電気温水器の寿命と耐用年数。寿命が伸びるメンテナンス方法も
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電気温水器の寿命・耐用年数は15～20年
電気温水器の寿命・耐用年数は、一般的に15～20年とされています。ただし、電気温水器の寿命はメンテナンスの頻度でも大きく変わり、定期的にメンテナンスを施していれば20年以上つかい続けることもできますし、全くメンテナンスをしなければ10年程度で寿命を迎えてしまう場合もあります。
こんな故障・症状は寿命が近い？
使用中の電気温水器の寿命は使用年数から推測することもできますが、使用中の症状や故障などからも把握することができます。
電気温水器の寿命が近づくと起こりやすい症状
- 電気温水器からお湯が出なくなる
- 貯水タンクから水漏れしている
- お湯が設定温度よりもぬるい
- 朝になってもお湯が沸いていない
その他、電気温水器の故障について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
お湯が出ない？電気温水器の故障対応と修理方法
481,795view電気温水器で入浴剤を使うと寿命が減る？
入浴剤を使うと電気温水器の寿命が減る場合も
フルオートの電気温水器では、一部の入浴剤を使用すると電気温水器の配管などに悪影響（腐食やフィルター詰まり）を及ぼし、電気温水器の寿命が減ってしまう場合があります。
なお、セミオート、給湯専用タイプの電気温水器では、基本的には制限なく入浴剤をお使いいただけます。
電気温水器で使用可能な入浴剤
- バブ、バスクリン、きき湯（にごりタイプは除く）
電気温水器で使用できない入浴剤
- にごりタイプの入浴剤
- 炭酸ガスにより発泡させる入浴剤
- 硫黄成分を含む入浴剤
- 塩化ナトリウムを含む入浴剤
- 炭酸カルシウムを含む入浴剤
※使用できない入浴剤は説明書にも記載されていますので参考にしましょう。
入浴剤を使用中は「追い焚き」しないほうがいい？
フルオートの電気温水器にのみ入浴剤の制限があり、セミオート、給湯専用タイプには無い理由は「追い焚き」にあります。
「追い焚き」は浴槽内のお湯を一度貯湯タンクへ戻して温め直しますが、入浴剤を使用していると入浴剤を含んだお湯が貯湯タンク内に侵入することになります。そのため、本体循環部の配管やポンプ等に腐食などの悪影響を及ぼす場合があります。
定期的なメンテナンスで電気温水器の寿命を伸ばす
電気温水器は正しいメンテナンスを行うことで、メンテナンスを全く行わない場合にくらべて寿命を伸ばすことができます。
ここでは、参考までにパナソニックによって推奨されている電気温水器のメンテナンス方法をご紹介していきます。
電気温水器タンク内の掃除方法(年2～3回推奨)
電気温水器のタンク内は、水道水の不純物が沈殿するので、年2～3回程度タンクの水抜きを行うことが推奨されています。
※メンテナンス手順はメーカー・機種によって異なる場合があります。詳しいメンテナンス方法は、お手持ちの説明書を確認するか、購入メーカーへご確認ください。
ふろ配管の洗浄方法（半年に1回推奨）
ふろ配管は湯垢等で汚れやすく、放っておくと湯垢やゴミがお風呂の中に入ってきてしまいます。ふろ配管の洗浄は、半年に1回程度の頻度で行うことが推奨されています。
※メンテナンス手順はメーカー・機種によって異なる場合があります。詳しいメンテナンス方法は、お手持ちの説明書を確認するか、購入メーカーへご確認ください。
電気温水器を長期間（1ヶ月以上）使わない場合
旅行などで電気温水器を長期間（1ヶ月以上）使用しないときは、貯湯タンク内の水質が変化する可能性があるので、ふろ循環配管と電気温水器本体（貯湯タンク）の水抜きを行うことがメーカーから推奨されています。
※メンテナンス手順はメーカー・機種によって異なる場合があります。詳しいメンテナンス方法は、お手持ちの説明書を確認するか、購入メーカーへご確認ください。
電気温水器の寿命が近づいたら買い替えの検討を
電気温水器が頻繁に故障・不具合が起き寿命が近づいてきたら、早めの買い替えをオススメします。完全に壊れてしまってからだと交換までに1週間前後の日数が必要なため、特に冬場は最悪です。新たに買い替える場合、電気温水器と同じく電気のみでお湯を沸かす「エコキュート」への交換がオススメです。電気温水器と比べて消費電力が3分の1で済み経済的にもお得です。買い替えには幾つか注意する点もありますので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
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