10秒お尻を洗うと危険?!ウォシュレットの正しい使い方

「水圧を"強"にしている」「10秒以上お尻を洗浄している」「温水を直接肛門に当てている」「排便の前に刺激して排便を促す」などの間違った使い方をしていませんか?ウォシュレット(温水洗浄便座)の正しい使い方や洗浄時のポイントについて解説。

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10秒お尻を洗うと危険?!ウォシュレットの正しい使い方

目次

ウォシュレット(温水洗浄便座)の基本的な使い方の流れ

はじめにウォシュレット(温水洗浄便座)を使用する基本的な流れについてご説明します。

  1. トイレへ入室する
  2. ウォシュレットの便ふたを開ける
    このとき、オート開閉機能がついたウォシュレットであれば、自動でふたが開きます。
  3. ズボンなどを下ろして便器に座る
  4. 排便する
  5. ウォシュレット(温水洗浄便座)で洗浄する
    洗浄するためのボタンは「おしり」などと書かれているのが一般的です。
    このとき、水圧は「弱」で5~6秒程度の洗浄がオススメ!
  6. 洗浄後、濡れたお尻をトイレットペーパーで拭く
    このとき、温風乾燥機能が付いている温水洗浄便座の場合は、温風乾燥でお尻を乾かしても問題ありません。
  7. ズボンを履いて、水を流す
  8. 便フタを閉じてトイレから退室

お尻を洗うときの水圧は「弱」が正解

ウォシュレットでお尻を洗う時、水圧を「強」や「最大」にして洗っていませんか?お尻をしっかりと洗おうと思っている人ほどやってしまいがちですが、実はこの洗い方は間違っています。

お尻を洗うときのウォシュレットの水圧は「弱」または「最小」で十分に汚れを落とすことができます。しかも、「強」や「最大」の水圧でお尻を洗い続けていると、お尻の皮膚を痛めてしまったり、汚れた水が周囲に飛び散る原因になりますので注意しましょう。

ウォシュレットに飛び散ってしまった汚れの掃除方法は、こちらの記事をご覧ください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の洗浄時間は5~10秒が正解

ウォシュレット使用時、より綺麗にしようと思って長時間お尻を洗浄していませんか?実は、長時間の洗浄は間違いなんです。

お尻を洗う適正時間は5~10秒

ウォシュレットでお尻を洗う適正時間は、水圧「弱」で5~10秒程度で十分と言われています。長時間お尻を洗い続けた場合、次のような危険がありますので注意しましょう。

長時間の洗浄は腸の粘液を洗い流す危険あり

お尻をウォシュレットで長時間洗浄してしまうと、腸の粘膜を保護している粘液まで洗い流すことになり、細菌を防げなくなって皮膚炎にかかってしまう場合もありますので注意が必要です。特に、肛門を広げた状態での長時間洗浄は危険ですのでやめましょう。

洗いすぎると電気代も余計にかかる

ウォシュレットで不必要に長時間お尻を洗い続けると、当然ながらその分余計に電気代がかかります。省エネのことも考えれば、洗浄時間は水圧「弱」で5~10秒程度を意識するのが良いでしょう。

「ビデ」洗浄の膣内への使用も要注意

ウォシュレット(温水洗浄便座)の「ビデ」洗浄を、排尿後などに膣内へ使用するのは危険です。そもそもビデでは外陰部を清潔に保つもので、膣内を洗浄するための機能ではありません。

「ビデ」洗浄で膣内を洗っていると、膣内を細菌からガードするバリアの役割を果たしている「デーデルライン桿菌」まで洗い流すことになってしまい、膣内環境が悪化してしまう場合もあるので注意しましょう。

参考:デーデルライン桿菌(乳酸菌) – Wikipedia

出産後にウォシュレットを使うポイント

出産後は傷の治りを早めるため、ウォシュレットで洗浄後に清浄綿で前から後ろへ拭くようにしましょう。一般的に清浄綿が一箱分無くなったら、ウォシュレットの洗浄のみで問題ありません。ただし、出産後は病院に居るのが普通だと思いますので、担当のお医者様の指示に従うようにしてください。

※清浄綿とは……濃度の低い消毒液を染み込ませた脱脂綿を、個別包装で密閉し滅菌処理したもの。ドラッグストアやインターネット通販で買えるほか、出産時に病院から貰う場合も多いです。

排便の前にウォシュレット?刺激で排便を促すのは控えめに

意外とやっている方が多いのが、排便の前にウォシュレットの洗浄機能で肛門を刺激し、便意を催す行為です。この使い方は、そもそもウォシュレット本来の機能ではありませんし、癖になると通常の排便ができなくなってしまう危険もありますので注意しましょう。
また、ウォシュレット(温水洗浄便座)を便秘解消のために使用する人も居るようですが、同様の理由でやめたほうがいいでしょう。

ウォシュレット(温水洗浄便座)で洗浄→紙で拭くが正解

排便後、ウォシュレットで洗浄してからトイレットペーパーで拭くべきか、トイレットペーパーで先に拭いてから洗浄するべきか悩んだことはありませんか?

正解は「ウォシュレットで洗浄してからトイレットペーパーで拭く」です。

トイレットペーパーで先に拭くことを主張している人たちは、ウォシュレットで先に洗浄すると汚れた水がノズル自身に掛かってしまうことを懸念しています。しかし、最新機種なら汚水がノズルにかからないので、「ウォシュレットで洗浄してからトイレットペーパーで拭く」の順番で問題はありません。

ウォシュレット(温水洗浄便座)による洗浄は紙で拭くだけより清潔

お尻にとって清潔なのはトイレットペーパー(紙)か、ウォシュレット(水)か?これは長い間、沢山の人が疑問に思っていることです。結論から言ってしまえば、ウォシュレットによる洗浄のほうが、トイレットペーパーでお尻を拭くだけよりも清潔です。

トイレットペーパーで拭くだけだと、便は完全には除去されず、お尻にこすりつけているだけという見方もできます。一方、便はお湯に溶ける性質を持っているため、ウォシュレットの温水による洗浄では綺麗に洗い流すことができます。

なお、便には悪臭の原因となるインドールとスカトールという化学物質が含まれており、お尻に便が多く残っていると炎症の原因にもなります。そうした面から見ても、ウォシュレットによる温水での洗浄のほうが衛生的と言えます。

参考:糞便の臭い – Wikipedia

番外編!携帯用ウォシュレットの使い方

携帯用ウォシュレットは、持ち運びができる小型のウォシュレットで、温水洗浄便座が無い環境でもお尻を洗うことができます。海外への出張やキャンプなどで重宝する携帯用ウォシュレットですが、実際に使うとき困らないように、使い方を押さえておきましょう。

携帯用ウォシュレット使用時の流れ

まずは携帯用ウォシュレットを使うときの、基本的な流れを解説します。

  1. 携帯ウォシュレット本体に水を入れる
    本体を引き出し、水またはぬるま湯を入れます。
  2. ノズルを引き出す
  3. ボタンを押せば洗浄開始
    ボタンを押すことで、ノズルから水または温水が噴出します。
    上手くお尻に当たる角度でボタンを押して、お尻を洗浄しましょう。

携帯用ウォシュレット使用時の注意点

携帯用ウォシュレットを使用する場合は、必ず注意点を守りましょう。注意点を守らず使用すると、怪我や故障の原因になります。

  • 怪我の原因になるので、ノズルを体内(肛門内)に入れて使用しない。
  • 水道水および飲用可能な井戸水(地下水)以外は使用しない。(皮膚が炎症する場合があります。)
  • 水漏れの原因になる場合があるので、水または温水を入れて携帯しない。

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