ウォシュレットの取り外し方。自分でやる手順と業者の費用相場も

引越しや交換などでウォシュレットを取り外す方法を解説!自分で取り外せるウォシュレットの品番一覧、必要な工具、手順や注意点を解説するとともに、業者に依頼した場合の費用の目安も紹介。取り外したウォシュレットの処分費用も紹介。

55,217view

最終更新:

ウォシュレットの取り外し方。自分でやる手順と業者の費用相場も

目次

選択肢は3つ!ウォシュレットの取り外し方

引越しやウォシュレットの買い替えを考えている場合、ネックになりがちなのがウォシュレットの取り外し。引越しの場合、賃貸物件を借りた時に元々付いていたウォシュレットであれば取り外す必要はありませんが、自分で付けたウォシュレットの場合は取り外して元の便座に戻す必要があります。

引越しやウォシュレットの買い替えといった状況のとき、ウォシュレットの取り外しには以下の選択肢があります。

自力でウォシュレットを取り外す

最初に挙げられるのが、自力でのウォシュレット取り外しです。あらかじめ必要な工具が揃っていればお金がかからないことが特徴です。

自力でウォシュレットを取り外すメリット

  • お金がかからない
    自力でウォシュレットを取り外すメリットとしてまず挙げられるのが、お金がかからないこと。なるべくお金をかけずにウォシュレットを取り外したいのであれば、自力での取り外しが最適です。ただし、取り外しに必要なプラスドライバーやモンキーレンチなどの工具を持っていない場合は、新たに購入する必要があります。
  • 手順を覚えれば次の引越し時に活かせる
    ウォシュレットを自力で取り外す手順を一度覚えてしまえば、次に引っ越す場合などにも活かせるというメリットがあります。

    >> 自力でウォシュレットを取り外す手順はコチラ

自力でウォシュレットを取り外すデメリット

  • 取り外しに手間がかかる
    自力でウォシュレットを取り外すデメリットは、業者に依頼する場合に比べて取り外しに手間がかかってしまうことです。そのため、取り外すのが面倒くさい場合や、取り外している時間がないときにはオススメできません。
  • 失敗するリスクがある
    自分でウォシュレットを取り外す場合、手順を間違えると失敗してしまう可能性があります。最悪の場合ウォシュレットが使えなくなったり、トイレの床が漏水してしまう危険もありますので、自信がない場合は自力で取り外しは行わず、専門業者や引越し業者へ依頼しましょう。
  • 取り外し後の処分を自分でする必要がある
    ウォシュレットを自分で取り外す場合、取り外し後のウォシュレットの処分を自分で行う必要があります。廃棄するのであれば粗大ゴミとして出したり、引っ越すのであれば荷造りを行う手間が発生します。

    >> 取り外し後のウォシュレット処分方法はコチラ

専門業者でウォシュレットを取り外す

次に専門業者へ依頼してウォシュレットを取り外してもらう方法です。買い替えの場合、ウォシュレットの取り付け工事を購入店舗などに依頼すれば、取り外しも行ってもらえます。

専門業者に依頼してウォシュレットを取り外すメリット

  • 取り外しの手間が省ける
    専門業者に依頼してウォシュレットを取り外すメリットとして挙げられるのが、取り外しの手間を省くことができる点です。自力でウォシュレットを取り外す場合は慣れないと30分~1時間以上かかってしまいますが、専門業者に依頼すれば手早く取り外してくれます。
  • 取り外し後の処分の手間が省ける
    ウォシュレット取り付け業者や不用品処分業者にウォシュレットの取り外しを依頼する場合、取り外されたウォシュレットはそのまま引き取って処分してもらえます。自力でウォシュレットを取り外す場合のように、取り外し後の処分について悩む必要がありません。

専門業者に依頼してウォシュレットを取り外すデメリット

  • お金がかかる
    ウォシュレットの取り外しを専門業者に依頼する場合、当然ですが料金が発生します。ウォシュレットの取り外しは5,000円前後が相場ですので、自力で取り外した場合の手間やリスクなどを考えて、どちらがお得か判断しましょう。
  • 質の低い業者に当たる場合がある
    ウォシュレットの取り外しを業者に依頼するデメリットとして、取り外しの技術が低かったり、作業が雑、段取りが悪いなど、質の悪い業者に当たってしまう可能性があります。

    ただしこのデメリットは、依頼するときに業者をよく見極めることで、ある程度回避することは可能です。

    >> ウォシュレットを業者に依頼して取り外す場合はコチラ

引越し業者でウォシュレットを取り外す

次に引越し業者へ依頼してウォシュレットを取り外してもらう方法です。引越しの場合、引越し業者のウォシュレット取り外しサービスを依頼するのが最もスムーズだと思います。

引越し業者に依頼してウォシュレットを取り外すメリット

  • 取り外しの手間が省ける
    引越し業者に依頼してウォシュレットを取り外すメリットとして挙げられるのが、取り外しの手間を省くことができる点です。自力でウォシュレットを取り外す場合は慣れないと30分~1時間以上かかってしまいますが、引越し業者に依頼すれば手早く取り外してくれます。
  • 取り外し後の荷造りの手間が省ける
    引越し業者にウォシュレットの取り外しを依頼する場合、取り外されたウォシュレットはそのまま荷造りしてトラックに積んでもらえます。自力でウォシュレットを取り外す場合のように、取り外し後に梱包する手間がありません。

引越し業者に依頼してウォシュレットを取り外すデメリット

  • お金がかかる
    ウォシュレットの取り外しを引越し業者に依頼する場合、当然ですが料金が発生します。ウォシュレットの取り外しは5,000円前後が相場ですので、自力で取り外した場合の手間やリスクなどを考えて、どちらがお得か判断しましょう。
  • 引越しスタッフの技術力が低い場合がある
    ウォシュレットの取り外しにはある程度専門的な知識が必要ですが、引越し業者のオプションで取り外しや取り付けを依頼した場合、技術力の低い引越しスタッフが担当になる場合があります。

    技術力の低い引越しスタッフが担当になった場合、ウォシュレットの取り外しや取り付けに失敗してウォシュレットを壊されてしまったりする可能性もあるので注意しましょう。

    >> ウォシュレットを業者に依頼して取り外す手順はコチラ

自分で取り外せるウォシュレットかどうかの確認方法と必要な工具

そもそも自分で取り外せるタイプのウォシュレットかどうかを確認しましょう。以下の品番のウォシュレットであれば、自分で取り外しが可能です。品番は、便ふたの裏側に貼られているラベルに記載されています。

自分で取り外せるウォシュレットの品番一覧|ボルト・ナット固定タイプ

ウォシュレットGX:TCF430/TCF431 (GXⅠ)、TCF440/TCF441 (GXⅡ)
ウォシュレットSX:TCF330/TCF331 (SXⅠ)、TCF340/TCF341 (SXⅡ)
ウォシュレットGα:TCF460/TCF461 (GαN)、TCF470/TCF471 (GαⅠ)、TCF480/TCF481 (GαⅡ)
ウォシュレットSα:TCF360/TCF361 (SαⅠ)、TCF370/TCF371 (SαⅡ)
ウォシュレットCα:TCF390/TCF391 (CαN)、TCF700/TCF701 (CαⅠ)、TCF710/TCF711 (CαⅡ)
ウォシュレットGX:デリシア TCF814 (GXⅡ)
ウォシュレットGα:デリシア TCF818(GαⅡ)

自分で取り外せるウォシュレットの品番一覧|ベースプレート固定タイプ

ウォシュレットG:TCF730/TCF740/TCF750/TCF770/TCF780 ほか
ウォシュレットS:TCF610/TCF620/TCF630/TCF650/TCF660/TCF670 ほか
ウォシュレットK:TCF297/TCF298/TCF250E/TCF265/TCF302 ほか
アプリコット:TCF4010/TCF4020/TCF4030/TCF4040 ほか

上記一覧に品番がない、品番が書かれたラベルがないとき

上記、ベースプレート固定タイプは代表品番です。一覧に該当する品番がないときはTOTOに問い合わせて確認しましょう。またラベルが貼られていない場合、何らかの理由で剥がれてしまったことが考えられます。取扱説明書に記載されている品番と照らし合わせて確認するか、こちらもわからないときはTOTOに問い合わせましょう。

TOTO-お問い合わせ

ウォシュレットを自分で取り外す前の準備

続いて、ウォシュレットを取り外す前にやっておくべきことについて解説します。以下はボルトナット固定タイプ、ベースプレート固定タイプに共通する事前の準備です。

取扱説明書を確認する

作業の手順はもちろんですが、特に注意点(NG行為等)はよく確認しておきましょう。

必要な工具や道具を用意する

モンキーレンチやドライバーなどの工具、雑巾やバケツといった道具が必要になります。詳しくはそれぞれの項目で説明していますので、そちらをご覧ください。

電源プラグを抜く

故障や感電といったトラブルを防ぐため、必ず電源プラグを抜いておきましょう。

止水栓を閉める

ウォシュレットの取り外し作業中に水漏れなどを防ぐため、マイナスドライバーを使用し止水栓を閉めます。止水栓は、マイナスドライバーを溝にあて、右に回すことで閉めることができます(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)。

止水栓を閉める前に!

作業が終わったあと止水栓を開くわけですが、その際「元の位置に戻す(開く)」ことが重要です。開き足りないとタンクへの給水に時間がかかるようになり、開きすぎると勢いよくタンクに給水されて溢れる可能性があります。何回転させたか、工具穴(ドライバーの先端を差し込む溝)はどの向きだったかなどを覚えておくと同時に、閉める前の状態を写真に残しておくこともおすすめします。

ウォシュレットを自分で取り外す方法|ボルトナット固定タイプ

実際に自分でウォシュレットを取り外すときの流れを解説していきます。まずは以下の工具や道具を用意しましょう。

ボルトナット固定タイプの取り外しに必要な工具と道具

モンキーレンチ(または締付工具)
新聞紙
薄手のゴム手袋
雑巾またはタオル
バケツまたは洗面器
ボルトナット固定タイプのウォシュレットを取り外す際、モンキーレンチもしくは、購入時に同梱されていた専用の締付工具を使用します(締付工具はTOTOのパーツショップでも購入できます)。

そのほか、養生や取り外したウォシュレットを置くための新聞紙、汚れなどを拭き取るための雑巾やタオル、給水ホースから垂れる水を受け止めるためのバケツや洗面器を用意しましょう。

ウォシュレットの取り外し手順|ボルトナット固定タイプ

電源プラグを抜いて止水栓を閉めたら、タンク内の水をすべて流す
連結管の下にバケツまたは洗面器をセットする
連結管のナットを緩めて取り外す
ウォシュレットを固定しているナットを外してウォシュレット本体を取り外す
分岐金具を交換し、新しいウォシュレットを取り付ける(ウォシュレットを交換する場合)
連結管とは、分岐金具とタンクをつなぐ細い管で、ナットをゆるめれば取り外せます。またウォシュレット本体を固定しているボルトは、便器の左右それぞれ後方下に付いています。

新しいウォシュレット(機種名などが別のもの)に交換する場合は、分岐金具の取り外しが必要になります。分岐金具の取り外しは、給水ホースがタンクの「横」から出ているか「下」から出ているかなどで変わるため、取扱説明書をご確認ください。

ウォシュレットの取り外しのみであれば、上記工程「4」までで作業は完了です。

ウォシュレットを自分で取り外す方法|ベースプレート固定タイプ

続いて、ベースプレートに固定されているタイプのウォシュレットの取り外し方を説明します。

ベースプレート固定タイプのウォシュレットの取り外しに必要な工具

プラスドライバー(または締付工具)
新聞紙
薄手のゴム手袋
雑巾またはタオル
バケツまたは洗面器
ベースプレート固定タイプのウォシュレットを取り外す際は、プラスドライバーもしくは、購入時に同梱されていた専用の締付工具を使用します(締付工具はTOTOのパーツショップでも購入できます)。

そのほか、養生や取り外したウォシュレットを置くための新聞紙、汚れなどを拭き取るための雑巾やタオル、給水ホースから垂れる水を受け止めるためのバケツや洗面器を用意しましょう。

ウォシュレットの取り外し手順|ベースプレート固定タイプ

電源プラグを抜いて止水栓を閉めたら、タンク内の水をすべて流す
分岐金具から、ウォシュレットの給水ホースを取り外す
ウォシュレット右側の「本体取り外しボタン」を押しながら本体を手前に引く
ベースプレートのボルトを緩めて外す
分岐金具を交換し、新しいウォシュレットを取り付ける(ウォシュレットを交換する場合)
ベースプレートと便器をつなぐゴムブッシュが取り外しづらいときは、ボルトと座金、ベースプレートを外したあとに上からプラスドライバーで押すと、下から外せます。

新しいウォシュレット(機種名などが別のもの)に交換する場合は、分岐金具の取り外しが必要になります。分岐金具の取り外しは、給水ホースがタンクの「横」から出ているか「下」から出ているかなどで変わるため、取扱説明書をご確認ください。

ウォシュレットの取り外しのみであれば、上記工程「4」までで作業は完了です。

ウォシュレットを取り外したあとは掃除をしておこう

取り外したウオシュレット本体や便座は、跳ね返った尿などによって汚れていることが多いです。ウォシュレットを引越し先でも使う場合は、この機会に一度ウォシュレットを掃除してみるのが良いでしょう。

ウォシュレットの掃除方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ウォシュレット以外の温水洗浄便座の取り外し方法は?

ウォシュレットはTOTOの温水洗浄便座の商品名ですが、LIXILやパナソニックなども温水洗浄便座を販売しています。メーカーごとの詳しいウォシュレット取り外し・取り付け手順は、こちらの記事もご覧ください。



ウォシュレットを業者に依頼して取り外す場合の費用の目安

引越しの場合は引越し業者へ取り外しを依頼

引越しによりウォシュレットを取り外す場合は、引越し業者へ取り外しを依頼するのがオススメです。引越し業者へウォシュレットの取り外しを依頼した場合、引越し後の取り付けもオプションでしてもらえます。

取り外しや取り付けにかかる費用は、大手の引越し業者であればほとんど同じ金額です。

引越し業者へ依頼した場合の費用相場

  • 取り外し工事:5,000円程度
  • 取り付け工事:10,000円~
  • 合計:15,000円~

買い替えの場合は購入店舗などに取り付け工事を依頼

ウォシュレットを買い替える場合、ウォシュレットを購入した店舗やウォシュレット取り付け業者に取り付け工事を依頼すると、取り付け工事の過程でウォシュレットを取り外してもらえます。そのため、温水洗浄便座の買い替えによりウォシュレットを取り外す場合は、購入店舗などに取り付け工事を依頼し、ウォシュレットを取り外してもらうのがオススメです。

取り付け業者へ依頼した場合の費用相場

  • 取り付け工事(取り外し含む):7,000円~10,000円程度
  • 業者によっては標準設置費とは別に、出張所経費や普通便座処分費が発生する場合があります。
  • フラッシュバルブ式トイレや隅付タンク式トイレの場合、別途部品を購入する必要が発生したり、取り付け自体できない場合もありますので、ウォシュレットの取り付けを業者に依頼するときは必ず事前に確認するようにしましょう。

なお、ウォシュレットの取り付け業者に関する選び方については、こちらの記事を参考にしてください。

取り外したウォシュレットの処分方法

自分で取り外したウォシュレットを処分したい場合、いくつかの方法が存在します。

不燃ゴミや粗大ゴミとしてウォシュレットを処分する

取り外したウォシュレットはゴミとして捨てることもできます。このとき、自治体によってゴミ種類が不燃ゴミか粗大ゴミに分かれます。自治体によっては有料だったり、捨て方を指定される場合もありますので、ゴミとして捨てたい場合はお住いの自治体のホームページを確認したり、直接電話をして聞いてみましょう。

不用品回収業者に処分を依頼する

不用品回収業者に、取り外したウォシュレットの回収を依頼することもできます。ただし、不用品回収業者に依頼する場合はウォシュレット以外にも家電や家財道具を処分したい場合に利用するのが良いでしょう。

中にはウォシュレット単品(小物家電)の回収を請け負っている業者や、こちらから郵送することで無料で回収を行ってくれる業者もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

不用品回収業者に回収を依頼する際の注意点

一般家庭から出るゴミは一般廃棄物ですので、自治体が指定している業者、自治体の一般廃棄物処理業の許可を受けている業者を選びましょう。産業廃棄物や古物商などで回収しようとする業者は無許可(違法)の業者ですので、くれぐれも注意が必要です。

参考:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

リサイクルショップに買い取ってもらう

取り外したウォシュレットに汚れが少なく故障などもしていなければ、リサイクルショップに買い取ってもらえる場合もあります。ただし、ウォシュレットの状態によっては買い取りを断られたり、無料で引き取られるだけの場合もありますので、「ゴミ回収業者に頼むよりはお得」くらいの気持ちで見積を依頼するのが良いかもしれません。

また、リサイクルショップに売却する場合は、取り外したあと付属品を捨てないように取っておきましょう。

取り付け可能な知り合いに譲る

中古であることを理解した上で取り付けたい知り合いの方が居れば、譲るのもひとつの手です。ただし、ウォシュレットが取り付け先のトイレに設置できるタイプのものかどうかなどを確認しておく必要があるでしょう。

ウォシュレットの取り付けについては、こちらの記事を参考にしてください。

全ての処分方法に共通する注意点

どの処分方法を選ぶにしても共通しているのは、ウォシュレットを取り外したあと簡単に掃除をしておくことです。これはゴミとして出す場合にも当てはまります。

捨てる場合の掃除の方法は汚れを水で洗ったり、ティッシュペーパーや雑巾で軽く拭う程度で問題ありませんが、リサイクルショップに買い取ってもらうつもりの場合はよりしっかり掃除したほうが良いでしょう。

ウォシュレットの掃除について、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

TOTOの回収サービスを利用する方法もある

神奈川県や東京都の一部限定ですが、TOTOでは使用済みのウォシュレットを回収してリサイクル化する取り組みも実施しています。解体したパーツは金属とプラスチックに分けられて再生されます。ただ処分するのではなく、資源や環境保護に貢献できます。神奈川県や東京都にお住まいの方は、最寄りのTOTOメンテナンス株式会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか?

引越しの場合、ウォシュレットを設置したまま退去できるケースも

これは引越しの場合のみですが、ウォシュレットを設置したまま退去する方法もあります。ウォシュレットを設置したまま退去するには、必ず大家さんや管理会社の許可を取る必要があります。大家さんや管理会社の許可が取れない場合は、ウォシュレットを取り外さなくてはいけません。

ウォシュレットを設置したまま退去するメリット

取り外しや処分の手間がかからない

ウォシュレットを設置したまま退去するメリットとして挙げられるのが、ウォシュレットの取り外しや処分の手間がかからないことでしょう。また、引越しの荷物もひとつ減らすことができます。

古いウォシュレットの場合、金銭的にも得

購入してから時間が経っているウォシュレットの場合、取り外して新居へ持っていき設置してもすぐに故障してしまう可能性があるため、退去時に置いていったほうが処分費もかからずお得かもしれません。ウォシュレットの寿命は一般的に7~10年程度と言われていますので、7年以上経過している場合は置いていくのが良いかもしれません。

ウォシュレットを設置したまま退去するデメリット

大家、管理会社へ許可を取る必要がある

当然ですが、無断でウォシュレットを設置したまま退去することはできません。賃貸物件には入居時と同じ状態へ戻す「原状回復」の義務があるためです。ウォシュレットを設置したまま退去しても良いかどうか、必ず大家さんや管理会社へ連絡をして許可を取りましょう。断られた場合は取り外すしかありません。

新しいウォシュレットの場合、損をする

使用しているウォシュレットが購入して1~2年の場合は、まだまだ使用することができますので、退去時に置いていくと損をしてしまう可能性があります。特に高機能のウォシュレットの場合は、退去時に置いていくのはあまりオススメできません。

引越し先にウォシュレットが無いと新規購入しないといけない

引越し先のトイレにウォシュレットが設置されていない場合、ウォシュレットを新しく購入しなくてはいけないため、ウォシュレットを置いていくことはあまりオススメできません。引越し先のトイレにウォシュレットが設置されていない場合は、ウォシュレットを取り外して引越し先で設置したほうが結果的に安く済むでしょう。ただし、使用しているウォシュレットが7年以上経過している場合は、置いていって新しくウォシュレットを買うのもありです。

ウォシュレットを新しく購入する場合は、こちらの記事を参考にしてください。