トイレリフォームの工事費用の相場と内容。工事時間も解説
目次
リフォームの中でも手軽に行えるトイレのリフォームですが、実際の工事費用はいくらぐらいが相場なのか?どんな工事が標準的で、どんな工事は追加工事なのか?といった疑問や不安がある方は多いと思いますが、そのあたりの疑問・不安を解消すべく、こちらの記事を参考にしてみてください。
古い「洋式トイレ」から新しい「洋式トイレ」への交換工事
最も一般的で、リフォームとしても要望が多い工事の1つになります。現在お使いのトイレのタイプにもよりますが、一般的な例で見てみましょう。
基本工事費用
3.5万円~4万円
※最も安価な普通便座のタンク式洋式トイレへの交換
※店舗やトイレの種類などにより設置費が変動します。あくまで参考としてお考えください。
基本工事費含まれる工事内容
- 出張調査費用
- 既設便器の取り外し
- 新規便器の設置
- 操作説明
- 諸経費
※「既設便器の廃棄処分」が込みか否かは要確認
追加となる工事費用・諸経費の相場
給水管位置変更:約5,000円
給水管の位置が向かって右側にある場合等の場合、現在は多くの便器で向かって左側から給水を取るトイレが多いため、左側へ位置を変更する工事。壁工事・壁紙張替と同時のケースが多くなります。
排水管位置変更:約5,000円
トイレ側のリフォーム配水で対応できる場合がほとんどですが、必要な場合のみ排水管の設置位置を変更する工事です。
排水管工事(フランジ入替):約5,000円~
フランジとは、排水管とトイレ本体を接続するための部品です。樹脂製ですが使用年数が経つとともに、アンモニア等の影響でボロボロになってくるため10年以上経過してるトイレは交換することが多いです。
排水管工事(排水管交換):約数万円~
排水管の劣化がひどい場合は交換をすることになる場合があります。家の構造等によっては床を同時にやりかえる必要が出る場合があります。
その他の追加工事
- コンセント工事:約15,000円~
- 既設便器廃棄処分:約4,500円~
- 床張替工事(クッションフロア):約15,000円~ ※商品代含む
- クロス張替(壁4面):約35,000円~ ※商品代含む
- クロス張替(壁4面・天井):約40,000円~ ※商品代含む
- 床・壁・天井全て張替:約50,000円~ ※商品代含む
- 業者の駐車場代:実費(掛かる場合のみ)
- 手洗新規設置(給排水管を増設含む):約4万円~
- 手洗交換費用(給排水管は既設利用):約2万円~
- 手洗新規設置(リフォームタイプ):約1万円~
※手洗の設置費用に関しては、パターンにより大きく変動します
※費用は業者、トイレ空間の大きさ、張替等で使う材料の金額、トイレ種類などで変動します
タンクレストイレの場合は「水圧測定」も
タンクレストイレを設置する場合、水圧測定を事前に行うことを、多くの業者から薦められると思いますが、水圧測定は必ず行ってください。2階への設置の場合は、事前に水圧の測定を行っていただくことを特におすすめします。
基本工事費用の中に、事前調査を含んでいる業者も多いかと思いますが、事前調査費としての相場は無料~5,000円ほどとなります。
無料(基本工事費用の中にコミコミとして)で事前調査を行ってくれる業者もいますが、基本的にはその業者との契約を前提として事前調査を行ってくれます。
建築関係の仕事をしていると「無料でやってくれて当たり前」と思い込んでいる方が多いですが、人が動くことはおカネがかかります(人件費・ガソリン代・駐車場代など)。事前調査費用として金額がかかる業者でも、5,000円以下であれば通常の相場として適正範囲内です。
工事に必要な日数
古い洋式便器から洋式便器への入替(壁床張替なし)
便器の入れ替え:1時間~3時間
- 壁紙の張替え:+1時間~2時間
- 床の張替え:+1時間~2時間
- 手洗い器設置(排水管リフォームタイプ):+半日
- 手洗い器設置(給排水管 新規設置):+1日~2日(床張替工事も必須)
工事が長続きする場合のトイレに行きたいときは?
家にトイレが1個しかないご家庭のトイレリフォームで、何日にも渡って工事を行う場合はホームセンターで売っているような災害時などに使う簡易的な携帯トイレや、近くのスーパー等のトイレをお借りするしか手段はないかと思われます。
全面改装リフォームで長期間にわたる場合(一週間以上)は、仮設トイレを業者が設置する場合もあります(費用は掛かる場合が多いです)
工事の流れ(洋式便器から洋式便器への取り換えの場合)
基本の流れとしては、以下のような流れで行います。
1:事前調査
商品発注前に、事前の下見として行います。発注してしまってからでは遅いので、搬入経路や現場の状態での見積もり金額での差異を確認します。
2:既設便器の取り外し
実は陶器製トイレはネジで床に固定されているだけのことが多く、ネジだけでの固定であれば外すのに時間はかかりません。タイルなどで埋められていると工期としては半日では厳しくなります。
3:排水管の設置
既存配管を利用する場合が多いと思われますが、古いトイレではフランジ(排水管とトイレを接続するための部材)の交換が必要になるケースは多いです。
フランジを新しく設置した段階で、新しいトイレの配管部材を設置します。
4:新規便器の設置・排水接続
新しいトレイを設置、先ほど設置した配管とトイレ本体を、水漏れが無いように設置していきます。
5:便座の取り付け・給水接続
便器が設置できれば、給水管との接続や便座の設置に続きます。暖房温水便座は、コンセントと給水(お尻を洗うための水を供給する給水管)を接続します。
6:掃除・試運転・取扱説明等
ここまでくれば完成です。
※壁や床の張り替え工事がある場合は、2の既設便器の取り外し後に行います。
古い「三角式トイレ」から新しい「洋式トイレ」への交換工事
基本工事費用
4.5万円~
※最も安価な普通便座のタンク式洋式トイレへの交換
※店舗やトイレの種類などにより設置費が変動します。あくまで参考としてお考えください。
基本工事費含まれる工事内容
- 出張調査費用
- 既設便器の取り外し
- 新規便器の設置
- 操作説明
- 諸経費
※「既設便器の廃棄処分」が込みか否かは要確認
追加となる工事費用・諸経費の相場
給水管位置変更:必須になる場合が殆どのため基本工事に含む
給水管の位置が向かって右側にある場合等の場合、現在は多くの便器で向かって左側から給水を取るトイレが多いため、左側へ位置を変更する工事。壁工事・壁紙張替と同時のケースが多くなります。
排水管位置変更:約5,000円
トイレ側のリフォーム配水で対応できる場合がほとんどですが、必要な場合のみ排水管の設置位置を変更する工事です。
排水管工事(フランジ入替):約5,000円~
フランジとは、排水管とトイレ本体を接続するための部品です。樹脂製ですが使用年数が経つとともに、アンモニア等の影響でボロボロになってくるため10年以上経過してるトイレは交換することが多いです。
排水管工事(排水管交換):約数万円~
排水管の劣化がひどい場合は交換をすることになる場合があります。家の構造等によっては床を同時にやりかえる必要が出る場合があります。
その他の追加工事
- コンセント工事:約15,000円~
- 既設便器廃棄処分:約4,500円~
- 床張替工事(クッションフロア):約15,000円~ ※商品代含む
- クロス張替(壁4面):約35,000円~ ※商品代含む
- クロス張替(壁4面・天井):約40,000円~ ※商品代含む
- 床・壁・天井全て張替:約50,000円~ ※商品代含む
- 業者の駐車場代:実費(掛かる場合のみ)
- 手洗新規設置(給排水管を増設含む):約4万円~
- 手洗交換費用(給排水管は既設利用):約2万円~
- 手洗新規設置(リフォームタイプ):約1万円~
※手洗の設置費用に関しては、パターンにより大きく変動します
※費用は業者、トイレ空間の大きさ、張替等で使う材料の金額、トイレ種類などで変動します
タンクレストイレの場合は「水圧測定」も
タンクレストイレを設置する場合、水圧測定を事前に行うことを、多くの業者から薦められると思いますが、水圧測定は必ず行ってください。2階への設置の場合は、事前に水圧の測定を行っていただくことを特におすすめします。
基本工事費用の中に、事前調査を含んでいる業者もいらっしゃるかと思いますが、事前調査費としての相場は無料~5,000円と想定します。
無料(基本工事費用の中にコミコミとして)で事前調査を行ってくれる業者もいますが、基本的にはその業者との契約を前提として事前調査を行ってくれます。
建築関係の仕事をしていると「無料でやってくれて当たり前」と思い込んでいる方が多いですが、人が動くことはおカネがかかります(人件費・ガソリン代・駐車場代など)。事前調査費用として金額がかかる業者でも、5,000円以下であれば通常の相場として適正範囲内です。
工事に必要な日数
三角式便器から洋式便器への入替(壁床張替なし)
便器の入れ替え:2時間~4時間
- 壁紙の張替え:+1時間~2時間
- 床の張替え:+1時間~2時間
- 手洗い器設置(排水管リフォームタイプ):+半日
- 手洗い器設置(給排水管 新規設置):+1日~2日(床張替工事も必須)
工事が長続きする場合のトイレに行きたいときは?
家にトイレが1個しかないご家庭のトイレリフォームで、何日にも渡って工事を行う場合はホームセンターで売っているような災害時などに使う簡易的な携帯トイレや、近くのスーパー等のトイレをお借りするしか手段はないかと思われます。
全面改装リフォームで長期間にわたる場合(一週間以上)は、仮設トイレを業者が設置する場合もあります(費用は掛かる場合が多いです)
工事の流れ(三角式便器から洋式便器への取り換えの場合)
基本の流れとしては、以下のような流れで行います。
1:事前調査
商品発注前に、事前の下見として行います。発注してしまってからでは遅いので、搬入経路や現場の状態での見積もり金額での差異を確認します。
2:既設便器の取り外し
実は陶器製トイレはネジで床に固定されているだけのことが多く、ネジだけでの固定であれば外すのに時間はかかりません。タイルなどで埋められていると工期としては半日では厳しくなります。
三角式の場合は、タンクの取り付け方にもよりますが、タンクの取り外しもあるため、通常の洋式便器に比べて若干工事時間は掛かります。
3:排水管の設置
既存配管を利用する場合が多いと思われますが、古いトイレではフランジ(排水管とトイレを接続するための部材)の交換が必要になるケースは多いです。
フランジを新しく設置した段階で、新しいトイレの配管部材を設置します。
4:新規便器の設置・排水接続
新しいトレイを設置、先ほど設置した配管とトイレ本体を、水漏れが無いように設置していきます。
5:便座の取り付け・給水接続
便器が設置できれば、給水管との接続や便座の設置に続きます。暖房温水便座は、コンセントと給水(お尻を洗うための水を供給する給水管)を接続します。
6:掃除・試運転・取扱説明等
ここまでくれば完成です。
※壁や床の張り替え工事がある場合は、2の既設便器の取り外し後に行います。
三角トイレからのリフォームで気をつけたいポイント
三角式トイレは元々スペースが少ないから、三角式トイレを設置している場合もあり、そのまま通常の洋式トイレにリフォームすると、狭くなり使いにくくなる場合も考えられます。
特にトイレ空間の奥行が、1.1m前後以下の場合においては、スペースの問題も同時に発生してくるため、三角式トイレへのリフォーム、となることもあります。
トイレ空間が狭い場合は、既存の壁などを撤去して間取りを変更する大掛かりな内装リフォームも共に行うことになります。
しかし階段下に設置してあるトイレなどは、リフォームすらなかなか出来ない場合もあり、事前調査で業者の担当者にしっかり確認してもらいましょう。
古い「和式トイレ」から新しい「洋式トイレ」への交換工事
リフォームとして、工期や金額が最もかかってしまうトイレ工事になります。
現在お使いの和式トイレのタイプにもよりますが、タイルで全て固定されているタイプが多く、タイルを取り除くところから始まるため大がかりになります。
基本工事費用
約20万円~約40万円、場合によってはそれ以上
※最も安価な普通便座のタンク式洋式トイレへの交換
※店舗やトイレの種類などにより設置費が変動します。あくまで参考としてお考えください。
基本工事費含まれる工事内容
- 出張調査費用
- タイル撤去工事
- 既設便器の取り外し
- 配管工事
- 木工事
- 内装工事
- 新規便器の設置
- 操作説明・諸経費
追加となる工事費用・諸経費の相場
- コンセント工事:約15,000円~ ※和式トイレは必須になる場合が多い
- 壁4面クロスへの取り換え:約50,000円~ ※壁工事・クロス含む
- トイレと廊下の段差解消:約20,000円~
- 業者の駐車場代:実費(掛かる場合のみ)
- 手洗新規設置(給排水管を増設含む):約4万円~
- 手洗新規設置(リフォームタイプ):約2万円~ ※タイルの場合、別途壁のやり替え推奨
※手洗の設置費用に関しては、パターンにより大きく変動します。
※費用は業者、トイレ空間の大きさ、張替等で使う材料の金額、トイレ種類などで変動します。
タンクレストイレの場合は「水圧測定」も
タンクレストイレを設置する場合、水圧測定を事前に行うことを、多くの業者から薦められると思いますが、水圧測定は必ず行ってください。2階への設置の場合は、事前に水圧の測定を行っていただくことを特におすすめします。
基本工事費用の中に、事前調査を含んでいる業者も多いかと思いますが、事前調査費としての相場は無料~5,000円と想定します。
無料(基本工事費用の中にコミコミとして)で事前調査を行ってくれる業者もいますが、基本的にはその業者との契約を前提として事前調査を行ってくれます。
建築関係の仕事をしていると「無料でやってくれて当たり前」と思い込んでいる方が多いですが、人が動くことはおカネがかかります(人件費・ガソリン代・駐車場代など)。事前調査費用として金額がかかる業者でも、5,000円以下であれば通常の相場として適正範囲内です。
工事に必要な日数
和式便器から洋式便器への入替
3日~1週間
※様々なパターンが想定されますが、洋式トイレリフォームのように1~2日では完了出来ない場合が多い
工事が長続きする場合のトイレに行きたいときは?
家にトイレが1個しかないご家庭のトイレリフォームで、何日にも渡って工事を行う場合はホームセンターで売っているような災害時などに使う簡易的な携帯トイレや、近くのスーパー等のトイレをお借りするしか手段はないかと思われます。
全面改装リフォームで長期間にわたる場合(一週間以上)は、仮設トイレを業者が設置する場合もあります(費用は掛かる場合が多いです)
工事の流れ(和式便器から洋式便器への取り換えの場合)
基本の流れとしては、以下のような流れで行います。
1:事前調査
商品発注前に、事前の下見として行います。発注してしまってからでは遅いので、搬入経路や現場の状態での見積もり金額での差異を確認します。
2:タイルの撤去・既設便器の取り外し
まずはタイルと、既存の和式便器の撤去を行います。叩き割る形になりますので、大きな音も発生してしまう場合があります。
3:給排水管のやりかえ工事
既存配管を利用できないので、給排水管も元からやり直しをして洋式トイレに合う形にします。
4:木工事・内装工事
床や壁の下地を作る作業を行います。給排水管の位置を考慮して、床材や壁紙を貼る前の工事を行ってから、床材や壁紙を貼っていきます。
(場合によっては、壁紙はトイレ工事の後から行う場合もあり)
5:便器の取り付け・給水接続
床がしっかりできれば、排水部分のフランジ(排水管とトイレ本体を繋ぐための部材)を取り付け、便器本体を設置していきます。
6:便座取り付け
便座の取り付けを行います。この時、暖房温水便座は、コンセントと給水(お尻を洗うための水を供給する給水管)も分岐して接続します。
7:掃除・試運転・取扱説明等
ここまでくれば完成です。
介護保険が利用できる場合もあり!
和式便器から洋式便器への改修は、介護リフォームの対象となるため、「要支援認定」もしくは「要介護認定」を受けている高齢者が、現在居住している住宅改修で使える国の保険制度になります。この制度を正式には「高齢者住宅改修費用助成制度」といいます。
補助対象工事上限が20万円までで、工事費用の9割の補助、つまり受取額の上限は18万円まで受けることができますので、対象となる方は下記のことを気を付けましょう。
- リフォーム前後の写真が必要になるため、リフォーム前後の写真を添付した申請書が必要なので、写真を撮っておく(業者に頼めばOKです)
- 本人名義(要支援認定・要介護認定)の領収書が必要
- 工事費用の内訳明細書が必要
- その他、自治体がしてする書類(必要な場合)
その他必要な書類など、ケアマネージャーや自治体の介護保険担当化課に、工事の前に適用できるか否か?などをしっかり確認してから工事へ掛かるようにしましょう。
トイレ周りの床や壁紙の張替え、手洗いの工事
クッションフロア(床)の張替え工事
クッションフロアとは?
その名の通り、クッション性のある(木質床材やコンクリートに比べて)塩化ビニール素材の床材のことです。表面は模様の印刷されたシートになっており、床材としては薄いことが特徴です。ビニールのため、水気や汚れに強い性質から、一般住宅では洗面所やトイレに採用することが多い床材です。
張替えないと起こるデメリット
タンクレストイレをはじめとして、リフォーム前よりトイレ本体が後ろに下がって、トイレ空間が広くなります!しかし、同時に発生する現象としては、床材を張り替えないと昔の便器の跡が残って目立つ、ということです。
気にしなければ、特段問題はないのですが後々工事を追加することになると、便器をまた一回取り外したり、職人さんも二度手間になるため割高になってしまうこともあります。
便器だけの取り換えでOK!と思っていても、こういった面があることも理解したうえでリフォームの範囲を考えてみましょう。
クッションフロア以外の選択肢は?
トイレでも使える木質床材が各社から販売されています。通常に床材と違う点としては、床材同士の接続部分にシリコンが入っており、水が床材に染みにくくなって、表面はアンモニアに耐性のあるコーティングがしてあります。
見栄えとしてはクッションフロアよりも、高級感のある空間の演出が可能な分、金額も高くなります。
クッションフロアの張替え費用
- クッションフロアでの張替工事:約15,000円~
- 木質床材での張替工事:約25,000円~
※価格は商品代+工事費の金額です。
トイレ壁紙の張替え工事
壁紙も見た目ではボロボロになっていなければ大丈夫、と考える方が多いと思いますがデメリットを紹介しておきます。
トイレ壁紙を張り替えないデメリット
せっかくトイレ本体を新しくのリフォーム、というのに雰囲気は今まで通り。その雰囲気の一端は「臭い」かもしれません。
通常の洋式便器で、特に男性の小便を立ってする場合、その尿のとび散りは便器外へと飛び散っています。実際の実験では、床や側面の壁に尿や便器の溜まっている水が付着することも確認されており、こういったものの蓄積からの臭いが発生します。
トイレの壁紙の張替え費用
- 壁のみの張替え:約35,000円~
- 天井・壁の張替え:約40,000円~
- 床・天井・壁全て張替:約50,000円~
※価格は商品代+工事費の金額です。
手洗い器を別で付ける場合の工事
リフォーム前のトイレで、手洗い器が単独で設置されていない場合で、タンクレストイレ等の手洗いが便器に設置されていないトイレを新たに設置する際、(必要であれば)手洗い器を別途設置する必要があります。
給排水管を新規で増設するか否か?でタイプは大きく2種類に分類されます。
新規で給排水管を設置する場合
給排水管を床もしくは壁から立ち上げてくる必要があるため、壁や床のやり替え工事が、ほぼ間違いなく同時に発生します。
手洗い器をトイレ本体ではなく、別途で設置するメリットとしては、デザイン的もスッキリすることと、側面への手洗い器設置は何と言っても使いやすいです。
ただしデメリットとしては、工事費用が高額になって工期も1~2日余計にかかってきます。
リフォームタイプ手洗い器を設置する場合
各メーカーで販売されているリフォームタイプの手洗い器が存在します。
通常の手洗い器との大きな違いは、給排水をトイレ本体を経由で行う、ということです。
上記の通り、手洗いを設置するためには給排水管が必要になってきますが、トイレ本体には給水も排水の機能もあります。そこでトイレの給水と排水の配管を分岐させて、手洗い器側に持っていったのがリフォームタイプです。
このリフォームタイプのメリットは、壁や床を壊さずにそのまま壁の上から設置することができることです(あくまで下地材があることが前提)。このため全体の予算や工期を圧迫せず、新たに手洗いを設置することができます。
ただしデメリットとしては、給排水管がトイレと繋がっていることから、デザイン上気になる方もいらっしゃると思います。様々なタイプが各社出ているので、トイレ本体をどこのメーカーにするか決まったら、手洗い器も同じメーカーで検討してみましょう。
(同じメーカー同士でないと接続ができません)
手洗い器の設置・交換費用
- 手洗新規設置(給排水管を増設含む):約4万円~
- 手洗交換費用(給排水管は既設利用):約2万円~
- 手洗新規設置(リフォームタイプ):約1万円~
※手洗の設置費用に関しては、パターンにより大きく変動します。またこちらは工事費用のみの目安になります。
タンクレストイレの場合、便器本体での最低必要水圧がありますが、用を足した後に流しながら、手洗いで水を使います。
そのため、トイレ本体+手洗いで水が流れるため、より強い水圧が必要になってきます。