原因解明!パナソニック製IHクッキングヒーターの故障と修理

パナソニック製IHクッキングヒーターの故障にお困りですか?「トッププレートが割れた」、「電源が入らない」、「グリルスイッチが入らない」、「漏電ブレーカーが落ちる」、「鍋が温まらない・点灯しない」などの症状の原因と対策をしっかり解説します。

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原因解明!パナソニック製IHクッキングヒーターの故障と修理

目次

トッププレートが割れてしまった

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターのトッププレートが割れてしまった場合の対応方法についてご紹介していきます。

すぐに使用を中止し、パナソニックへ修理依頼を

パナソニック製IHクッキングヒーターのトッププレートが割れてしまった場合、そのまま使用を続けるのは非常に危険です。たとえば煮こぼれや吹きこぼれが起きた際に、トッププレート割れ目から中の基盤へ浸水し、基盤の故障などにも繋がります。そのため、トッププレートが割れてしまった場合は、すぐに使用を中止し、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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電話番号:0120-878-554(携帯電話・PHS可)
受付時間:月~土 9:00~19:00/日・祝日及び年末年始 9:00~17:30

IHクッキングヒーターの上に乗せられる重量は何キロまで?

パナソニック製IHクッキングヒーターの上に乗せられる重量は、鍋自体の重さと鍋の中身の重さを合計して約10kgまでとされています。これは、パナソニックが定めた調理中に鍋を動かしても安全に使用できる基準値です。
なお、10kg未満の重量でも、一箇所に強い衝撃を入れたり、傷つけたり、空焼き(鍋を設置せずに加熱)したりするとトッププレートが割れる危険があります。

IHクッキングヒーターの電源がつかない

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターの電源が入らない場合の対応方法についてご紹介していきます。

IH専用ブレーカーが落ちている

パナソニック製IHクッキングヒーターの電源が入らない場合にまず考えられる原因は、IH専用ブレーカーが落ちてしまっていることです。特に停電後にIH専用ブレーカーを上げ忘れているケースもありますので、確認するようにしましょう。

電源コードが抜けてる(据置タイプの場合)

お使いのパナソニック製IHクッキングヒーターが据え置きタイプの場合、電源コードが抜けている可能性が考えられます。電顕コードの電源プラグが、コンセントにしっかり挿し込まれているか確認しましょう。また、電源プラグが緩んでいないかどうかもチェックしましょう。

ロースターグリルのお手入れ不足による劣化

パナソニック製IHクッキングヒーターのロースターグリル(魚焼きグリル)を掃除していないと、劣化によりIHクッキングヒーターの電源が入らなくなってしまう場合があります。予防策としては、空焼きと呼ばれるお手入れ方法で、ロースターグリル内の油を焼き切ることで劣化を防げる場合もあります。ただし、すでにロースターグリルの電源がつかない場合は、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

IHクッキングヒーターが故障している

上記のいずれにも当てはまらない場合、IHクッキングヒーターが故障していることが考えられます。特に吹きこぼれや煮こぼれ後に電源が入らなくなった場合は、IHクッキングヒーター内部の基盤が浸水で故障していることも考えられますので、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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ロースターグリルのスイッチがつかない

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターのグリルスイッチが入らない場合の対応方法についてご紹介していきます。

総電力の最大定格を上回っている

パナソニック製IHクッキングヒーターのロースターグリル(魚焼きグリル)の電源が入らない原因として、IHヒーターを最大火力で2つ以上同時に使用している場合が考えられます。

国内で販売されているIHクッキングヒーターには、総電力の最大定格(超えてはいけない値)が5,800Wと定められています。仮に200VのIHクッキングヒーターで左右のIHヒーターを最大火力(3,000W)で使用したとすると、自動で火力を調整して5,800Wになるため、ロースターグリルの電源を後から入れようとしても入らない場合があります。なお、古い機種には自動火力調節機能がついていない場合もありますので、説明書で確認するようにしましょう。

ロースターグリルの故障

上記の他にパナソニック製IHクッキングヒーターのグリルスイッチが入らない原因として考えられるのは、ロースターグリルが故障しているケースです。ロースターグリルは、お手入れを怠っていたりすると故障してしまうことがあります。もしロースターグリルが故障していると思ったら、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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グリル受け皿に水を入れてもエラーU11が消えない

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターのグリル受け皿に水を入れてもエラーU11が消えない場合の対応方法についてご紹介していきます。

電源を入れたまま連続で焼いた事が原因かも?

パナソニックのエラーコードでU11を見てみると「グリル受け皿高温自動OFF」となっています。このエラーはグリル受け皿に水が無くなった場合の他に、グリルの電源を入れたまま手動で連続して焼いた場合にも発生します。

通電を切ってから受け皿に水を入れる

パナソニック製IHクッキングヒーターで、グリル受け皿に水を入れてもエラーU11が消えない場合は、上記で書いた「グリルの電源を入れたまま手動で連続して焼いた」ことが原因かもしれません。その場合は、以下の対処方法をお試しください。

  1. グリルの電源を切ります。
  2. グリル受け皿に水(約200ml)を入れます。
  3. 再びグリルの電源を入れます。

上記の方法を試してもエラーが解消されない場合は、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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使用しようとすると漏電ブレーカーが落ちて使えない

パナソニック製IHクッキングヒーターを使用しようとすると漏電ブレーカーが落ちてしまう理由は、IHクッキングヒーターのどこかで漏電が発生しているためです。漏電が発生する理由はさまざまあります。

煮こぼれ・吹きこぼれによる漏電

煮こぼれや吹きこぼれによってIHクッキングヒーター内部の機械が濡れてしまうと、漏電ブレーカーが落ちる場合があります。その場合、1日程度IHクッキングヒーターを使用せずに乾かすと直る場合があります。ただし、吹きこぼれた液体に水以外の成分が混じっている場合、乾いた後でも漏電ブレーカーが落ちてしまう場合があります。

ロースターグリルの劣化による漏電

ロースターグリル庫内にこびりついた魚の油などをそのままにしておくと、ロースターグリル庫内が劣化して、漏電してしまう場合があります。

ゴキブリなどの害虫による漏電

意外と多いのが、ゴキブリなどの害虫がIHクッキングヒーター内部で感電して死亡し、その死骸を通じて漏電が発生しているパターンです。

漏電ブレーカーが落ちる時は、パナソニックへ修理依頼が必要

上記では漏電の理由について紹介しましたが、どのケースであっても、復旧しない場合はパナソニックによる修理が必要になります。できるだけ早くパナソニックへ修理依頼をするようにしましょう。

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フィルター(排気パネル)の目詰まり検知が直らない

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターのフィルター(排気パネル)の目詰まり検知が直らない場合の対応方法についてご紹介していきます。

網目状の排気パネルと内部の排気口本体を取り外して水洗いする

パナソニック製IHクッキングヒーターのフィルター(排気パネル)の目詰まり検知エラーが発生した場合、排気口に汚れなどが溜まって目詰まりしているサインですので、網目状の排気パネルと内部の排気口本体を取り外して水洗いしましょう。勘違いしやすいのは、網目状の排気パネルのみ掃除しても意味はなく、中身の排気口本体を取り出して綺麗に洗うことが重要です。

それでも直らない場合、過熱防止回路の故障

IHクッキングヒーターの排気口本体をしっかりと洗って綺麗にしたにも関わらず、フィルター(排気パネル)の目詰まり検知エラーが直らない場合、過熱防止回路(IHヒーターの温度が異常に上がりすぎないように監視する回路)が故障している可能性がありますので、パナソニックへ修理依頼が必要です。

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IHヒーターの上に鍋を置いても温まらない

ここではパナソニック製IHクッキングヒーターで、IHヒーターの上に鍋を置いても温まらない場合の対応方法についてご紹介していきます。なお、IHヒーターが鍋を認識しない、IHヒーターのランプが点灯しない、IHヒーターのランプが点滅したまま等の不具合についても、同様の対応をお試しください。

IH対応の鍋か確認する

IHクッキングヒーターは使用できる鍋が限られています。IH非対応の鍋をIHヒーターの上に置いても、鍋はIHヒーターに認識されず、加熱されないため温まりません。また、IHヒーターにIH非対応の鍋を置くと、IHヒーターの加熱開始サインであるランプが点灯しない機種や、火力ランプが点滅する機種(主に卓上IH)なども存在します。使用している鍋がIH対応のものか確認しましょう。

IHクッキングヒーターで使用できる鍋と非対応の鍋の一覧は、こちらの記事をご覧ください。

鍋の底に汚れなどがないか確認する

鍋の底に汚れなどがついていると、IH非対応の鍋を置いた場合と同様に、IHヒーターが鍋を認識しない場合があります。鍋の底を確認して、汚れやゴミが付いていたら掃除して取り除きましょう。

IHクッキングヒーターが故障している

上記のいずれでもない場合、IHクッキングヒーター自体が故障している可能性があります。パナソニックへ修理依頼をしましょう。

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IHクッキングヒーターから音(ピーピーピー)が鳴る

パナソニック製IHクッキングヒーターから音(ピーピーピー)が鳴るのは、IHクッキングヒーターに水が掛かったり、内部の機械が水漏れしている場合が考えられます。もし水を掛けてしまったことに心当たりがあれば、IHクッキングヒーターのコンセントを抜いて丸一日ほど乾かすようにしましょう。なお、ビルトインコンロの電源はIHクッキングヒーター本体の裏側に設置されている場合がほとんどですので、可能であれば乾燥するまで抜くようにしましょう。

上記の方法を試しても問題が解消されない場合は、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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Hから始まるエラーコードはパナソニックへ連絡が必要

パナソニック製IHクッキングヒーターに表示されるエラーコードには、Uからはじまる「U◯◯」と、Hからはじまる「H◯◯」があります。

「U◯◯」と「H◯◯」のエラーコードには、以下のような違いがあります。

  • U◯◯……エラコードの対処法を見ながら、自分で対処することができるエラーを表示しています。
  • H◯◯……自分での対処は不可能なので、パナソニックへ修理依頼が必要なエラーを表示しています。

もしお使いのパナソニック製IHクッキングヒーターに「H◯◯」のエラーコードが表示された場合は、パナソニックへ修理連絡をしましょう。

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エラーが頻発して長年IHを使用している場合は「買い替え」も検討

エラーや不具合で使用に支障があり、長年IHクッキングヒーターを使用していている場合、寿命が近いのかもしれません。度々の問合せや修理といった時間や費用をかけるよりは最新の機種に買い替えすることをオススメします。

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