LIXILシャワートイレの取り付け手順と外し方!注意点も解説
目次
TOTO、パナソニックの取り付け・取り外し手順や注意点は、こちらの記事をご覧ください。 TOTOウォシュレットの取り付け・取り外し手順と注意点 パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け・取り外し手順や注意点
まずは便座が取り外しできるか確認
トイレの便座の中には、便器と一体となり取り外せない便座も存在します。
既に便座が取り外せることが分かっている方は確認は不要です。
今お使いのトイレの便座が外せるかわからない場合は、まずお使いのトイレの便座が取り外しや交換が可能なタイプかどうかを確認しましょう。
取り外し可能な便座の見分け方
過去に自分で便座を交換したことがある
すでに今お使いのトイレの便座を交換、取り外ししたことがあるという場合は、確認の必要は無いでしょう。
便座の取扱説明書があるか確認する
温水洗浄便座をお使いの場合、便座のみの取扱説明書をお持ちであれば、便座と便器・タンクが別であるこの場合も、シャワートイレの交換が可能です。
トイレの型番から調べる
交換可能な品番はLIXIL公式サイト「一般洋風便器」「収納一体型便器」でも確認できます。
一体型トイレやタンクレストイレをお使いの場合は「LIXILお客さま相談センター」で交換可能かどうか調べてもらうことができます。
LIXIL(INAX)シャワートイレの取り付け準備
トイレ内に電源コンセントがありますか?
LIXILシャワートイレを設置する場合、トイレ内に100Vの電源コンセント・アース端子が必要になります。もし無い場合は、配線工事を行って電源コンセントを設置する必要があります。
トイレ内の寸法は十分にありますか?
LIXILシャワートイレを設置するときは、トイレ内に十分なスペースが必要となります。
密結タイプと呼ばれる背面タンクタイプやワンピース便器の場合、便器の中心から左側の壁までをA寸法、便器の中心から右側の壁までをB寸法で表します。
RGシリーズの場合、シャワートイレを設置するためにはA寸法300mm以上/B寸法240mm以上のスペースが必要になります。
便器の大きさは?
LIXILシャワートイレを設置するとき、便器の大きさを把握しておくことが必要になります。
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
取り付けることができない便器
LIXIL(INAX)シャワートイレは、以下の便器には取り付けることができません。
- INAX: C-15/C-16/C-35/C-35K/C-111T(M)/C-43/シャワートイレMI・MII/シャワートイレDI/コンティスシャワートイレ
- TOTO: エバジオン(C850)/デリシア(C810)/ロマンシア(C830)/CFS800/C306/CS500
- ジャニス: ココクリン(SC87SG)
フレキシブル管が使用できることを確認
フレキシブル管(全長300mm)は、既存の給水管の代わりに止水栓と貯水タンクに取り付けます。フレキシブル管(全長300mm)の長さが足りない場合(止水栓と貯水タンクの間が300mm以上ある場合)は、パイプカッターでサプライ管を切断する必要があります。サプライ管の切断は、手順が複雑で危険をともなうため、温水洗浄便座の取り付け専門業者へ依頼することをオススメします。
LIXIL(INAX)シャワートイレの取り付け手順
LIXIL(INAX)シャワートイレ「RGシリーズ」の取り付け手順をご紹介していきます。
取り付けに必要な道具
まず、シャワートイレの取り付けに必要な道具が揃っているか確認しましょう。
- モンキーレンチまたはスパナ類×2本
※モンキーレンチは26mm以上で調節可のもの、スパナは23~26mmのものを用意してください。 - プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 雑巾
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はRGシリーズに入っている同梱品の一例です。
- シャワートイレ本体
- クリップ
- 本体給水ホース(全長950mm)
- 分岐金具+パッキン黒2mm
- 本体着脱プレート+本体取付ボルト
- 半球パッキン+スリップワッシャー+六角ナット
- パッキンセット(パッキン青2mm+スリップワッシャー+パッキン黒4mm)
- 取付セット(フレキシブル管+パッキン黒2.5mm×2枚)
※上記はRGシリーズの場合です。取付セットは、機種によっては入っていない場合があります。
【1】止水栓を閉める
- 止水栓を右に回して水を止める
シャワートイレの取り付け作業中に水漏れなどを防ぐため、マイナスドライバーを使用し止水栓を閉めます。止水栓は、スパナのマイナスドライバーを溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)なお、止水栓は大抵の場合、トイレ後ろの壁の、トイレより左側に設置されています。また、止水栓を止めている間はトイレの水が止まるので、トイレは使用できなくなります。
止水栓がトイレに無い場合
止水栓がトイレに見当たらない場合や、固くて回せない場合は、家全体の元栓を閉めましょう。固い場合、無理して回そうとすると配管が壊れ漏水する場合もありますので注意してください。
家全体の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内、または敷地内の地面に設置されています。
なお、家全体の元栓を閉めた場合、当然ながら家中の水道が使えなくなります。
- 貯水タンク内の水をすべて流す
止水栓を閉めたあと、作業中の水漏れなどを防ぐため、貯水タンク内の水をすべて流してください。
【2】既存の普通便座を取り外す手順
次に、既存の普通便座を取り外します。普通便座の取り付け方法には、ボルト式(便器下部にナットがある場合)とさや式(便器下部にナットがない場合)の2種類が存在します。
ボルト式(便器下部にナットがある場合)の取り外し手順
- 便座裏側にある便座取付ボルトのナットを、スパナやモンキーレンチを使って緩め、スリップワッシャーと半球パッキンを取り外します。
- 普通便器を持ち上げて、便座取付用ボルトごと取り外します。
さや式(便器下部にナットがない場合)の取り外し手順
- 普通便座を持ち上げて取り外します。
- さやの中のボルトをプラスドライバーで緩め、下に押し込みます。
- 便器から2本のさやを抜き取ります。
取り外した便座は保管
このとき取り外した普通便座と部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して失くさないようにしましょう。
なお、温水洗浄便座を取り外す場合は、こちらの手順をご確認ください。
【3】分岐金具の取り付け手順
分岐金具の取り付けを行います。LIXILシャワートイレの分岐金具の取り付けは、止水栓とトイレの貯水タンクが、給水ホースで接続されている場合と、サプライ管(金属の給水管)で接続されている場合で異なります。
止水栓とタンクが給水ホースで接続されている場合(袋ナット固定)
止水栓とタンクが給水ホースで接続されていて、接続部が袋ナットにより固定されている場合の、分岐金具の取り付け手順をご紹介します。
- 給水ホースを取り外す
止水栓と給水ホース接続口の袋ナットを、モンキーレンチで緩め取り外します。水がこぼれるの雑巾の用意を!
給水ホースを止水栓から取り外す時、ホース内の水が少しこぼれますので、雑巾などで拭き取りましょう。
- 分岐金具を止水栓に取り付ける
給水ホースを取り外したら、モンキーレンチを使って分岐金具を止水栓に取り付けます。
このとき、分岐金具と止水栓の間にパッキン(黒、厚さ2mm)を挟むことを忘れないようにしましょう。古い分岐金具は取り外す
シャワートイレを交換する場合などで、止水栓に分岐栓や分岐金具が付いている場合は、必ず取り外して付属の分岐金具を取り付けるようにしてください。古い分岐金具を使い続けると、漏水の原因となる場合があります。
- 給水ホースを取り付ける
再び給水ホースを接続していきます。まず分岐水栓をモンキーレンチで挟んで固定し、給水ホースの接続口を取り付け、もう一個のスパナまたはモンキーレンチで給水ホースの袋ナットを締め付けていきます。このとき、接続口にパッキン(青、厚さ2mm)を挟み込むのを忘れないようにしましょう。
止水栓とタンクが給水ホースで接続されている場合(クリップ固定)
止水栓とタンクが給水ホースで接続されていて、接続部がクリップ固定されている場合の、分岐金具の取り付け手順をご紹介します。
- 給水ホースと給水ソケットを取り外す
止水栓と給水ホースを接続しているクリップを外し、給水ホースを取り外します。その後、給水ソケットをモンキーレンチでゆるめ、給水ソケットとストレーナーを取り外します。このとき、クリップはマイナスドライバーを挟み込み、下方向に押すようにして外してください。また、クリップとクリップカバーが別々の場合、クリップカバーを外してからクリップを外すようにしてください。
水がこぼれるの雑巾の用意を!
給水ホースを取り外す時、ホース内の水が少しこぼれますので、雑巾などで拭き取りましょう。
- 分岐金具を止水栓に取り付ける
給水ホースを取り外したら、モンキーレンチを使って分岐金具を止水栓に取り付けます。
このとき、分岐金具と止水栓の間にパッキン(黒、厚さ2mm)を挟むことを忘れないようにしましょう。古い分岐金具は取り外す
シャワートイレを交換する場合などで、止水栓に分岐栓や分岐金具が付いている場合は、必ず取り外して付属の分岐金具を取り付けるようにしてください。古い分岐金具を使い続けると、漏水の原因となる場合があります。
- 給水ホースと給水ソケットを取り付ける
さきほど取り外した給水ホースと給水ソケットを、分岐水栓に接続していきます。まず給水ソケットにストレーナーを入れ、モンキーレンチを使用して分岐水栓に取り付けます。その後、クリップをカチッとはめて固定します。取り付け後は接続確認を!
給水ホースを取り付け後は、クリップを回したり給水ホースを軽く引っ張ったりして、確実に接続されていることを確認してください。
止水栓とタンクがサプライ管(金属の給水管)で接続されている場合
止水栓とタンクがサプライ管(金属の給水管)で接続されている場合の、分岐金具の取り付け手順をご紹介します。なお、サプライ管で接続されている場合は、接続口は止水栓側と貯水タンク側の2カ所にあります。
- サプライ管(金属の給水管)を取り外す
サプライ管(金属の給水管)の接続口の袋ナットをモンキーレンチで緩めます。接続口は止水栓側と便器側(貯水タンク側)の2カ所ありますので、どちらも緩めてサプライ管を取り外します。水がこぼれるの雑巾の用意を!
給水ホースを取り外す時、ホース内の水が少しこぼれますので、雑巾などで拭き取りましょう。
- 分岐金具を止水栓に取り付ける
給水ホースを取り外したら、モンキーレンチを使って分岐金具を止水栓に取り付けます。
このとき、分岐金具と止水栓の間にパッキン(黒、厚さ2mm)を挟むことを忘れないようにしましょう。 - 付属のフレキシブル管を取り付ける
付属のフレキシブル管を取り付けていきます。フレキシブル管がねじれないように注意しながら、分岐水栓をモンキーレンチで挟んで固定します。フレキシブル管の接続口を分岐水栓に接続し、もう一個のスパナまたはモンキーレンチでフレキシブル管の袋ナットを締め付けて取り付けます。同じ要領で、トイレの貯水タンク側の接続口にもフレキシブル管を取り付けます。このとき、袋ナットははじめ手で締め付け、その後モンキーレンチなどを使用してしっかり締め付けましょう。
また、2カ所の接続口それぞれに、パッキン(青、厚さ2mm)を挟み込むのを忘れないようにしましょう。
フレキシブル管の長さが足りない場合は
フレキシブル管の長さが足りない場合は、パイプカッターでサプライ管を切断する必要があります。サプライ管の切断は、手順が複雑で危険をともなうため、温水洗浄便座の取り付け専門業者へ依頼することをオススメします。
【4】本体の取り付け手順
- 本体着脱プレートの取り付け位置を確認
本体着脱プレートの取り付け位置を確認します。便器がエロンゲートサイズの場合は「大形サイズ標準位置」に、レギュラーサイズの場合は「普通サイズ標準位置」にそれぞれ合わせます。便器サイズの測り方
便器の大きさは、便座取り付け穴の中心から、便座先端までの長さによって「エロンゲート(大形)」と「レギュラー(普通)」に分かれます。
メジャーなどを使用して、ご自宅の便器サイズを測ることができます。- エロンゲートサイズ(大形サイズ):約47cm
- レギュラーサイズ(普通サイズ)約44cm
- 本体取付ボルトを通して本体着脱プレートを固定する
本体着脱プレートを、黒いパッキンがある面を便器側に向けて、便器の取り付け穴に置きます。その後、本体取付ボルト2本を、本体着脱プレートと本体取り付け穴に通します。本体取付ボルトに対して、下から半球パッキン、スリップワッシャー、六角ナットを通し、六角ナットを締めて固定します。このとき、半球パッキンは球面部が上になるように取り付けてください。また、六角ナットや本体取付ボルトは樹脂のため、工具は使わず手で取り付けてください。
- 付属の本体給水ホースをシャワートイレ側に取り付ける
保護カバーを外した付属の本体給水ホースを、シャワートイレの接続口に差し込みます。その上からクリップをはめ、「カチッ」と鳴るまで折り曲げます。接続後、ホースを軽く引っ張るなどして、しっかりはまっていることを確認します。 - シャワートイレ本体の取り付け
シャワートイレ本体を、本体着脱プレートの手前に置き、本体着脱プレートの中心とシャワートイレ本体の凸部を合わせます。シャワートイレ本体を、本体着脱プレートが見えなくなり「カチッ」と音が鳴るまで、ゆっくりと奥にスライドさせます。取り付けができたら、本体を前後左右に揺らして、シャワートイレ本体が外れないことを確認してください。もしも大きくガタつくような場合は、本体取付ボルトを締め直してください。
- 付属の本体給水ホースを分岐水栓側に取り付ける
保護カバーを外した付属の本体給水ホースを、分岐水栓の接続口に差し込みます。その上からクリップをはめ、「カチッ」と鳴るまで折り曲げます。接続後、ホースを軽く引っ張るなどして、しっかりはまっていることを確認します。
【5】電源の接続手順
本体の取り付けが完了したら、電源を入れます。
- アース線をアース端子に接続します。
- 電源プラグをコンセントに差し込みます。
- シャワートイレ本体の「洗浄強さ」表示ランプが点灯することを確認してください。
このとき、電源プラグにアース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので、挟み込まないように注意してください。
【6】試運転のチェックポイント
最後に試運転を行い、問題が無いかチェックします。
- 水道の元栓と止水栓を開ける
閉めていた水道の元栓と止水栓を開けます。この時点で給水ホース接続部などから水漏れが起きている場合は、止水栓を閉じて漏水箇所を接続し直してください。 - 水漏れのチェック
便器洗浄を数回おこない、分岐金具と本体の給水ホース接続部などから漏水が置きていないかチェックを行ってください。もしも水漏れが起きている場合は、止水栓を閉じて漏水箇所を接続し直してください。 - おしり・ビデ洗浄のチェック
「おしり」または「ビデ」ボタンを押して、ノズルから水が出ることを確認してください。また、「止」ボタンを押して、水が止まることを確認してください。試運転時は必ず洗浄強さを「強」に
試運転時は温水タンクが満水でない場合があり、洗浄強さが「中」や「弱」だと洗浄ボタンを押してもシャワーが出ない場合があります。必ず洗浄強さを「強」にしてください。また、洗浄ボタンを押してからシャワーが出るまでに1~2分程度かかる場合があります。
- 温水・暖房便座の確認
「温水」と「便座」ボタンを押し、任意の温度に設定します。
約15分後、洗浄ボタンを押してノズルから温水が出るか、便座が温まっているか確認してください。
LIXIL(INAX)シャワートイレの外し方の手順
LIXIL(INAX)シャワートイレの取り外しに必要な道具と、取り外し手順について見ていきましょう。
取り外しに必要な道具
LIXIL(INAX)シャワートイレの取り外しに必要な道具は、以下の3つです。
プラスドライバー
便器本体に設置されている本体着脱プレート(ベースプレート)を取り外すのに使用する場合があります。
マイナスドライバー
止水栓の開閉などに使用します。
モンキーレンチ
分岐水栓や給水配管の袋ナットを緩めたり締めたりするときに使用します。
【1】シャワートイレの電源プラグを抜く
まずはじめにシャワートイレの電源を切り、コンセントから電源プラグを抜きます。アース線をつないでいる場合も、このときに一緒に抜いておきましょう。また感電の危険があるため、濡れた手で触れないように注意しましょう。
【2】止水栓を閉める
- 止水栓を右に回して水を止める
まず最初に、シャワートイレの取り外し作業中に水漏れなどを防ぐため、マイナスドライバーを使用し止水栓を閉めます。止水栓は、マイナスドライバーを溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)止水栓がトイレに無い場合
止水栓がトイレに見当たらない場合や、固くて回せない場合は、家全体の元栓を閉めましょう。固い場合、無理して回そうとすると配管が壊れ漏水する場合もありますので注意してください。
家全体の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。
なお、家全体の元栓を閉めた場合、当然ながら家中の水道が使えなくなります。
- 貯水タンク内の水をすべて流す
止水栓を閉めたあと、作業中の水漏れなどを防ぐため、貯水タンク(貯水タンク)内の水をすべて流してください。
【3】配管・分岐金具の取り外し手順
- フレキシブル管の取り外し
分岐金具と貯水タンクを繋いでいるフレキシブル管を取り外します。フレキシブル管は止水栓側と貯水タンク側それぞれの接続口を固定しているナットを、モンキーレンチでゆるめることで取り外しが可能です。 - 給水ホースの取り外し
分岐金具とシャワートイレ本体を繋いでいる給水ホースを取り外します。給水ホースも、フレキシブル管と同じように分岐金具とシャワートイレ本体側を固定しているナットをゆるめることで取り外すことができます。クリップで固定されている場合は、クリップを外したあと、モンキーレンチで給水ソケットも取り外してください。
水がこぼれるの雑巾の用意を!
フレキシブル管と給水ホースを取り外す時、ホース内の水が少しこぼれますので、雑巾などで拭き取りましょう。
- 分岐金具の取り外し
モンキーレンチを使用して、分岐金具を固定している袋ナットをゆるめ、取り外します。
【4】シャワートイレ本体の取り外し手順
- シャワートイレ本体の取り外し
シャワートイレ本体に向かって右側にあるロックレバーを押しながら、約2cm手前にスライドさせます。その後、ロックレバーから指を離し、シャワートイレ本体のし他方を持ちながら、手前に引き出すことで取り外すことができます。本体の貯湯タンクの排水を忘れずに
貯湯式シャワートイレの場合は、取り外し後もシャワートイレ本体の貯湯タンク内に温水が残っていますので、完全に取り外してしまう前に、本体の裏側にある大きなプラス型のネジのようなものを緩めて排水してください。ただし、機種によって排水の仕方は異なりますので、取扱説明書をご覧ください。
- 本体着脱プレートの取り外し
本体着脱プレートは、便座両脇の裏側にある本体取付ボルトを固定している六角ナットを緩めて取り外します。六角ナットは樹脂製のため、手で取り外すことができますが、固くて回らない場合はモンキーレンチを使用して緩めてください。本体取付ボルトがプラスドライバーで固定してあるタイプの場合は、プラスドライバーを使用して取り外してください。
以上でシャワートイレの取り外しは完了ですが、引き続き温水洗浄便座を交換する場合は、こちらの記事をご覧ください。 DIY!自分でウォシュレット取り付ける方法と注意点
元々ついていた普通便座を取り付ける場合は、次のステップに進んでください。
【5】元々付いていた普通便座の取り付け手順
- 元々ついていた給水配管(サプライ管)を取り付ける
止水栓と貯水タンクに、元々ついていた給水配管(サプライ管)を取り付けます。止水栓側と貯水タンク側の接続口に給水配管(サプライ管)を繋げ、モンキーレンチで袋ナットを締めて取り付けてください。 - 元々ついていた普通便座を取り付ける
元々ついていた普通便座を便器の上に乗せ、上からボルトを通し、裏側のナットをモンキーレンチで締めて固定します。