欠点あり!タンクレストイレのデメリットとおすすめ機種

タンクレストイレのメリット・デメリットから主要3社(TOTO・LIXIL・パナソニック)の最新機能、最もお勧めのタンクレストイレをご紹介。よく耳にする水圧問題や、手洗い器を同時に設置する際の注意点とは?高い節水を実現する「水を流す仕組み」も解説。

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欠点あり!タンクレストイレのデメリットとおすすめ機種

目次

タンクレストイレとは?デザイン性が高い高級トイレ

まずはよく聞く「タンクレストイレ」とは正確にはどういったトイレなのか?をご説明します。

タンクレストイレはその名の通りタンクが無い(レス)トイレのことで、給水ホースをそのままトイレに繋いで水を流す「水道直結式」となっており、便器内に流れてくる水と、下水側へ流れるタイミングを機械で制御して流しています。

タンクレストイレはタンクがないのでトイレ空間をスッキリ見せれるデザイン性の高さが特徴ですが、タンク有りのトイレのように「決まった量の水を貯めて一気に流す」という事が出来ません。

設置場所の「水圧」よっては、ブースターと呼ばれる水の勢いをつける機械を追加設置が必要な機種や、そもそも設置できないといったケースもあります。

タンクレストイレと組み合わせトイレ、一体型トイレの違い

デザイン性

タンクレストイレはタンクがない分、トイレ空間がスッキリして広く見えます。便器自体コンパクトなものが多いため、限られたスペースを広く使えるのも組み合わせトイレや一体型トイレとの違いです。スタイリッシュなトイレ空間がほしいご家庭にピッタリです。

洗浄方式

タンクレストイレは連続使用できる利点がある一方、組み合わせトイレや一体型トイレのようにタンクに水を貯められないため、水圧が低いところには設置できないことがあります。給水方式にもよりますが、マンションなどの高層階は設置できない可能性があります。

価格帯

タンクレストイレのメーカーや機種により異なりますが、組み合わせトイレや一体型トイレと比べて価格帯が高い商品が多くなっています。

便座と便器がセット

主に組み合わせトイレとの違いですが、タンクレストイレは便器と便座が一体のため、便座が故障したときに丸ごと交換しなければならないことがあります。最新のウォシュレットなどが発売されても、便座のみの交換ができない可能性がある点も、組み合わせトイレとの大きな違いです。

タンクレストイレのメリット|お手入れしやすく多機能で連続使用も可能

デザイン性が高い

タンクが無くスッキリしていること。また各メーカで「高級モデル」の商品になるため、デザインも非常にこだわったトイレになっています。

掃除しやすい

タンクがない以外に、トイレ本体の側面側等もカバー等で覆われており、ホコリなどもたまりにくく掃除がしやすい形状になっています。

高機能な場合が多い

様々な機能が付帯されている商品が各メーカー多いのも特徴です。最近では除菌をしてくれる機能や、汚れにくさを売りにした商品が人気で、様々な機能がラインナップごとに用意されています。

同じシリーズのトイレでも、機能別に3種類ほどラインナップがあるので、是非ともご自身のニーズに合った商品を選んでみてください。

トイレを連続して流せる

タンクレストイレは先ほどの説明通り、タンクに水を貯めてその水を流している訳ではないことから、連続して使用しても次の方が問題なくトイレが流すことができます。

タンクレストイレのデメリット|水圧が低いと設置できず便座だけの交換も難しい

水圧条件がタンク有りトイレより少し厳しい

通常の「タンクがあるトイレ」は水圧が低くても、タンクに水が溜まってさえいれば水が流れます。タンクレストイレは、タンクに貯めずに水を流すため水圧に条件があり、定められた水圧を下回ると正常に水が流せなくなります。

またタンクレストイレの水圧には「流れている時(流動時)」や「水を止めている時(静水圧)」といった状態により水圧の規程があります。

タンクレストイレの最低水圧の例

  • リクシル「サティスS」(ブースター無):0.07MPa(流動時)
  • パナソニック「アラウーノS160」:0.05MPa(流動時)

トイレの品番によって水圧が異なる場合があります。また、設置前には水圧測定を業者に行ってもらってください。

水圧は気にしすぎなくてもOK

「タンクレストイレは水圧が…」と記載していますが、実はタンク式のトイレも流動時最低水圧が0.05MPa必要になっています。設置前に水圧測定は必要ですが、意外と気にし過ぎなくとも設置できるかと思います。

手洗いがない

一般的なタンク有りのトイレでは、タンク部分にトイレを流せば水が出てくる「手洗い」が付いたタイプがあります。タンクレストイレの場合、タンクが有りませんのでこの「手洗い」が付いていないタイプがほとんどです。(パナソニックのアラウーノVでは「手洗い付き」が存在します。)

そのため、トイレ室内で「手洗い」をしたい場合は、トイレの壁などに別途「手洗い」を設置する必要があります。

手洗い器の設置も以前よりは簡単に

手洗い器を設置するとなると、「工事期間や費用がかかりそう」と思われるかもしれません。確かに従来の手洗い器設置工事は、給水管と排水管を新たに設置して床工事を行うことになり、結構大がかりな工事なっていました。

しかし、最近のタンクレストイレはリフォームタイプとして、給排水管の設置工事を新たにしなくても、手洗いの給排水管から便器本体へ給排水を持ってくるパターンの手洗い器もありますので、工事費用も工事期間も抑えることができます。

※パナソニック「アラウーノ」(全機種・専用手洗ありの場合)の場合は、トイレの最低必要水圧が変わるので注意

価格が高い

タンクレストイレは機能や性能が高く、多くのメーカーでは上位機種に設定されていることもあり、通常のトイレと比べると購入時の本体価格は高くなってしまいます。

しかし、上位機種ということもありタンクレストイレは「節水性能」が優れている機種が多く、長い目で見ると古いトイレで水を大量に流していると「水道料金」の差でランニングコストが逆転することもあります。

TOTOタンクレストイレは年間15,000円も節約

TOTOの試算では、2001年ごろまでのトイレは毎回13Lの水を流していました。
最新型のネオレストに入れ替えると大洗浄で3.8L~4.8Lと、毎回10L近くの節水になります。

家族4人で使う場合を想定すると、年間で約15,000円も節約になり、トータルで考えればむしろ「安くなる」場合もあるので水道代の高い地域などは特にリフォームを検討されても良いかもしれません。

井戸水はつかえない

タンクレストイレは井戸水が使えません。
タンク有のトイレも推奨はされていませんが、タンクレストイレは異物などが詰まってしまう可能性があるため、特に避けた方が良いでしょう。

ウォシュレット(便座)の交換が難しい

タンクレストイレは、便器と便座が一体構造になっており、便座だけの入替が難しい商品になっています。家電量販店や、ホームセンターで販売している温水洗浄便器は、タンクありの陶器製トイレを想定しているため、設置はできません。

ただ例えば便座が割れたり、便座のヒーターが温まらない場合は、メーカーの修理対応で交換は可能になっていますので、そのあたりはご安心ください。

また、リクシル(INAX)のトイレのシリーズのサティスは、一部シリーズを除いて便座部分(機能部分含む)を後から入れ替えることができる便座が発売されています。

リフレッシュシャワートイレ タンクレス

LIXIL(INAX)トイレリフレッシュ シャワートイレ タンクレス

LIXIL(INAX)トイレ

リフレッシュ シャワートイレ タンクレス

税込 114,840円~(2020/03/24 時点)

サティスのリニューアルトイレの更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

「タンクレストイレはやめたほうがいい」といわれる理由は?

タンクレストイレには多くのメリットがある一方で「やめたほうがいい」という意見も見聞きすることがあります。具体的にどのような点でやめたほうがいいと感じてしまうのでしょうか?買ったあとに後悔しそうなポイントとしては、次のようなことが挙げられます。

便座が故障しただけなのに便器ごと交換しなければならなかった

タンクレストイレの多くは便器と便座の一体型です。便座が故障した場合、便器ごと交換しなければならないことがあります。当然、便座のみを買い替えるときよりも費用が高くなってしまいます。

この点に不安を感じる方は、パナソニック「NewアラウーノV」など、便座が選べる(便座と便器が分離型の)タンクレストイレを選んではいかがでしょうか?

停電時に水が流せずに不便だった

タンクに水を貯めておくことができないタンクレストイレは、バルブを電気で開閉させて水道水を便器に流し込む仕組みです。機種によっては、停電してしまうと便器を洗浄できなくなることがあります。

ただし最新のタンクレストイレの多くは、停電の際にも水を流せるような装置が搭載されています。購入する際は、念のため停電時にも使用できるかどうか確認しておくと安心です。

タンクに手洗いがないのが思った以上に不便だった

タンクレストイレには手洗いがないため、用を足したあとそのままの手で手洗い場まで行く必要があります。トイレの外に手洗いがある場合、ドアノブに触れてしまうのが不衛生に感じるかもしれません。トイレ内に手洗いを設置する際は、その分のスペースや配管、工事費用なども必要なためよく検討しましょう。

なおパナソニックの「NewアラウーノV」には、便器後方に手洗いが付いているタイプもありますので、こちらを検討してみるのもよいでしょう。

後悔しないためにもメリット・デメリットを理解した上で選ぶことが大切

一例ですが「タンクレストイレはやめたほうがいい」という背景には、デメリットやリスクとなりそうな部分を十分理解しきれていなかったことも関係しているかもしれません。

タンクレストイレはメリットも多いですが、デメリットもあります。双方をきちんと理解した上で、実際に使用する場面をシミュレーションしてみることも大切です。

タンクレストイレの交換工事費

タンクレストイレに交換(リフォーム)する際の費用は【12.5〜33万円程度】が目安になります。

一般的に、組み合わせトイレや一体型トイレからタンクレストイレに交換するよりも、和式トイレからタンクレストイレに交換するほうが費用が高くなる傾向にあります。

また手洗いを別で設置した場合は、上記に加えて10〜20万円程度かかることもあります。そのほかコンセントの新設や排水管の移設といった「付帯工事」の有無でも金額が変わります。

費用をチェックする際は、タンクレストイレ本体価格のほか、基本の工事費用、既存のトイレの取り外し・処分費用なども含まれているかどうか、必ず確認しておきましょう。

タンクレストイレの修理費用

タンクレストイレで故障する可能性がある部分といえば「ウォシュレット」などの便座です。

便器の「つまり」などであれば自分でも直せる可能性がありますが、便座のメカニック的な問題は知識や技術、機材などが必要になります。修理受付センターなどへ問い合わせて点検を依頼し、必要に応じて修理してもらいましょう。その際の目安を紹介します。

※料金はすべて税込み、かつ2022年9月12日時点に各メーカーの公式ホームページで確認できたものです。

ウォシュレットの修理費用の目安|TOTO(ネオレストNX)

  • 訪問・点検のみ:6,720円〜
  • ノズルが出ない、勝手に戻る等:21,000円〜
  • 洗浄水が熱い、冷たい、調整不可:24,000円〜
  • 運転ランプは点灯するも作動しない:17,000円〜
  • 運転ランプが点灯せず作動もしない:24,000円〜
  • ウォシュレットから水が漏れる:21,000円〜
  • 便座が冷たい、温度調節できない:25,000円〜
  • 便座の破損:21,000円〜
  • 便ふたの破損:11,000円〜 など

上記は概算です。実際の修理料金とは異なる場合があるため、点検と見積もりをお願いしましょう。

なおTOTOの場合、組み合わせトイレや一体型トイレと比べると修理費用が若干、高めに設定されています。また訪問点検で6,720円かかりますので、自分で直せるようであれば直すのもありかもしれません。

修理受付センターに問い合わせる際、できる限り詳細な状況・試したこと・考えられる原因等を伝え、訪問点検が必要かどうか確認するとよいでしょう。

【参考】ウォシュレット(温⽔洗浄便座)修理目安料金

シャワートイレの修理費用の目安|LIXIL

  • ノズルが出ない、戻らない:9,350~9,900円/11,500~36,850円
  • ノズルから水が止まらない:9,350~9,900円/11,860~28,050円
  • シャワーが出ない:9,350~9,900円/16,110〜47,960円
  • 便座から水が漏れている:10,450~11,000円/15,400~37,950円
  • 便器と床の間から水が漏れている:10,450~11,000円/15,400~37,950円
  • 便座が温まらない:9,350~9,900円/14,850~55,550円
  • リモコンが効かない:7,590~8,140円/11,440~41,910円
  • 自動洗浄しない:9,350~9,900円/17,050~39,050円
  • 電源が入らない:9,350〜9,900円/17,740~49,720円 など

左側の料金が「出張料・技術料」、右側の料金が「修理概算金額(部品代含む)」です。同じく概算ですので、実際の修理費用とは異なる場合があります。またサービスマンが訪問して故障診断や原因特作業定する場合は費用が生じます。

【参考】LIXIL _ お客さまサポート _ 概算修理見積り

タンクレストイレの水を流す仕組み

タンクレストイレには水を流すレバーはない

タンク式トイレのような水を流すレバーは基本的にはありません。タンクレストイレは構造上、水を流す指示をトイレにするためスイッチで水を流す場合がほとんどになります。

TOTOタンクレストイレの水を流す仕組み

TOTOのタンクレストイレ「ネオレスト」は、節水性能がリクシル(INAX)やパナソニックと比べてナンバー1になっています。

TOTO「ネオレスト」は少ない水の量で汚物をしっかり流すためにタンクレストイレの水道直圧に加え、内蔵タンクから加圧された水を流す「ブースター」が設置されています。

水道直圧+内蔵タンクの「ハイブリッドエコロジーシステム」と呼ばれるTOTO独自の技術により少ない水でもしっかり洗浄でき、高い節水性能を実現しています。

リクシル(INAX)タンクレストイレの水を流す仕組み

リクシル(INAX)のトイレもTOTO同様に、節水性能が高いトイレになります。INAXのトイレは機種によって、ブースターがあるものとないものがあります。

リクシルのタンクレストイレ「サティス」は、「サティスG」と「サティスS」で洗浄方式が異なります。

サティスGは加圧して流す「パワードライブ式」

パワードライブユニットと呼ばれる加圧した水を使って洗浄する方式で、一定の圧力をかけつつも静かに強力に洗い流す方式になります。

サティスSは水圧で流す「ダイレクトバルブ式」

水圧をかけた水で便器が洗浄できる方式の洗浄方法です。タンクへの給水が貯まることを待たずに、連続使用が可能です。また、サティスSは追加で「ブースター」が元々搭載している機種と、していない機種があります。しかし設置後に水圧が足りない場合、搭載していない機種でもブースターを後付けができます。

サティス専用 後付けブースター

品番:CWA-217A  価格:38,500円(税込、2022年9月14日時点)

パナソニックの仕組み

パナソニックのアラウーノは、トイレが陶器製ではなく有機ガラス系新素材というアクリル系樹脂で作られています。形状が陶器に比べて自由に成形できることと、パナソニックの陶器製でないトイレならではの独自の排水方法「ターントラップ」を採用しています。

ターントラップとは、まず水を流しながら便器全体を洗浄します。その後、通常のトイレでは排水トラップの”山”を超えて、排水が下水へ流れていきますが、パナソニックはトラップの部分が電動で曲がって、水が一気に排出される仕組みになっています。

停電・断水時のタンクレストイレの流し方

停電時のタンクレストイレの流し方

各社、細かい点では操作方法が異なりますが、基本的には全機種停電時も水を流すことはできます。TOTO、リクシル(INAX)は便器本体についているレバーを上げたり、回したりすれば水を流すことができます。パナソニックは、カバーを外して手動でハンドルを回せば水が流れます(アラウーノL150は乾電池(9V角形アルカリ乾電池)でも水の給排水が緊急対応できます)

お使いのトイレの操作方法がわからない場合は、用を足した後に水を勢いよく便器に流せば下水に流れていきます(タンク式トイレと同じ原理で)。ただし、跳ね返りにはお気をつけください。

建物の給水にポンプを使っている場合、停電で断水になることも

戸建てなど水圧で水を送っている場合は問題ありませんが、マンションなど電気を使ってポンプで各階に水を送っているような建物では、地域一帯が停電している場合、断水となるため水を流すことができません。この場合も、便器に直接水を勢いよく流すようにします。

断水時のタンクレストイレの流し方

断水時は当然水がきていないため、給水管からの水は期待できませんので、跳ね返りに注意しながら、用を足した後に水を勢いよく便器に流せば下水に流れていきます(タンク式トイレと同じ原理で)

タンクレストイレは水圧に制限あり!

2階、3階など階層が高い部屋でも使える?

各階で規定水圧を超えていれば、特段問題なく設置ができます。一般戸建ての場合は、道から自宅へ引き込んでいる水道管の水圧や長さなどに左右されるため、2~3階への設置の場合は事前に水圧の確認が必要になり、場合によっては設置ができないことがあります。

またマンションの場合は、建物によりますが屋上に水道のタンクがあり、そこまでポンプで水道を引き上げて、下の階へ水道を供給している場合は3階以上でも水圧をクリアする場合もありますので、マンションだからと言って必ずしも諦める必要はありません。

タンクレストイレ各メーカーの最低水圧

各メーカーのタンクレストイレで必要な水圧を紹介いたします。また、「通常のタンク有りのトイレ」の最低水圧が、流動時:0.05MPa(TOTOの場合)となっています。

MPa=メガ・パスカルの略です
流動時=流れている時の圧力
静水時=止水栓で止めている時にトイレにかかっている圧力

TOTO「ネオレスト」

最低水圧(流動時):0.05MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

リクシル(INAX)「サティスG」

最低水圧(流動時):0.05MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

リクシル(INAX)「サティスS」(ブースター付)

最低水圧(流動時):0.05MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

リクシル(INAX)「サティスS」(ブースター無)

最低水圧(流動時):0.07MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

パナソニック「Newアラウーノ」(アラウーノL150/NewアラウーノV)

最低水圧(流動時):0.05MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

パナソニック「アラウーノ」(アラウーノS160)

最低水圧(流動時):0.05MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

パナソニック「アラウーノ」(全機種・専用手洗ありの場合)

最低水圧(流動時):0.1MPa以上
最高水圧(静水圧):0.75MPa

※流動時最低水圧0.05MPaとは、水が10L/分流れる量を表します。

タンクレストイレの「手洗い」設置と注意点

タンクレストイレの手洗い設置方法について

設置方法は大きく分けて2種類あります。「便器本体から分岐するタイプ」と、「独立して給排水管を手洗い用に設けるタイプ」の2種類です。

新築の場合は、設置がすっきりしている後者の「独立タイプ」が多いですが、リフォームの場合「独立タイプ」は床まで貼り替えをして、給排水管を分岐してくるなど、余計にお金もかかります。
そのため、リフォームの場合は便器本体から給水を分岐して、手を洗った排水はトイレの排水管を使って流す「リフォームタイプ」がリーズナブルです。(新築でも使えます)

どちらが良いかは、設置状況や予算に応じて選択することができますので、建築業者さんとよく相談してみてください。

手洗い設置により水圧が落ちることも

水道は1本でトイレ空間に来ている為、手洗いで水道を使った場合に、水がそちらに取られるため、通常より水圧が強めに必要です。

例えば、パナソニックのアラウーノS160の場合、

  • トイレのみ設置した場合
    最低水圧(流動時):0.05MPa以上
  • トイレ+手洗いを設置した場合
    最低水圧(流動時):0.1MPa以上

となり、手洗いを設置した場合より強い水圧が必要になってきます。

タンクレストイレの寿命

タンクレストイレの寿命は10年~

タンクレストイレの寿命は10年~となるかと思います。一概にどこまでを寿命と言うかですが、基本的には、便器本体は割れたりしない限りは半永久的に使えるのが「一般的なトイレ」の特徴になります。(コーティング等は剥げてきたりしますが…)

ただ、タンクレストイレの場合、通常のトイレと異なり「電子機器」が多く搭載されているため、電子機器の寿命として約10年~20年になると思われます。

メーカーは生産終了してから最低でも7年は部品保有の義務がありますので、生産終了から7年は修理できる可能性が高いですが、修理箇所によっては高額になったり、10年以上経過してくるとメーカー側に補修用の部品が無く直せない、という場合も考えられます。

10年以上は問題なく使えている人が多い

日本で最初のタンクレストイレはTOTOから1993年に販売されています。その当時のタンクレストイレが、現在まで使えている記録は見つからなかったですが、基本的には皆さん10年以上は軽く使っていただいているのが現実です。

タンクレストイレの保証期間

通常のトイレの保証期間は、各メーカーや機種により異なるため、下記を参照ください。

各社のタンクレストイレ保証期間まとめ

TOTOタンクレストイレのメーカー保証

便器部は2年保証、便座部は1年保証

リクシル(INAX)タンクレストイレのメーカー保証

サティスは、引渡し日から5年保証。他は1年

パナソニックのメーカー保証

アラウーノは引渡し日から1年

タンクレストイレの延長保証

各メーカーが、有償で延長保証を用意しています。イメージとしては家電量販店でやっているような延長保証サービスになります。住宅会社やリフォーム会社が独自に行ってる場合もありますが、今回はメーカーで行っている延長保証をご紹介します。

延長保証の期間中は、修理回数に制限がなく何度でも無料で対応してくれる嬉しいサービスです。また経年劣化による不具合でも、機能に支障をきたす場合は保証をしてくれる手厚いサービスです。

ただしカートリッジや乾電池などの消耗品と判断される場合の手配や、サービスマンが訪問した際に、その故障現象が確認されない場合など、期間中であっても有料になる免責事項もあります。

サービス内容をよく確認されて入会いただくことをお勧めします。また年数は5年と10年の2種類がありますので、金額を見てどちらにされるか判断して見てください。

※メーカー基本の保証期間を含めた5年もしくは10年です。

オススメは10年の延長保証

住宅設備メーカー勤務の担当者曰く、故障が出てくるのが5年以上経ってから出てくるケースが多いのと、5年経過してくると住宅会社の方でも、さすがに温情で面倒見てくれない事がほとんどのため、せっかく入会するのであれば10年をオススメするとのことです。

TOTO

トイレでは5年保証と10年保証の2タイプがあります。タンクレストイレでは5年保証で2,800円、10年保証で18,000円となっています。途中で加入することもでき(プラス5年保証)、その場合は5年で15,200円になります。

リクシル(INAX)

タンクレストイレは、5年プランは無料です。ただし申込自体は必要なので、5年延長保証は加入申込を忘れずに行ってください。また10年プランは19,000円です。キッチンやバスなどの他の住宅設備機器と3点以上同時加入の場合は、13,200円(3点トータル44,000円)と安くなります。

パナソニック

温水洗浄一体型便器(アラウーノL150・アラウーノS160)、温水洗浄便座(NewアラウーノVの便座部分)は3,666円(税込)で保証を5年間に延長できます。また温水洗浄一体型便器に限っては、10年延長プランも新たに2019年6月より出ており、価格は20,900円(税込)でです。

おすすめタンクレストイレ

価格で選ぶならパナソニック「アラウーノS160」

タンクレストイレは通常、定価で30万円~という高級トイレですが、このアラウーノS160は約27万円(メーカー希望小売価格)で購入可能なリーズナブルな価格設定で、非常に人気です。

また機能面も余分と思われる方が多い機能を削ぎ落して、最低限必要な機能に絞っていることや、1機種しかないためオプションで選択できるメニューもほとんどありませんが、価格が他のタンクレストイレに比較すると圧倒的に安いところが魅力点です。

パナソニック トイレアラウーノ S160

パナソニック トイレ

アラウーノ S160

税込 95,000円~(2022/06/11 時点)

「アラウーノS160」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

機能面で選ぶならTOTO「ネオレストNX」

TOTOの一番売りになっている「きれい除菌水」が搭載されているタンクレストイレで、キレイを保ちたいというトイレを使う殆どの方のニーズを満たしてくれます。

他にも様々な機能が非常に充実しております。大3.8L、小3.0Lという優れた節水性を誇る点や、お尻洗浄の柔らかさが良い点です(個人的見解の為、強い洗浄がお好みの方はリクシル(INAX)を選ぶことをおすすめします)。

TOTO タンクレストイレネオレストNX

TOTO タンクレストイレ

ネオレストNX

税込 438,401円~(2022/06/18 時点)

「ネオレストNX」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

清掃の楽さで選ぶならリクシル(INAX)「サティスGタイプ」

おすすめの理由

サティスGタイプは3種類あり、その中でもおすすめは真ん中のグレードのG6になります。
理由としては、ルームリフレがあり自動的に便蓋が開いて、プラズマクラスターをトイレ空間全体に散布します。

これによりトイレのお部屋全体の除菌や消臭効果をもたらします。具体的な運転は、スイッチを押した翌日から、押した時刻の2時間前の時間から、約1時間プラズマクラスターの運転をします。

そしてサティスGタイプは、泡で洗ってくれる機能があるため、清掃性の向上が図られております。せっかくタンクレストイレを導入されるのであれば、サティスGタイプをおすすめします。

LIXIL(INAX)トイレサティス Gタイプ

LIXIL(INAX)トイレ

サティス Gタイプ

税込 196,471円~(2022/06/04 時点)

「サティスGタイプ」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

TOTOの最新タンクレストイレ

ネオレストNX

TOTOのタンクレスでの最上位モデルのNXシリーズの開発コンセプトは、ディテールにこだわった優美な曲線から生まれる上質なデザインと機能性の融合です。

TOTO タンクレストイレネオレストNX

TOTO タンクレストイレ

ネオレストNX

税込 398,640円~(2019/10/29 時点)

便器全体が流線型の曲線で構成されており、今までに見たことのないような便器のデザインです。通常の便器は後ろの側面にくぼみがあり、汚れがたまっていました。最新のトイレでもカバー等で隠してデザイン性の向上を図っていますが、このNXシリースは全体が窪みのないデザインになっており、非常にカッコいいデザインです。

また最上位モデルということもあり、ほぼ全ての機能を備えた最上位機種となっております。

「ネオレストNX」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

ネオレストLS・AS・RSタイプ

TOTOの一番売れ筋のタンクレストイレのシリーズになります。

TOTO タンクレストイレネオレストLS

TOTO タンクレストイレ

ネオレストLS

税込 275,220円~(2022/09/23 時点)

TOTO タンクレストイレネオレストAS

TOTO タンクレストイレ

ネオレストAS

税込 237,633円~(2022/09/23 時点)

TOTO タンクレストイレネオレストRS

TOTO タンクレストイレ

ネオレストRS

税込 189,486円~(2022/09/23 時点)

LS・AS・RSいずれのタイプもネオレストNXの下位モデルですが、きれい除菌水が使えるほか、ノズルきれいや便器きれいといった便器を清潔に保つための機能を数多く搭載しています。LSは高級感ある流線型が美しいハイデザイン、ASは直線的でシンプルなデザイン、RSは丸みを帯びた柔らかいデザインがそれぞれ特徴です。

「ネオレストLS・AS・RS」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

パナソニックの最新タンクレストイレ

アラウーノL150

アラウーノのシリーズでの位置づけは最上位モデルとなります。各種機能について、ベーシックな機能に加えて、様々な快適機能が付帯されており、TOTOのネオレストシリーズ、LIXIL(INAX)のサティスGと同等の機種になります。

パナソニック トイレアラウーノ L150

パナソニック トイレ

アラウーノ L150

税込 171,800円~(2022/06/11 時点))

またアラウーノL150のグレードは3つに分類され、高価な「タイプ0」、スタンダードな「タイプ1」、リーズナブルな「タイプ2」が存在しています。

一番の違いは高価なタイプ0は「ナノイーX」というイオンをトイレ本体から放出して(本体右側面から最大約60分)、トイレ空間内のいやな臭いを抑制します。

汚れやカビの原因ともなる菌などを抑制する効果もあり、臭いだけでなくカビなどの発生も抑えることができるキレイを目指した便器になっています。

真ん中のグレードのタイプ1からは、除菌性能がある水をトイレで作り出して散布することでカビや汚れを抑制するオゾンウォーターが搭載されています。

この2点が大きく違う点になっておりますので、選択する際の参考になさってください。

「アラウーノL150」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

アラウーノS160

アラウーノL150の下位モデルですが、お手入れを楽にする機能は「オゾンウォーター」「ナノイーX」がないだけで、それ以外の機能は搭載されています。またL150と比べて大の洗浄水量が0.2L多くなりますが、それでも5.0Lと優れた節水性を備えています。

TOTO/LIXIL(INAX)のタンクレストイレが定価30万円前後~という価格帯にもかかわらず、このアラウーノS160は27万円前後(タイプ2の床排水標準タイプの場合。メーカー小売希望価格)で販売されており、タンクレストイレではかなり人気にある商品となっています。

パナソニック トイレアラウーノ S160

パナソニック トイレ

アラウーノ S160

税込 95,000円~(2022/06/11 時点)

形状は便座と便器の一体型になっており、リモコンもシンプル。2種類のグレードがあり非常に人気の高い商品です。

「アラウーノS160」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

NewアラウーノV

NewアラウーノVは、シリーズの中で最も価格帯のリーズナブルな商品になりますが、便座の組み合わせが選択できるモデルでもありますので、安価で自分の欲しい機能をチョイスすることができます。

アラウーノL150・アラウーノS160との大きな違いは「便座と便器が分離型であること」であることと、「激落ちバブルがない」ことです。

NewアラウーノVはタンクレスではない?と思われている方もいるかと思いますが、タンクレストイレです。

パナソニック トイレアラウーノ アラウーノV 手洗い有

パナソニック トイレ

アラウーノ アラウーノV 手洗い有

税込 54,300円※便座無~(2022/06/11 時点)

パナソニック トイレアラウーノ アラウーノV 手洗いなし

パナソニック トイレ

アラウーノ アラウーノV 手洗いなし

税込 53,400円※便座無~(2022/06/11 時点)

タンクレストイレではトイレ本体に手洗いが無い機種がほとんどの中、NewアラウーノVでは「手洗い器を本体に取り付けできる」ことも特徴の一つです。

通常のタンクありのトイレであれば、トイレを流さないと手洗いの水が出てきませんが、
NewアラウーノVの手洗いは水道直結になっており、トイレの水を流さなくてもボタンを押せば手洗いの水を出すことができます。

「NewアラウーノV」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

ビルダー専用商品:アラウーノZ160

この商品は正規のカタログには掲載されていない特定の住宅会社にしか供給していない商品になります。

特定の住宅会社向けに供給しているトイレシリーズです。機能はアラウーノS160にほぼ準じます。

「アラウーノZ160」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。

リクシル(INAX)の最新タンクレストイレ

サティスGタイプ・Sタイプ

サティスGタイプとSタイプはLIXILのトイレの中での最上位モデルになります。

LIXIL(INAX)トイレサティス Gタイプ

LIXIL(INAX)トイレ

サティス Gタイプ

税込 196,471円~(2022/06/04 時点)

LIXIL(INAX)トイレサティス Sタイプ

LIXIL(INAX)トイレ

サティス Sタイプ

税込 152,746円~(2022/06/04 時点)

また特にGタイプとSタイプの大きな違いは、泡クッションがあるのがGタイプ、ないのがSタイプになり、Gタイプの方がグレードとしては上位モデルになります。

サティスの特長は、他社と大きく違う点はカラーバリエーションが豊富です。トイレは白色という概念を取り払い、ノーブルブラックやブルーグレーなどの流行の色もあり、トイレ空間のコーディネートを拘りたい際にはピッタリです。

またサティスは、パナソニックのナノイーに対抗して、プラズマクラスターを放出する機能を搭載している機種もあり、トイレ本体がアクアセラミックという汚れが付きにくいコーティングと共に、トイレ空間全体の臭いを抑制する機能が付帯されています。

「サティスG・Sタイプ」の更に詳しい情報は下記ページを御覧ください。