TOTOウォシュレットの取り付け・取り外し手順と注意点
目次
LIXIL、パナソニックの取り付け・取り外し手順や注意点は、こちらの記事をご覧ください。 LIXILシャワートイレの取り付け手順と外し方!注意点も解説 パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け・取り外し手順や注意点
TOTOウォシュレットの取り付け準備・確認事項
TOTOウォシュレットを取り付ける前に、準備事項や確認事項をチェックしておきましょう。設置のための条件を満たさないと、ウォシュレットを取り付けることができない場合もありますので注意が必要です。
トイレ内に電源コンセントがありますか?
TOTOウォシュレットを設置する場合、トイレ内に100Vの電源コンセント・アース端子が必要になります。もし無い場合は、配線工事を行って電源コンセントを設置する必要があります。
また、配線工事を行う場合は、ウォシュレットの消費電力に合わせて行う必要があります。くわしくは、工事を依頼する電気業者にお尋ねください。
- アプリコットF1、F2:1278W
- アプリコットF3:1279W
- アプリコットF3W:1281W
- Sシリーズ:315~410W
- SBシリーズ:321W
- KFシリーズ:1273W
- KMシリーズ:1270W、1268W
- Kシリーズ:410W、321W、315W
トイレ内の寸法は十分にありますか?
TOTOウォシュレットを設置するときは、トイレ内に十分なスペースが必要となります。
密結タイプと呼ばれる背面タンクタイプやワンピース便器の場合、便器の中心から左側の壁までをA寸法、便器の中心から右側の壁までをB寸法、便器の先端から手前の壁までをC寸法で表します。
- アプリコット:A寸法255mm以上/B寸法325mm以上/C寸法300mm以上
- Sシリーズ:A寸法260mm以上/B寸法330mm以上
- SBシリーズ:A寸法345mm以上/B寸法330mm以上
- KFシリーズ:A寸法255mm以上/B寸法325mm以上/C寸法300mm以上
- KMシリーズ:A寸法255mm以上/B寸法325mm以上/C寸法300mm以上
- Kシリーズ:A寸法345mm以上/B寸法330mm以上
※ワンピース便器タイプの場合、KF、KMシリーズのA寸法は340mm以上必要です。
便器の大きさは?
TOTOウォシュレットを設置するとき、便器の大きさを把握しておくことが必要になります。
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
止水栓の確認
トイレの止水栓の形状を確認しましょう。止水栓は大抵の場合、トイレの後ろの壁の左側下部に設置されています。
アングル型(同梱部品だけで取付可能)
壁から給水している場合の一般的な止水栓です。開閉にはマイナスドライバーを使用します。
ハンドル型(同梱部品だけで取付可能)
壁から給水している場合の止水栓で、開閉用に蛇口のハンドルが付いたタイプです。
ストレート型(同梱部品だけで取付可能)
床から給水している場合の止水栓です。開閉にはマイナスドライバーを使用します。
先端に仮設分岐金具がある止水栓
先端に仮設分岐金具がある止水栓の場合、別売オプションの分岐金具を購入する必要があります。
- アプリコット:TCA158/2,700円(税抜)
- S・SBシリーズ:TCA158/2,700円(税抜)
- KF・KMシリーズ:TCA358/2,940円(税抜)
- Kシリーズ:TCA158/2,700円(税抜)
寒冷地(止水栓なし)の場合
寒冷地のトイレでは止水栓は設置されていません。寒冷地の場合、ウォシュレットは自力では設置せず、専門業者に任せるようにしてください。
給水ホース・フレキホースの長さが不足する場合
止水栓と貯水タンク・ウォシュレット本体を繋ぐ、付属品の給水ホース・フレキホースの長さが足りない場合は、設置環境の長さに合った給水ホース・フレキホースを別途購入する必要があります。
また、アプリコット、S・SBシリーズを設置する場合、給水管の長さが長すぎて合わない場合は、パイプカッターで給水管を切断する必要があります。給水管の切断は、手順が複雑で危険をともなうため、温水洗浄便座の取り付け専門業者へ依頼することをオススメします。なお、別途フレキシブル管を購入して取り付けて頂くこともできますので、ご検討ください。
インバータ照明の場合、ウォシュレットが動かないことも
トイレの照明がインバータ照明の場合、インバータ照明が出す光の波長が、ウォシュレットのリモコンで使用している信号の波長と近いため、リモコンを操作してもウォシュレット本体が動かない場合があります。
インバータ照明は、比較的あたらしい住宅に設置されている場合が多く、光のチラつきが少ないのが特徴です。もし、インバータ照明を使用していてウォシュレットに動作不良が発生した場合は、白熱電球と取り替えてください。
給水圧力には可能範囲があります
TOTOウォシュレットの給水圧力は、最低必要水圧(流動時)0.05MPa~最高水圧(静止時)0.75MPaの範囲内で使用する必要があります。
※MPa(メガパスカル)とは、圧力の単位。
壁が黒いとリモコンが効かないことも
トイレ内の壁が黒っぽい色の場合、リモコンの信号が受信しにくくなり、リモコンを操作してもウォシュレット本体が作動しない場合があります。もしリモコンの効きが悪いと感じたら、リモコンを別の場所へ設置すると改善する可能性があります。
TOTOウォシュレット「アプリコット」の取り付け
取り付けに必要な道具
自分で準備する必要がある道具
- プラスドライバー
- メジャー
- 洗面器・タオル
- モンキーレンチ
ウォシュレットに同梱している道具
- 分岐金具
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はTOTOウォシュレット「アプリコット」に入っている同梱品の一例です。
- ウォシュレット本体
- ベースプレート一式(ボルト、固定版、ゴムブッシュ)
- リモコン本体
- リモコン部品(ハンガー、単3乾電池×2本、ねじ×3本、アンカープラグ×3本)
- 分岐金具+パッキン(2枚)
- 取扱説明書
- クッション1個
ウォシュレット「アプリコット」取り付け手順
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
止水栓は、マイナスドライバーを止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)ウォシュレットを取り付けた後は、止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 普通便座・暖房便座の取り外し
モンキーレンチを使用し、便器の裏側にある便座取り付けボルトから、左右のナットを緩めて取り外します。ナットを取り外したら、便座を持ち上げると取り外すことができます。※ウォシュレットからの交換の場合は、TOTOウォシュレットの取り外し方法をご覧ください。
取り外した便座は保管しよう
このとき取り外した普通便座と部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 既設の給水管の取り外し
トイレの貯水タンク(ロータンク)のふたを取り外します。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り外します。貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持ち、貯水タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。
給水管を外し終わったら、貯水タンクのふたを取り付けます。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
垂れた水は洗面器やタオルで対処
給水管を取り外す際に水が床に垂れる場合がありますので、あらかじめ洗面器を置いておくか、垂れた水をタオルで拭き取ってください。
- ベースプレートの取り付け
はじめに、ベースプレートにボルトと固定版を通します。このとき、固定版は△マークが付いたほうを外側に向けて設置します。ボルトと固定版の位置を、レギュラーサイズ(標準サイズ)の場合は「一番手前側」に、便器がエロンゲートサイズ(大形サイズ)の場合は「手前側より5凹後ろ」にそれぞれ合わせます。(ベースプレートは「FRONT」と書かれたほうが手前、「BACK」と書かれた方が奥になります)
ベースプレートを便器に取り付けていくときは、はじめに便器の取り付け穴にゴムブッシュを埋め込み、その上からベースプレートのボルトを通します。ベースプレートの位置がズレないようにしっかりと手で押さえ、ゴムブッシュに通したボルトが回らなくなるまでプラスドライバーで締めます。
便器サイズの測り方
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
メジャーなどを使用して、ご自宅の便器サイズを測ることができます。- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
- ウォシュレット本体の取り付け
ウォシュレット本体を便座の上に乗せます。ウォシュレット本体の中心と、さきほど取り付けたベースプレートの中心を合わせ、「カチッ」と音がするまで押し込んで取り付けます。
取り付け後は、手前に引っ張ってもウォシュレットが外れないことや、ガタつかないことを確認してください。
また、貯水タンクのふたに、付属のクッションを貼り付けます。このクッションは、便のふたが貯水タンクに当たる時の音を軽減するものです。
- 分岐金具と給水管の接続
まず貯水タンクのふたを取り外します。同梱品の分岐金具を、モンキーレンチを使って止水栓に取り付けます(間に付属のパッキンを挟みます)。
5番の工程で取り外した給水管を、モンキーレンチを使って分岐金具に取り付けます(間にパッキンを挟みます)。
給水管のもう片方の接続口を、モンキーレンチを使って貯水タンク側の接続部分に取り付けます。このとき、貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しましょう。
最後に貯水タンク(ロータンク)のふたを取り付けます。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り付けてください。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
給水管の長さが合わない場合
既存の給水管の長さが長すぎて合わない場合は、パイプカッターで給水管を切断する必要があります。給水管の切断は、手順が複雑で危険をともなうため、温水洗浄便座の取り付け専門業者へ依頼することをオススメします。
また、別途フレキシブル管を購入して取り付けて頂くこともできますので、ご検討ください。 - ウォシュレット本体の給水ホースを分岐金具に接続
ウォシュレット本体から伸びている給水ホースを、分岐金具に接続していきます。給水ホースの保護キャップを取り外し、間に付属のパッキンを入れて袋ナットを分岐金具に差し込み、モンキーレンチで締め付けてください。このとき、給水ホースを折り曲げたり潰したりしないように注意してください。また、給水ホースはタンクの後ろに収めるようにしてください。
- 電源(アース線)の接続
コンセントに電源プラグを差す前に、アース線をアース端子に接続します。アース線を接続したら、コンセントに電源プラグを差し込みます。このとき、アース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので注意してください。
電源を差したあとのウォシュレットの挙動
- ノズルが1回だけ出て戻ります
- 電源プラグの「切」表示ランプが”消灯”します
- ウォシュレット本体の運転ランプが”点灯”します
- リモコンの取り付け
リモコンを設置したい位置に、同梱部品のハンガーを取り付けます。ハンガーは、3カ所のネジをプラスドライバーで締め付けて設置します。石膏ボードやタイルの壁の場合は、付属のアンカープラグをご使用ください。取り付けたハンガーに、電池を入れたリモコンをセットします。
なおオート便器洗浄付の場合、リモコンに「流す」ボタンが取り付けられていません。ウォシュレット専用便器洗浄ユニットに同梱されている取扱説明書を見ながら「流す」ボタンを取り付けてください。
- 水道の元栓と止水栓を開く
配管を接続した袋ナットが緩んでいないか再確認をして、問題がなければ水道の元栓を開けます。配管接続部がゆるんでいると、漏水が発生する原因になります。水道の元栓を開けたら、止水栓を開けます。その後、配管接続部分から水漏れが発生していないことを確認してください。
もし水漏れが発生していたら、再び止水栓を閉め、袋ナットをモンキーレンチで締め直してください。
- ウォシュレットの試運転
最後にウォシュレットを試運転して、動作に問題がないかチェックします。ウォシュレットの試運転は、
- ノズルから洗浄水が出るか
- ウォシュレットのふたが自動で開閉するか(オートふた開閉機能付き機種)
- 便座洗浄を行えるか
などをチェックしましょう。
なお、ノズルから洗浄水が出るかどうかの確認は、実際に座って行っても良いですが、便座の左側を手で押し、ノズルから洗浄水が出る位置に紙コップなどを用意した状態で、リモコンの「おしり」ボタンを押すことでも確認することができます。
また、オート便器洗浄付の機種の場合は、便器洗浄モードの設定を必ず行うようにしてください。詳しい設定方法は、ウォシュレット専用便座洗浄ユニットに同梱されている施工説明書をご覧ください。
TOTOウォシュレット「S・SBシリーズ」の取り付け
取り付けに必要な道具
自分で準備する必要がある道具
- プラスドライバー
- メジャー
- 洗面器・タオル
- モンキーレンチ
ウォシュレットに同梱している道具
- 分岐金具
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はTOTOウォシュレット「S・SBシリーズ」に入っている同梱品の一例です。
- ウォシュレット本体
- ベースプレート一式(ボルト、固定版、ゴムブッシュ)
- リモコン本体
- リモコン部品(ハンガー、単3乾電池×2本、ねじ×3本、アンカープラグ×3本)
- 分岐金具+パッキン(2枚)
- 取扱説明書
- クッション1個(オートふた開閉機能付の場合)
ウォシュレット「S・SBシリーズ」取り付け手順
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
止水栓は、マイナスドライバーを止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)ウォシュレットを取り付けた後は、止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 普通便座・暖房便座の取り外し
モンキーレンチを使用し、便器の裏側にある便座取り付けボルトから、左右のナットを緩めて取り外します。ナットを取り外したら、便座を持ち上げると取り外すことができます。※ウォシュレットからの交換の場合は、TOTOウォシュレットの取り外し方法をご覧ください。
取り外した便座は保管しよう
このとき取り外した普通便座と部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 既設の給水管の取り外し
トイレの貯湯タンク(ロータンク)のふたを取り外します。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り外します。貯湯タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持ち、貯湯タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。
給水管を外し終わったら、貯湯タンクのふたを取り付けます。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
垂れた水は洗面器やタオルで対処
給水管を取り外す際に水が床に垂れる場合がありますので、あらかじめ洗面器を置いておくか、垂れた水をタオルで拭き取ってください。
- ベースプレートの取り付け
はじめに、ベースプレートにボルトと固定版を通します。このとき、固定版は△マークが付いたほうを外側に向けて設置します。ボルトと固定版の位置を、レギュラーサイズの場合は「一番手前側」に、便器がエロンゲートサイズの場合は「手前側より5凹後ろ」にそれぞれ合わせます。(ベースプレートは「FRONT」と書かれたほうが手前、「BACK」と書かれた方が奥になります)
ベースプレートを便器に取り付けていくときは、はじめに便器の取り付け穴にゴムブッシュを埋め込み、その上からベースプレートのボルトを通します。ベースプレートの位置がズレないようにしっかりと手で押さえ、ゴムブッシュに通したボルトが回らなくなるまでプラスドライバーで締めます。
便器サイズの測り方
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
メジャーなどを使用して、ご自宅の便器サイズを測ることができます。- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
- ウォシュレット本体の取り付け
ウォシュレット本体を便座の上に乗せます。ウォシュレット本体の中心と、さきほど取り付けたベースプレートの中心を合わせ、「カチッ」と音がするまで押し込んで取り付けます。
取り付け後は、手前に引っ張ってもウォシュレットが外れないことや、ガタつかないことを確認してください。
また、貯水タンクのふたに、付属のクッションを貼り付けます。このクッションは、便のふたが貯水タンクに当たる時の音を軽減するものです。
- 分岐金具と給水管の接続
まず貯水タンクのふたを取り外します。同梱品の分岐金具を、モンキーレンチを使って止水栓に取り付けます(間に付属のパッキンを挟みます)。
5番の工程で取り外した給水管を、モンキーレンチを使って分岐金具に取り付けます(間にパッキンを挟みます)。
給水管のもう片方の接続口を、モンキーレンチを使って貯水タンク側の接続部分に取り付けます。このとき、貯湯タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しましょう。
最後に貯湯タンク(ロータンク)のふたを取り付けます。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り付けてください。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
給水管の長さが合わない場合
既存の給水管の長さが長すぎて合わない場合は、パイプカッターで給水管を切断する必要があります。給水管の切断は、手順が複雑で危険をともなうため、温水洗浄便座の取り付け専門業者へ依頼することをオススメします。
また、別途フレキシブル管を購入して取り付けて頂くこともできますので、ご検討ください。 - ウォシュレット本体の給水ホースを分岐金具に接続
ウォシュレット本体から伸びている給水ホースを、分岐金具に接続していきます。給水ホースの保護キャップを取り外し、間に付属のパッキンを入れて袋ナットを分岐金具に差し込み、モンキーレンチで締め付けてください。このとき、給水ホースを折り曲げたり潰したりしないように注意してください。また、給水ホースはタンクの後ろに収めるようにしてください。
- 電源(アース線)の接続
コンセントに電源プラグを差す前に、アース線をアース端子に接続します。アース線を接続したら、コンセントに電源プラグを差し込みます。このとき、アース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので注意してください。またこのとき、ノズル伸出口に貼られているテープも剥がしておきましょう。
電源を差したあとのウォシュレットの挙動
- ノズルが1回だけ出て戻ります
- 電源プラグの「切」表示ランプが”消灯”します
- ウォシュレット本体またはリモコンの運転ランプが”点灯”します
- リモコンの取り付け
リモコンを設置したい位置に、同梱部品のハンガーを取り付けます。ハンガーは、3カ所のネジをプラスドライバーで締め付けて設置します。なお、石膏ボードやタイルの壁の場合は、付属のアンカープラグをご使用ください。取り付けたハンガーに、電池を入れたリモコンをセットします。
- 水道の元栓と止水栓を開く
配管を接続した袋ナットが緩んでいないか再確認をして、問題がなければ水道の元栓を開けます。配管接続部がゆるんでいると、漏水が発生する原因になります。水道の元栓を開けたら、止水栓を開けます。その後、配管接続部分から水漏れが発生していないことを確認してください。
もし水漏れが発生していたら、再び止水栓を閉め、袋ナットをモンキーレンチで締め直してください。
- ウォシュレットの試運転
最後にウォシュレットを試運転して、動作に問題がないかチェックします。ウォシュレットの試運転は、
- ノズルから洗浄水が出るか
- ウォシュレットのふたが自動で開閉するか(オートふた開閉機能付き機種)
- 便座洗浄を行えるか
などをチェックしましょう。
なお、ノズルから洗浄水が出るかどうかの確認は、実際に座って行っても良いですが、便座の左側を手で押し、ノズルから洗浄水が出る位置に紙コップなどを用意した状態で、リモコンの「おしり」ボタンを押すことでも確認することができます。
また、オート便器洗浄付の機種の場合は、便器洗浄モードの設定を必ず行うようにしてください。詳しい設定方法は、ウォシュレット専用便座洗浄ユニットに同梱されている施工説明書をご覧ください。
TOTOウォシュレット「KF・KMシリーズ」の取り付け
取り付けに必要な道具
自分で準備する必要がある道具
- プラスドライバー
- メジャー
- 洗面器・タオル
- モンキーレンチ
ウォシュレットに同梱している道具
- スパナ(マイナスドライバー機能つき)
- 貯水タンク接続用フレキホース
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はTOTOウォシュレット「KF・KMシリーズ」に入っている同梱品の一例です。
- ウォシュレット本体
- ベースプレート
- リモコン部品
- 貯水タンク接続用フレキホース
- パッキン(2枚)
- 専用スパナ
- 取扱説明書
- クッション(1個)
ウォシュレット「KF・KMシリーズ」取り付け手順
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
マイナスドライバー機能が付いた同梱品の専用スパナを使用して、止水栓を閉めます。止水栓は、専用スパナのマイナスドライバー部分を止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)ウォシュレットを取り付けた後は、止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 普通便座・暖房便座の取り外し
モンキーレンチを使用し、便器の裏側にある便座取り付けボルトから、左右のナットを緩めて取り外します。ナットを取り外したら、便座を持ち上げると取り外すことができます。※ウォシュレットからの交換の場合は、TOTOウォシュレットの取り外し方法をご覧ください。
取り外した便座は保管しよう
このとき取り外した普通便座と部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 既設の給水管の取り外し
トイレの貯水タンク(ロータンク)のふたを取り外します。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り外します。貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持ち、貯水タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。
給水管を外し終わったら、貯水タンクのふたを取り付けます。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
垂れた水は洗面器やタオルで対処
給水管を取り外す際に水が床に垂れる場合がありますので、あらかじめ洗面器を置いておくか、垂れた水をタオルで拭き取ってください。
- ベースプレートの取り付け
まずはじめに、ベースプレートの型紙を組み立てます。型紙のボルト位置を、便器がエロンゲートサイズの場合は「大形サイズ標準位置」に、レギュラーサイズの場合は「普通サイズ標準位置」にそれぞれ合わせます。
ベースプレートを便器に取り付けていくときは、ベースプレートの位置がズレないようにしっかりと手で押さえ、プラスドライバーでボルトが回らなくなるまで締めます。
ベースプレートが便器にしっかりと固定されたら、型紙をはずします。
便器サイズの測り方
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
メジャーなどを使用して、ご自宅の便器サイズを測ることができます。- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
- ウォシュレット本体の取り付け
ウォシュレット本体を便座の上に乗せます。ウォシュレット本体の中心と、さきほど取り付けたベースプレートの中心を合わせ、「カチッ」と音がするまで押し込んで取り付けます。
取り付け後は、手前に引っ張ってもウォシュレットが外れないことや、ガタつかないことを確認してください。
また、貯水タンクのふたに、付属のクッションを貼り付けます。このクッションは、便のふたが貯水タンクに当たる時の音を軽減するものです。
- 分岐金具とフレキホースの接続
まず貯水タンクのふたを取り外します。ウォシュレットから伸びている給水ホース先端の袋ナットの分岐金具を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って止水栓に取り付けます。
「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット大を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って貯水タンク側の接続部分に取り付けます。このとき、貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しましょう。
「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット小を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って分岐金具に取り付けます。
最後に貯水タンク(ロータンク)のふたを取り付けます。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り付けてください。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
給水ホース・フレキホースの長さが不足する場合
付属品の給水ホース・フレキホースの長さが足りない場合は、設置環境の長さに合った給水ホース・フレキホースを別途購入する必要があります。
- 電源(アース線)の接続
ノズル伸出口に貼られているテープも剥がしたら、コンセントに電源プラグを差す前にアース線をアース端子に接続します。アース線を接続したら、コンセントに電源プラグを差し込みます。このとき、アース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので注意してください。
電源を差したあとのウォシュレットの挙動
- ノズルが1回だけ出て戻ります
- 電源プラグの「切」表示ランプが”消灯”します
- ウォシュレット本体の運転ランプが”点灯”します
- リモコンの取り付け
リモコンを設置したい位置に、同梱部品のハンガーを取り付けます。ハンガーは、3カ所のネジをプラスドライバーで締め付けて設置します。取り付けたハンガーにリモコンをセットします。
- 水道の元栓と止水栓を開く
配管を接続した袋ナットが緩んでいないか再確認をして、問題がなければ水道の元栓を開けます。配管接続部がゆるんでいると、漏水が発生する原因になります。水道の元栓を開けたら、止水栓を開けます。その後、配管接続部分から水漏れが発生していないことを確認してください。
もし水漏れが発生していたら、再び止水栓を閉め、袋ナットを専用スパナやモンキーレンチで締め直してください。
- ウォシュレットの試運転
最後にウォシュレットを試運転して、動作に問題がないかチェックします。ウォシュレットの試運転は、
- ノズルから洗浄水が出るか
- ウォシュレットのふたが自動で開閉するか(オートふた開閉機能付き機種)
- 便座洗浄を行えるか
などをチェックしましょう。
なお、ノズルから洗浄水が出るかどうかの確認は、実際に座って行っても良いですが、便座の左側を手で押し、ノズルから洗浄水が出る位置に紙コップなどを用意した状態で、リモコンの「おしり」ボタンを押すことでも確認することができます。
TOTOウォシュレット「Kシリーズ」の取り付け
取り付けに必要な道具
自分で準備する必要がある道具
- プラスドライバー(必須)
- メジャー(必須)
- 洗面器・タオル(あれば便利)
- モンキーレンチ(あれば便利)
ウォシュレットに同梱している道具
- スパナ(マイナスドライバー機能つき)
- 貯水タンク接続用フレキホース
- 便座外し工具
- 分岐金具
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はTOTOウォシュレット「Kシリーズ」に入っている同梱品の一例です。
- ウォシュレット本体
- ベースプレート
- 便座外し工具
- 分岐金具
- パッキン(2枚)
- 貯水タンク接続用フレキホース
- 専用スパナ
- 取扱説明書
- クッション(1個)
ウォシュレット「Kシリーズ」取り付け手順
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
マイナスドライバー機能が付いた同梱品の専用スパナを使用して、止水栓を閉めます。止水栓は、専用スパナのマイナスドライバー部分を止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)なおウォシュレットを取り付けた後は、止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 普通便座・暖房便座の取り外し
モンキーレンチを使用し、便器の裏側にある便座取り付けボルトから、左右のナットを緩めて取り外します。ナットを取り外したら、便座を持ち上げると取り外すことができます。※ウォシュレットからの交換の場合は、TOTOウォシュレットの取り外し方法をご覧ください。
取り外した便座は保管しよう
このとき取り外した通常便座とボルト、ナットは、退去時に再び設置する際に使用しますので、わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 給水管・分岐金具の取り外し/取り付け
給水管・分岐金具の取り外し/取り付けは、止水栓および分岐金具の形状によって手順が異なります。
止水栓と分岐金具が別の場合
止水栓と分岐金具が別の場合の、給水管・分岐金具の取り外し/取り付けをご説明します。
- トイレの貯水タンク(ロータンク)のふたを取り外します。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り外します。
- 貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持ち、貯水タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。
- 専用スパナまたはモンキーレンチを使って、止水栓に付いている既設の分岐金具を取り外し、同梱部品の分岐金具を取り付けます。
- 「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット大を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って貯水タンク側の接続部分に取り付けます。このとき、貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しましょう。
- 「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット小を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って分岐金具に取り付けます。
- 最後に貯水タンク(ロータンク)のふたを取り付けます。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り付けてください。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
止水栓と分岐金具が一体の場合(※別売品の分岐金具が必要)
止水栓と分岐金具が一体の場合の、給水管・分岐金具の取り外し/取り付けをご説明します。なお、止水栓と分岐金具が一体の場合は、別売品の分岐金具が必要になります。
- トイレの貯水タンク(ロータンク)のふたを取り外します。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り外します。
- 貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持ち、貯水タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。
- 専用スパナまたはモンキーレンチを使って、既設の分岐金具の袋ナットを緩め、分岐金具を取り外します。止水栓の中のスピンドル(細長い棒)も手で回して取り出します。
- 別売品の分岐金具からスピンドルを取り外し、出っ張った側を止水栓の奥までねじ込みます。スピンドルに別売品の分岐金具を通し、専用スパナかモンキーレンチで袋ナットを締め付けた後、専用スパナのマイナスドライバー部分で止水栓を閉めます。
- 「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット大を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って貯水タンク側の接続部分に取り付けます。このとき、貯水タンクの内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しましょう。
- 「貯水タンク接続用フレキホース」の袋ナット小を、専用スパナまたはモンキーレンチを使って分岐金具に取り付けます。
- 最後に貯水タンク(ロータンク)のふたを取り付けます。手洗い付きタンクの場合は、給水ホースも取り付けてください。
※上記は「給水管が貯水タンクの側面から出ている場合」の手順です。「給水管が貯水タンクの下面から出ている場合」や「ワンピース便器の場合」の手順は、取扱説明書をご覧ください。
給水ホース・フレキホースの長さが不足する場合
付属品の給水ホース・フレキホースの長さが足りない場合は、設置環境の長さに合った給水ホース・フレキホースを別途購入する必要があります。
まずはじめに、ベースプレートの型紙を組み立てます。
型紙のボルト位置を、便器がエロンゲートサイズの場合は「大形サイズ標準位置」に、レギュラーサイズの場合は「普通サイズ標準位置」にそれぞれ合わせます。
ベースプレートを便器に取り付けていくときは、ベースプレートの位置がズレないようにしっかりと手で押さえ、プラスドライバーでボルトが回らなくなるまで締めます。
ベースプレートが便器にしっかりと固定されたら、型紙をはずします。
※便器のサイズがわからない方は、こちらを参考に測ってください。
ウォシュレット本体を便座の上に乗せます。
ウォシュレット本体の中心と、さきほど取り付けたベースプレートの中心を合わせ、「カチッ」と音がするまで押し込んで取り付けます。
取り付け後は、手前に引っ張ってもウォシュレットが外れないことや、ガタつかないことを確認してください。
ウォシュレットから伸びる給水ホースの保護キャップを外し、分岐金具にまっすぐ差し込みます。専用スパナかモンキーレンチを使用して、袋ナットを締め付け固定します。
コンセントに電源プラグを差す前に、アース線をアース端子に接続します。
アース線を接続したら、コンセントに電源プラグを差し込みます。このとき、アース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので注意してください。
電源を差したあとのウォシュレットの挙動
- ノズルが1回だけ出て戻ります
- 電源プラグの「切」表示ランプが”消灯”します
- ウォシュレット本体の運転ランプが”点灯”します
配管を接続した袋ナットが緩んでいないか再確認をして、問題がなければ水道の元栓を開けます。配管接続部がゆるんでいると、漏水が発生する原因になります。
水道の元栓を開けたら、止水栓を開けます。その後、配管接続部分から水漏れが発生していないことを確認してください。
もし水漏れが発生していたら、再び止水栓を閉め、袋ナットを専用スパナやモンキーレンチで締め直してください。
最後にウォシュレットを試運転して、動作に問題がないかチェックします。
ウォシュレットの試運転は、
- ノズルから洗浄水が出るか
- 便座洗浄を行えるか
などをチェックしましょう。
なお、ノズルから洗浄水が出るかどうかの確認は、実際に座って行っても良いですが、便座の左側を手で押し、ノズルから洗浄水が出る位置に紙コップなどを用意した状態で、リモコンの「おしり」ボタンを押すことでも確認することができます。
TOTOウォシュレットの取り外し準備・確認事項
TOTOウォシュレットを取り外す前に、準備事項や確認事項をチェックしておきましょう。
自力で取り外しができるTOTOウォシュレットは2タイプ
自力でウォシュレットの取り外しが行えるのは、
- ベースプレートで取り付けられているタイプ
- ボルトナットで取り付けられているタイプ
の2種類になります。
ベースプレートは、便器にベースプレートを固定し、ウォシュレット本体をベースプレートにスライドさせて取り付けるタイプの方式です。
それに対しボルトナットは、通常便座と同じように、ウォシュレット本体から伸びたボルトを便座取り付け穴に通し、便器の裏側をナットで固定するタイプの方式です。
ベースプレートで取り付けられているTOTOウォシュレット品番
ウォシュレットG
TCF730/TCF740/TCF750/TCF770/TCF780など
ウォシュレットS
TCF610/TCF620/TCF630/TCF650/TCF660/TCF670など
ウォシュレットK
TCF297/TCF298/TCF250E/TCF265/TCF302など
アプリコット
TCF4010/TCF4020/TCF4030/TCF4040など
ウォシュレットGX
エバジオン・ロマンシア:TCF833(GXI)/TCF834(GXII)
ウォシュレットGα
エバジオン・ロマンシア:TCF837(GαI)/TCF838(GαII)
※各シリーズの代表品番になります。
※ウォシュレットの品番は、便座のフタの内側部分に記載されています。
ボルトナットで取り付けられているTOTOウォシュレット品番
ウォシュレットGX
TCF430/TCF431(GXI)
TCF440/TCF441(GXII)
ウォシュレットSX
TCF330/TCF331(SXI)
TCF340/TCF341(SXII)
ウォシュレットGα
TCF460/TCF461(GαN)
TCF470/TCF471(GαI)
TCF480/TCF481(GαII)
ウォシュレットSα
TCF360/TCF361(SαI)
TCF370/TCF371(SαII)
ウォシュレットCα
TCF390/TCF391(CαN)
TCF700/TCF701(CαI)
TCF710/TCF711(CαII)
ウォシュレットGX
デリシア:TCF814(GXII)
ウォシュレットGα
デリシア:TCF818(GαII)
※各シリーズの代表品番になります。
※ウォシュレットの品番は、便座のフタの内側部分に記載されています。
TOTOウォシュレットの取り外し手順
取り付けに必要な道具
- プラスドライバー(ベースプレートの場合は必須)
- 洗面器・タオル(あれば便利)
- モンキーレンチ(あれば便利)
- 専用スパナ(同梱部品・モンキーレンチとどちらか必須)
- 便座外し工具(Kシリーズは同梱部品・あれば便利)
ベースプレートで取り付いている場合の取り外し手順
ベースプレートで取り付けられているTOTOウォシュレットの取り外し手順を解説します。
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
マイナスドライバー機能が付いた同梱品の専用スパナを使用して、止水栓を閉めます。止水栓は、専用スパナのマイナスドライバー部分を止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)作業後は止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 電源プラグを抜く
最初に取り外すウォシュレットの電源プラグを抜きます。 - 給水ホースの取り外し
ウォシュレットから伸びている給水ホースを、分岐金具から取り外していきます。袋ナットの場合
袋ナットによって固定されている場合は、袋ナットを緩めて取り外してください。
給水カプラの場合
給水カプラによって接続されている場合、給水カプラの凹部と凸部を合わせ引き抜いてください。
洗面器やタオルの用意を!
このとき、配管の中に残っている水がこぼれます。洗面器やタオルを止水栓の下あたりに置いておき、配管内の残り水を受け止めましょう。
- ウォシュレット本体の取り外し
ウォシュレット右側の「本体取り外しボタン」を押しながら、ウォシュレット本体を手前に引いて取り外します。 - ベースプレートを取り外す
ウォシュレット本体を取り外したら、ベースプレートを取り外します。ベースプレートは、ネジをプラスドライバーで緩めることで取り外すことができます。なお、ウォシュレットを交換する場合でも、必ず新しいベースプレートを使用してください。以上でTOTOウォシュレットの取り外しは完了ですが、引き続き温水洗浄便座を交換する場合は、こちらの記事をご覧ください。
DIY!自分でウォシュレット取り付ける方法と注意点
42,217view元々ついていた普通便座を取り付けて原状回復する場合は、次のステップに進んでください。
- フレキホース(フレキシブル管)の取り外し
分岐金具とロータンクを繋いでいるフレキホース(フレキシブル管)を取り外します。フレキホースは止水栓側とロータンク側それぞれの接続口を固定している袋ナットを、モンキーレンチでゆるめることで取り外しが可能です。
- 元々ついていた給水配管を取り付ける
止水栓と貯水タンクに、元々ついていた給水配管を付け替えます。給水配管はフレキホースなどと同じように、止水栓側と貯水タンク側の袋ナットを、モンキーレンチで固定します。
- 元々ついていた普通便座を取り付ける
元々ついていた普通便座を便器の上に乗せ、上からボルトを通し、裏側の袋ナットをモンキーレンチで締めて固定します。
ボルトナットで取り付いている場合の取り外し手順
ボルトナットで取り付けられているTOTOウォシュレットの取り外し手順を解説します。
- 水道の元栓を閉める
作業の前に、水道の元栓(家全体の元栓)を閉めます。水道の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。水道の元栓を閉めた後は、水道が使えなくなります。 - 止水栓を閉める
マイナスドライバー機能が付いた同梱品の専用スパナを使用して、止水栓を閉めます。止水栓は、専用スパナのマイナスドライバー部分を止水栓の溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)作業後は止水栓を元の位置まで開く必要があります。開きすぎると勢いよく給水され、タンクから水があふれるおそれがあります。逆に開きが足りないと十分に給水されず、洗浄水量不足を招く場合があります。閉める前の位置を覚えておきましょう。
- 洗浄レバーを回す
トイレの洗浄レバーを回し、トイレの貯水タンク内の水をすべて流します。 - 電源プラグを抜く
最初に取り外すウォシュレットの電源プラグを抜きます。 - 給水ホースの取り外し
ウォシュレットから伸びている給水ホースを、分岐金具から取り外していきます。袋ナットの場合
袋ナットによって固定されている場合は、袋ナットを緩めて取り外してください。
給水カプラの場合
給水カプラによって接続されている場合、給水カプラの凹部と凸部を合わせ引き抜いてください。
洗面器やタオルの用意を!
このとき、配管の中に残っている水がこぼれます。洗面器やタオルを止水栓の下あたりに置いておき、配管内の残り水を受け止めましょう。
- 便器裏面のボルトナットを取り外す
モンキーレンチを使用し、便器裏面のウォシュレットを固定しているボルトナットを緩めて取り外します。ボルトナットが外しにくい場合
ボルトナットが取り外しにくい場合は、別売品の専用工具「TCZ3Y(税抜800円)」をお買い求めください。
- ウォシュレット本体を取り外す
ボルトナットが取り外せたら、本体を持ち上げることで取り外すことができます。以上でTOTOウォシュレットの取り外しは完了ですが、引き続き温水洗浄便座を交換する場合は、こちらの記事をご覧ください。
DIY!自分でウォシュレット取り付ける方法と注意点
42,217view元々ついていた普通便座を取り付けて原状回復する場合は、次のステップに進んでください。
- フレキホース(フレキシブル管)の取り外し
分岐金具とロータンクを繋いでいるフレキホース(フレキシブル管)を取り外します。フレキホースは止水栓側とロータンク側それぞれの接続口を固定している袋ナットを、モンキーレンチでゆるめることで取り外しが可能です。
- 元々ついていた給水配管を取り付ける
止水栓と貯水タンクに、元々ついていた給水配管を付け替えます。給水配管はフレキホースなどと同じように、止水栓側と貯水タンク側の袋ナットを、モンキーレンチで固定します。
- 元々ついていた普通便座を取り付ける
元々ついていた普通便座を便器の上に乗せ、上からボルトを通し、裏側の袋ナットをモンキーレンチで締めて固定します。