パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け・取り外し手順や注意点
目次
TOTO、LIXILの取り付け・取り外し手順や注意点は、こちらの記事をご覧ください。 TOTOウォシュレットの取り付け・取り外し手順と注意点 LIXILシャワートイレの取り付け手順と外し方!注意点も解説
パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け準備
トイレ内に電源コンセントがありますか?
パナソニック製ビューティ・トワレを設置する場合、トイレ内に100Vの電源コンセント・アース端子が必要になります。もし無い場合は、配線工事を行って電源コンセント・アース端子を設置する必要があります。
トイレ内の寸法は十分にありますか?
パナソニック製ビューティ・トワレを設置するときは、トイレ内に十分なスペースが必要となります。
必要なスペースは、ビューティ・トワレの機種ごとに異なるため、カタログなどでご確認ください。
止水栓の確認
トイレの止水栓の形状を確認しましょう。止水栓は大抵の場合、トイレの後ろの壁の左側下部に設置されています。
マイナス溝タイプ
壁から給水しているタイプの一般的な止水栓です。開閉にはマイナスドライバーを使用します。
ハンドルタイプ
壁から給水しているタイプの止水栓で、開閉用に蛇口のハンドルが付いたタイプです。
内ネジタイプ
壁から給水しているタイプの止水栓で、内側にネジが付いています。開閉にはマイナスドライバーを使用します。
フラッシュバルブ式
フラッシュバルブ式の止水栓の場合、自力での設置は困難です。専門業者に任せるようにしてください。
止水栓なし(寒冷地)
寒冷地のトイレでは止水栓は設置されていません。止水栓が無い場合、ビューティ・トワレは自力では設置せず、専門業者に任せるようにしてください。
パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け手順
パナソニック製ビューティ・トワレの取り付け手順をご説明します。なお、これから紹介する手順は、AW、AWK、WL、WH、RG、RJ、EG、EJシリーズに対応した取り付け手順になります。
取り付けに必要な道具
- プラスドライバー(必須)
- マイナスドライバー(あれば便利)
- 洗面器・タオル(あれば便利)
- モンキーレンチ(あれば便利)
- スパナ(マイナスドライバー機能つき)※ビューティ・トワレに同梱
同梱部品の確認
取付作業に入る前に、取扱説明書に記載されている同梱部品がすべて揃っているか確認を行いましょう。
なお、以下はビューティ・トワレに入っている同梱品の一例です。
- ビューティ・トワレ本体
- 専用スパナ(マイナスドライバー機能付)
- 給水ホース分岐金具付(長さ950mm)
- フレキシブルパイプ(長さ300mm)
- クイックファスナー
- パッキンセット(黒2つ、青1つ)
【1】分岐金具・配管取り付け手順
- 止水栓を右に回して水を止める
シャワートイレの取り付け作業中に水漏れなどを防ぐため、マイナスドライバーを使用し止水栓を閉めます。止水栓は、スパナのマイナスドライバーを溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)なお、止水栓は大抵の場合、トイレ後ろの壁の、トイレより左側に設置されています。また、止水栓を止めている間はトイレの水が止まるので、トイレは使用できなくなります。
止水栓がトイレに無い場合
止水栓がトイレに見当たらない場合や、固くて回せない場合は、家全体の元栓を閉めましょう。固い場合、無理して回そうとすると配管が壊れ漏水する場合もありますので注意してください。
家全体の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。
なお、家全体の元栓を閉めた場合、当然ながら家中の水道が使えなくなります。
- 貯水タンク内の水をすべて流す
止水栓を閉めたあと、作業中の水漏れなどを防ぐため、貯水タンクの排水レバーを回して貯水タンク内の水をすべて流してください。排水レバーで流し終わったら、貯水タンクのフタを開け、タンクへの給水が行われないことを確認してください。給水管が止水栓と給水タンクの側面で繋がっている場合、このまま次のステップに進んでください。
- 給水管の取り外し
同梱のスパナを使用して既設の給水管を取り外していきます。貯湯タンク側と止水栓側を接続している2カ所の袋ナットを緩め、給水管を取り外します。貯水タンク側の袋ナットを緩めるときは、貯湯タンクのフタを開け、内側にあるボールタップ本体(給水管との接続部分)をしっかり持って固定しながら行うと安全です。給水管の下にバケツを置く
このとき、給水管に残っている水がこぼれますので、床を濡らさないために給水管の下にバケツを置いておきましょう。
- 分岐金具(給水ホース)の取り付け
同梱品の分岐金具付給水ホースの分岐金具部分を、止水栓に取り付けていきます。分岐金具を止水栓に取り付ける時は、間に同梱部品のパッキン(青、厚さ2mm)を挟み、専用スパナで袋ナットを締め付けていきます。このとき、給水ホースが手前に向くように取り付けてください。袋ナットは締め付けすぎない
袋ナットを締めすぎると、パッキンが切れて水漏れしてしまうので、締め付けすぎないように注意してください。
- フレキシブルパイプの取り付け
同梱のフレキシブルパイプを取り付けていきます。フレキシブルパイプは、あらかじめ取り付けやすい形に曲げておいてください。ただし、フレキシブルパイプは曲げすぎると折れてしまう場合がありますので、曲げすぎないように注意してください。分岐金具とフレキシブルパイプの接続部には、同梱部品のパッキン(黒、厚さ4mm)を挟み、手で軽く袋ナットを締めてから、スパナでしっかりと締めます。
貯水タンク側とフレキシブルパイプの接続部には、同梱部品のパッキン(黒、厚さ2.5mm)を挟み、手で軽く袋ナットを締めてから、スパナでしっかりと締めてください。
貯水タンク内のボールタップが傾かないように注意
フレキシブルパイプを貯水タンク側と接続するとき、貯水タンク内のボールタップ(ボール状の浮き球が付いた部品)が傾かないように注意してください。フレキシブルパイプを取り付ける際は、貯水タンクのフタを開け、ボールタップ本体を押さえながら袋ナットを締めつけるのがオススメです。
給水ホースが止水栓から貯水タンクの底へ接続されている場合
給水ホースが止水栓から貯水タンクの底へ接続されている場合の、分岐金具・配管取り付け手順をご説明します。なお、2番までの工程は、給水管が止水栓と給水タンクの側面で繋がっている場合と同様です。
- 給水ホースを止水栓から取り外す
給水ホースと止水栓の接続口にある袋ナットをスパナで緩め、止水栓から取り外します。なお、接続口に挟まっているパッキンは、後ほど使用しますので捨てないでください。止水栓の下にバケツを置く
このとき、給水ホースに残っている水がこぼれますので、床を濡らさないために給水ホースの下にバケツを置いておきましょう。
- 分岐金具(給水ホース)の取り付け
同梱品の分岐金具付給水ホースの分岐金具部分を、止水栓に取り付けていきます。分岐金具を止水栓に取り付ける時は、間に同梱部品のパッキン(青、厚さ2mm)を挟み、専用スパナで袋ナットを締め付けていきます。このとき、給水ホースが手前に向くように取り付けてください。袋ナットは締め付けすぎない
袋ナットを締めすぎると、パッキンが切れて水漏れしてしまうので、締め付けすぎないように注意してください。
- 外した給水ホースを分岐金具に取り付ける
はじめに外した給水ホースとパッキンを、再び分岐金具に取り付けていきます。外した時と同じ要領で、給水ホースの袋ナットをスパナで締めていきましょう。フレキシブルパイプは使用しません
給水ホースが止水栓から貯水タンクの底へ接続されている場合、同梱品のフレキシブルパイプは使用しませんので、ご注意ください。
【2】ビューティ・トワレ本体取り付け手順
ビューティ・トワレ本体の取り付け手順は、便器下部にナットがある場合と、便器下部にナットがない場合に分かれます。
便器下部にナットがある場合
まず、便器下部にナットがある場合の、ビューティ・トワレ本体の取り付け手順をご説明します。
- 普通便座の取り外し
モンキーレンチを使用し、便器の裏側にあるナットを緩め、ナットとパッキンを取り外します。ナットとパッキンを取り外したら、便座を持ち上げると取り外すことができます。便器に水分や汚れがある場合は、雑巾などで拭き取ってください。
※ビューティ・トワレからの交換の場合は、こちらのビューティ・トワレ取り外し方法をご覧ください。
取り外した便座は保管しよう
このとき取り外した普通便座と部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 本体固定板の取り付け
ビューティ・トワレ本体の裏側に取り付けられている本体固定板を、本体脱着ボタンを押しながら取り外してください。取り付けボルトから、ナット、樹脂ワッシャ、パッキンB、パッキンAを順番に取り外します。
本体固定板の表から取り付けボルトを差し込み、裏側からパッキンAを根本まで押し込みます。取り付けボルトは、本体固定板の左右の穴それぞれに1本ずつ差し込みます。
本体固定版の突起A(三角形)を貯水タンクに向け、さきほど固定板へ通したボルトを便器の取り付け穴に通します。便器の裏側に通ったボルトに、パッキンB、樹脂ワッシャ、ナットを順番に通し、工具を使用せずに手でナットを締め付けていきます。(ナットとボルトは樹脂製のため、工具を使用すると割れたり折れたりしてしまいます)
なお、本体を設置後に微調整できるように、少しゆるめに締めてください。左右のボルトそれぞれにナットを締め終わったら完了です。
※パッキン類は、機種によって無かったり種類が異なる場合があります。
※「取り付け型紙」が同梱されている機種は、型紙を使用し取り付けてください。 - ビューティ・トワレ本体の取り付け
ビューティ・トワレ本体を持ち上げて便器の上に乗せます。本体固定板の突起A(三角形)と、ビューティ・トワレ本体の突起Bを合わせ、ビューティ・トワレ本体の中心と本体固定板の中心をそろえます。ビューティ・トワレ本体を、本体固定板の上にスライドさせていき、「カチッ」という音がするまで奥に押し込みます。このとき、ビューティ・トワレ本体から伸びているアース線を挟み込まないように注意してください。
ビューティ・トワレ本体を取り付け後、便器からビューティ・トワレの先端が2~3cmほど出るように調節して、ゆるめておいた便器裏の取り付けボルトのナットをしっかり締め付けて固定してください。
便器下部にナットがない場合
次に、便器下部にナットがない場合(上からネジで固定されている便器)の、ビューティ・トワレ本体の取り付け手順をご説明します。
- 既設便座の取り外し
本体固定板に取り付けられている既設便座を、前方にスライドさせて取り外します。 - 既設便器の本体固定板を取り外す
既設便器の本体固定板を取り外します。プラスドライバーで左右のネジをゆるめ、取り外してください。本体固定板を取り外した後、便器に水分や汚れがある場合は、雑巾などで拭き取ってください。
取り外した便座と固定板は保管しよう
このとき取り外した通常便座と固定板などの部品は、賃貸物件の場合、退去時の原状回復に使用します。わかりやすい場所に保管して無くさないようにしましょう。
- 本体固定板の取り付け
ビューティ・トワレ本体の裏側に取り付けられている本体固定板を、本体脱着ボタンを押しながら取り外し、さきほどの外したネジを使用して便器に軽く固定します。 - ビューティ・トワレ本体の取り付け
ビューティ・トワレ本体を持ち上げて便器の上に乗せます。本体固定板の突起A(三角形)と、ビューティ・トワレ本体の突起Bを合わせ、ビューティ・トワレ本体の中心と本体固定板の中心をそろえます。ビューティ・トワレ本体を、本体固定板の上にスライドさせていき、「カチッ」という音がするまで奥に押し込みます。
ビューティ・トワレ本体を取り付け後、便器からビューティ・トワレの先端が2~3cmほど出ることを確認してください。確認後、本体を手前にスライドさせて一度取り外し、軽く固定してあったネジを、プラスドライバーでしっかりと締めて固定します。
先ほどと同じよう要領で、再度本体固定板にビューティ・トワレ本体を取り付けます。このとき、ビューティ・トワレ本体から伸びているアース線を挟み込まないように注意してください。
【3】給水ホース取り付け手順
- 給水ホースをビューティ・トワレ本体に取り付ける
給水ホースを、ビューティ・トワレ本体の接続口に取り付けます。接続口は、ビューティ・トワレ本体の袖リモコンの裏あたりにあります。このとき、給水ホース先端のOリングに汚れや亀裂などがないことを確認してください。
- クイックファスナーを取り付ける
Oリングを接続口に挿入後、クイックファスナーを接続部分に取り付けて固定します。間違った位置への取り付けによる漏水を防ぐため、クイックファスナーを取り付け後、クイックファスナーが軽く回転することを確認してください。(間違った位置に取り付けていると、クイックファスナーは回転しません。)クイックファスナーが軽く回ることを確認したら、穴開き側のフック大を内側に折り込み、つめ側のフック小をその上にかぶせる形で折り曲げてください。「パチッ」という音がしたら固定完了です。
- 給水ホースの取り付け確認
クイックファスナーでの固定まで完了したら、給水ホースを軽く引っ張り、しっかりと接続されていることを確認してください。便フタ自動開閉タイプの機種は、クッションを取り付ける
便フタ自動開閉タイプの機種では、同梱品にクッションが付いています。クッションは、便フタが自動開閉した際、貯水タンクのフタと激しく接触することを避けるためのものですので、貯水タンクのフタに貼り付けてください。
【4】止水栓を開けて水漏れを確認
- 止水栓を開ける
ビューティ・トワレの配管がしっかりと接続されていることを再度確認してから、スパナのマイナスドライバー部分もしくはマイナスドライバーを使用して、閉じていた止水栓を開けます。このとき、止水栓を開ける時に右へ回した回数分、左に回してください。右へ回しすぎると、貯水タンクの手洗いの水の勢いが強くなって飛び散る場合があります。ただし、止水栓が十分に開いていないと、水量が足らずビューティ・トワレの洗浄が適切に行えませんので注意してください。
- 配管接続部の水漏れ確認
止水栓を開けた後、以下の配管接続部から水漏れが発生していないことを確認してください。
- 貯水タンクとフレキシブルパイプ接続部
- 分岐金具とフレキシブルパイプ接続部
- 止水栓と分岐金具接続部
- 給水ホースとビューティ・トワレ本体接続部
【5】リモコン取り付け手順
- リモコンの取り付け場所を決める
リモコンの取り付け場所として適切なのは、ビューティ・トワレ本体の受信部(袖リモコン)側の壁で、操作しやすい場所がオススメです。 - リモコンのホルダーを壁に取り付ける
リモコン本体からホルダーを外し、取り付けたい場所にプラスドライバーを使ってネジで固定します。 - リモコンを設置する
リモコンに電池を入れて、ホルダーを設置した場所に溝を合わせて設置します。このとき、電池のプラスマイナス方向にご注意ください。
【6】電源+アース線の接続
- アース線の接続
コンセントに電源プラグを差す前に、アース線をアース端子に接続します。アース線は、中身の芯線(銅線)を覆っている被覆を適切な長さで剥き、中身の芯線(銅線)を数回ねじってアース端子に取り付けてください。 - コンセントに電源プラグを差し込む
アース線を接続したら、コンセントに電源プラグを差し込みます。このとき、アース線を挟み込んでしまうと、漏電の危険がありますので注意してください。
【7】W瞬間式タイプの試運転手順
- 便器と便座の間に、ポリ袋を挟む
便座を上げ、便器との間にビューティ・トワレが入っていたポリ袋を挟み込みます。 - 漏電テストボタンを2秒以上長押し
袖リモコンにある漏電テストボタンを2秒以上長押しします。漏電テストランプが赤色で点灯することをご確認ください。 - 電源プラグを抜く
電源プラグを抜いて、漏電テストランプが消灯するのをご確認ください。漏電テストランプの消灯を確認したら、電源プラグを差し直します。なお、漏電テストランプが消灯するまで、電源プラグを差さないでください。 - 電源プラグの点滅→点灯を確認
電源プラグを差し直したあと、袖リモコンの電源ランプが約10秒間点滅した後、点灯することを確認してください。また、漏電テストランプが消灯していることをご確認ください。 - おしり洗浄テスト
便座の左後方を手で押さえながら、リモコンの「おしり」スイッチを押します。その後、ノズルから洗浄水が出ることを確認してください。また、ポリ袋に手を当てて、温水が出ていることをご確認ください。温水が出ていない場合は、リモコンの温水温度スイッチで、設定温度を切り替えてください。
【8】貯湯式タイプの試運転手順
- 便器と便座の間に、ポリ袋を挟む
便座を上げ、便器との間にビューティ・トワレが入っていたポリ袋を挟み込みます。 - 漏電テストボタンを2秒以上長押し
袖リモコンにある漏電テストボタンを2秒以上長押しします。漏電テストランプが赤色で点灯することをご確認ください。 - 電源プラグを抜く
電源プラグを抜いて、漏電テストランプが消灯するのをご確認ください。漏電テストランプの消灯を確認したら、電源プラグを差し直します。なお、漏電テストランプが消灯するまで、電源プラグを差さないでください。 - 電源プラグの点滅→点灯を確認
電源プラグを差し直したあと、袖リモコンの電源ランプが約10秒間点滅した後、点灯することを確認してください。また、漏電テストランプが消灯していることをご確認ください。 - 「ノズル掃除」スイッチを押す
「ノズル掃除」スイッチを押して、ビューティ・トワレのタンクに注水を開始します。注水は約1分で完了します。 - おしり洗浄テスト
便座の左後方を手で押さえながら、リモコンの「おしり」スイッチを押します。その後、ノズルから洗浄水が出ることを確認してください。確認できたら、停止スイッチを押して止めてください。 - 通電後5~12分たったら、温水テスト
ビューティ・トワレに通電後、5~12分経過したら、ふたたびおしり洗浄テストを行います。このとき、ポリ袋に手を当てて、温水が出ていることをご確認ください。温水が出ていない場合は、リモコンの温水温度スイッチで、設定温度を切り替えてください。
約1分後、ノズルが出てきて、水が下向きに出ることを確認したら、停止スイッチを押して止めてください。
【9】泡コートトワレの試運転手順
- 「台所用中性洗剤」を用意する
泡コートトワレの試運転に使用できる洗剤は、市販の台所用合成洗剤(中性)です。また、パナソニックから発売されている泡洗浄用補充液「ラウーノフォーム」も使用可能です。使用できない洗剤
以下の洗剤は使用することができませんので、ご注意ください。
- 酸性・アルカリ性・塩素系洗剤
- オレンジオイルを含む洗剤
- ジェルタイプの洗剤
- トイレ用洗剤、お風呂用洗剤
- 食洗機用の洗剤
- アルコール(消毒液、除菌液)
- ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー
- 一部の機種は自動開閉を「切」にする
DL-AWK600/400/SAW400の場合は、必ず自動開閉を「切」にしてください。 - 洗剤タンクを取り出す
袖リモコン先端にある洗剤タンクのふたを取り外し、中から洗剤タンクを取り出します。 - 洗剤タンクに洗剤を入れる
洗剤タンクのキャップを外し、台所用中性洗剤を原液のまま入れます。このとき、洗剤を「満」と書かれたライン以上は入れないようにしてください。 - 洗剤キャップをはめ込む
洗剤キャップを洗剤タンクにはめ込みます。このとき、洗剤キャップの凸部と洗剤タンクの凹部を合わせてはめ込んでください。 - 洗剤タンクを戻す
洗剤タンクを袖リモコンの先端部分へ戻し、洗剤タンクのふたを取り付けます。 - 「泡コート自動設定」ボタンを2秒以上押す
本体操作部(袖リモコン)の「泡コート自動設定」ボタンを2秒以上押し、ボタン横の3つのランプが点滅することを確認してください。
その後、モーター音がして、洗剤供給が開始されます。なお、一連の動作が終了すると、ランプの点滅が消えます(約3分間)。 - リモコンの「便器面コート」または「ハネ抑制」を押す
壁リモコンの「便器面コート」または「ハネ抑制」ボタンを押します。その後、ビューティ・トワレの泡コートノズルから、便器の内側に途切れず泡が出ることを確認してください。泡が噴出する強さは、リモコンの「強/弱」ボタンで調節することができますので、便器の大きさに合わせて調節してください。なお、泡が出ない場合は、洗剤タンクを本体に戻すところからやり直してください。
- 便器と便座の間に、ポリ袋を挟む
便座を上げ、便器との間にビューティ・トワレが入っていたポリ袋を挟み込みます。 - 漏電テストボタンを2秒以上長押し
袖リモコンにある漏電テストボタンを2秒以上長押しします。漏電テストランプが赤色で点灯することをご確認ください。 - 電源プラグを抜く
電源プラグを抜いて、漏電テストランプが消灯するのをご確認ください。漏電テストランプの消灯を確認したら、電源プラグを差し直します。なお、漏電テストランプが消灯するまで、電源プラグを差さないでください。 - 電源プラグの点滅→点灯を確認
電源プラグを差し直したあと、袖リモコンの電源ランプが約10秒間点滅した後、点灯することを確認してください。また、漏電テストランプが消灯していることをご確認ください。 - おしり洗浄テスト
便座の左後方を手で押さえながら、リモコンの「おしり」スイッチを押します。その後、ノズルから洗浄水が出ることを確認してください。また、ポリ袋に手を当てて、温水が出ていることをご確認ください。温水が出ていない場合は、リモコンの温水温度スイッチで、設定温度を切り替えてください。
パナソニック製ビューティ・トワレの取り外し手順
パナソニック製ビューティ・トワレの取り外しに必要な道具と、取り外し手順について見ていきましょう。
取り外しに必要な道具
パナソニック製ビューティ・トワレの取り外しに必要な道具は、以下の3つです。
プラスドライバー
便器本体に設置されている本体固定板(ベースプレート)を取り外すのに使用する場合があります。
マイナスドライバー
止水栓の開閉などに使用します。
モンキーレンチ
分岐水栓や給水配管の袋ナットを緩めたり締めたりするときに使用します。
【1】止水栓を閉める
- 止水栓を右に回して水を止める
まず最初に、ビューティ・トワレの取り外し作業中に水漏れなどを防ぐため、マイナスドライバーを使用し止水栓を閉めます。止水栓は、マイナスドライバーを溝にあて、右に回すことで閉めることができます。(ハンドル式止水栓の場合は、手でハンドルを右に回して閉めてください)止水栓がトイレに無い場合
止水栓がトイレに見当たらない場合や、固くて回せない場合は、家全体の元栓を閉めましょう。固い場合、無理して回そうとすると配管が壊れ漏水する場合もありますので注意してください。
家全体の元栓は、一軒家であれば敷地内の地面(水道メーターの横)に、集合住宅の場合は玄関横のメーターボックス内に設置されています。
なお、家全体の元栓を閉めた場合、当然ながら家中の水道が使えなくなります。
- 貯水タンク内の水をすべて流す
止水栓を閉めたあと、作業中の水漏れなどを防ぐため、貯水タンク(貯水タンク)内の水をすべて流してください。
【2】配管・分岐金具の取り外し手順
- フレキホース(フレキシブル管)の取り外し
分岐金具と貯水タンクを繋いでいるフレキホース(フレキシブル管)を取り外します。フレキホースは止水栓側と貯水タンク側それぞれの接続口を固定しているナットを、モンキーレンチでゆるめることで取り外しが可能です。 - 給水ホースの取り外し
分岐金具とビューティ・トワレ本体を繋いでいる給水ホースを取り外します。給水ホースも、フレキホースと同じように分岐金具とビューティ・トワレ本体側を固定しているナットをゆるめることで取り外すことができます。止水栓の下にバケツを置く
このとき、フレキホースや給水ホースに残っている水がこぼれますので、床を濡らさないために給水ホースの下にバケツを置いておきましょう。
- 分岐金具の取り外し
モンキーレンチを使用して、分岐金具を固定している袋ナットをゆるめ、取り外します。
【3】ビューティ・トワレ本体の取り外し手順
- ビューティ・トワレ本体の取り外し
ベースプレートの取り付けは、ビューティ・トワレの取り付け方法が本体固定板か取付ボルト式かにより手順が異なります。本体固定板の場合
ビューティ・トワレ本体の横についている、本体をスライドして取り外せる「取り外しボタン」を押しながら、本体を手前に引くことで取り外すことができます。
取付ボルト式の場合
便座両脇の裏側にある固定用のボルトをゆるめる必要があります。トイレの後ろを覗き込むように屈んでボルトを確認したら、モンキーレンチまたはビューティ・トワレ購入時に付属品でついてきたボックスレンチを使用して固定されているナットをゆるめることで、本体を取り外すことができます。
本体の貯湯タンクの排水を忘れずに
貯湯式ビューティ・トワレの場合は、取り外し後もビューティ・トワレ本体の貯湯タンク内に温水が残っていますので、完全に取り外してしまう前に、本体の裏側にある大きなプラス型のネジのようなものを緩めて排水してください。ただし、機種によって排水の仕方は異なりますので、取扱説明書をご覧ください。
- 本体固定板の取り外し
ビューティ・トワレ本体をスライドさせて取り外したあとは、本体固定板を取り外していきます。本体固定板は、プラスドライバーを使用して固定用のボルトをゆるめることで取り外すことができます。
以上でビューティ・トワレの取り外しは完了ですが、引き続き温水洗浄便座を交換する場合は、こちらの記事をご覧ください。 DIY!自分でウォシュレット取り付ける方法と注意点
また、元々ついていた普通便座を取り付ける場合は、次のステップに進んでください。
【4】元々付いていた普通便座の取り付け手順
- 元々ついていた給水配管を取り付ける
止水栓と貯水タンクに、元々ついていた給水配管を付け替えます。給水配管はフレキホースなどと同じように、止水栓側と貯水タンク側の接続口のナットを、モンキーレンチで固定します。 - 元々ついていた普通便座を取り付ける
元々ついていた普通便座を便器の上に乗せ、上からボルトを通し、裏側のナットをモンキーレンチで締めて固定します。