ピュアレストEXのメリットデメリット。価格相場や口コミも紹介
目次
ピュアレストEXの特徴
TOTO 組み合わせ便器
ピュアレストEX
税込 71,800円~ ※タンクのみ商品に注意・便座別売り(2022/06/18 時点)
一体型トイレやタンクレストイレと比べてリーズナブル
トイレには、便座と便器・タンク(手洗い有無)が選べる「組み合わせトイレ」、便器と便座が一体の「一体型トイレ」、タンクがない「タンクレストイレ」があります。ピュアレストEXは人気の組み合わせトイレで、一体型やタンクレスよりもリーズナブルな商品が多く販売されています。
好きな便座と組み合わせできる
同じメーカーの便器と便座を購入する方も多いですが、ピュアレストEXは組み合わせトイレなので、別メーカーの便座を組み合わせることが可能です。ただし、リモコン便器洗浄機能を利用したいときは、ピュアレストEX専用のウォシュレットを選ぶ必要があります。
組み合わせトイレについては以下の記事でも紹介しています。 組み合わせトイレのおすすめ9選!メリットや交換費用の目安も
トルネード洗浄
洗浄水が渦を巻くように流れるトルネード洗浄を搭載しています。少ない水量で汚れを流せるため高い節水効果が期待できます。吐水口が正面から見えず、すっきりした見た目になっている点も特徴です。
丸みのあるオーバルデザイン
ピュアレストEXのタンクは楕円形の、やや丸みを帯びたオーバルデザインを採用しています。角張ったタンクと比べて、やわらかくオシャレな印象を与えてくれます。
サイドカバー付きで便器側面がお手入れしやすい
ホコリが溜まりやすく掃除がしづらい便器側面の凹凸をサイドカバーで覆うことで、お手入れをしやすくしています。雑多な印象を与えやすいサイドも、カバーがあることですっきりした印象になります。
手洗いしやすいボウル(手洗いあり)
従来品(2014~2017年商品SH331BA)と比べて、タンクの手洗いボウルが深くなっている点も特徴です。これにより手を差し入れやすく、水もはねにくくなっています。
高さを抑えたコンパクトなタンク
従来品(2014~2017年商品SH330BA)と比べて、タンクの高さが61mm低くなっています。高さを抑えたことで、トイレ空間に広がりや余裕が生まれます。
ピュアレストEXのメリット
予算や欲しい機能で便座を選べる
ピュアレストEXには、組み合わせトイレならではのメリットがあります。たとえば「とにかく低予算で」「便座だけはリモコン洗浄ができる最新機種で」など、予算や欲しい機能に応じて選んで組み合わせることが可能です。
便座のみを交換できる
便座が故障した場合、一体型トイレはトイレを丸ごと交換する必要があるため費用も高くなります。一方、組み合わせトイレのピュアレストEXは、便座だけの修理・交換で済むため出費も抑えられます。
TOTOの最新機能を搭載
リーズナブルながら、TOTOの最新機能が数多く搭載されている点もピュアレストEXが人気の理由のひとつです。便器の予算は抑えたいが衛生面や快適性、節水性は求めたいという方におすすめです。
使うたびに節水になる
少ない水量で便器をキレイにするトルネード洗浄により、従来品と比べた場合、使うほど節水できるというメリットがあります。
手洗いの有無を選べる
ピュアレストEXのタンクは手洗いの有無が選べます。たとえば別に手を洗う場所があるご家庭は、若干価格が安い手洗いなしのタンクを選べるメリットがあります。逆に手を洗う場所がないご家庭も、新たに設置するより手洗いありのタンクを選んだほうがコストを抑えられます。
水圧が低い場所にも設置可能
水道水で直接洗浄するタンクレストイレは、水圧が低い場所には設置できないことがあります。一方、タンクに溜めた水で洗浄するピュアレストEXは、水圧が低い場所にも設置できるメリットがあります。
断水時でも一度は使用可能
水道水で直接洗浄するタンクレストイレは、断水時に水を流せません。その点、ピュアレストEXはタンクに水が溜まっていますので、一度だけですが使用可能です。
ピュアレストEXのデメリット
便座と便器の隙間に汚れが溜まりやすい
組み合わせトイレは一体型と比べて凹凸や隙間が多く、汚れが溜まりやすいデメリットがあります。ピュアレストEXの場合、便座をウォシュレット・アプリコットにすることで従来の組み合わせトイレよりも隙間を減らせますが、それでも一体型よりは多いと考えてよいでしょう。
便器や便座、便ふたなどの清掃性は一体型トイレに劣る
凹凸や隙間が多いため、一体型トイレと比べると清掃性(掃除のしやすさ)が劣ります。雑巾やブラシが入り込めない部分は便座や便ふたを外して掃除する必要があるなど、面倒に感じることがあるかもしれません。
タンク式のため連続使用には適さない
タンクレストイレと違いタンクに水が溜まるまで待つ必要があるため、連続使用に向かない点もデメリットです。朝のトイレラッシュなどはストレスになるかもしれません。十分溜まる前に流してしまうと、水量不足でつまる原因となるため注意しましょう。
一体型トイレやタンクレストイレと比べて見た目が劣る
サイドカバーのおかげで従来の組み合わせトイレよりはすっきり見えますが、それでも凹凸や入り組んだ部分が多いため、一体型やタンクレスと比べるとやや雑多な印象になるでしょう。
一体型トイレについては以下の記事で紹介しています。 後悔する前に!一体型トイレのメリット・デメリットとおすすめ10選
タンクレストイレについては以下の記事で紹介しています。 欠点あり!タンクレストイレのデメリットとおすすめ機種
ピュアレストEXの口コミ
洗浄水量 大:8L 小:6Lから 大:4.8L 小:3.6Lと節水になる事からこの機種を選びました。
排水芯も200mmで立ち上げアダプターを用意するだけで簡単に取り付けする事ができました。
EXの場合フチが無くお手入れも簡単で助かります。引用元:楽天みんなのレビュー
超節水タイプでもトルネード水流できれいに流れます
また、縁なし形状で汚れにくく掃除も簡単
普及QRタイプと迷いましたが、こちらのハイグレードEXにして良かったですね引用元:楽天みんなのレビュー
排水の水流音がすごく静かです。年を取ってから夜中の用足しが多くなってしまい、家族にトイレの排水音で迷惑をかけていたのですが、排水音がとっても静かであるため気兼ねが不要となりました。また、便器の汚れが簡単に落ちるので、掃除の手間も減ると思います。買って正解と思いました。
引用元:楽天みんなのレビュー
ピュアレストEXの機能
セフィオンテクト
特殊なガラス層を焼き付け、便器表面をナノ(100万分の1)レベルでなめらかに磨き上げたTOTOの独自技術です。汚れがつきにくく落ちやすい上、耐久性も向上しています。
フチなし形状
従来、汚れが見えにくく洗剤やブラシも行き届きにくいなど、不衛生だった「フチ裏」の巻き返しをほぼなくしました。雑巾一枚でフチをひと拭きできるなど、清掃性が向上しています。
フチなし形状については、以下の記事でも詳しく解説しています。 フチなしトイレのメリットデメリット!尿はね・飛び散り対策も紹介
トルネード洗浄
便器内の側面から勢いよく流れ出た洗浄水が、汚れが付着しやすい便器後方に当たり、そのままの勢いで渦を巻くように全体を洗い流します。少ない洗浄水量で効率的に便器をキレイにするための工夫です。
超節水
ピュアレストEXの洗浄水量は「大4.8L/小3.6L」です。トルネード洗浄を採用したことにより、従来品と比べて約41〜71%と非常に高い節水性、水道代の節約効果が得られます。
サイドカバー
一般的な便器に見られる側面の大きな凹凸を隠し、見た目をすっきりさせるだけでなく掃除もしやすくするためのサイドカバーが付いています。
ホースすっきり
タンク下部には、ウォシュレットの給水ホースがすっきり収まるスペースや、ホースが便器からはみ出さないためのホースガイドが設けられています。
給水・給電すっきり
便器後部の給水管や電源コードをすっきりさせることで掃除をしやすくさせています。
水たまり面が小さい
ピュアレストEXは、便器の排水口の水たまり面が小さくなるように設計しています。これにより、排泄したときの汚水の飛び散りを減らしています。
エロンゲート(大形サイズ)
便器のサイズは「エロンゲート(大型)」と「レギュラー(普通)」があります。ピュアレストEXはエロンゲートで、便座取付穴から便器先端まで470mm、便器開口部は355〜380mmです。便座を選ぶ際はエロンゲートに対応しているか確認しましょう。
防露便器・防露タンク
ピュアレストEXの便器とタンクは防露仕様です。湿度が高い時期や冬などに、便器やタンクの表面に結露ができるのを防ぐため、内部に断熱材が入れられています。
ピュアレストEXの排水の種類
床排水の対応排水芯
ピュアレストEXの床排水タイプは、排水芯「200mm」に対応しています。同じく床排水のリモデルタイプは、排水芯「305~540mm」に対応しています。
壁排水の対応排水芯
ピュアレストEXの壁排水タイプは、排水芯「120mm」と「155mm」に対応しています。下位モデル(ピュアレストQR)は155mmに対応していませんので、ご家庭の排水芯が155mmであればピュアレストEXが候補になります。
床排水と壁排水の違い
戸建住宅や一般的なマンションなどによく見られる排水方式が「床排水」です。排水管が便器から床へ延びているため、普段は目に見えません。
一方、一部のマンションや公団住宅などに見られる排水方式が「壁排水」です。便器の後ろから壁に向かって太い排水管が伸びているため、すぐに見分けがつきます。
排水芯の測り方
- 床排水の排水芯:便器後方の壁から排水管の中心までの距離
- 壁排水の排水芯:床から排水管の中心までの高さ
お使いのトイレの排水芯を調べる場合、この部分を測ります。排水管のどの部分を「中心」とするのかなど、わかりづらいときは品番から調べる方法もあります。
たとえばTOTOは、便器側面の下に貼られているラベルに品番(Cから始まる英数字)が書かれています(なければ取扱説明書を確認するか、TOTOに問い合わせてください)。品番がわかればTOTOのホームページなどで排水芯を調べられます。
なお便座やタンクに貼られているラベルに書かれているのは、それぞれ便座やタンクの品番なので間違えないようにしましょう。
ピュアレストEXの洗浄水量は超節水「大4.8L/小3.6L」
従来製品と比較した場合の節水性
- ピュアレストEX:大4.8L/小3.6L
- 従来品(1987〜2001年商品C720R):大13L
- 従来品(1999〜2004年商品CS80B):大8L
超節水のピュアレストEXはこのように、従来品と比べて大幅な節水性を実現しています。使うたびに節水になるため、年間の水道代も大きく節約できます。
具体的にはC720R(大13L)と比べて年間約14,200円(約71%節水)、CS80Bと比べて年間約4,200円(約41%節水)を節約できます。
※試算条件:年間使用日数365日/男性2人・女性2人の4人家族/大1日1人1回・小1日1人3回/水道代立方メートルあたり税込265円で試算。なおピュアレストEXは「TCF****AK系」の便座をセットした場合のみの数字。
【関連記事】 節水トイレのメリットとデメリット!水道代水量比較やおすすめ3選も
ピュアレストEXは手洗いの有無が選べる
ピュアレストEXはタンク上の手洗いが有る商品と無い商品を選ぶことが出来ます。
手洗い有り無しの違いは、
- 手洗いあり:手洗いなしと比べて206mm高い
- 手洗いなし:手洗いありと比べて価格が少し安い
このように高さや価格です。手洗いありは蛇口やボウルの分だけ背が高くなり、価格も少し上がります。手洗いなしは背が低いためスタイリッシュに見え、価格も少し安くなります。
手洗いなしにした場合、別で手洗い場を作ることになります。
ピュアレストEXのカラー
- ホワイト
- パステルアイボリー
- パステルピンク
- ホワイトグレー
ピュアレストEXのカラーは全部で4色です。このうちパステルピンクとホワイトグレーは受注生産品となり、納期に約2週間(大型連休除く)かかります。
ピュアレストEXの本体寸法
手洗いありの本体寸法
- 幅 418mm(レバーハンドル含まず)
- 奥行き 771mm(便器先端まで760mm)
- 高さ 1023mm
手洗いなしの本体寸法
- 幅 418mm(レバーハンドル含まず)
- 奥行き 771mm(便器先端まで760mm)
- 高さ 817mm
ピュアレストEXのリフォーム料金の相場
TOTO 組み合わせ便器
ピュアレストEX
税込 71,800円~ ※タンクのみ商品に注意・便座別売り(2022/06/18 時点)
便器・便座・工事費込みの料金相場
- ピュアレストEX+ウォシュレットアプリコット:18〜27万円
- ピュアレストEX+ウォシュレットS/SB:19〜25万円
- ピュアレストEX+普通便座(洗浄機能なし):12〜17万円
ピュアレストEXと便座をセットでリフォームした場合の費用は、このあたりが相場になるでしょう。
ただし料金はタンクの手洗いあり・なし、床排水・壁排水と排水芯、便座のグレードなどによって変わります。また既存便器の取り外しや処分費用、排水管の新設・移設、止水栓の交換やコンセントの増設など、付帯工事の有無でも変わります。
相場よりも大幅に安い場合、便座が別料金だったり工事費用が含まれていなかったりするかもしれません。思わぬトラブルを避けるためにも、見積もりの段階で何が含まれていのるか確認しておきましょう。
ピュアレストEXにおすすめの組み合わせウォシュレット
ウォシュレット アプリコット F3A TCF4733AKS
TOTO アプリコットF3A オート便器洗浄タイプ
4.8L洗浄便器のみ対応 TCF4733AKS
においきれい / オートeco小(4.8L洗浄便器のみ対応) / おまかせ節電 / オート開閉 / リモコン便座・便ふた開閉 / やわらかライト / 温風乾燥 / オート便器洗浄 / リモコン便器洗浄
「最新機能を搭載したウォシュレットがほしい」というご家庭におすすめの上位機種です。レバー式ではない「オート便器洗浄タイプ」で、アプリコット共通機能のほか個別機能も搭載されています。
個別機能には、空気中のにおい成分をカートリッジで捕獲して脱臭する「においきれい」、トイレの使用頻度を学習して自動で節電する「おまかせ節電」、センサーにより自動で便ふたを開閉する「オート開閉」、リモコンで開閉する「リモコン便座・便ふた開閉」、夜間トイレに入ったときに足元をふんわり照らす「やわらかライト」などが含まれています。
ウォシュレット アプリコット F1 TCF4713R
TOTOウォシュレット アプリコットF1
TCF4713R レバー便器洗浄タイプ
おまかせ節電 / 便座・便ふたソフト閉止
「ウォシュレットの最新機能は使いたいけど価格は抑えたい」というご家庭におすすめなのがこちらの機種です。
個別機能は、トイレの使用頻度を学習して自動で節電する「おまかせ節電」と、便座と便ふたが勢いよく閉じて破損するのを防ぐ「便座・便ふたソフト閉止」のみですが、アプリコット共通機能は搭載しています。
またこちらは便器洗浄が自動ではなく「レバー便器洗浄タイプ」です。「F3A TCF4733AKS」と比較する際、個別機能や価格のほか便器洗浄の方法が異なることも覚えておきましょう。
ウォシュレット BV2 TCF2223E
「基本機能さえ搭載されていればよいので価格をできる限り抑えたい」という方にピッタリなのがこちらの機種です。
たとえばウォシュレットの使用前後にノズルを自動で洗浄する「セルフクリーニング」、ウォシュレットを便器本体からワンタッチで外せる「本体ワンタッチ着脱」、汚れがつきにくいクリーン樹脂を採用した「クリーン便座/クリーンノズル」など、お手入れのしやすさを考えた機能が搭載されています。
また誤操作を防ぐため座るまでスイッチが効かない「着座センサー」や、トイレの使用頻度を学習して自動で節電する「おまかせ節電」といった機能も搭載されています。予算が限られている中で、清掃性とエコ機能を優先したいというご家庭におすすめです。
ピュアレストEXにおすすめのウォシュレットについては以下の記事で紹介しています。
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