便器や床・壁など正しいトイレ掃除のやり方と必要な道具を紹介!
目次
便器や便座、床や壁といったトイレの汚れやすい箇所ごとに「正しい掃除方法」を必要な道具を交えて徹底解説していきます。
おすすめ掃除グッツや汚れにくくする工夫、使ってはいけない道具などもご紹介。便器内部だけでなくタンクや配管、ウォシュレットのノズル。便座を外した徹底的な掃除も!
ウォシュレット(温水洗浄便座)の「便座」部分の掃除は別の記事にて紹介しています。
ウォシュレットの掃除方法。ノズルから便座の外し方まで徹底解説
64,401viewトイレが汚れる原因
尿石と雑菌
トイレが汚れる原因はズバリ「尿石と雑菌」が主な汚れです。
黄ばんだ汚れは「尿石」からなる汚れになり、トイレの表面やフチの裏側などにつきます。また掃除を2週間ほどしていないと水面に沿って、黒くなる汚れは「雑菌(カビ)」です。
ホコリ
また見落としがちですが、トイレは換気扇が常に回っている家が多いことから、ホコリが溜まりやすい部屋でもあります。「あまり使っていない部屋なのに、床面を拭いてみるとホコリがびっしり」ということも少なくないはずです。このホコリも雑菌や、飛び散った尿などとくっついたりすると、衛生上あまり宜しくない為、床面や壁面の汚れもトイレ本体と共に掃除しましょう。
水垢
水道水にはカルシウム・ミネラル・カルキ等が含まれている為、水分だけが蒸発して白い点々の汚れが付着することがあります。水垢はすぐ掃除すればとれますが、放置の時間が長いととれにくくなってきます。
男性の立ちション問題
トイレが汚れのスピードをあげているのが、「男性の立ちション問題」があります。現在は約半数の男性が座って小便をしますが、残り半数の方も奥様や家族から座ってしてほしい、と要望があった方も少なくないのでは?
実際、陶器製トイレで立ちションを行うと、便器の外に尿や便器の中の水が意外と飛び散ります。パナソニックのアラウーノの動画で、どれくらい飛び散るか確認ができます。
アラウーノ・飛び散り実験動画
そのため、床面や壁面をしっかり拭き掃除をしないと、トイレ特有のアンモニア臭が生成されてしまいますので、トイレ本体だけでなく壁床も拭き掃除をおすすめします。
トイレが汚れている箇所と掃除方法
便器のフチ裏側
フチがあるトイレが多いと思いますが、ここは飛び散り等を防ぐ意味合いもある反面、最も汚れやすい箇所でもあります。
上から見ただけでは、わかりにくい箇所ではありますが、確実に汚れが溜まっていくのでトイレ用の洗剤で、掃除をするたびに毎回忘れず掃除しましょう。
用意するもの
- ゴム手袋
- トイレ用洗剤
- フック状になっているブラシ
最近では、100円均一でもフック状になっており、先端の部分に鏡がついているブラシもありますので、気になる方はこちらか、もしくは近所の100円均一やホームセンターで探してみてください。
レック フチ裏みえーる トイレブラシ(トイレクリーナー)
最新のトイレでは多くのメーカーで「フチ無し」の便器を採用するシリーズが増えています。 フチなしトイレのメリットデメリット!尿はね・飛び散り対策も紹介
フチ無しトイレについては以下の記事で詳しく紹介しています。
便器の中に溜まっている水の水面
通称「さぼったリング」と呼ばれる便器の水の水面に沿ってできる黒ジミです。こちらもトイレ用洗剤(塩素系洗剤が有効)を使用して、まめに掃除をするしか方法がありませんが、発生を遅らせることはできます。
用意するもの
- ゴム手袋
- トイレットペーパー
- トイレ用ブラシ
- トイレ用洗剤(塩素系洗剤)
サボったリング対策の掃除の仕方
- トイレブラシで水面を押し込みましょう。何回か押し込んだりしていると便器の水の水面が下がります。これを事前にやる理由は、水面が高いと洗剤が流れてしまうからです。
- トイレットペーパーを便器に敷き詰めます。
- このトイレットペーパーに、トイレ用の塩素系洗剤を染み込ませます。2週間以上放置してしまった汚れが酷いときは、一晩置いてから流すとピカピカになります(1週間~2週間ほどサボった軽い汚れの場合は、30分程度で汚れが取れます)
※酸素系と塩素系の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるため、一緒に使ってはいけません。 - タンク有トイレの場合は、タンク内部も数回に1回は掃除をしましょう。タンク内部でカビが発生している場合は、カビが混入した水が常に流れてくることにより、便器の中の水もカビが発生しやすくなります。
便座の裏側
基本的には毎日のお手入れの場合は、中性洗剤やトイレ用の洗剤(アルコール系以外)を使っていただき、軽く拭いてもらえれば問題ありません。
蓄積した汚れは、クエン酸とハイターをうまく活用すると、頑固な汚れがしっかり取れます。ただし、クエン酸とハイターは間違っても一緒に使わないように!有毒ガスが発生するので、別々の部位で使用します。
この便座本体の頑固な汚れ・黄ばみに対しては”クエン酸スプレー”を活用し、便座と便器が接するゴムの部分はハイターを活用します。
便座の頑固な汚れへの掃除の仕方
用意するもの
- ゴム手袋
- マイナスドライバー
- ハイター
- クエン酸・空のボトル(または市販のクエン酸スプレー)
- 雑巾またはトイレ用拭きシート(アルコール系でないもの)
- 使い古した歯ブラシ
- まずは便座と便器が接するゴムの部分をマイナスドライバーで取ります。便座の樹脂の部分とゴムの間に、マイナスドライバーを入れるとポンと取れるはずです。
- ハイター(塩素系洗剤)を含んだ水もしくは、ハイターをそのまま噴霧して、付け置きを行いゴムを消毒・着色除きをします。
- 便座の掃除用のクエン酸スプレーを作ります。(もしくは市販のクエン酸スプレーを用意)
作り方は100円均一で空のスプレーボトル、もしくは使用済みの洗剤などのスプレーボトルを洗ったものを用意します。水200mlに対して、クエン酸(粉末タイプをドラッグストア等で購入可能)小さじ1~2杯を混ぜた「クエン水」を作ります。
※便器の頑固な汚れ対策に使う、塩素系の洗剤と混ざらないように気を付けてください - トイレットペーパーを便座の裏側から、表面にかけてクエン水に浸しながら便座にくっつけていきましょう。クエン水で浸ったトイレットペーパーが満遍なく行き渡ったら、15分~30分程度放置しましょう。
- トイレットペーパーを除いて、雑巾やトイレ用の拭きシート等で全体を拭きましょう。細かい部分は使わなくなった歯ブラシなどで擦って汚れを落としましょう。
- 最後に、取り外したゴムを付け直して完了です。
便座と便器の接地面
皆さんが「やらないといけないけど、便座の外し方も分からないし面倒だな…」と見てみぬふりをされることが多い箇所でもあります。トイレを掃除しても「なんか臭う…」という場合はこちらの掃除不足が原因かもしれません。
便座の外し方(便座一体型やタンクレストイレの一部は取り外し不可)
ボルトナットで固定タイプ
ウォシュレット(温水洗浄便座)の場合は、給水管にある止水栓を止めて作業を行います。便器を下から覗くと、便座を樹脂のボルトで固定されてるタイプです。このタイプは、そのボルトについているナットを左回りに緩めると便器と便座が取れます。
ベースプレートに固定されているタイプ
ウォシュレット(温水洗浄便座)の場合は、給水管にある止水栓を止めて作業を行います。便座の右側に「本体取り外しボタン」があり、このボタンを押しながら手前側にひっぱります。硬くなっている場合がありますので、力が多少必要です。
便器にベースプレートと呼ばれる、樹脂の板状のものがあると思いますが、その部分はプラスドライバーで緩みます。
TOTOの便座取り外し方法
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78,422view便器手前側
男性の小便が主な原因ですが、座って小便をした場合、便器と便座の隙間から漏れ出して、便器を伝って汚れが付着することがあります。
便器の手前面をトイレ用の拭きシートや雑巾で拭きましょう。ここの汚れが蓄積すると、便器と床の接地部分から臭いが発生します。
トイレの床と壁
先ほどの男性の立ちション問題で、立ってされる方は特に念入りにされた方が良いでしょう。意外と飛び散った小便が蓄積して、臭いのもとになっていることがあります。
まず床面ですが、換気扇が基本は24時間運転していることから、ホコリが溜まりやすいので拭き掃除や、掃除機をかけるようにされることをおすすめします。小便の飛び散りなどがある場合は、中性洗剤でも良いですし、最近はスプレータイプのトイレ用洗剤でも床面の掃除が可能です。
壁面がビニールクロス仕上げの壁や、タイルであれば、普段は中性洗剤を薄く含んだ水で拭いてもらえれば問題ありません。
リビングやお部屋の掃除機でトイレを掃除するか否か?問題はこちら
トイレ掃除で用意すべき道具
普段の掃除で使う道具
用意するもの
- ゴム手袋
- 中性洗剤(トイレマジックリンなど)
- 樹脂製ブラシ(先端にスポンジがついているブラシ)
- 雑巾やトイレ用ウェットペーパー
- セスキ炭酸ソーダ水
念入りに掃除する時に使う道具
用意するもの
- ゴム手袋
- 酸性トイレ洗剤(サンポール等、尿石等、アンモニア臭に使う)
- 樹脂製ブラシ(先端にスポンジがついているブラシ)
- トイレットペーパー(頑固な便器の汚れに使う)
- 塩素系トイレ洗剤(ドメストやトイレハイター等、カビなどに使う)
- マイナスドライバー(便座のゴムを取るためや、止水栓を閉めるために使用)
- プラスドライバー(便座がプレート固定型の場合に必要な機種もある)
ちょっと汚れた時に有ると便利な道具
用意するもの
- トイレシート(トイレクイックルなど※アルコール含まないもの
- 流せるトイレブラシ
おすすめの掃除方法と頻度
便器の日常の汚れ(毎日~数日に1回の基本の掃除)
日常行っていた頂くことをお勧めする箇所は、便器内部全体と便座裏側になります。頑固な汚れ対策は、 「便器の頑固な汚れ」の掃除方法を参照ください。
便器内部全体は、樹脂製ブラシでトイレ用洗剤で全体を擦る様に磨いて、フチの裏側も忘れず洗ってもらえれば問題ありません。
便座の裏側も、使用した方の便の状態や、勢いによっては1日で汚れてしまうこともあるため、こちらも中性洗剤やトイレ用洗剤(アルコール系除く)を含んだ雑巾やウェットシートで拭き掃除をしてください。
セスキ炭酸ソーダ
ブログ等でも話題の「セスキ炭酸ソーダ水」ですが、トイレの掃除にも使うことができます。アルカリ性の自然素材の洗剤になります。
ドラッグストアなどでも売っている、粉状のセスキですが、水100gに対して1gのセスキを溶かしてスプレーボトルなどに入れて使います。市販品としても売っておりますので、作るのが面倒という方はこちらを確認ください。
セスキの激落ちくん 密着泡スプレー 洗剤 500ml
セスキ炭酸ソーダ水は、皮脂汚れなどに有効的で便座汚れや、壁紙や床の掃除にも使える洗剤が出来上がります。酸素・塩素系のように除菌・滅菌といった強力な効果はありませんが、制菌(菌の繁殖を一時的に抑制する)効果はあります。
同じくアルカリ性のものと言えば、重曹がありますが重曹との違いは、セスキは水に溶けやすいことに対して、重曹は水に溶けにくく研磨材のような役割を果たします。トイレの便座などをきれいにするのであれば、セスキ炭酸ソーダ水がおすすめです。
便器の頑固な汚れ(1週間~月1の掃除)
便器の頑固な汚れは、トイレ用の塩素系洗剤もしくは酸性系洗剤の漬け置き、便座の頑固な汚れにはクエン酸漬け置きが有効になります。
便器の頑固な汚れの掃除方法
- 樹脂製のトイレブラシで水面を押し込みましょう。何回か押し込んだりしていると便器の中の水の水面が下がります。これを事前にやる理由は、水面が高いと洗剤が流れてしまうからです。
- トイレットペーパーを便器に敷き詰めます。
- このトイレットペーパーに、カビが多い場合はトイレ用の塩素系洗剤(ドメストやトイレハイター等)、黄ばみや尿石が気になる場合は酸素系洗剤(サンポール等)を染み込ませて、汚れが酷いときは一晩置いてから流すとピカピカになります。
※酸素系と塩素系の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるため、一緒に使ってはいけません。
便座の頑固な汚れへの掃除の仕方
用意するもの
- ゴム手袋
- マイナスドライバー
- ハイター
- クエン酸・空のボトル(または市販のクエン酸スプレー)
- 雑巾またはトイレ用拭きシート(アルコール系でないもの)
- 使い古した歯ブラシ
- まずは便座と便器が接するゴムの部分をマイナスドライバーで取ります。便座の樹脂の部分とゴムの間に、マイナスドライバーを入れるとポンと取れるはずです。
- ハイター(塩素系洗剤)を含んだ水もしくは、ハイターをそのまま噴霧して、付け置きを行いゴムを消毒・着色除きをします。
- 便座の掃除用のクエン酸スプレーを作ります。(もしくは市販のクエン酸スプレーを用意)
作り方は100円均一で空のスプレーボトル、もしくは使用済みの洗剤などのスプレーボトルを洗ったものを用意します。水200mlに対して、クエン酸(粉末タイプをドラッグストア等で購入可能)小さじ1~2杯を混ぜた「クエン水」を作ります。
※便器の頑固な汚れ対策に使う、塩素系の洗剤と混ざらないように気を付けてください - トイレットペーパーを便座の裏側から、表面にかけてクエン水に浸しながら便座にくっつけていきましょう。クエン水で浸ったトイレットペーパーが満遍なく行き渡ったら、15分~30分程度放置しましょう。
- トイレットペーパーを除いて、雑巾やトイレ用の拭きシート等で全体を拭きましょう。細かい部分は使わなくなった歯ブラシなどで擦って汚れを落としましょう。
- 最後に、取り外したゴムを付け直して完了です。
タンクの中や外(月1程度をおすすめ)
忘れがちですが、タンク有トイレの場合はタンク内部も月1回程度を目安に掃除をしましょう。
掃除を怠っていたり、掃除をする箇所という認識がなく放置していると、気づいた時にはかなりのカビが発生している、ということもあります。
- 止水栓をマイナスドライーバー等で閉めてください。
- タンクの上にかぶさっている陶器製の蓋を真上に持ち上げるように取ってください。この際に横や前にスライドすると、手洗いのホースや管がひっかかって、うまく取れない可能性が高いです。
- 中蓋があれば、これも真上に持ち上げるように取りましょう。
- トイレ用洗剤(酷い場合はハイター等でも可)でタンクの中や、中蓋、タンクの蓋の裏側を樹脂製のスポンジブラシなどで磨きましょう。
- 一通りブラシ磨いたら、乾燥させて元通りに戻してください。
トイレの配管
意外とホコリがたまったりします。またトイレ本体が壁排水(便器後方に排水管があるタイプ)の場合は、排水管のジャバラにホコリが溜まりやすかったりしますので、床や壁の掃除をするタイミングで、掃除をしておいた方が良いでしょう。
見落としがちな掃除すべき箇所
換気扇(数か月~半年に1度)
24時間換気というものが住宅には法律で定められており、全戸必ずトイレには排気用の換気扇が何かしらの形で設置されているはずです。家によっては切れるようになっている家もありますが、計画的な換気で快適に過ごすための付けっぱなしが基本です。
そのため、空気と共にホコリも一緒にトイレに入ってきますが、換気扇のプロペラもホコリがびっしり付着します。ホコリが付着していると、必要な換気量が排気できなかったりするので、数ヵ月~半年に一度はルーバー(網目や格子になっているカバー)と、中のプロペラを掃除機でホコリを吸いましょう。
お尻ノズル(温水洗浄便座)
便座はしっかりきれいに掃除をしても、ノズルを忘れることがあります。ノズルは機種やメーカーにもよりますが、基本的には掃除ができるように出せる設定になっています。
「ノズルおそうじ」といったボタンや選択項目があり、そのボタンを押すとノズルが出てきますので、歯ブラシなどで掃除を行ってください。汚れが溜まりやすく、デリケートな方は気にされる方も多い箇所です。
脱臭フィルター(脱臭機能付き温水洗浄便座)
脱臭フィルターは臭い空気を、そのフィルターを通過させることによって、臭いを軽減させますが、空気を通過さていることからホコリがどうしても溜まっていきます。
脱臭機能付きの便座であれば、各社便座の左右どちらかに抜き出せるネット状のフィルターがあります。1ヵ月に一度程度は、取り出して水洗いしておきましょう。
収納部分
トイレには、側面手洗いに付属している収納、天袋と呼ばれるトイレの天井に付いている収納、トイレの後方にある収納等、色々なパターンで収納があることが多いです。
トイレットペーパーや洗剤等、収納が必要な空間であることからも、ホコリがたまりやすい箇所ができてしまうのは仕方のないことです。しかし、やはりホコリを放置しておくと衛生的によろしくないため、ホコリは中性洗剤などを含んだ雑巾やウェットシートで月に2~3回は掃除をしましょう。
壁
大掃除でもない限り、壁なんかは掃除する方は少ないかもしれません。しかし、特にビニールクロスの壁紙は小便などが付着すると、変色や臭いの原因になりますので、1週間に1度程度、床掃除と一緒に壁も雑巾で擦っていただくことをおすすめします。
リモコン
ウォシュレット(温水洗浄便座)の場合は、壁付けのリモコンや、便座の横にあるリモコンがあります。
ここもホコリがたまったり、便座横についているリモコンは小便などが付着することもありますので、定期的に拭き掃除を行ってください。
掃除が楽になる!おすすめのトイレ掃除グッズ
掃除道具
トイレブラシ クリーナー・スコッチブライト
樹脂製のブラシなど、トイレ掃除をした後の先端の部分はやはり触りたくないし…と思う方が多いと思いますが、先端が使い捨てタイプになっており、毎回掃除をした後は先端のスポンジだけゴミ箱へ!樹脂製のブラシ等に比べると、少し割高ではありますが、清潔に使うことができるので、非常に人気の高い商品です。
洗剤
消臭ストロング トイレマジックリン トイレ用洗剤 スプレー
便器にも便座にも、床にも万能に使えるスプレータイプのトイレ用洗剤です。逆さでも使用できて、中性系であることからも1本で非常に重宝できる洗剤になります。
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クエン酸スプレー
除菌率99.9% クエン酸の激落ちくん 泡スプレー
先ほど紹介したクエン酸スプレーですが、市販でも販売していますので作るのが面倒な方はこちらをお買い求めください。
便器の奥の汚れ向け
小林製薬のかんたん洗浄丸 キッチン・洗面台・トイレ・お風呂の排水口のパイプ洗浄
トイレに溜まっている水を押し下げて、奥まで掃除をしようと思ってもなかなかブラシが届かない!ということがあります。また奥まで掃除したように見えても、トイレはかなりブラシが届きにくい構造になっています。
気になる方は、こういった発砲系の洗浄剤を入れて、一晩置いておくとしっかり汚れが取れます(水と泡が届く範囲)
おすすめしないトイレ掃除グッズと理由
金タワシ
陶器トイレでも傷がつく恐れが高く、傷がつくとその部分に汚れが入り込みやすくなるため、樹脂製のブラシやスポンジで洗いましょう。
アルコール系洗剤
便座の掃除などで使う方が意外と多いアルコール系洗剤です。アルコール除菌スプレーのようなものも同様ですが、樹脂はアルコールに弱いため、毎日にようにアルコール系洗剤で拭き掃除を行っていると、便座表面がザラザラになってくることがあります。そのため、便座本体の取扱説明書などにもアルコール系の洗剤を避けること、と記載があります。
成分の表の中に「アルコール」もしくは「エタノール」とあった場合は、特に便座のお手入れでは避けましょう。
トイレ掃除で気を付けたいコト
洗剤の混合使用は絶対ダメ!
まずは先述のように、塩素系・酸素系の洗剤が混ざらないようにすることです。混ぜると有毒ガスが発生する可能性があります。1回の掃除で、どちらか一方のみの使用にする、と決めておきましょう。
換気をしっかりと!
またトイレは小さい空間の為、締め切って塩素系の洗剤を使っていたり、トイレ掃除で目がしょぼしょぼしたり、目や鼻の痛みが出ることがありますので、換気を回すかトイレは開けた状態で掃除を行っていただくこをおすすめします。
研磨材は使う箇所に注意!
そして掃除でよく使う方が多い激落ちくん(メラミンスポンジ)ですが、見た目や手触りでは柔らかそうにみえますが、いわゆる研磨材になります。使用する箇所は陶器製便器の頑固な汚れに部分的に使う程度は良いですが、あまり使い過ぎるとコーティングがあるトイレはコーティングが剥げたりするので、汚れが酷い時のみの使用にして、普段は樹脂製のたわしやブラシがおすすめになります。
素手でトイレを掃除する危険性
たまに「素手でトイレを洗う美学」のような話がありますが、基本的には衛生上の観点からは避けるべきです。
哲学的な観点からは、素晴らしい行為なのかも知れませんが、トイレは排泄物の処理場であることから、素手で触ってしまうと衛生上はあまりよくはありません。間接的に、経口で雑菌などが体内に入ったりする可能性も否定できませんので、哲学的なよっぽどの拘りがある方以外は避けましょう。
掃除機でトイレを掃除するのはあり?
ネットで調べると、あり派・なし派が分かれるようです。
確かに清潔に敏感な方は、トイレの床をかけたら、小便などが付着してそのままリビング等を掃除機かければ広がってしまう、ということはあるかも知れません。まずは、実際トイレの床は排泄物(特に小便)が飛び散っているのか?ということを検証したいと思います。
トイレの床は排泄物飛んでいる可能性が高い
結論的には「小便を中心に飛んでいる。もしくは垂れている可能性が高い」です。
主に犯人は男性が主になってきますが、男性の場合立って小便をする場合、毎回ほぼ100%便器外にも水や小便が飛び散っています。ちゃんと便器内の水を狙って、外に出ていない!と思うかもしれませんが、結構な勢いで飛んでいって床や壁に付着しています。
パナソニック・アラウーノ 飛び散り実験動画
そのため、立って用を足す方が家族いらっしゃる方は床はほぼ間違いなく汚れています。
座ってされる場合も、便器前方から垂れてきたりすることもあるため、床は少なからずホコリなどに加えて、排泄物の汚れが付着していると思った方が良いでしょう。
気になる方がトイレで掃除機を使う方法
それでは、気にされる方はどうすれば良いか?ですが
- トイレ用洗剤等で拭き掃除をしてから、掃除機をかける
- トイレ専用掃除ノズルを設ける
- トイレ専用の掃除機を買う
- トイレの掃除を一番後回しにして、トイレを掃除してから除菌スプレーなどでノズルをきれいにする
上記のような方法で工夫してみましょう。
トイレをよごれにくくする為に出来ること
流す度に洗浄してくれる洗剤
商品名では「ブルーレット」が有名ですが、タンク上部の水が流れる下に洗剤が少しずつ流れるものです。洗浄成分と一緒に毎回洗ってくれるので、通常の水に比べて黒ズミや汚れが付着するペースが遅くなります。
トイレスタンプ型の洗浄剤
便器にスタンプを付けるタイプの洗剤が流行っておりますが、結論から申し上げると「サボったリングなどの発生は遅らせることはできるが、劇的な効果はない」です。
液体系のブルーレットなどと効果としては同等レベルになります。デメリットとしては凹凸ができるので、そこに便が引っかかったりすることもあることと、綺麗好きな方は便器に一度触れた棒をどうするのか…という問題もあります。
効果としては約1週間(家族4人で1日10回~15回使用の場合)継続するようですが、最近は良い香りを出すものもありますが、数日しか効果が続かない、という口コミもありますが、なくなったのがパッと見えるのが良い点かと思います。
スクラビングバブル トイレ洗浄剤 トイレスタンプクリーナー
立ちションをしない家族ルール
最近は男性でも座って用を足される方が増えてきており、ある調査では座って用を足される方が半数を超えたというデータもありますが、座ってした方が便器内外ともに汚れは少なく済みます。
トイレを普段掃除される方が奥様の場合は特に、ご主人や男の子のお子様に対して、座ってトイレをするルール・気遣いで汚れは少なくできるでしょう。
よりキレイにするならクリーニング業者もおすすめ
どんな掃除をしてくれる?
基本的には、上記で記載した全ての箇所の掃除を、プロの洗浄剤やブラシなどを使って徹底的に掃除をしてくれるハウスクリーニングと呼ばれるサービスです。
年末などは需要が高まって、最近は利用される方も増えてきました。掃除をしてくれる箇所は、トイレの換気扇・タンクの内側外側・便器は全体~水を抜いて奥まで・便座は取り外しをして普段は隠れているところまで・床や壁や窓なども掃除してくれます。
専用の強力な洗剤などでしっかり洗ってくれるため、普段ご自身で洗っている掃除より、きれいになる可能性が高いです。
また、専用のコーティング(フッ素加工の場合が多い)を便器に施してくれるサービスもあるため、こういったサービスを施すときれいが長続きします。コーティングのサービスはオプション扱いのことが多いので、料金は別途確認しましょう。
費用相場と時間は?
費用相場は約8,000円~約12,000円で、施工時間は1時間~1.5時間が目安になります。
おすすめ業者
トイレクリーニング+タンク除菌を2カ所お願いしました。とても綺麗にしてくださり概ね満足しましたが、担当者によってサービスに多少の違いがありました。例えば、1階は換気扇カバーを清掃していたが2階はしていない。2階は窓のサッシをキレイにしてくれているが1階はしていない、など。2階の担当者が1階の手直しを一生懸命してくださったりとても丁寧にしてくれましたが、サービス内容にバラツキがあったので星1個減点しました。
トイレ掃除が楽になる最新トイレ紹介
最新のトイレは各社、「汚れが落ちやすい」技術を搭載しています。その中でも一番おすすめはパナソニックのアラウーノ(L150もしくはS141)です!有機ガラス系新素材(アクリル系素材)で汚れが付きにくいのは勿論ですが、先ほど便器外への汚れの原因となっている男性の小便問題を、アラウーノは解決してくれます。
男性も中には、立って小便をすることに威厳を感じている方もいらっしゃって、中には聞き入れてくれない方も。そんな方にも、泡で飛び跳ねを抑制してくれる機能があり、おすすめになっています。
TOTOやリクシルも、汚れが落ちやすいトイレや、除菌性能があるトイレがありますので、詳細はこちらの記事を確認してみてください。
2024年トイレや便器の選び方。メーカー比較やおすすめ商品も
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