし湯」ボタンを押してください。これでエラーコードが消えれば使用できます。それでも解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er09」

「Er09」は17時間以上通電がなかったときに表示されるエラーコードです。電源(ブレーカー)が落ちているなどの原因が考えられます。

対処方法

貯湯タンクユニットの電源(ブレーカー)を確認し、切れていたら入れます。通電すればエラーコードも消えます。電源(ブレーカー)が切れていない、または入れてもエラーコードが消えない、電源が入らないといった場合は「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er10」

「Er10」は空焚きです。貯湯タンクユニットに水が入っていない、温度過昇防止器が作動している、貯湯タンクユニット制御基板に不具合が起こっているなどの原因が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。このとき、リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。同時に、蛇口のお湯側を開いてみて水や湯が出る状態か(満水状態か)を確認します。

以上の操作を試しても水やお湯が出ない、エラーコードが消えないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er11」「Er12」「Er13」

リモコンコードの断線・接続不良・規定外のコード、通信異常が原因です。

  • Er11:台所リモコン通信異常
  • Er12:ふろリモコン通信異常
  • Er13:サブリモコン通信異常

リセットを行い、それでも回復しない場合は日立へ点検修理を依頼しましょう。

対処方法

  1. エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFF
  2. 5秒後に、再び漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをON
  3. リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示された場合、その通り操作

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er14」

「Er14」は給湯温度異常を示すエラーコードです。給湯流量センサーや給湯温度センサーの不具合、給湯混合弁や給湯循環ポンプの不具合、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er16」「Er19」

「Er16」「Er19」はいずれも注水電磁弁異常です。「Er16」は電磁弁が開いているのに流れないとき、「Er19」は閉じているのに流れるときに表示されます。原因としては、異物の噛み込みのほか、流量センサーまたは注水電磁弁の不具合、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが挙げられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er17」

「Er17」は給湯混合弁ロックです。異物を噛み込んでいるか、配線が断線している、またはコネクターの接触不良、給湯混合弁もしくは貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。その後、リモコンの給湯温度を上げるか下げるかしてみて、蛇口湯温が設定どおりに変われば使用できます。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er18」

「Er18」は、ふろ(注湯)電磁弁異常です。異物の噛み込み、または
流量センサー・ふろ(注湯)電磁弁・貯湯タンクユニット制御基板などの不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er21」

「Er21」は、ふろ往き(湯はり・注湯)温度センサー異常です。温度センサーの不具合か配線の断線、ショートや接触不良のほか、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

リモコン表示の「メニューボタン3秒以上押す」を操作してください。それでも解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er22」「Er23」

「Er22」「Er23」はいずれも、ふろ配管異常です。「Er22」は【ポンプOFFで水流スイッチON】の場合に表示され、循環電磁弁や水流スイッチの不具合、または貯湯タンクユニット制御基板の不具合などがおもな原因です。

一方「Er23」は【ポンプONで水流スイッチOFF】の場合に表示され、浴槽栓が抜けているか、配管の抵抗が大きくなっている(つぶれなど)、ふろ循環アダプターの汚れやつまり、ふろ循環ポンプまたは水流スイッチといった部品の不具合などが考えられます。

対処方法

どちらの場合も、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er25」

「Er25」は、ふろ循環三方弁異常を示すエラーコードです。ふろ循環三方弁(三方切替弁)または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

リモコン画面に、点検表示の操作案内(メニューボタンを3秒押す、またはふろ自動ボタンを2回押すなど)が表示されていたら、そのとおりに操作してください。案内が出ていないときは、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er26」

「Er26」は、ふろ温度異常を示すエラーコードです。配管がつまっている(細い)、
ふろ往き温度センサー・ふろ混合弁・貯湯タンクユニット制御基板などの不具合が考えられます。

対処方法

リモコン画面に、点検表示の操作案内(メニューボタンを3秒押す、またはふろ自動ボタンを2回押すなど)が表示されていたら、そのとおりに操作してください。案内が出ていないときは、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er27」「Er29」「Er34」

それぞれ電磁弁異常を示すエラーコードです。「Er27」は給水電磁弁異常で、異物の噛み込みや給水電磁弁・貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが原因です。

「Er29」は補給水電磁弁異常で、給水配管または補給水電磁弁のつまり、補給水電磁弁やレベルスイッチ、または貯湯タンクユニット制御基板などの不具合が考えられます。

「Er34」は給水電磁弁異常(開いているのに流れない)を示すエラーコードで、おもに給水元圧が低いときに発生するほか、給水電磁弁や貯湯タンクユニット制御基板の不具合なども考えられます。

対処方法

いずれの場合も、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er28」

「Er28」は中温水温度異常を示すエラーコードです。温水混合弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er30」

「Er30」は給水圧低下です。おもな原因は給水元圧が低いことですが、それ以外に圧力スイッチ、または貯湯タンクユニット制御基板の不具合でも表示されることがあります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er32」

「Er32」は凍結防止三方弁異常です。凍結防止三方弁・貯湯タンクユニット制御基板・給湯三方弁異常のいずれかに不具合が起こっている可能性があります。対処法は、日立エコキュート本体のリセットしかありません。

対処方法

  1. エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFF
  2. 5秒後に、再び漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをON
  3. リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示された場合、その通り操作

解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er33」

「Er33」は給湯三方弁異常です。給湯三方弁か、貯湯タンクユニット制御基板に不具合が生じている可能性があります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。その後、リモコンの給湯温度を変更してみて、設定どおりに変われば使用できます。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er35」

「Er35」はシスターン水位異常です。オーバーフロー排水管、または補給水電磁弁がつまっている場合や、補給水電磁弁・レベルスイッチ・貯湯タンクユニット制御基板などの不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er37」「Er64」

「Er37」「Er64」は給湯循環ポンプ異常です。給湯循環ポンプのほか、給湯流量センサーや貯湯タンクユニット制御基板の不具合でも表示されることがあります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er38」

「Er38」は、ふろ(湯はり)混合弁ロックです。ふろ混合弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

リモコン画面に、点検表示の操作案内(メニューボタンを3秒押す、またはふろ自動ボタンを2回押すなど)が表示されていたら、そのとおりに操作してください。案内が出ていないときは、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er40」

「Er40」は、熱回収三方弁異常です。熱回収三方弁(熱交三方弁)または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er41」

「Er41」は、熱回収混合弁ロックです。熱回収混合弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切って5秒後に入れ直し、床暖房リモコンの運転ボタンを切→入にします。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er42」

「Er42」は補助熱交三方弁異常です。補助熱交三方弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er43」「Er44」

「Er43」は熱交出口温度センサー異常、「Er44」は浴暖往き温度センサー異常です。温度センサーの配線断線やショート、接触不良のほか、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「Er45」

「Er45」はI/O 基板通信異常です。/O 基板の不具合か、基板コネクターの接触不良などが原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。これでエラーが消えれば暖房は利用可能です。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er47」

「Er47」は床暖混合弁ロックです。混合弁または貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。これでエラーが消えれば暖房は利用可能です。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er48」

「Er48」は床暖往き温度センサー異常です。温度センサーの不具合・断線・ショート・接触不良、または暖房基板の不具合などが考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「Er49」

「Er49」は中温水混合弁ロックです。中温水混合弁の異物の噛み込み
や不具合、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er50」

「Er50」は、貯湯タンクユニット制御基板異常です。貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er54」

「Er54」はタンク戻り温度センサー異常、暖房戻り温度センサー異常です。温度センサーの不具合や断線・ショート・接触不良、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er55」

「Er55」は付加基板通信異常、暖房基板通信異常です。それぞれ、基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er56」

「Er56」は、湯はり温度異常です。ふろ温度センサーまたは、ふろ混合弁、貯湯タンクユニット制御基板などの不具合がおもな原因です。

対処方法

リモコン側に操作案内が表示されている場合は、その指示にしたがって操作してください(リモコンのメニューボタンを3秒、またはふろ自動ボタンを2回押す等)。リモコンに操作案内が表示されていない場合は、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er57」

「Er57」は、ふろ往き・戻り温度センサーの温度不一致で表示されるエラーコードです。ふろ往き・戻り温度センサーや、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが原因です。

対処方法

日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er58」

「Er58」は、中温水温度センサー異常です。中温水温度センサーまたは、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er61」

「Er61」はタンク出口温度センサー異常です。タンク出口温度センサーまたは、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er62」

「Er62」は熱交換器出口温度センサー異常です。熱交換器出口温度センサーの不具合や、温度センサーの断線・ショート・接触不良、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er63」

「Er63」は水温センサー異常です。水温センサーの不具合、水温センサーの断線・ショート・接触不良、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが原因です。

対処方法

リモコン側に操作案内が表示されている場合は、その指示にしたがって操作してください(リモコンのメニューボタンを3秒、またはふろ自動ボタンを2回押す等)。案内が表示されていない場合、販売店または「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er67」

「Er67」は補給水異常です。おもに、給水圧が低い場合に表示されますが、そのほか補給水電磁弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合で表示されることもあります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er68」

「Er68」は、水温異常です。水温センサーの不具合や断線、ショート、接触不良、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが考えられます。

対処方法

リモコン側に操作案内が表示されている場合は、その指示にしたがって操作してください(リモコンのメニューボタンを3秒、またはふろ自動ボタンを2回押す等)。案内が表示されていない場合、販売店または「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er71」

「Er71」は、追いだき混合水異常です。追いだき温度センサーまたは、ふろ混合弁の不具合、循環調整弁の不具合や異物噛み込み、貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが原因です。

対処方法

エコキュート専用ブレーカー、もしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。

以上の操作を試しても解消しないときは、追焚温度センサー、ふろ混合弁、タンク基盤不良のいずれかの部品交換が必要となる場合もありますので、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er72」

「Er72」は循環調整弁ロックです。循環調整弁の不具合や異物噛み込み、または貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因と考えられます。

対処方法

エコキュート専用ブレーカー、もしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。

以上の操作を試しても解消しないときは、循環調整弁の掃除や部品交換が必要となる場合もありますので「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er73」

「Er73」は、追いだき温度センサー異常です。追いだき温度センサーの不具合や、温度センサーの断線・ショート・接触不良、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er74」

「Er74」は、上部温度過昇防止器作動です。タンク上部温度センサーまたは、上部温度過昇防止器の不具合、ヒーターや貯湯タンクユニット制御基板の不具合などが原因です。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er75」

「Er75」は下部温度過昇防止器作動です。タンク下部温度センサー、下部温度過昇防止器、ヒーター、貯湯タンクユニット制御基板いずれかの不具合が考えられます。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er82」「Er83」

「Er82」「Er83」は、ふろ循環ポンプ異常です。「Er82」は【動作指令を出しているのに動かない】ときに、「Er83」は【停止指令を出しているのに動いてしまう】ときに表示されます。ふろ循環ポンプまたは、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er84」

「Er84」は流量調整弁ロックです。流量調整弁の異物噛み込みや、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er85」「Er86」

「Er85」「Er86」はいずれも、ふろ機能ポンプ異常です。「Er85」は【動作指令を出しているが動かない】とき、「Er86」は【停止指令を出しているが動いてしまう】ときに表示されます。ふろ機能ポンプまたは、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er88」「Er89」

「Er88」は、ふろ加圧ポンプ異常(動作指令だが動かない)、「Er89」は、ふろ加圧ポンプ異常(停止指令だが動いてしまう)です。ふろ加圧ポンプまたは、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er90」「Er91」

「Er90」「Er91」はいずれも中温水流量異常です。「Er90」は【電磁弁が開いているのに流れない】、「Er91」は【閉じているのに流れる】場合に表示されます。中温水電磁弁または、貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「Er99」

「Er99」はタンク内漏水検知のエラーコードです。貯湯タンクユニット内で漏水が発生しているか、漏水センサーや貯湯タンクユニット制御基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE01」

「HE01」は冷媒漏れ異常です。冷媒ガス漏れが起こっている可能性があります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE03」

「HE03」は冷媒圧力高圧異常です。ヒートポンプ配管のエア噛み、ヒートポンプ側のストレーナーや配管のつまり、ヒートポンプユニット内の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE04」「HE05」「HE06」「HE07」「HE08」「HE09」「HE10」「HE11」

いずれもサーミスター異常で、それぞれ以下の違いがあります。
「HE04」:冷媒出口サーミスター異常
「HE05」:給水サーミスター異常
「HE06」:沸き上げ(水熱交出口)サーミスター異常
「HE07」:空気熱交出口サーミスター異常
「HE08」:空気熱交入口サーミスター異常
「HE09」:外気温サーミスター異常
「HE10」:水熱交出口冷媒温度サーミスター異常
「HE11」:圧縮機出口温度サーミスター異常

対処方法

「HE04」は、台所リモコンのボタン「時」「△」を同時に2秒押して、エラーが再表示されなければ使用できます。「HE08」はタンクユニットの電源(ブレーカー)を切って5秒後に入れ直し、エラーが再表示されなければ使用可能です。そのほかのエラーコードは、リモコンに表示された【メニューボタン3秒以上押す】を実行してください。

いずれも、解消されないときは「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE14」

「HE14」は、インバーター基板と制御基板間の通信異常です。膨張弁もしくは、ヒートポンプユニット基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE16」

「HE16」は循環ポンプ異常です。循環ポンプの不具合かヒューズ切れ、またはヒートポンプユニット基板の不具合が原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE19」

「HE19」は冷媒吐出温度異常です。ヒートポンプ配管のエア噛み、またはヒートポンプ側のストレーナーや配管のつまり、ヒートポンプユニット内の部品の不具合、そのほか冷媒ガス漏れで表示されることもあります。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE23」

「HE23」はインバーター過電流異常です。圧縮機または、ヒートポンプユニット内部品の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE25」

「HE25」は力率改善回路異常です。ヒートポンプユニット基板の不具合が考えられます。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE26」

「HE26」は圧縮機始動不良です。圧縮機または、ヒートポンプユニット内部品の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE27」

「HE27」は電源電圧異常です。ヒートポンプユニット内部品の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE28」「HE29」

「HE28」はインバーター異常、「HE29」はインバーター過負荷検知です。いずれも圧縮機または、ヒートポンプユニット内部品の不具合がおもな原因です。

対処方法

「HE28」が表示されたときは、台所リモコンのボタン「時」「△」のを同時に2秒押してみてください。エラーが再表示されなければ使用できます。また「HE29」が表示されたときは、タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。

以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE32」

「HE32」は除霜電磁弁異常です。除霜電磁弁または、ヒートポンプユニット基板の不具合がおもな原因です。

対処方法

台所リモコンのボタン「時」「△」のを同時に2秒押してみてください。エラーが再表示されなければ使用できます。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE40」「HE41」

「HE40」は、コントロール部EEPROM異常、「HE41」はインバーター部EEPROM異常です。いずれも、ヒートポンプユニット基板の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HE44」

「HE44」は、その他のインバーター異常です。ヒートポンプユニット基板の不具合がおもな原因です。

対処方法

タンクユニットの電源(ブレーカー)を切り、5秒後に入れ直します。リモコンに【メニューボタン3秒以上押す】と表示されたらその通り操作してください。以上の操作を試しても解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

「HP46」

「HP46」は、貯湯タンク・ヒートポンプユニット組合せ違いです。貯湯タンクとヒートポンプユニットの組合せが間違えている、貯湯タンクまたはヒートポンプユニットの基板設定が誤っている、貯湯タンクまたはヒートポンプユニットの基板の不具合などが原因です。

対処方法

販売店または、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「149」「463」「611」のエラーコードと原因・対処方法

「149」のエラーコードが出る(日立ハウステック製エコキュート)

日立(ハウステック)エコキュートを使用中に、エラーコード「149」が表示された場合、「高温スイッチ異常」が原因でヒートポンプが動作しなくなっている状態です。「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「463」のエラーコードが出る(日立ハウステック製エコキュート)

日立(ハウステック)エコキュートを使用中に、エラーコード「463」が表示された場合、「サーミスター(温度センサー)」の故障が原因です。サーミスターの部品交換が必要ですので、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

「611」のエラーコードが出る(日立ハウステック製エコキュート)

日立(ハウステック)エコキュートを使用中に、エラーコード「611」が表示された場合、「給湯混合弁」の異常が原因です。給湯混合弁の部品交換が必要ですので、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

日立エコキュートのエラー表示解除(リセット)方法

リモコンのエラー表示(点検表示)解除方法

【メニュー】ボタンを3秒以上長押ししてください。

エコキュート本体のリセット方法

  1. エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをOFFにする
  2. 一分程度経過したら、漏電しゃ断器(電源)またはエコキュート専用ブレーカーをONにする

電源が入らない

日立エコキュートの電源が入らなくなった場合の対処方法を解説します。

ブレーカーを確認する

停電が起きた後など、ブレーカーが落ちてしまってそのままになっていないかどうかを確認してみましょう。なお確認すべきブレーカーには、以下の種類があります。

アンペアブレーカー

分電盤の一番左についている最も大きなつまみがアンペアブレーカー(契約ブレーカー)です。家の中で電気を使いすぎた時に落ちてしまうのがこのブレーカーです。

エコキュート用ブレーカー

エコキュートに電力を供給しているブレーカーで、分電盤の中や屋外の電気メーター付近に設置されている場合が多いです。停電後、アンペアブレーカーは戻したけれど、エコキュート用ブレーカーが落ちたまま、といったケースもあるので注意しましょう。

エコキュートの漏電しゃ断器(電源)

エコキュート本体(貯湯タンク)にも電源として漏電しゃ断器が設置されています。エコキュートの電源が入らない場合、なんらかの理由でエコキュート本体の漏電しゃ断器がOFFになっている場合も考えられますので、チェックしてみましょう。

漏電ブレーカー

アンペアブレーカーのすぐ右隣にある小さなつまみが漏電ブレーカーです。黄と赤のスイッチが併設されているのが一般的で、漏電を検知した際に落ちてしまいます。

漏電ブレーカーを戻してもすぐ落ちてしまう場合

漏電ブレーカーをONに戻しても、すぐにまた落ちてしまう場合は、エコキュートもしくはどれかの家電が漏電している可能性があります。そのまま使用を続けるの危険ですので、すぐに電力会社へ連絡して点検してもらいましょう。

追い焚きができない

タンク内のお湯温度が低い

【タンク沸き増し】ボタンを押して、タンク内のお湯の沸き上げを行ってください。

浴槽内のお湯が少ない

浴槽のお湯がふろ循環アダプター(フィルター)の上端以下の場合、「追い焚き」は行なえません。追い焚きのかわりに「高温さし湯」で温度をあげるか、「たし湯」を行って湯量を増やしてから追い焚きを行ってください。

ふろ循環アダプター(フィルター)の目詰まり

ふろ循環アダプター(フィルター)がゴミなどで目詰まりしている場合、「追い焚き」が行えない場合があります。ふろ循環アダプターのフィルターを取り外し、歯ブラシなどで網目の汚れを落としてください。

たし湯・高温さし湯ができない

タンク内のお湯温度が低い

【タンク沸き増し】ボタンを押して、タンク内のお湯の沸き上げを行ってください。

浴槽内のお湯が少ない

浴槽のお湯がふろ循環アダプター(フィルター)の上端以下の場合、「追い焚き」は行なえません。追い焚きのかわりに「高温さし湯」で温度をあげるか、「たし湯」を行って湯量を増やしてから追い焚きを行ってください。

ふろ循環アダプター(フィルター)の目詰まり

ふろ循環アダプター(フィルター)がゴミなどで目詰まりしている場合、「追い焚き」が行えない場合があります。ふろ循環アダプターのフィルターを取り外し、歯ブラシなどで網目の汚れを落としてください。

お湯が出ない

日立エコキュートを使用中に突然お湯が出なくなってしまった場合、主に凍結やお湯の使いすぎなどの原因が考えられます。

水も出ない

エコキュート本体ではなく、給水管全体の問題(断水・凍結)の可能性が高いです。
凍結してしまった場合の直し方や予防方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

水は出る

凍結以外では、貯湯タンクにあるタンク専用止水栓が閉じていることが考えられるので、止水栓をチェックしてみましょう。配管が凍結していることが考えられる場合は、湯水混合水栓のハンドルを湯側にして給湯栓を開いて、そのまま待ちましょう。

上記方法でも解決しない場合は、給水継手部ストレーナが詰まっている可能性もみてみましょう。

停電している(水道直圧タイプ)

タンクにお湯があっても水しか出ません。お湯を使用したい場合は貯湯タンクからバケツなどで直接取り出すしかありませんが、ヤケドなどのおそれがあるためおすすめしません。

停電している(フルオートタイプ)

蛇口を開ければお湯自体は出ます(給湯のみ使用可)が、熱湯になる場合があり注意してください。

そのほか、日立エコキュートからお湯が出ない場合の詳しい原因や対処方法は、こちらの記事もご覧ください。

お湯が止まらない

浴槽循環口(フィルター)や、浴槽の水位センサー本体および配管内部に汚れなどが詰まっていると、水位センサーが正常に水位を検知できなくなり、お湯が止まらなくなることがあります。そのままにするとお湯が浴槽からあふれてしまいます。

浴槽の底から15cmほど上にある浴槽循環口(フィルター)を掃除する、浴槽リモコンの【洗浄】ボタンを数回押す(配管内部の注水洗浄)、ジャバなどの洗浄剤で配管を洗浄するといった方法を試してみてください。解消しないときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼してください。

お湯がぬるい

サーモスタット付き混合水栓からのお湯で、温度がぬるい場合は、リモコンの給湯温度をサーモスタット付き混合水栓の設定温度より約10℃高く設定してください。約10℃高くしても変わらない場合は、混合水栓の故障のおそれがあります。

また、タンク内のお湯の温度が低い(残湯量目盛が少ない、または表示されていない)と、リモコンの給湯温度になりません。タンク内のお湯の温度が低くなるのは、お湯の使用量が多いためで、沸き上げの設定を見直すか、一時的なものであれば沸き増ししましょう。

湯はりされたお湯の温度がぬるい場合は、リモコンのふろ温度の設定が低い可能性があります。温めるときは「追いだき」または「高温さし湯」ボタンを押して温めてください。

お湯が足りない・お湯切れ

お湯をあまり使用しないが、数日おきには湯はり(追いだきする)場合、湯はりする日(追いだきする日) に湯切れする場合があります。その場合、沸き上げ設定を「おまかせ多め」に設定してください。また湯切れしたときは、「タンク沸き増し」ボタンを押しタンクにお湯を沸き上げてください。

シャワーからお湯がでない

シャワー以外もお湯が出ていない

台所などシャワー以外からもお湯が出ていない場合、エコキュート側の凍結やお湯の使いすぎによる湯切れなどの原因が考えられます。詳しい原因や対処方法はこちらの記事をご覧ください。

なお、エコキュート配管が凍結してしまった場合の直し方や予防方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

シャワーのみお湯が出ない

エコキュートの設定温度が低い

シャワー(混合水栓)側の温度を高くしても、エコキュート側の設定温度以上には熱くなりません。一度、エコキュート側の設定温度を見直してみましょう。

水側の水圧が高い

混合水栓で水側の水圧が高すぎると、お湯の混じりが少なくなり冷たくなってしまう場合があります。水圧が高いと感じたら、水側の止水栓をすこし閉めるなどして調節しましょう。なお、止水栓はマイナスドライバーなどを使用し、右(時計回り)にまわすと閉めることができます。

サーモバルブやシャワーヘッドの故障

それ以外ですと、混合水栓内部のサーモバブルや、シャワーヘッドの故障などが考えられます。水道業者による点検・修理を検討しましょう。

お湯はりできない

エラーコード「C23」が出ている

日立エコキュートを使用中にエラーコード「C23」が出てお湯はりができない原因と対処方法は以下の通りです。

浴槽栓の閉め忘れ

浴槽栓を忘れている場合は閉じてください。

ふろ自動運転中に浴槽栓が抜けた

ふろ自動運転中、浴槽栓は抜かないようにしてください。抜けていた場合は閉じてください。

ふろ循環アダプター(フィルター)の目詰まり

ふろ循環アダプター(フィルター)を取り外し、歯ブラシなどで湯垢・ゴミを掃除して元に戻してください。

ふろ自動運転中、お湯を汲み出した

ふろ自動運転中は、お風呂のお湯を大量に汲み出さないようにしてください。

上記の対処方法を行った後、「ふろ自動」ボタンを押すことでエラー表示が消え、通常通り使用できるようになります。もし、エラー表示が消えなかったり、再びエラーコード「C23」が出てお湯はりができない場合は「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

エラーコード「Er15」が出てている

止水栓が閉まっている

タンク専用止水栓を全開にして、貯湯タンクへ水を供給してください。

断水している

地域の断水スケジュールを確認して、断水が終わるまでお待ちください。

上記の対処方法を行った後、「ふろ自動」ボタンを押すことでエラー表示が消え、通常通り使用できるようになります。もし、エラー表示が消えなかったり、再びエラーコード「Er15」が出てお湯はりができない場合は「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

そもそもエコキュートからお湯が出ない

凍結や断水などにより、エコキュートからお湯が出ていないことも考えられます。台所などからも出ない場合は、「お湯が出ない」を参考にしてください。

貯湯タンクが湯切れ

エラーコード「U04」「U05」が表示されている場合、貯湯タンクの湯切れが考えられます。以下の方法で貯湯タンク内のお湯を沸かしてください。

「お好み量沸き増し」が「切」設定の場合

リモコンの【沸き増し】ボタンまたは【タンク沸き増し】ボタンを押します。

「お好み量沸き増し」が「入」設定の場合

  1. リモコンの【沸き増し】ボタンまたは【タンク沸き増し】ボタンを、希望する残湯量目盛が点滅するまで繰り返し押します
  2. 希望の目盛でしばらく放置すると、沸き増し運転がはじまります

湯切れ防止機能を使用する

「湯切れ防止機能」を設定しておくと、昼間の時間帯に貯湯タンクのお湯が減ると、自動的にお湯を沸き上げてくれます。「湯切れ防止機能」はリモコンのメニューボタンから設定することができ、「切」「少量」「全量」のいずれかを選択することができます。なお、「切」を選択した場合、湯切れ防止機能は働きません。

タンク沸き増しボタンを押す

タンクのお湯の量が少ない(残湯量目盛が3目盛ない)、またはお湯の温度が低いためです(残湯量目盛が3目盛以上ある)。この場合、「タンク沸き増し」ボタンを押し、沸き上げを行ってから、再度「ふろ自動」ボタンを押して、湯はりを行ってください。

また、リモコンのふろ湯量の設定が低い、または高くなる場合があります。湯量を多くするときは「たし湯」ボタンを押して、お湯を足してください。

お湯はりが遅い

給水継手部ストレーナが詰まっている、もしくはふろ循環アダプター(フィルター)が目詰まりしていることが考えられます。

ふろ循環アダプター(フィルター)を取り外し、歯ブラシなどで湯垢・ゴミを掃除して元に戻してください。それでも直らない場合は、お買い上げの販売店または工事店へ連絡し、給水ストレーナの清掃を依頼してください。(有償になります)

また、次のような場合お湯の温度は変化しますが、異常ではありません。

  • 途中で給湯の流量を変える
  • 給湯中の水道水圧の変化
  • 混合水栓の湯側の流量が少ない給湯
  • 浴室シャワーと台所給湯の同時使用
  • 湯はりやたし湯、さし水、高温さし湯と給湯の同時使用
  • シャワーをいったん止め、しばらくしての再使用

沸き上げができない

貯湯タンク内にお湯が十分にある

貯湯タンク内にお湯が十分にある場合に【沸き増し】ボタンを押して沸き増しを行っても、それ以上お湯を沸かす必要はありませんので、すぐに停止されます。

貯湯タンクから水漏れ・湯漏れしている

夜間沸き上げ設定をしているにも関わらず、朝になっても沸き上げが行われていない場合、エコキュートから水漏れ・湯漏れが発生している可能性があります。(お湯を沸かしても外に漏れ出してしまうため、溜まっていない)

沸き上げサーミスター温度異常

エコキュート専用ブレーカーもしくはエコキュート本体(貯湯タンク)に設置されている漏電しゃ断器(電源)を切り、1~2分ほど経過したら再び入れ直します。この方法で改善されない場合、温度センサーやヒートポンプ基盤の部品交換が必要なこともありますので、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

水漏れ・湯漏れする

日立エコキュートを使用中に水漏れ・湯漏れが発生した場合の原因や確認方法・対処方法を解説します。

ヒートポンプと貯湯タンクを繋ぐ配管の劣化・破損

ヒートポンプと貯湯タンクを繋いでいる配管が、劣化による破損などで水漏れしてしまう場合があります。配管からの水漏れ・湯漏れを発見したときは、「日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先」から点検・修理を依頼しましょう。

水漏れ・湯漏れしているかどうかの確認方法

蛇口を閉じた状態で、水道メーターのパイロット(銀色で丸い部品)が回っているか確認してください。パイロットは水道メーターの中を水が流れているときに回転する部品なので、回っていれば漏水しています。

ヒートポンプ排水管から水が出る・下が濡れる場合は【正常】

ヒートポンプ運転(沸き上げ)中は、空気中から熱を吸収するときに結露した水を排水します。ヒートポンプ排水管に折れ・曲がり・つぶれ・先端の持ち上がりなどがあると底面から水が漏れることがあります。気になる場合は直してください。

日立エコキュートの修理費用の目安

日立エコキュートの
以下の料金はすべて税込みおよび、出張料・技術料・部品代を含めた概算です。実際の金額は異なる場合があります。

症状別・修理費用の目安

電源が入らない:54,000~60,000円
台所リモコンが点灯しない:54,000~66,000円
風呂リモコンが点灯しない:54,000〜66,000円
台所からお湯が出ない:40,000〜62,000円
お風呂のお湯が出ない:38,000〜50,000円
追炊きができない:31,000〜62,000円
たし湯・たし水ができない:38,000〜50,000円
排水管から排水され続ける:75,000~77,000円
修理をキャンセルした(診断のみおこなった)場合、診断料と出張費の合計で5,830円がかかります。なお、エラーコード別の修理費用については、日立の「修理費用の目安一覧:家庭用エコキュート|日立の家電品」でもご覧になれます。

日立エコキュートの故障・点検・修理連絡先

故障した日立エコキュートの修理依頼先や「依頼時に必要な情報」などをお伝えしますが、修理か買い替えかも検討をお勧めいたします。

修理で損する可能性も

長年使用されたエコキュートの場合、修理してしばらくは使用できてもまた別の箇所に不具合が発生する可能性もあります。エコキュートの寿命は10年前後と言われておりますので、修理すべきか・買い替えるかもご検討をお勧めいたします。




修理依頼の前に故障診断を

日立ホームページの「故障かな?エコキュート:日立の家電品」では、さまざまなトラブルシューティングが可能です。自分で直せる症状なのに修理を依頼してしまうと、無駄に料金がかかってしまうため、先に故障診断してみることをおすすめします。

日立修理受付センター

電話番号:0120-3121-68(無料)
携帯電話:0570-0031-68(有料)
FAX:0570-2006-57(有料)
受付時間:9:00~18:00(月~土)/ 9:00~17:00(日・祝・年末年始)
WEB修理申し込み:修理のお申込み

点検・修理の依頼方法と依頼時に必要な情報

メーカーへ点検・修理を依頼をする場合、事前に以下のような情報を揃えておくとスムーズです。

  • 型番(本体ラベルに記載)
  • 購入時期
  • 保証の有無
  • 故障の症状

延長保証に加入している場合は、加入時に渡された書類などを揃えておきましょう。また販売店や据付工事店の独自保証に加入している方は、メーカー保証とは連絡先などが異なるため混同しないように注意してください。

8年を過ぎたエコキュートの故障は買い替えがおすすめ

保証期間を過ぎ、かつ8年以上使い続けているエコキュートは買い替えがおすすめです。修理費用が高額になる可能性や、今後も別の故障が発生する可能性も高くなるというのがその理由です。

本体のメーカー保証は機種により、販売店保証は5〜10年

  • システム全て:5年間(ナイアガラタフネス)※ユーザー登録が必要
  • 本体:1年間(ナイアガラタフネス以外の機種)
  • 冷媒回路:3年間(ナイアガラタフネス以外の機種)
  • タンク(缶体):5年間(ナイアガラタフネス以外の機種)

メーカー保証期間内や有料延長保証期間内で、なおかつ補償対象のトラブルであれば無料で修理してもらえますが、保証期間外の場合は有料です。有料修理の場合、故障箇所で異なりますが10万円を超えてしまう場合もあります。

また使用年数が10年を超えているエコキュートの場合、部品の製造が終了していることもあります。交換用部品の保有期間も限られており、電子部品であればエコキュート製造終了後から原則5年間、それ以外の部品は原則3年間となっています。

10年も使用していると、部品が残っていて修理できてもまた別の箇所が壊れる可能性が高いため、メーカーからも買い替えを勧められます。

古いエコキュートは2〜3年おきに故障しやすい

古いエコキュートは2〜3年おきに故障することが多く、故障のたびに数万円の修理費用が必要になります。たびたび修理費用を払いながら使い続けるよりも、最新のエコキュートに買い替えたほうが安く済む場合もあります。

長期間使用しているエコキュートに故障や不具合が増えてきたら、買い替えがおすすめです。エコキュートの買い替え・交換は、こちらの記事も参考にしてください。

また、エコキュートの買い替え・交換を検討される場合は、こちらの記事もあわせてご覧いただくと参考になると思います。