点滅?水が出ない?TOTOウォシュレット・アプリコットの故障

TOTOウォシュレット・アプリコットが動かない、水や温水が出ない、ランプが点滅する、水漏れ、便座が冷たい、水が止まらない、センサーやリモコンのボタンが反応しない、便ふたが割れた、ノズルが出てこない等の故障に関する原因・対処法を紹介。

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点滅?水が出ない?TOTOウォシュレット・アプリコットの故障

目次

TOTOウォシュレットの電源が入らない(動かない)

TOTOウォシュレットの電源が入らない場合や動かない場合は、「電源プラグが抜けている」「切表示ランプが点灯している」「運転ランプが消灯している」などの原因が考えられます。それぞれの対処法について、可能性が高いものから順番に確認していきましょう。

コンセントから電源プラグが抜けている

TOTOウォシュレットの電源が入らない場合や動かない場合は、まずコンセントにウォシュレットの電源プラグがしっかりと差さっていることを確認してください。もし抜けていたり、しっかり差さっていない場合は差し直してください。

電源プラグに「切表示ランプ」が点灯している

TOTOウォシュレットの電源が入らない場合や動かない場合、コンセントに差している電源プラグの右上に「切表示ランプ」が点灯していないかご確認ください。もし「切表示ランプ」が点灯している場合は、中央部分の【(リセット)ボタン】を押すことで、ウォシュレットがリセットされて動くようになります。

ウォシュレット本体の「運転ランプ」が消灯している

ウォシュレット本体の「運転ランプ」が消灯している場合は、ウォシュレット本体の電源が切れている状態です。ウォシュレットに設置されている【運転ボタン】を押して、ウォシュレットの電源を入れましょう。【運転ボタン】は、リモコンがウォシュレットと一体型になっている機種の場合は本体の右側面、壁掛けリモコンの場合はリモコン操作部にあります。

ただし、機種によっては【運転ボタン】が付いていないウォシュレットや、【運転ボタン】の位置が上記の説明とは異なる場合がありますので、【運転ボタン】が見当たらない場合は説明書をご覧ください。

ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない

TOTOウォシュレットの電源が入らない場合や動かない原因として、ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない場合が考えられます。便器にしっかりと設置されず、中途半端な状態のウォシュレットは、正常に動かないことがあります。

ウォシュレット本体がガタついていないか確認してみて、もしガタつくようであれば、本体を取り外し、再度取り付けてみましょう。

ウォシュレット本体の取り外し、取り付けはこちらの記事を参考にしてください。


ブレーカーが落ちている(停電)

家全体やトイレのブレーカーが落ちている場合や、停電が発生している場合は、ウォシュレットに電気が流れませんので、当然ウォシュレットは動きません。停電が終わった直後の場合は、ブレーカーを戻し忘れていないか確認しましょう。

なお、停電中にトイレを流す方法は、以下をご参照ください。

ウォシュレットが動かない時に便器の水を流す方法

ウォシュレットが動かないために便器の洗浄ができない時は、以下の方法をお試しください。

  1. ウォシュレット本体の右側側面に付いている手動レバーを取り出します。
  2. 手動レバーを約4秒以上引っ張ると、水が流れます。
  3. 十分に水が流れ、便器洗浄が完了したらレバーから手を離します。
  4. 手動レバーを元の位置へ戻します。

※なお、上記はTOTOウォシュレットの場合です。LIXILやパナソニックの温水洗浄便座をお使いの場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーへ問い合わせをしてください。

漏電しゃ断器が落ちている

分電盤に取付けられている漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)が落ちているときは、家の中の電気を使えませんので、ウォシュレットも動かすことができません。

なお、漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)が設置されているのは、分電盤内の50Aなどと書かれている左端の「サービスブレーカー」と、右側の細かいスイッチが沢山ある「安全ブレーカー」に挟まれた中央部分が一般的です。漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)の特徴としては、ブレーカーの横に「テストボタン」や「漏電表示ボタン」が配置されています。

漏電しゃ断器を戻してもすぐに落ちてしまう場合は、ウォシュレットやその他の家電に漏電が発生している可能性がありますので、電気業者に相談するか、メーカーにウォシュレットの点検・修理を依頼しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

リモコンの電源が切れている

壁リモコンをお使いの場合、リモコンの電池が切れていると、ウォシュレットの電源が入らなかったり動かない場合があります。壁リモコンの電池切れマークが点灯していたり、リモコンのボタン部分の明かりが暗くなったり消えたりする場合は、電池切れの可能性がありますので、電池を交換しましょう。

リモコンが故障している場合も

ウォシュレットが動かない原因として、リモコンの電池切れ以外にも、リモコンが故障している可能性もあります。電池の入れ替えを行ってもリモコンのボタンが反応しない場合、以下のリンク先で紹介している原因・対処法をご覧ください。

>>TOTOウォシュレットのボタンが反応しない

センサーの汚れや故障

  • 便フタが自動で開かない
  • 便座が温まらない
  • 便フタが自動で閉まらない
  • 自動で水が流れない

上記のような症状の場合、ウォシュレットの「人感センサー」や「着座センサー」が汚れや故障によって反応していない可能性があります。ウォシュレットのセンサーが反応しない原因や対処法について、詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

>>TOTOウォシュレットのセンサーが反応しない

ウォシュレットが故障している

ウォシュレットが動かない原因として、

コンセントから電源プラグが抜けている

電源プラグに「切表示ランプ」が点灯している

「運転ランプ」が消灯している

便器にしっかりと設置されていない

ブレーカーが落ちている(停電)

漏電しゃ断器が落ちている

リモコンの電源が切れている

センサーの汚れや故障

上記のいずれにも該当しない場合は、ウォシュレット内部の電装基盤などが故障している可能性があります。ウォシュレットが故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットの電源が入らない(動かない)場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

>>ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

ノズルが出てこない・戻らない

おしり洗浄ボタンを押しても、ウォシュレットのノズルが出てこないためにおしりを洗えない場合や、洗浄が終わったあともノズルが収納されずに出続けている場合の原因と対処法をご紹介します。

なお、以下の記事ではノズル全般のトラブルについてさらに詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

ノズル部分に尿石などの汚れが固着している

ノズルが伸縮する部分に、尿石などの汚れが固着して、伸縮を妨げている可能性があります。ノズルに尿石などの汚れが固着している場合は、自分でノズルを掃除することで解消する場合があるので、試してみてください。

ノズルの掃除方法については、以下の記事をご覧ください。

ウォシュレットのコンセントが抜けている

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない原因として考えられるのが、ウォシュレットのコンセントが抜けているパターンです。ウォシュレットのコンセントが抜けていると、当然ノズルも伸縮しませんので、一度確認してみましょう。

ウォシュレット本体のスイッチが入っていない

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない原因として、ウォシュレット本体の電源スイッチが入っていない場合が考えられます。ウォシュレット本体の電源スイッチは、あるていど上位の機種にならないと付いていませんが、ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない場合は一度確認してみましょう。

ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない原因として、ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない場合が考えられます。便器にしっかりと設置されず、中途半端な状態のウォシュレットは、正常に動かないことがあります。

ウォシュレット本体がガタついていないか確認してみて、もしガタつくようであれば、本体を取り外し、再度取り付けてみましょう。

ウォシュレット本体の取り外し、取り付けはこちらの記事を参考にしてください。


ブレーカーが落ちている(停電)

停電などの原因でブレーカーが落ちている場合は、ウォシュレットに電気が流れませんので、当然ウォシュレットのノズルも出てきません。停電していないか確認しましょう。

漏電保護プラグが作動している

停電直後などで、ウォシュレットのコンセント部分にある「漏電保護プラグ」が作動している場合、ウォシュレット自体が動かないためノズルも出てきません。「漏電保護プラグ」に赤いランプが点灯しているときは、「漏電保護プラグ」が作動している合図となります。

「漏電保護プラグ」を確認して赤いランプが点灯している場合は、プラグ中央部分の【リセットボタン】を押すことで、ウォシュレットを使用できるようになります。

※メーカーや機種によってランプの色やリセットボタンの場所などが異なる場合がありますので、詳しくは説明書をご覧ください。

漏電しゃ断器が落ちている

分電盤に取付けられている漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)が落ちているときは、家の中の電気を使えませんので、ウォシュレットのノズルも動作しません。

なお、漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)が設置されているのは、分電盤内の50Aなどと書かれている左端の「サービスブレーカー」と、右側の細かいスイッチが沢山ある「安全ブレーカー」に挟まれた中央部分が一般的です。漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)の特徴としては、ブレーカーの横に「テストボタン」や「漏電表示ボタン」が配置されています。

漏電しゃ断器を戻してもすぐに落ちてしまう場合は、ウォシュレットやその他の家電に漏電が発生している可能性がありますので、電気業者に相談するか、メーカーにウォシュレットの点検・修理を依頼しましょう。

冬場などで気温が低い

気温が低い時期などは、お湯を出す準備をするためボタンを押してからノズルが出てくるまでに時間がかかることがあります。

安全のため機能が停止している

ほかの場所で大量に水を使っていたり断水中だったりすると、ウォシュレットへの給水圧が大幅に低下することがあります。その結果、安全のため機能を停止することがあります。電源プラグを抜いて10秒ほど経ってから差し直してみましょう。

ただし頻繁に繰り返す場合は故障も考えられますので、TOTOメンテナンスに問い合わせてみてください。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

リモコンの電源が切れている

壁リモコンの電源が切れていると、ウォシュレットを操作できない場合があります。壁リモコンの電池切れマークが点灯していたり、リモコンのボタン部分の明かりが暗くなったり消えたりする場合は、電池切れの可能性がありますので、電池を交換しましょう。

壁リモコンと本体に据え付けの袖リモコンの両方があるウォシュレットの場合は、袖リモコンで操作すれば動く可能性があります。

着座センサーの汚れや故障

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない原因として、ウォシュレットの「着座センサー」が汚れや故障によって反応していない可能性があります。ウォシュレットの着座センサーが反応しない原因や対処法について、詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

>>TOTOウォシュレットのセンサーが反応しない

ウォシュレットのノズルが故障している

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない原因として、

ノズル部分に尿石などの汚れが固着している

コンセントが抜けている

スイッチが入っていない

便器にしっかりと設置されていない

ブレーカーが落ちている(停電)

漏電保護プラグが作動している

漏電しゃ断器が落ちている

リモコンの電源が切れている

着座センサーの汚れや故障

上記のいずれも該当しない場合は、ウォシュレットのノズルが故障している可能性があります。ウォシュレットが故障してしまったら、メーカーに修理依頼か、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットのノズルが出てこない・戻らない場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

>>ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

TOTOウォシュレットのノズルから水が止まらない

ここでは、ウォシュレットから水が止まらない場合の原因や対処法について解説していきます。

なお、以下の記事ではノズル全般のトラブルについてさらに詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

ノズルから水が止まらない場合は故障の可能性大

TOTOウォシュレットのノズルから水が止まらない場合は、ウォシュレット自体が故障している可能性が高いです。これから紹介する最低限の応急処置を試してダメなら、すぐにTOTOへ修理依頼が必要です

コンセントを抜き差しする

TOTOウォシュレットのノズルから水が止まらない場合、ウォシュレットのコンセントを抜いたあと、しばらく時間を置いてから差し直してみましょう。場合によっては、コンセントの抜き差しでウォシュレットの水が止まる場合があります。

コンセントの抜き差しを試しても復旧しない場合は、TOTOへ修理依頼を行うか、新しいウォシュレットへの買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットのノズルから水が止まらない場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

>>ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

TOTOウォシュレットから水が出ない

TOTOウォシュレットから水が出ない場合、「水量を低めに設定している」「フィルターが詰まっている」「断水している」などの原因が考えられます。それぞれの対処法について、可能性が高いものから順番に確認していきましょう。

水量(水勢)を低めに設定している

TOTOウォシュレットから水が出ない場合、まず水量(水勢)を低めに設定していないかご確認ください。自分以外の人もウォシュレットを使用する場合は、水量(水勢)が最低に設定されている場合も考えられますので、水量(水勢)の【強ボタン】を押して水の勢いを強くしてみてください。

寒い日は余計に水が出にくいことも

寒い日の場合は、ウォシュレットがお湯の温度を確保するために、水の勢いが弱まる場合がありますので、余計に水が出にくくなる可能性があります。冬場に水が出ない場合は、特に水量(水勢)を強めに設定してみてください。

フィルターが詰まっている

水量(水勢)の設定を確認してもTOTOウォシュレットから水が出ない場合は、ウォシュレット本体と給水ホースの接続部に付いているフィルターが詰まってる可能性があります。次の手順でフィルターを取り外し、掃除しましょう。

  1. マイナスドライバーで止水栓を右に回し、水を止めます。
  2. ウォシュレット本体と給水ホースの接続部に付いているフィルターのフタを、マイナスドライバーで左に回し取り外します。
  3. 取り外したフィルターに詰まっているゴミを、歯ブラシなどで取り除きながら洗浄してください。
  4. フィルターを元あった場所に差し込み、マイナスドライバーで右に回し取り付けます。このとき、取り付けが緩いと水漏れの原因になりますので、しっかりと取り付けてください。
  5. 止水栓を左に回し、水が出ることを確認してください。

断水している

TOTOウォシュレットから水がない原因として考えられるのが断水です。断水中は水が供給されませんので、ウォシュレットからも水は出ません。地域の断水スケジュールを確認してみましょう。

止水栓が閉まっている

トイレ内にある止水栓が閉まっている場合、ウォシュレットに水が供給されず出なくなることがあります。止水栓が右にいっぱいに回った状態であれば閉まっていますので、マイナスドライバーなどを使って左に回して開きましょう。

このとき開きすぎると、タンクにも勢いよく水が貯まりすぎて溢れるおそれがあります。少しずつ開いて様子を見ながら調節してください。

水道の元栓が閉まっている

水道の元栓が閉まっている場合も、ウォシュレットに水が供給されないため、TOTOウォシュレットから水が出なくなります。水道の元栓が開いている確認しましょう。

なお、水道の元栓の場所ですが、一軒家の場合は道路から敷地に入ってすぐの場所に設定されていることが多く、フタが青いのが特徴です。フタを開けると、水道の元栓と水道の使用量を計測している水道メーターが設置されています。

マンションの場合は、玄関の横にあるメーターボックス(パイプシャフト)の中に設置されています。

水道の配管が凍結している

冬の季節など外気温が低いときは、TOTOウォシュレットから水が出ない原因として水道配管の凍結が考えられます。

水道配管が凍結してしまった場合、

  • 気温が上昇する日中まで待つ。
  • 配管の凍った部分にタオルをかぶせ、ぬるま湯をゆっくりかける。
    ※熱湯をいきなりかけると、水道管や蛇口が破裂する場合があるので注意してください。

などの対処法をお試しください。

ノズルが汚れなどで詰まっている

TOTOウォシュレットから水が出ない原因として考えられるのは、ノズルに汚れなどが詰まっていて水がうまく出ない状態になってしまっていることです。ノズルに汚れが詰まっていて水が出ない場合は、ノズルを掃除することで水が出るようになる可能性がありますのでお試しください。

ノズル掃除のやり方については、こちらの記事を参考にしてください。

なお、以下の記事ではノズル全般のトラブルについてさらに詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

ウォシュレットのセンサーが故障している

TOTOウォシュレットから水が出ない原因として、上記のいずれにも該当しない場合は、ウォシュレットのセンサーや内部基板などが故障している可能性があります。ウォシュレットが故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから水が出ない場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

>>ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

TOTOウォシュレットから温水が出ない(水が冷たい)

TOTOウォシュレットから温水が出ない(水が冷たい)原因として、「温水温度の設定が「切」や低温になっている」「冬場などで給水温度やトイレの室温が低い」「温水を作成中(貯湯式の場合)」などが考えられます。

それぞれの対処法について、可能性が高いものから順番に確認していきましょう。

温水温度の設定が「切」や低温になっている

TOTOウォシュレットから温水が出ない(水が冷たい)原因として、ありがちなのが温水温度の設定が切れていたり、低温になっているパターンです。まずはリモコンで温水温度を上昇させて、温水が出るかどうか確認してください。

冬場などで給水温度やトイレの室温が低い

冬場など気温が低いときは、水道からウォシュレットへの給水温度やトイレの室温が低くなりがちです。このような場合、ウォシュレットから温水が出始めるときの水温が低くなる場合があります。温水温度の設定など、その他の原因が無ければ、しばらく使用を続けることで温水に変わると思います。

温水を作成中(貯湯式の場合)

貯湯式ウォシュレットをお使いの場合、温水を作成中の場合があります。特に電源を入れた直後や、タンク内の温水を使い切ってしまった直後ですと温水は出ません。しばらく時間をおいて、ウォシュレットのタンクで再び温水が作られるまで待ちましょう(目安は5~7分)。

サーモスタットなどが故障している

TOTOウォシュレットから温水が出ない(水が冷たい)原因として、上記のいずれにも該当しない場合は、ウォシュレット内部のサーモスタットや温水タンクなどが故障している可能性があります。ウォシュレットが故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから温水が出ない(水が冷たい)場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

TOTOウォシュレットのランプが点滅する

TOTOウォシュレットのランプが点滅するとき、「表示ランプが全て点滅する場合」と「運転ランプが点滅する場合」によって原因や対処法が異なります。詳しくは以下をご確認ください。

表示ランプが全て点滅する場合は本体のエラー

TOTOウォシュレットの表示ランプが全て(4つ)点滅して洗浄ができない場合、ウォシュレット本体にエラーが発生している可能性があります。

電源プラグの抜き差しで直る場合も

表示ランプ【運転】【便座】【温水】【節電】の4つ全てが点滅してウォシュレットが使えない場合は、ウォシュレットの電源プラグを一度抜き、再度差し直してみてください。

電源プラグ抜き差し後、表示ランプの点滅が解消してウォシュレットが使えるようになるかどうか確認してください。

ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない

TOTOウォシュレットの【運転】ランプが点滅する場合、ウォシュレット本体が便器にしっかりと設置されていない場合が考えられます。便器にしっかりと設置されず、中途半端な状態のウォシュレットは、正常に動かないことがあります。

ウォシュレット本体がガタついていないか確認してみて、もしガタつくようであれば、本体を取り外し、再度取り付けてみましょう。

ウォシュレット本体の取り外し、取り付けはこちらの記事を参考にしてください。


ウォシュレットが故障している

TOTOウォシュレットのランプが点滅する原因として、上記のいずれにも該当しない場合は、ウォシュレットの電装基盤などが故障している可能性があります。ウォシュレットが故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

電装基盤の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

TOTOウォシュレットの便ふたが割れた

TOTOウォシュレットの便ふたが割れてしまった場合、TOTOへ修理依頼を行うか、新しい便ふたを購入して自分で交換するかの2パターンが考えられます。

故障リスクを回避したいならTOTOへ依頼

割れてしまった便ふたを交換する場合、手順を間違えるとウォシュレットが故障してしまうリスクがあります。故障のリスクを回避したい人や、手順が難しい人、面倒だったり時間がない人は、TOTOに便ふた交換を依頼してみてはいかがでしょうか。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

故障リスクがあっても自力で便ふたを交換したいという方は、以下の手順をご覧ください。

自力で便ふたを交換する場合の準備

自力でTOTOウォシュレットの便ふたを交換する場合、まずは新しい便ふたを購入する必要があります。なお、購入する便ふたは、必ずご使用中のウォシュレットの型番に対応するものを選びましょう。ウォシュレットの型番は、今現在ご使用中の便ふたの内側(中央部)に記載されています。

TOTOウォシュレット交換用便ふた

TOTOウォシュレット

交換用便ふた

また、アプリコットとウォシュレットよって、便ふた交換の作業方法が異なります。ご使用中の機種を確認して、それぞれの交換手順をご覧ください。

>>アプリコットN1、N2、N3等の便ふた交換手順

>>ウォシュレットS1、S2の便ふた交換手順

機種によってペンチが必要になる場合も

オート開閉機能が無いウォシュレットをお使いの場合、状況によってペンチが必要となる場合がありますので、あらかじめご用意ください。

アプリコットN1、N2、N3等の便ふた交換手順

  • アプリコットN1
  • アプリコットN2
  • アプリコットN3
  • アプリコットN4
  • アプリコットN5
  • ネオレストSD

をお使いの場合は、以下の手順で便ふた交換を行ってください。なお、ご使用中のウォシュレット製品品番は、便ふたの内側に記載されています。

【STEP1】トイレ本体から便座と便ふたを取り外す

  1. 便座と便ふたを開け、灰色のロックレバーを『カチッ』と音がするまで上げます。
  2. 便座と便ふたの根元を一緒に持ち、黒色の着座センサー窓枠の上側に便ふたが来るように合わせます。
  3. 便座・便ふたを一緒に持ったまま、両手で真上に引き上げて取り外します。

※便座コードは約5cmしか引き出せないため、無理に引っ張ると断線する恐れがありますのでご注意ください。
※斜めに引き上げたりすると故障の原因となりますのでご注意ください。

【STEP2】便座から便ふたを取り外す

  1. 便座の右側にあるロックレバーに指をかけ、ヒンジ部(ちょうつがい)を内側に5mm程度動かします。
  2. 便ふたを取り外します。

【STEP3】便座に新しい便ふたを取り付ける

  1. 新しい便ふたを、左方向から便座に重ね合わせます。
  2. 右側のヒンジ部(ちょうつがい)を外側に動かし、便ふたを取り付けます。

【STEP4】トイレ本体に便座と便ふたを取り付ける

  1. 便座(ウォシュレット)の両端についている便座ピンおよび便座軸が縦向きになっていることを確認します。縦向きになっていない場合、以下の方法で縦向きにしてください。
  2. オート開閉機能付きの場合

    リモコンの【便ふた開マーク】ボタンを押した10秒後に、【便座・便ふた開けマーク】ボタンを押してください。

    オート開閉機能が無い場合

    ペンチなどを使って、手動で回転させてください。

  3. 灰色のロックレバーが上がっていることを確認します。
  4. 便座と便ふたを黒色の着座センサー窓枠の上側に合わせ、便座ピン・便座軸に強く押し込みます。
    ※便座コード(青い線)がねじれないように注意してください。
    ※傾けた状態で押し込むと破損する恐れがありますので、ご注意ください。
  5. 灰色のロックレバーを『カチッ』と音がするまで確実に下ろします。

ウォシュレットS1、S2の便ふた交換手順

  • ウォシュレットS1
  • ウォシュレットS2

をお使いの場合は、以下の手順で便ふた交換を行ってください。なお、ご使用中のウォシュレット製品品番は、便ふたの内側に記載されています。

【STEP1】トイレ本体から便座と便ふたを取り外す

  1. 便座と便ふたを垂直に立て、左右のロックカバーを手前に開けます。
  2. 便座と便ふたを真上に引き上げて取り外します。

※便座コードは約8cmしか引き出せないため、無理に引っ張ると断線する恐れがありますのでご注意ください。
※斜めに引き上げたりすると故障の原因となりますのでご注意ください。

【STEP2】便座から便ふたを取り外す

  1. 便座と便ふたを繋いでいるヒンジ部(ちょうつがい)に指をかけ、内側に動かします。
  2. 便ふたを左方向にずらすように動かし、便座から取り外してください。

【STEP3】便座に新しい便ふたを取り付ける

  1. 新しい便ふたの左端を、便座の左端に合わせます。
  2. 便ふたを便座に重ね合わせます。
  3. 便座右側のヒンジ部(ちょうつがい)を外側に動かして取り付けます。

【STEP4】トイレ本体に便座と便ふたを取り付ける

  1. 便座左右のヒンジ(ちょうつがい)を、突起に合わせて差し込みます。
    ※便座コードがねじれないように注意してください。
    ※傾けた状態で押し込むと破損する恐れがありますので、ご注意ください。
  2. 便座と便ふたを垂直に立て、左右2ヵ所のロックカバーを『カチッ』という音がするまで閉めてください。

TOTOウォシュレットから水漏れがする

TOTOウォシュレットから水漏れがする場合の原因と対処方を、「ノズル」「給水管や分岐金具」「給水フィルター付水抜栓」「袖リモコン付近」といった水漏れ箇所ごとに解説していきます。

今すぐ止めるための応急処置

故障かどうかのチェックをする前に、とにかく水漏れを止めたいときは、ウォシュレットへの給水をストップさせる必要があります。マイナスドライバーを用意し、止水栓を右に回して閉めましょう。

止水栓の位置はご家庭で異なりますが、床または壁の仕上げ面(給水管接続口)の近くに設置されていることがほとんどです。水漏れを止めた状態で原因を探しましょう。

止水栓を閉めるときの注意点
作業後は止水栓を元の位置まで開くことが大切です。開きすぎるとタンクへ勢いよく給水されて溢れるなどのトラブルが起こるためです。開きが足りないとタンクに水が十分貯まらず、洗浄水量が不足したりノズルから出る水の量が減ったりすることもあります。閉める前に位置を確認するとともに、何回まわしたかなども覚えておきましょう。

ノズルから水漏れする原因と対処法

TOTOウォシュレットのノズルから水漏れが発生する場合は、ウォシュレット内部の水流を制御する電磁弁にゴミや異物が挟まり、水漏れの原因となっている可能性があります。

電磁弁はウォシュレット内部のバルブユニットに設置されているため、自力で修理するためには分解が必要となり、おすすめできません。メーカーに修理依頼か、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから水漏れがする場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

なお、以下の記事ではノズル全般のトラブルについてさらに詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

給水管や分岐金具から水漏れする原因と対処法

TOTOウォシュレットの給水管や分岐金具から水漏れする場合は、ナット(六角形で筒状のネジ)が緩んでいる可能性があります。モンキーレンチなどでナットを締め直せば水漏れが改善する場合があるので試してみましょう。

また、それでも水漏れが治らない場合は、給水管内部のパッキンが劣化している可能性があります。パッキンが劣化している場合は交換が必要になりますが、そのためには給水管をモンキーレンチで取り外す必要がありますので、自信が無い方はTOTOに水漏れ修理を依頼しましょう。なお、ナットやパッキンは、ホームセンターに行けば購入することができます。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから水漏れがする場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

給水フィルター付水抜栓から水漏れする原因と対処法

TOTOウォシュレットからの水漏れが原因で床が濡れている場合、劣化した給水フィルター付水抜栓から水が漏れている可能性があります。給水フィルター付水抜栓が劣化して水漏れが起こる場合は、給水フィルター付水抜栓を交換する必要があります。

給水フィルター付水抜栓の交換は、既設の部品をマイナスドライバーで左に回して緩めることで比較的に簡単に外すことができます。また、給水フィルター付水抜栓はメーカーに型番を伝えれば送ってもらうことができます。

給水フィルター付水抜栓を交換しても水漏れが止まらない場合や、交換に自信が無い場合は、メーカーへ修理依頼を行いましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから水漏れがする場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

袖リモコン付近から水漏れする原因と対処法

袖リモコン付近から水漏れが発生する場合、袖リモコンと給水ホースの繋ぎ目にあるボルトやナットが緩んでいたり、パッキンの経年劣化が原意として考えられます。

袖リモコンからの水漏れは、リモコン内部の電子基板に水がかかり、故障や漏電が発生する危険があります。すぐに使用をやめてウォシュレットの電源を抜き、袖リモコンと給水ホースの繋ぎ目にあるボルトやナットが緩んでいないか確認しましょう。

また、パッキンが劣化している場合は、給水ホースを取り外して新しいパッキンと交換する必要があります。作業のやり方が良くわからない方は、TOTOに水漏れ修理を依頼しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットから水漏れがする場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

TOTOウォシュレットのセンサーが反応しない

「便フタが自動で開かない」
「便座が温まらない」
「便フタが自動で閉まらない」
「自動で水が流れない」

こんな症状の場合、ウォシュレットのセンサーが反応していない可能性があります。ウォシュレットのセンサーが反応しない原因は、以下をご覧ください。

ウォシュレットのセンサーが汚れている

ウォシュレットのセンサーが反応しないときは、センサー部分がホコリや水滴で汚れている可能性があります。ウォシュレットには「人感センサー」と「着座センサー」がありますので、それぞれのセンサーを水で濡らしてよくしぼった柔らかい布で拭いてキレイにしましょう。

なお、「人感センサー」と「着座センサー」は、それぞれ以下の場所に設置されています。

「人感センサー」はウォシュレット外側の最奥部分

「人感センサー」は、ウォシュレット外側の最奥部分に設置されており、便フタが閉まった状態でも見ることができます。「人感センサー」は人が近づいてきたのを感知して、便フタをオートで開けたりする役割があり、ここが汚れていると「便フタが自動で開かない」などの原因になる場合があります。

なお、センサー部分は黒または白色の場合が多いですが、たまにセンサーを目立たせないようになっている機種もありますので、見当たらない場合は説明書をご覧ください。

「着座センサー」はウォシュレット内側の付け根部分

「着座センサー」は、ウォシュレットの便フタが開いた付け根部分(最奥部分)の中央などに設置されています。「着座センサー」は人が座ったのを感知して便座を温めたり、トイレから立ち上がると自動で水を流したりしてくれます。「着座センサー」が汚れることによって、「便座が温まらない」「便フタが自動で閉まらない」「自動で水が流れない」などの原因になる場合があります。

なお、センサー部分はは黒色などになっている場合が多いのでわかりやすいとは思いますが、もし着座センサーの場所がわからない場合は説明書をご覧ください。

ウォシュレットのセンサーが故障している

ウォシュレットのセンサーをキレイに掃除しても反応しない場合は、センサーが故障している可能性が考えられます。「人感センサー」や「着座センサー」が故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

センサーの修理費用については、以下の記事をご覧ください。

>>ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

TOTOウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)

TOTOウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)場合、「便座の温度設定が「切」や低温になっている」「タイマー節電がはたらいている」「おまかせ節電がはたらいている」「便座に20分以上座っている」などの原因が考えられます。

それぞれの対処法について、可能性が高いものから順番に確認していきましょう。

便座の温度設定が「切」や低温になっている

TOTOウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)原因として、便座の温度設定が「切」や低温になっている可能性が考えられます。便座の温度設定はリモコンから操作が可能ですので、設定を見直してみましょう。温度を上げても反応がない場合は、便座ヒーターが切れている可能性があるので、【入/切】ボタンを押して電源を入れてください。

タイマー節電がはたらいている

緑色の節電ランプが点灯している場合は、便座ヒーターを切って節電する「タイマー節電」が働いています。タイマー節電中は、便座に座るとヒーターが一時的にONになり、約15分後に温かくなります。

タイマー節電が不便な場合は「おまかせ節電」

タイマー節電は、毎日設定した時間になると、自動的に便座ヒーターをOFFにして節電を行います。便座ヒーターは一度電源がOFFになると、再び温まるまで約15分程度かかってしまいます。

そのため、タイマー節電は就寝中などに行うのが一般的ですが、もしも便座ヒーターの電源を切りたくない場合(着座後すぐに便座ヒーターを温めたい場合)は、「おまかせ節電」にすることをオススメします。

おまかせ節電がはたらいている

オレンジ色の節電ランプが点灯している場合は、便座ヒーターの温度を下げて節電する「おまかせ節電」が働いています。おまかせ節電中は、便座に座るとヒーターが一時的に温かくなります。

便座に20分以上座っている

便座に20分以上座っていると、安全のためにウォシュレットは自動的に便座ヒーターの温度を下げます。また、1時間以上連続して座っている場合、安全装置が働いて自動的に便座ヒーターを切ります。

また、実際に座っていなくても、便座や便ふたの上に物を置いている場合でも、座っていると認識されて便座ヒーターを「切」にされてしまう場合があります。ウォシュレットの便座や便ふたの上に物を置いていないか確認しましょう。

便座・便ふたカバーを使用している場合も注意!

便座や便ふたに市販品のカバーを取り付けている場合、着座センサーが誤作動を起こし、座っていないのに座っていると認識されてしまう場合があります。もし便座や便ふたにカバーを付けている場合は取り外してみてください。

着座センサーが反応していない

TOTOウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)原因として、着座センサーが反応しておらず、ウォシュレットが座ったことを認識していない可能性があります。この場合、着座センサーが汚れていないかなどをまず確認する必要があります。

詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

>>ウォシュレットのセンサーが反応しない

ウォシュレットのセンサーが故障している

TOTOウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)原因として、上記のいずれも該当しない場合は、センサーが故障している可能性が考えられます。「人感センサー」や「着座センサー」が故障してしまったら、メーカーに修理依頼をするか、買い替えを検討しましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

ウォシュレットの便座が冷たい(温まらない)場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

ウォシュレットのオート便器洗浄が作動しない(便器洗浄しない)

便器を自動洗浄する機能が搭載されたウォシュレットで、自動洗浄が作動しない場合に考えられる原因と対処方法を解説します。

停電が発生している

停電やブレーカーが落ちたなどの原因で電気の供給が停止されていれば作動しません。電気が来ているかどうか確認し、停電などであれば復旧を待ちましょう。

オート便器洗浄を「切」にしている

リモコンのオート便器洗浄機能が「切」に設定されている場合、自動洗浄は作動しません。リモコンの操作方法や設定方法については機種で異なるため、取扱説明書をご確認ください。

センサーが便座カバーや便ふたカバーを検知している

着座センサーは、ウォシュレットの後部(座面の後方)または袖リモコンなどに黒い窓のようなものです。便座カバーや便ふたカバーがセンサー窓にかぶっていると、座っていると検知して自動洗浄が作動しないことがあります。カバーを外した状態で再度試してみてください。問題なく作動すればカバーが原因と考えられます。

着座センサーに汚れや水滴が付着している

着座センサーの窓に汚れや水滴が付着している場合も、ウォシュレットが「座っている」と判断して自動洗浄が作動しないことがあります。汚れを拭き取って様子を見てみましょう。

オート洗浄の条件が成立していない

便座に6秒以上座っていない
立って小用を足す場合は便器の前に6秒以上立つ
立って小用を足した後便器から30cm以上離れていない(かつ3秒経過していない)
オート便器洗浄が作動したあと約60秒間が経過していない
便器正面のドア、壁などに飾り物をしている
これらに該当する場合、オート洗浄の条件が成立しないため自動洗浄は作動しません。

シートタイプのウォシュレットがオート洗浄しない場合

ウォシュレットには、便器と組み合わせられるシートタイプ(アプリコット等)と、便器と一体になった一体タイプ(ネオレスト等)があり、それぞれチェックポイントが異なります。

☆便器洗浄プラグが抜けていないか?
ウォシュレット後方に差し込まれている「便器洗浄プラグ」が抜けていないか、きちんと差し込まれているかを確認しましょう。外れていた場合はいったん抜いてから差し込んで、フックで固定をすれば自動洗浄が作動するはずです。

便器洗浄プラグの場所や固定する方法については、機種で異なる場合があるため取扱説明書をご確認ください。

☆タンクのレバー操作で洗浄水が流れるか?
タンク側面のレバーを操作すれば便器洗浄ができるという場合、上記で挙げたいずれかが原因になっていると思われます。レバー操作で洗浄水が流れないときは、タンク内の不具合などが考えられます。この場合は詳しく状況を確認する必要があるため、TOTOメンテナンスに連絡をしてください。

一体タイプのウォシュレットがオート洗浄しない場合

続いてネオレストなど、便器とウォシュレットが一体になっているタイプでオート洗浄が作動しない場合のチェックポイントを見ていきましょう。

☆リモコン表示部の「流す」「オート」ランプは点灯しているか?
まずはリモコン表示部の「流す」または「オート」のランプが点灯しているか確認します。点灯していなければ「流す入/切」のスイッチを押し、表示が出たら作動するか確認します。問題なく動けば終了です。

☆着座センサー、人体検知センサーに汚れや水滴が付着していないか?
便ふたと便座のつぎ目にある着座センサー、人体検知センサーにホコリなどの汚れや水滴が付着していると、オート洗浄が正しく作動しない場合があります。柔らかい布などで拭き取ってから作動するか確認しましょう。

以上すべての確認事項を試しても解決しないときは、TOTOメンテナンスに連絡をしてください。

リモコンのボタンが反応しない(ウォシュレット・アプリコット)

TOTOウォシュレットやアプリコットの壁リモコンが反応しない場合、「リモコンの電池切れ」「リモコンの送受信部が汚れている」「リモコンの故障」などの原因が考えられます。

なお、袖リモコンが動かない場合は、以下のリンク先をご覧ください。

袖リモコンが動かない場合は故障の可能性大

リモコンの電池切れ

壁に備え付けられている「壁リモコン」のボタンが反応しない場合で、リモコンの液晶部分の乾電池マークが残り1つの状態で点滅していたら、リモコンの電池切れが考えられます。

次の方法を参考に、リモコンの電池を交換してみましょう。

壁リモコンの電池入れ替え手順

  1. ウォシュレットの電源を抜きます。
  2. 壁リモコンを真上に持ち上げ、ハンガー(壁にネジ止めしてある土台)から取り外します。
  3. リモコン裏側の電池カバーを開け、電池を交換します。このとき、電池の向きを間違えないように注意しましょう。
  4. 再び、リモコンをハンガーに取付けます。
  5. ウォシュレットの電源を入れます。

※壁リモコンの種類によっては上記の手順と異なる場合がありますので、説明書などをご確認ください。

リモコンの送受信部が汚れている

壁リモコンから赤外線を送信する部分や、ウォシュレット本体の信号を受け取る部分が汚れていると、ウォシュレットのボタンが反応しない場合があります。リモコンの送信部とウォシュレット本体の受信部それぞれを、水で濡らしてよくしぼった柔らかい布で拭いてキレイにしましょう。

送信部は壁リモコン上面(天面)の左右両端
送信部は、壁リモコン上面(天面)の左右両端にある黒い部分です。ホコリなどが付着している可能性があるので、水で濡らしてよくしぼった柔らかい布で拭き取りましょう。また、テープやタオルなどで送信部が塞がれていないかもご確認ください。

受信部はウォシュレット本体の便フタの後ろ
受信部は、ウォシュレット本体の便フタの更に後ろ側にある場合が多く、黒色なのが特徴です。こちらも送信部と同じように、水で濡らしてよくしぼった柔らかい布で拭き取りましょう。また、テープやタオルなどで塞がれていないかもご確認ください。

リモコンの故障

壁リモコンの電池を交換してもボタンが反応しない場合は、壁リモコンの故障が考えられます。TOTOへ修理依頼を行うか、新しいリモコンを購入して取付けを行いましょう。

>>TOTOへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

リモコンのボタンが反応しない場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

なお、壁リモコンを新たに購入する場合は、必ず使用中のウォシュレットに対応したリモコンかどうかご確認ください。

TOTOウォシュレット壁リモコン

TOTO

ウォシュレット壁リモコン

同じタイプのリモコンを購入する場合、既に設置してあるハンガー(壁にネジ止めしてある土台)に、新しいリモコンをそのまま設置できるはずです。

現在使用中のものとは違う壁リモコンを購入する場合、自力での取付け方法は以下の記事を参考にしてください。

袖リモコンが動かない場合は故障の可能性大

袖リモコンが動かない場合、まずはコンセントの抜き差しを試してみましょう。コンセントの抜き差しを試しても復旧しない場合は、水などがかかったことによるウォシュレット内部の基板が故障している可能性があります。TOTOへ修理依頼を行うか、新しいウォシュレットへの買い替えを検討しましょう。

>>メーカーへ修理依頼

>>修理して大丈夫?修理で損してしまう場合も…。

リモコンのボタンが反応しない場合の修理費用については、以下の記事をご覧ください。

修理?買い替え?使用年数と修理金額で考える

寿命が近いウォシュレットは故障しやすい

ウォシュレットの寿命は、使用する環境によっても前後しますが、一般的に7~10年程度と言われています。ご使用中のウォシュレットが7年以上経過している場合は、動かないや水が出ないなどの故障が発生する確率が高まってしまいます。また、長く使用している間に溜まった汚れも、ウォシュレットが故障してしまう原因のひとつです。

7年以上使用したウォシュレットが故障してしまった場合、修理を依頼しても保証期間外のことがほとんどだと思いますので、有料修理になってしまいます。さらに寿命が近いため、一度修理してもすぐにまた故障してしまうリスクもあります。

寿命が近いウォシュレットは修理よりも買い替えがお得

ウォシュレットの寿命が近づいてきたら、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。安い機種では1万円代からありますし、思い切って機能が豊富な上位機種へ交換してみるのも良いかもしれません。「故障は買い替えへのサイン」と捉えることで、ウォシュレットが壊れても前向きに乗り越えられると思います。

ウォシュレットの買い替えをご検討の際は、こちらの記事を参考にしてください。


また、最近ではウォシュレット本体と工事費がセットになった「工事費込セット」も、インターネット通販で購入することができます。商品と工事を別々で手配する手間が省けるうえに、価格もお得になっているのでオススメです。

おすすめ基本工事費込みセットウォシュレット!

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参考価格:25,580円(税込)~(2023年1月14日時点)

トイレごと交換したほうがお得な場合も?

トイレは何となくずっと使えるイメージがあるかもしれませんが、内部部品の劣化などの理由からトイレも「10~20年」程度での交換が推奨されています。トイレを長期間使用している場合、ウォシュレットと一緒にトイレも交換することで、より安心して長く使用することができるため結果的にお得かもしれません。

もし、ウォシュレットの故障を理由に買い替え・交換をするのであれば、この機会にトイレも一緒に交換してしまってはいかがでしょうか?現在では、ウォシュレットと一体型になったトイレでも、税込5万円程度まで値下がりしています。(別途、設置工事費がかかります)

交換におすすめのトイレや買い替え費用などについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

加入した保証によって変わる故障時の連絡先

ウォシュレット故障時の連絡先は、加入した保証によって変わります。

1年以内の故障で、故障内容がメーカーが定める保証の対象であれば無償で修理・交換してもらえますが、殆どの場合が1年以上経過した後の故障になると思います。購入から経過した年数と、加入した保証により連絡先が異なりますので下記を確認してみましょう。

ウォシュレット設置後、1年以内の故障の場合

保証対象であればメーカーに連絡することで修理・交換の対応をしてもらえます。

ウォシュレット設置後、2~10年以内の故障の場合

メーカー独自の延長保証、または販売店舗による無料・有料延長保証に加入している場合、メーカー延長保証の場合はメーカーへ、販売店による延長保証の場合はウォシュレットを購入した販売店に連絡しましょう。保証対象内であれば修理・交換の手配をしてもらえます。また、「延長保証は加入したけど、どれか分からない」という方はまずは購入したお店に問合せをすれば案内してもらえるはずです。

購入時延長保証に加入していない場合はメーカー保証期間が過ぎているため、故障内容に応じて修理費用が発生します。自力で解決できない故障の場合、メーカーへの連絡が必要になります。購入したメーカーを確認して、各メーカーの修理センターへ連絡しましょう。メーカーごとに受付時間が違うので注意が必要です。

>> TOTOの修理連絡先はコチラ

ウォシュレット設置後、10年以上の故障の場合

残念ながら延長保証に加入していたとしても保証期間が過ぎていますので、無償での修理・交換は出来ません。修理したい場合はメーカーに連絡することで案内はして頂けると思いますが、故障内容によっては10年前の修理部品は置いていない場合があり、寿命も近いため買い替えがオススメです。

ウォシュレットの買い替えをご検討の際は、こちらの記事を参考にしてください。


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TOTOの修理連絡先

損をしないために!修理連絡前の最終確認!

ウォシュレットの修理連絡前には、

  • 保証期間
  • 使用年数

の2つを必ず確認しておきましょう。

ウォシュレットの保証期間が過ぎていませんか?

保証期間は、ウォシュレットを無償修理してもらえる保証期間になります。ウォシュレットのメーカー保証は、どのメーカーも通常ですと1年保証ですが、延長保証に加入していれば最大10年間は無償で修理が可能です。

保証期間外で有料修理する場合、修理する部品によっては数万円以上かかってしまうこともあります。ウォシュレットの修理費用を抑えるためにも、延長保証に加入しているかどうかを必ず確認するようにしましょう。

ウォシュレットを10年以上お使いではないですか?

メーカーがウォシュレット部品を保有している期間は、製造打切後「6年」(TOTOの場合)です。そのため、7年以上使用しているウォシュレットは、修理しようと思っても部品が無くて修理できない場合があります。
このように古いウォシュレットで修理部品が無い場合は、新しいウォシュレットに買い替えるしかありません。

修理すると損する場合もある

上記で紹介したように、保証期間が過ぎてしまったウォシュレットや、7年以上使用して修理部品が無くなってしまったウォシュレットは、修理をすると逆に損してしまうこともあります。

また、ウォシュレットの寿命は7年~10年です。7年以上使用して故障してしまったウォシュレットは、修理しても再び故障してしまう可能性が高いでしょう。

以上のことから、使用年数が7年以上経過して故障したウォシュレットは、新しいウォシュレットに買い替えたほうが経済的でしょう。最近では、ウォシュレット取り付け工事費がセットになった「基本工事費込みセット」でも2万円台の商品も存在します。

ウォシュレットの買い替えをご検討の際は、こちらの記事を参考にしてください。


また、最近ではウォシュレット本体と工事費がセットになった「工事費込セット」も、インターネット通販で購入することができます。商品と工事を別々で手配する手間が省けるうえに、価格もお得になっているのでオススメです。

おすすめ基本工事費込みセットウォシュレット!

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TOTOウォシュレットの修理連絡先

  • 電話番号:0120-1010-05
  • 365日年中無休
  • 修理受付時間:8:00~19:00
  • 訪問修理時間:9:00~18:00
  • FAX番号:0120-1010-02
  • インターネットからの修理申し込みも可能です。

ウォシュレット故障中でもお尻を洗える「携帯ウォシュレット」

なお、ウォシュレットが故障などで使用できない場合や、修理や買い替えまでに時間がかかる場合は、「携帯ウォシュレット」を使用してみてはいかがでしょうか?携帯ウォシュレットは持ち運びもできる小型のウォシュレットで、通常のウォシュレットと比べても負けないほどの水圧や洗い心地を実現しています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。