アラウーノS160のメリットデメリット!価格相場や口コミも!

パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノS160」シリーズを徹底紹介!特徴や最新機能、メリット・デメリットのほか、口コミ・評判やリフォーム料金の相場も解説!排水の種類、便座のみの交換ができるのか?「連動水栓」とはなにかなど疑問にもお答え!

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アラウーノS160のメリットデメリット!価格相場や口コミも!

目次

アラウーノS160の特徴

基本機能が充実したタンクレストイレ

アラウーノS160は日々の掃除を楽にする機能や衛生面に配慮した機能などを多数搭載した、パナソニックのスタンダードなタンクレストイレです。タンクがないため見た目がスタイリッシュで、トイレ空間も広々とした印象を与えてくれます。

使うたびに便器を洗剤の泡でお掃除

アラウーノS160に搭載された「激落ちバブル」機能では、流すたびにミリバブルとマイクロバブルという2つの細かい泡が便器内を巡り、汚れをしっかり落とします。

少ない洗浄水量で汚れを一気に流す

水流を制御する独自技術「スパイラル水流」により、少ない水量でもパワフルに汚れを洗い流します。「激落ちバブル」との相乗効果で便器をより清潔に保つことができます。

尿の飛び跳ね汚れを抑える新構造

尿の飛び跳ねを抑える「トリプル汚れガード」もアラウーノS160の特徴です。泡のクッションで尿の飛び跳ねを抑える機能に加えて、尿が便器の外にこぼれにくくなる構造を採用しています。

スマートフォンアプリとの連携で便利に

アラウーノS160には「タイプ1」「タイプ2」があり、タイプ1はスマートフォンアプリと連携できるのが特徴です。お手入れ時期をお知らせしたり、離れて暮らす家族のトイレ使用状況を確認したり、水位を下げて採便しやすくしたりなど、便利な機能が利用できます。

便器には汚れや水垢が付着しにくい素材を採用

アラウーノS160の便器には、一般的な陶器ではなく「スゴピカ素材(有機ガラス系)」が使われています。汚れや水垢が付着しにくいだけでなく、ヒビや傷にも強い素材なので、便器をより長くキレイに保つことができます。

汚れが入り込む隙間が少ない

汚れが入り込みやすく掃除がしづらかった、便器と便座の隙間や継ぎ目をなくした「スキマレス設計」を採用しているのも特徴です。便器のフチ裏も、サッとひと拭きできる形状にしたことで、日々の掃除の負担が大きく減ります。

アラウーノS160のメリット

便座と便器の段差や凹凸が少なく掃除が楽

アラウーノS160は便座と便器の段差や凹凸など、汚れが入り込みやすい隙間が少ないため、従来の便器と比べて掃除がしやすい点がメリットです。便器の側面もスムーズに拭ける形状をしており、タンクもないため床や奥の掃除も楽にできます。

便器の掃除が楽

排泄物などの汚れや、ぬめり・黒ずみの元になる水垢などが付着しにくい「スゴピカ素材(有機ガラス系)」を採用したことにより、便器掃除が楽になった点もアラウーノS160のメリットです。

低水圧に対応している

一般的なタンクレストイレは水道水を直接洗浄にしようするため、マンションの上階や高台の一戸建てなど水圧が低くなりやすい場所には設置できないという欠点がありました。

その点、アラウーノS160は独自技術で流動時の最低水圧0.05MPa(他社のタンク式トイレと同等)を実現したことで、水圧が低い場所にも設置できるといったメリットがあります。

※「アラウーノ専用手洗い」を設置する場合は流動時の最低水圧0.1MPa以上が必要です。
※条件により流動時の最低水圧が0.05MPaでも設置できない場合があります。

連続使用もOK

一般的なタンク式トイレは、タンクに水を貯める時間が必要なため連続使用には向いていませんでした。その点、アラウーノS160は水道水で直接洗浄しますので、朝の忙しい時間帯などでもストレスなく連続使用できるメリットがあります。

使うたびに節水効果が得られる

アラウーノS160の洗浄水量は「大5.0L/小3.6L」です(ハネガード使用時は+0.9L)。これは、1990年頃のサイホンゼット式トイレと比べて約1/3、前身モデルとなる「アラウーノS141」と比べても大0.5L、小0.2Lの節水になります。使うたびに節水効果が得られるのもアラウーノS160のメリットです。

停電時や断水時でも排水できる

タンクレストイレは電気で水を流すため、基本的には停電時に使用できなくなります。しかしアラウーノS160は排水のみですが、停電時でも乾電池または手動で水を流すことができます。

同様に断水時も排水は可能ですが、新たに給水はされません。封水(溜め水)がなくなると下水の臭いが上がってきますので、排水したあとはバケツに水を汲むなどして給水する必要があります。断水前にある程度の水を蓄えておくようにしましょう。

後悔しないために!アラウーノS160のデメリット

組み合わせトイレよりも高い

アラウーノS160などのタンクレストイレは、便器・タンクと好きな便座が選べる組み合わせトイレと比べて、価格が高くなる傾向があります。さまざまな機能やスタイリッシュな見た目は魅力ですが、コストを抑えたいという方には価格がデメリットかもしれません。

好きな便座を選べない

アラウーノS160は「タイプ1」「タイプ2」のグレードは選べますが、便器と便座が一体になっていますので好きな便座を選ぶということができません。最上位モデルの便座がほしい、または安い便座で十分という場合は選べないことがデメリットになるかもしれません。

便座のみの交換ができない

便座と便器が分離できる「組み合わせトイレ」であれば、便座だけの交換が可能ですが、
アラウーノS160は便座と便器が一体となっているため、便座のみの交換ができません。
便座が故障した場合、部品交換による修理となります。

メーカーの通常保証期間が1年(電気部分)、有償での最長の保証期間は10年となりますが、保証期間を過ぎて高額な修理費用になる場合や、メーカーの部品保有期間が過ぎている場合などは、トイレを丸ごと交換しなくてはならない可能性があります。

手洗器がついていない

タンクレストイレは手洗器がありませんので、設置する場合は別で手洗器を取り付ける必要があります。スペースが限られているご家庭や、配管などを新設する必要があるご家庭の場合はコストがかかるためデメリットに感じるかもしれません。

なお手洗器がないご家庭でも、アラウーノ専用手洗い「連動水栓」にすれば短期間かつ費用を抑えて手洗器を設置できます。

アラウーノS160の評価・評判・口コミ

タンク式からの交換です。商品は予想通り素晴らしく、特に洗剤機能は進化していて洗剤の投入が扱いやすいものになっていました。掃除がしやすいところはそのままに、はねにくくなっている機能も他には無い特徴だとおもいます。

引用元:楽天みんなのレビュー

タンク式の陶器の便器からアラウーノに変えました。トイレが広くなり、スッキリしました。脱臭、洗浄など基本機能がしっかり、蓋が軽くて扱いが楽、流すたびに泡で洗ってくれて洗剤の香りに包まれます。汚れることもほとんどなさそうですが、掃除する場合も簡単にできそうです。総合的に見て、申し分なかったです。

引用元:楽天みんなのレビュー

全自動で蓋の開閉、洗浄をしてくれるのでとても楽です。
また、泡洗浄や暖房便座の切タイマー、アプリ連動の採便モードなど便利な機能もついていて、設定を覚えるのが大変ですがとても快適になりました!

引用元:楽天みんなのレビュー

アラウーノS160の機能

激落ちバブル

洗浄水とともに泡が便器内を巡り汚れを落とします。泡は2種類あり、先にミリバブル(直径約5mm)で大きな汚れを落としてから、マイクロバブル(直径約60μm)で残った小さな汚れを落とします。また洗浄後も、便器をキレイに保つため3時間程度、泡が残ります。

※市販の台所用中性洗剤を使用します。使用量の目安は約3カ月で約250mlです。
※自動便器洗浄かつ泡が出る設定にしている場合は大・小に関わらず泡が出ます。

トリプル汚れガード

ハネガード

男性が立ったまま小用を足す際、尿が床や壁に跳ねて汚れるのを抑えるため、水面全体に泡が出てくる機能です。ボタン操作などで便座を上げると、水位が下がって泡が出ます。

タレガード

便器の外側のフチを約3mm立ち上げる構造にしたことで、尿がフチを伝って便器の外へ垂れ出てしまうのを抑えています。

モレガード

男性が座って用を足した際、便座と便器の隙間に尿が跳ねて汚れたり、前面から床へ漏れ出てしまうのを抑えたりする構造になっています。タレガードとあわせて尿ハネを防ぎます。

スゴピカ素材(有機ガラス系)

便器にはぬめり・黒ずみの原因となる水垢の固着を防ぐ新素材が採用されています。水族館の水槽や航空機の窓にも使われている素材で細かい傷がつきにくく、割れやヒビにも強い上、ブラシを使っての掃除もできます。

スキマレス設計

コンパクトな形状に加え、従来の陶器製便器と比べると便座と便器の隙間や段差が少ないため、掃除がしやすくなっています。汚れが溜まりやすくブラシなどが行き届きにくいフチ裏もなくし、雑巾でサッとひと拭きできる形状に改良されています。

ターントラップ方式

洗浄水にもパナソニックの独自技術が使われています。便器内を旋回する洗浄水を排水せずに溜めておき、最後に一気に勢いよく排出するターントラップ方式を採用したことで、しっかり汚れを落とすだけでなく優れた節水性も実現しています。

アラウーノアプリ(タイプ1)

フィルターやノズルのお手入れ時期、洗剤補充のタイミングなどをお知らせしたり、洗浄設定を登録したり、離れて暮らす家族のトイレ使用状況をチェックしたりなど、アプリを使ってさまざまな機能を利用できます。

アラウーノS160共通機能

  • 激落ちバブル
  • スゴピカ素材(有機ガラス系)
  • スキマレス設計
  • ターントラップ方式
  • オート洗浄
  • 電池式/手動停電対応(排水のみ)
  • 水位調節
  • オート脱臭
  • 暖房便座
  • リモコン
  • スティックリモコン(オプション)
  • チャイルドロック
  • ステンレスノズル
  • ヒップラック便座
  • 節電機能(エコモード)
  • 切タイマー(4・6・8時間)

グレード別機能

タイプ1

  • トリプル汚れガード(ハネガード 便座連動)
  • クローズ洗浄モード
  • 便ふたオート開閉
  • 便座・便ふた電動開閉
  • アプリ対応

タイプ2

  • トリプル汚れガード(ハネガード リモコン式)

アラウーノS160のリモコンは2タイプ

標準|フラットリモコン

アラウーノS160には、わかりやすいアイコンが描かれた壁付けのフラットリモコンが標準搭載されています。タイプ1と2では「便ふた開閉」と「パワー脱臭」の位置が異なる以外はほぼ同じデザインです。

オプション|スティックリモコン(ホワイト/ブラック)

オプションでスティックリモコンにすることも可能です。フラットリモコンよりもコンパクトで、トイレ空間になじみやすいデザインになっています。こちらは受注生産で、納期の目安は物流センターから出荷されるまで約6日(土日祝除く)となっています。

アラウーノS160は便座だけ交換できる?

一体型のため市販の温水洗浄便座には交換できない

アラウーノS160は便座と便器が一体型のため、市販の温水洗浄便座に交換することはできません。故障などの際は部品交換による修理対応のみとなります。

アラウーノS160の排水の種類

床排水の対応排水芯

アラウーノS160の床排水は、標準タイプ(120・200mm)、リフォームタイプ(305〜470mm)、両方に対応したマルチタイプ(120・200・305〜470mm)、そのほかリフォームダイレクトタイプ(305〜510mm)が用意されています。

※排水芯121〜199mm、201〜304mm、471mm以上(リフォームタイプ)、511mm以上(リフォームダイレクトタイプ)は、便器を前に出して施工する必要があります。

壁排水の対応排水芯

アラウーノS160の壁排水は、壁排水タイプ(120・155mm)に対応しています。

床排水と壁排水の違いと見分け方

床排水は、マンションなどの集合住宅や一戸建てに見られる排水方式です。便器から床に排水管が伸びているため、目で排水管を確認することはできません。一方の壁排水は、公団住宅や一部マンションなどに見られる排水方式で、便器の後ろから壁に向かって排水管が伸びているため目で確認できます。

排水芯と測り方

床排水の排水芯は「便器後方の壁から排水管の中心」までの距離で測ります。また壁排水の排水芯は「床から排水管の中心」までの高さを測ります。

アラウーノの場合、品番では排水位置を特定できない

アラウーノシリーズは、品番では排水位置(排水芯)を特定できません。便器を前に出して設置したり、標準タイプの便器にリフォーム用のアジャスターを取り付けたりしているケースもあるためです。排水芯が不明なときは、便器を取り外して計測する必要があります。

アラウーノS160の洗浄水量は「大5.0L/小3.6L」

従来製品と比較した場合の節水効果

アラウーノS160の洗浄水量は「大5.0L/小3.6L」です。1990年頃のサイホンゼット式トイレ(大・小共に13L)と比べて使用量は約1/3になり、水道代は年間にして約14,000円の節水効果が期待できます。

※試算条件:年間使用日数365日、男性2人・女性2人の4人家族、1人1日大1回・小3回、水道代税込265円/立方メートル、消費税10%とした場合

ハネガード使用の場合は年間約13,500円節約

ハネガードを使用する場合は、「大5.0L/小3.6L」の洗浄水量に約0.9L/回がプラスされます。この場合、年間の水道代は約13,500円の節約になります。

※試算条件:大4回・小6回・ハネガード6回で計算

アラウーノS160は手洗いなし

アラウーノS160は一般的なタンクレストイレと同様に、タンクがありませんので手洗器もついていません。既設の手洗器を使用するか、新たに手洗器を設置する必要があります。なお費用を抑えたい場合は、アラウーノ専用手洗い「連動水栓」という選択肢もあります。

アラウーノ専用手洗い「連動水栓」との組み合わせが可能

手洗器がない、あるいはアラウーノS160に交換するタイミングで手洗器も新しくしたいという場合は、アラウーノ専用手洗い「連動水栓」を選ぶこともできます。

「連動水栓」なら工期が短く工事費用も抑えられる

アラウーノ専用手洗い「連動水栓」は、備え付けの給排水管をそのまま利用して取り付けることができる手洗器です。電源工事が不要なため工期も短くて済みますし、給排水管の新設・移設といった工事費用もかかりません。

便器の水を流すと自動で手洗いの水が流れて止まりますので、蛇口に触れることなく清潔な状態を保てるのも特徴です(連動を解除して手動にすることもできます)。また吐水時間は最長35秒(ほか7秒と25秒が設定可能)ですので、ハンドソープを付けて手を洗うことも可能です。

連動水栓は、棚や収納スペースが一体になった「キャビネットタイプ」のほか、シンプルな手洗器だけの「背面タイプ」「コーナータイプ」、棚付きの「カウンタータイプ」の中から、お好みやトイレのスペースに合わせて選ぶことができます。

なおアラウーノ専用手洗いを設置する場合は、流動時の最低水圧0.1MPa以上が必要となりますのでご注意ください。

アラウーノS160のカラーはホワイトのみ

アラウーノS160のカラーは現在、便器・便座ともにホワイトのみがラインアップされています。

アラウーノS160の本体寸法

  • 幅:383mm
  • 奥行き:700mm
  • 高さ:539mm

アラウーノS160のリフォーム料金の相場

※記載の料金は、商品(トイレ)+設置工事費の総額費用(消費税込み)の相場

  • タイプ1(床排水):141,000〜175,000円
  • タイプ1(壁排水):165,000〜183,000円
  • タイプ2(床排水):126,000〜159,000円
  • タイプ2(壁排水):144,000〜167,000円

一例ですがアラウーノS160のリフォーム料金の相場です。業者によって既設のトイレの取り外しや処分費用が別途必要になる場合がありますので、事前に総額を確認しておくと安心です。