レンジフードおすすめ12選!人気メーカーや選び方まで徹底解説

キッチンに欠かせないレンジフードのおすすめ12選。最新機種から価格・スリム型・ブーツ型・フラット型・お手入れのしやすさ・省エネ性に分けて、各メーカーの商品をスペックとともに紹介!選び方や人気のメーカー、最新機能、掃除方法なども徹底解説!

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レンジフードおすすめ12選!人気メーカーや選び方まで徹底解説

目次

レンジフードの選び方

フードのタイプ・価格

  • ブーツ型:天井高に余裕がある、お手入れは苦にならない、機能にはこだわらないので安いほうがいい
  • フラット型(浅型):天井高に余裕がない、スタイリッシュな商品がよいが価格は抑えたい
  • スリム型:お手入れのしやすさ、インテリア性、機能性を重視したい、価格は高くてもよい
  • ファルコン型:天井が低い、ブーツ型よりもお手入れが楽で圧迫感が少ないほうがよい

ざっくりと分けるとこのようになります。スタンダードなブーツ型は価格は安いですが、お手入れが大変だったり機能性の面でフラット型やスリム型よりも少なかったりします。価格最重視の方で天井高に余裕があるご家庭なら選択肢に入るでしょう。

フラット型はスペースが限られているご家庭で、機能性は重視したいけど価格は抑えたいという方におすすめです。スリム型は、価格にはこだわらず見た目のオシャレさや機能性、お手入れのしやすさなどを重視する方におすすめです。

ファルコン型は低い位置に設置でき、ブーツ型と比べるとお手入れも楽なものが多いです。しかし若干ですが圧迫感があるため、スッキリしたキッチンをイメージしている方はスリム型がおすすめです。

サイズ

レンジフードのサイズには規格があり、通常は「60cm」「75cm」「90cm」から選ぶことになります。横幅を変更すると大掛かりなリフォームになることから、基本的には今お使いのレンジフードと同じ幅のものを選びます。

ただし「コンロの天板幅と奥行き」でお伝えしているように、幅に関しては注意点があるので必ず確認しておきましょう。

ファンの種類

レンジフードのファンは大きく「シロッコファン」「ターボファン」「プロペラファン」の3種類あります。

シロッコファンはもっとも普及しているファンのタイプで、運転音が静かな点がメリットですが、風量がやや弱いという欠点もあります。

逆に、換気効率や風量を重視したい方におすすめなのがターボファンです。シロッコファンよりも風量が大きいため、換気効率もよいのが特徴です。ただしその分、どうしても運転音が大きくなるため静音性を重視する方にはおすすめできません。

もうひとつが、換気扇タイプに取り付けられているプロペラファンです。風量が大きく価格も安いのがメリットです。しかしダクトを介さないため、キッチンの壁が屋外に面していなければならないなど、設置場所が限られます。また強風など、外気の影響も受けやすくなります。

機能

  • お手入れのしやすさを重視したい:自動洗浄、オイルスマッシャー、ノンフィルター、ワンタッチ(ワンプッシュ)着脱など
  • 節電などの経済性を重視したい:風量(換気量)自動調節、切り忘れ防止、コンロ連動など
  • 便利な機能がほしい:キッチンタイマー、リモコン機能、常時換気、同時給排気など

たとえば、お手入れ重視なら自動洗浄やオイルスマッシャー(パナソニックなら油トルネード)、ノンフィルタータイプがおすすめです。

またパナソニックDEシリーズ、HGCシリーズで採用している「アクアイージィ・クリーンフィルター」も、お手入れを楽にしてくれます。フィルター表面に親和性塗装が施されており、水やぬるま湯に浸けておくだけで、あとはスポンジなどで簡単に油汚れが落とせます。

レンジフードに何を求めるかによって、あると便利な機能が変わります。毎日使うことをイメージして、どういった機能があるとうれしいか考えてみましょう。

レンジフードを選ぶ際の注意点

レンジフードを選ぶ際に知っておかなければならない注意点と、見落としがちなポイントについてお伝えします。

コンロとの距離

消防法により、レンジフードの位置は「コンロ天板面から80cm以上離さなければならない」と決められています。ガスコンロ、IHコンロ関わらず適用されるため、取り付けたときのコンロとの距離は必ず事前に測っておく必要があります。

万が一取り付けたあとで高さが不足しているとわかった場合、追加工事が必要になるおそれもあるため、施工業者にも前もって確認しておくと安心です。

コンロの天板幅と奥行き

もうひとつ注意すべき点がレンジフードの横幅です。レンジフードは、コンロの幅や奥行きの寸法以上のものを設置しなければならないという規制があります。コンロを同時に交換するという場合なども、うっかりサイズを間違えないように必ず確認しておきましょう。

なお「コンロとの距離」とあわせて、お住まいの地域により規制が異なる場合があります。念のため、事前に販売店や施工会社および、所轄の官公庁のホームページ等で確認しておくことをおすすめします。

レンジフードの形状と違い

レンジフードのフード部分にはいろいろな形状があります。それぞれ特徴も異なるため、あわせて解説します。

ブーツ型

もっとも一般的なのがブーツ型です。ファンがカバーで覆われており、マンションや戸建て問わずさまざまなキッチンに取り付けられています。カバーの分だけ深さもあり、空気を集めやすいのが特徴です。

一方、お手入れは3種類の中でもっとも大変という欠点もあります。ほかの2種類と比べて価格が安いものが多いので、あまりお金をかけたくない方にはブーツ型のレンジフードがおすすめです。

フラット型(浅型)

天井が低いなどの理由で、スペースに限りがあるご家庭におすすめなのがフラット型です。「平型」と呼ぶこともあります。高さ(縦の寸法)が短くコンパクトで、見た目もブーツ型と比べるとスタイリッシュです。

ブーツ型のファンが斜めなのに対し、フラット型はコンロと平行についているため、お手入れの際に真上を向く必要があります。またブーツ型と同じくフィルターのお手入れが面倒な点も欠点です。

スリム型

最新のレンジフードに多く採用されているタイプで、「薄型」と呼ぶこともあります。凹凸が少なく薄いのが特徴で、見た目もフラット型よりさらにスタイリッシュです。また油汚れがつきにくく、お手入れがしやすい点もメリットです。

あまり生活感を出したくない方にもおすすめできるタイプです。しかし、ほかの2種類と比べて機能性は優れているものの、価格が高いという欠点があります。

ファルコン型

主に富士工業やリンナイのレンジフードで採用されているのがファルコン型です。手前から奥へ向かって下がるデザインをしており、低い位置にも設置しやすい点やコンロと連動できる商品が多い点が特徴です。

一方で、やや圧迫感がある点や、奥の方に手が届きやすいもののお手入れはスリム型と比べて大変といった欠点もあります。特別な事情(スリム型が設置できない、どうしてもコンロ連動型が良い等)でなければ、選ぶメリットはあまりないかもしれません。

ファンの種類と違い

シロッコファン

細くて縦長の、薄い板のような羽が何枚も取り付けられた、筒状のファンがシロッコファンです。現在のレンジフードではスタンダードなファンとなっています。勢いよく回転することで汚れた空気が吸い込まれ、ダクトを通って屋外へ排気される仕組みです。

風量はやや小さめですが、騒音が少ないのが特徴です。ダクトを介するため、キッチンの壁が屋外に面していない場所にも設置できます。また外気の影響を受けにくいので、高層階などにも設置できるのが利点です。

ターボファン

シロッコファンよりも幅広の羽が数枚取り付けられた、薄い筒状のファンです。羽が少ないので、シロッコファンよりも掃除がしやすいのが特徴です。また風量が強く、効率よく換気できる点もメリットです。

その点、シロッコファンに比べると稼働音が大きい傾向にあります。静音性を重視する方はシロッコファンを選ぶか、ターボファンを設置するにしてもある程度の騒音はあるものと思っておいたほうがよいでしょう。

プロペラファン

従来のいわゆる換気扇に取り付けられた、扇風機のプロペラのようなファンです。価格が安く取り付けも取り外しも簡単な点がメリットで、風量もそれなりに大きいといった特徴があります。

しかしダクトを通さず直接屋外に排気するため、壁が屋外に面しているキッチンでないと取り付けができません。また外気の影響を受けやすく、強風の際にパタパタと音が鳴ったり回ったりすることがあります。油汚れがダイレクトに付着するので、こまめなお手入れも必要です。

換気扇(プロペラファン)との違い

ひと昔前に主流だったのがプロペラファン、いわゆる換気扇です。ダクトを介さず、調理中の熱気や油汚れを含んだ空気をそのまま屋外へ排気(換気)する仕組みです。ダクトを介さないため、設置できるのは屋外に面した壁に限られます。

最新レンジフードの機能

自動洗浄

洗浄用のお湯をトレイにセットし、ボタンを押すだけでレンジフード内部やファンを自動洗浄してくれる機能です。フィルターまで自動洗浄してくれる機種もあります。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • パナソニック DWDシリーズ
  • リンナイ TAGシリーズなど

オイルスマッシャー

ファンの手前に取り付けるディスク状のパーツ(富士工業の技術)です。ディスクが高速で回転し、油を含んだ煙がファンに付着するのを防ぐことができます。そのためレンジフードの内部を掃除する必要がほとんどありません。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • 富士工業 CLRL-ECS
  • リンナイ OGRシリーズなど

ノンフィルター

フィルター掃除はレンジフードのお手入れの中でも大変な作業です。そのフィルターを搭載していないタイプのレンジフードです。整流板のお手入れのみで済むため、掃除の負担を減らしたい方におすすめです。

※整流板とは、レンジフードの吸気口の下に取り付けられている板状のパーツです。整流板があることで吸い込み口が狭くなり、その分、汚れた空気の吸引量や速さが高まります。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • 富士工業 クリーンフードシリーズ
  • パロマ レンジフードシリーズなど

風量(換気量)自動調節

温度センサーが調理の状況を感知して、風量を自動調節する機能です。調理をしながら自分で風量を変える手間がかかりません。また必要以上に風量を上げることもないため、結果的に消費電力を抑えることにもつながります。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • パナソニック DWDシリーズ(AIエコナビ機能に含む)
  • リンナイ TAGシリーズなど

切り忘れ防止

最後に操作してから一定時間が経過すると、自動で運転を停止する機能です。タイマータイプもあります。うっかり切り忘れることも多いレンジフードですが、この機能があれば無駄に電力を消費せずに済みます。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • ノーリツ クララタッチ
  • リンナイ TLRシリーズなど

キッチンタイマー

切り忘れ防止機能とは別に、キッチンタイマー機能を備えたレンジフードもあります。調理中にあると便利なキッチンタイマーが本体に内蔵されているので、紛失の心配がなくキッチン周りもスッキリします。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • ノーリツ クララ
  • リンナイ TLRシリーズなど

ワンタッチ(ワンプッシュ)着脱

一般的なブーツ型などのレンジフードに搭載されているファン(シロッコファン)は、留め具を回して着脱する仕様のものが多いですが、最新のレンジフード(特にスリム型)のファンは、ボタンひとつで着脱できる便利な機能を搭載しています。お手入れや交換の際に役立ちます。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • パナソニック DEシリーズ
  • リンナイ TLRシリーズなど

コンロ連動

ガスコンロの点火と消火に連動して自動で運転オン・オフがおこなわれる機能です。調理を始めてからスイッチを入れたり、切り忘れたりする心配がありません。ただし、ガスコンロとレンジフードは共に、連動に対応している商品を選ぶ必要があります。

この機能を搭載した代表的なメーカー・機種

  • パナソニック DWDシリーズ
  • リンナイ XGRシリーズなど
コンロとレンジフードのメーカーが違う場合も連動する?

機器同士の相性などの観点からも同じメーカーが推奨されています。しかしメーカーが違っても信号が合えば、「コンロをつけたらレンジフードが作動する」といった基本的な連動は可能です。ただしメーカーが異なると、本来使えるはずの機能が一部使えないなど不都合が生じることもあります。心配な方は、購入前にメーカーや販売店に「どのメーカーなら合うか」を確認しておくのがおすすめです。

レンジフードのおすすめメーカー4社

パナソニック

日本を代表する電機メーカー、パナソニックはレンジフードでも人気のメーカーです。特に「お手入れのしやすさ」「エコ」を重視する方におすすめです。

最新機種では、掃除を楽にする自動洗浄機能、整流板の拭き取りが楽なフラット形状などを採用しています。ファンもワンタッチで取り外しができるほか、DEシリーズではファンを高速回転させて油汚れを吹き飛ばす「油トルネード機能」も搭載しています。

AIエコナビ機能で無駄な電力消費を抑え、賢く省エネできるのもパナソニックの最新レンジフードの特徴です。

リンナイ

富士工業が製造していることもあり、機能性や使い勝手の面でユーザーから人気なのがリンナイです。「最新機能がほしい」「安心できるメーカーがいい」という方におすすめです。

最新機種では、人気のノンフィルタータイプやオイルスマッシャー搭載機種など、ラインアップが豊富なのが特徴です。ビルトインコンロ連動タイプであれば自動運転・自動停止するためうっかり消し忘れる心配もありません。

お手入れパーツが少ないLGRシリーズや、親水性コーティングでお手入れしやすいBDAシリーズなども人気です。ただ価格は高めで、20万円を超えるものも少なくありません。

ノーリツ

パナソニックやリンナイと比べると、リーズナブルな商品が多いのがノーリツです。「最新機能は魅力だが価格を重視したい」という方におすすめです。

人気の最新機種は、操作部が見やすくスッキリしたデザインのクララ、クララタッチです。ノンフィルターに加えて、整流板もオイルガード塗装が施されているのでお手入れが簡単です。そのほかキッチンタイマーやLED照明、運転音の低減設計など、さまざまな工夫も取り入れています。

富士工業

レンジフード市場では国内トップのシェアを誇るのが富士工業です。上述のようにリンナイのレンジフードの製造も手掛けています。特に機能面が好評で「使いやすさ」「機能性」を重視する方におすすめです。

オイルスマッシャーを搭載したCLRLシリーズは、内部に油がほとんど付着しないため、10年間ファンの掃除が不要という機種です(※)。汚れが付着しても落ちやすいので、掃除にかかる時間や使用する水量も少なく済むなど、お手入れが楽な点もおすすめポイントです。

※レンジフード内部が「まったく汚れない」ということではありません。富士工業の調査では、同社の普及品BDR-3HLと比べて内部に付着する油汚れが約1/10に削減されたということです。

【価格が安い】パナソニック スマートスクエアフード「FY-6HZC5-S」

リーズナブルでお手入れしやすいレンジフードをお探しの方におすすめの、深型やプロペラファンからも交換可能な商品がこちらです。整流板やフード内がフラットになっており、お手入れしやすいのが特徴です。またフード部分は高さ3.5cmのスリム型なので、キッチンがスッキリおしゃれに見えます。

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)、総高さ46.5~76.5cm、フード部高さ3.5cm
  • 換気風量:【弱】180㎥/h(60Hz)、170㎥/h(50Hz)【中】298㎥/h(60Hz)、322㎥/h(50Hz)【強】502㎥/h(60Hz)、524㎥/h(50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【弱】20W(60Hz)、16.5W(50Hz)【中】52W(60Hz)、49W(50Hz)【強】100W(60Hz)、88W(50Hz)
  • 機能・特徴:LED照明、ソフトプッシュスイッチ、フード内および整流板フラット、ワンタッチ着脱ファン

【価格が安い】ノーリツ スリム型ノンフィルター「NFG6S20MSI」

価格は抑えめ、かつお手入れの手間を極力少なくしたい方におすすめなのが、ノーリツのレンジフードのベーシックモデルとなるこちらの商品です。コンロ連動機能はありませんが、ノンフィルターなので普段の掃除は整流板を拭くだけでOKです。油がこぼれにくいオイルトレーも搭載しています。

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)、総高さ44.5〜73cm、フード部高さ3.5cm
  • 換気風量:【弱】240㎥/h(60Hz)、270㎥/h(50Hz)【強】505㎥/h(60Hz)、530㎥/h(50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:なし
  • 消費電力:【弱】48W(60Hz)、45W(50Hz)【強】99W(60Hz)、85W(50Hz)
  • 機能・特徴:LED照明、オイルトレー

【スリム型】リンナイ(富士工業)クリーンフード「XGR-REC-AP754」

リンナイ(富士工業)のハイグレードモデルXGRシリーズは、多機能性を重視する方におすすめのレンジフードです。コンロ連動のほか風量おまかせ運転やオイルガード、切り忘れ防止タイマーなど高いシェアを誇る富士工業の最新技術が数多く搭載されています。お手入れのしやすさや省エネ性に優れている点も特徴です。

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口75cm(60cm、90cmもあり)、総高さ44.5〜73.5cm
  • 換気風量:【常時】170㎥/h(60・50Hz)【弱】230㎥/h(60・50Hz)【中】300㎥/h(60・50Hz)【強】420㎥/h(60・50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:なし
  • 消費電力:【常時】7W(60・50Hz)【弱】10W(60・50Hz)【中】19W(60・50Hz)【強】38W(60・50Hz)
  • 機能・特徴:風量おまかせ運転、DCモーター、一定風量制御、LED照明、ワンタッチ着脱ファン、オイルガード、3段階タイマー、コンロ連動、切り忘れ防止タイマーなど

【スリム型】パナソニック スマートスクエアフード「FY-7HGC5-S」

お手入れのしやすさとコンロ連動機能ありのレンジフードをお探しの方におすすめなのがこちらのシリーズです。3分間の残置運転や、別売のスイッチを使用することによるワイヤレス操作、しばらく水に浸すだけで汚れが剥がれ落ちる親水性の高いアクアィージィ・クリーンフィルターなどを搭載しています。撥水性塗装で汚れがつきにくいシロッコファンも特徴です。

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口75cm(60cm、90cmもあり)、総高さ46.5~76.5cm、フード部高さ3.5cm
  • 換気風量:【常時】180㎥/h(60Hz)、170㎥/h(50Hz)【弱】298㎥/h(60Hz)、322㎥/h(50Hz)【強】502㎥/h(60Hz)、524㎥/h(50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【常時】20W(60Hz)、16.5W(50Hz)【弱】52W(60Hz)、49W(50Hz)【強】100W(60Hz)、88W(50Hz)
  • 機能・特徴:コンロ連動、常時換気機能付タクトスイッチ、LED照明、残置運転(3分)別売のワイヤレススイッチ対応、親水性のアクアイージィ・クリーンフィルター

【ブーツ型】リンナイ(富士工業)「BDA-3HL-AP7517」

機能は最小限でよいという方におすすめのブーツ型レンジフードがこちらです。水だけで油を浮かせてサッと落とせる、親水系コートが施されたアクアスリットフィルターを採用しています。溝がなくフラットな形状をしているので、拭き掃除が楽にできる点もおすすめポイントです。

  • フード:ブーツ型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口75cm(60cm、90cmもあり)、総高さ60〜70cm
  • 換気風量:【弱】290〜315㎥/h(60Hz・50Hz)【強】450〜550㎥/h(60Hz)、480〜590㎥/h(50Hz)
  • 同時給排気:ー
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【弱】45W(60Hz・50Hz)【強】111W(60Hz)、101W(50Hz)
  • 機能・特徴:アクアスリットフィルター、親水系コート

【ブーツ型】ノーリツ「NFG6B03BA」

同じく基本的な機能だけで十分という方におすすめなのが、ノーリツのブーツ型でスタンダードモデルの商品です。フード部分はオイルガード塗装されているので、普段のお手入れもサッとひと拭きするだけでキレイな状態をキープできます。

  • フード:ブーツ型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)、本体高さ60cm対応
  • 換気風量:ー
  • 同時給排気:ー
  • フィルター:あり
  • 消費電力:ー
  • 機能・特徴:押しボタンスイッチ、オイルガード塗装(フード)

【フラット型】富士工業「BFR-1E」

限られた設置スペースのなかで、できるだけ効率よく換気できるレンジフードを設置したいという方におすすめなのがこちらです。コンパクトなフラット型ですが、シロッコファンよりも換気効率に優れたターボファンを搭載しています。細かい凹凸を減らしたオイルパネルはお手入れもしやすくなっています。

  • フード:フラット型(浅型)
  • ファン:ターボファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cmもあり)、総高さ20cm
  • 換気風量:【弱】370㎥/h(60Hz)、400㎥/h(50Hz)【強】590㎥/h(60Hz)、560㎥/h(50Hz)
  • 同時給排気:ー
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【弱】47W(60Hz)、44W(50Hz)【強】49W(60Hz)、47W(50Hz)
  • 機能・特徴:オイルパネル、パンチングフィルター

【フラット型】パナソニック「FY-60HF4」

価格は抑えつつ、ターボファンや弱中強の3段階調節機能がほしいという方におすすめなのがこちらです。操作は凹凸タイプのソフトボタンなので、力を使わずにオン・オフや風量切り替えが可能です。フィルター付きですが、整流板はないためこまめなお手入れが必要です。

  • フード:フラット型(浅型)
  • ファン:ターボファン
  • 幅・高さ:間口60cm(70cmもあり)、総高さ19.1cm
  • 換気風量:【弱】210㎥/h(60Hz)、230㎥/h(50Hz)【中】360㎥/h(60Hz)、390㎥/h(50Hz)【強】650㎥/h(60Hz・50Hz)
  • 同時給排気:ー
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【弱】36W(60Hz・50Hz)【中】45W(60Hz・50Hz)【強】69.5W(60Hz)、57W(50Hz)
  • 機能・特徴:ソフトスイッチ、グリスフィルター、逆流防止シャッター(風圧式)

【お手入れ簡単】パナソニック「FY-60DWD4」

お手入れの負担をできるだけ減らしたいという方は、パナソニックの最新機種DWシリーズがおすすめです。こちらは洗浄機能が付いていて、お湯をセットしてボタンを押すだけで内部の油汚れを落としてくれます。コンロ連動やエコナビ搭載など、最新機能に魅力を感じる方にもおすすめです。

パナソニック レンジフード FY-60DWD4-S 60cm

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)
  • 換気風量:【常時】130㎥/h(60Hz・50Hz)【弱】220㎥/h(60Hz・50Hz)【中】300㎥/h(60Hz・50Hz)【強】420㎥/h(60Hz・50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のコードが必要)
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【常時】5W(60Hz・50Hz)【弱】8W(60Hz・50Hz)【中】11.5W(60Hz・50Hz)【強】28.5W(60Hz・50Hz)
  • 機能・特徴:自動洗浄、エコナビ、コンロ連動、新構造のファンフィルター、残置運転機能、温度センサー(排熱ボタン)、給気シャッター・排気用の電動シャッター連動、HEMS(AiSEG2)連携可能、風量一定制御、LED照明など

【お手入れ簡単】リンナイ(富士工業)「OGR-REC-AP602」

油汚れのお手入れをとにかく楽に済ませたい、という方におすすめなのがリンナイのハイグレードモデルです。フード内への油の侵入を最小限に抑えるオイルスマッシャーを搭載しているので、本体内部のお手入れはほぼ、そのスマッシャー(ディスク)を洗うだけで落とせます。風量の自動調節などエコ機能も充実した機種です。

  • フード:スリム型
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)、総高さ44.5〜73.5cm
  • 換気風量:【常時】160㎥/h(60Hz・50Hz)【弱】210㎥/h(60Hz・50Hz)【中】300㎥/h(60Hz・50Hz)【強】420㎥/h(60Hz・50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:なし
  • 消費電力:【常時】11W(60Hz・50Hz)【弱】18W(60Hz・50Hz)【中】30W(60Hz・50Hz)【強】67W(60Hz・50Hz)
  • 機能・特徴:風量おまかせ運転、DCモーター、一定風量制御、LED照明、オイルガード、一体クリーンパネル、ファンシークリーン、常時換気、3段階タイマー、コンロ連動、切り忘れ防止タイマー、お手入れランプなど

【省エネ】パナソニック「FY-60DED3-S」

フラット型で省エネ性能に優れたレンジフードをお探しの方におすすめなのはこちらです。最新のAIエコナビ機能付きで、調理中の温度を検知して自動的に風量を調節してくれるほか、低消費電力のDCモーターも採用しています。コンロ連動、残置運転機能などの最新機能も一通り搭載しています。

  • フード:フラット型(浅型)
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口60cm(75cm、90cmもあり)、総高さ46.5~76.5cm
  • 換気風量:【常時】130㎥/h(60Hz・50Hz)【弱】220㎥/h(60Hz・50Hz)【中】300㎥/h(60Hz・50Hz)【強】420㎥/h(60Hz・50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【常時】5W(60Hz・50Hz)【弱】8W(60Hz・50Hz)【中】11.5W(60Hz・50Hz)【強】28.5W(60Hz・50Hz)
  • 機能・特徴:コンロ連動、油トルネード、HEMS(AiSEG2)連携可能、エコナビ機能、排熱運転、残置運転、給気シャッター・排気用の電動シャッター連動、DCモーター、風量一定制御、LED照明など

【省エネ】パナソニック「FY-75DWD4-S」

洗浄機能を搭載した、AIエコナビ機能付きのレンジフードです。調理中の温度を検知して風量を自動調節するといった省エネ機能だけでなく、お湯をセットしてスタートボタンを押すだけで、フード内に付着した油汚れをキレイに落としてくれるのでお手入れも楽々です。別売のワイヤレススイッチを購入すれば、離れたところからでも操作が可能になります。

  • フード:フラット型(浅型)
  • ファン:シロッコファン
  • 幅・高さ:間口75cm(60cm、90cmもあり)、総高さ46.5~76.5cm
  • 換気風量:【常時】130㎥/h(60Hz・50Hz)【弱】220㎥/h(60Hz・50Hz)【中】300㎥/h(60Hz・50Hz)【強】420㎥/h(60Hz・50Hz)
  • 同時給排気:可(別売のユニットが必要)
  • フィルター:あり
  • 消費電力:【常時】5W(60Hz・50Hz)【弱】8W(60Hz・50Hz)【中】11.5W(60Hz・50Hz)【強】28.5W(60Hz・50Hz)
  • 機能・特徴:コンロ連動、HEMS(AiSEG2)連携可能、エコナビ機能、排熱運転、残置運転、給気シャッター・排気用の電動シャッター連動、DCモーター、風量一定制御、LED照明など

レンジフードの交換はどこに依頼する?おすすめは専門業者

キッチンまるごとリフォームする場合はハウスメーカーなどに相談することになるかもしれませんが、レンジフードだけを交換するのであれば、ネットの専門業者がおすすめです。

多彩なメーカー・機種を取り扱っている

施工事例が多い専門業者は特に、これまでさまざまなメーカーの機種を取り扱っている経験があるため安心して任せることができます。またメーカー・機種選びの段階から相談できますし、キッチンの環境や希望に合う商品も紹介してもらえます。

諸費用は工事費に含まれる

商品代のほか、新しいレンジフードの取り付けはもちろん、古いレンジフードの取り外し・処分費用などが含まれているケースも多く、料金がわかりやすいのもおすすめする理由です。

また業者により、レンジフードと同時にトイレの交換などを申し込むと割引になるところもあります。ほかにリフォームを検討している箇所があるなら、そうした業者を選ぶのがお得です。

※すべての専門業者が諸費用込みというわけではありません。見積もりの際に必ず、工事費に含まれるものと含まれないものをご確認ください。

独自の保証付き

専門業者独自の保証が付いているケースも多いです。業者によりますが3年・6年・10年など比較的長い期間、工事を保証してくれるため、設置後の安心感があります。

※長期間の保証サービスは有料という業者もいるため、事前に必ずご確認ください。

レンジフードの掃除・お手入れ方法

ここでは、一般的なシロッコファンを採用しているレンジフードの掃除方法を解説します。ただし使用できる洗剤や細かい掃除方法などは、メーカーや機種で異なる場合があるため、事前に必ず、取扱説明書を確認してください。

おすすめの洗剤

レンジフードの掃除には、「台所用中性洗剤」がおすすめです。レンジフードの汚れの大半は油なので、中性洗剤であれば効率よく中和できます。

本来、酸性の油汚れにはアルカリ性洗剤が有効ですが、洗浄力が強すぎる上、塗装やコーティングを傷めるおそれがあります。アルミ製のフィルターなどは変色することもあるため、必ず中性洗剤を使用しましょう。

また重曹は弱アルカリ性で油汚れにも効果的ですが、研磨作用があるほかアルミが黒ずんでしまうため、できれば使用しないことをおすすめします。なお、メーカー指定の洗剤がある場合はそちらを使ってください。

使用する道具

  • 台所用中性洗剤
  • ゴム手袋
  • 雑巾(2枚以上)
  • やわらかいスポンジ
  • 新聞紙(養生用)

シロッコファンが入るゴミ袋やバケツを用意してつけ置きする方法もありますが、ここでは、キッチンのシンクや洗面ボウル、バスタブなどにぬるま湯を溜めて汚れを落とす方法を紹介します。

掃除方法

  1. シンクなどに40〜45℃程度のお湯を溜めて中性洗剤を数滴溶かす
  2. レンジフードのブレーカーを落とす(感電などの事故対策)
  3. レンジフードの下などに新聞紙を敷いて養生する
  4. 踏み台などを用意し、安定した足場の上に立つ
  5. 整流板を開いてフィルターを取り外す
  6. シロッコファンの下についているベルマウス(リング状のカバー)を外す
  7. シロッコファンの中央についているつまみを緩めて外す
  8. シロッコファンをシンクなどに浸し、やわらかいスポンジでこすり洗いする
  9. 流水でよくすすぎ、風通しのよい場所で乾かしておく
  10. シロッコファンと同じ要領でフィルターも掃除する
  11. 中性洗剤を溶かしたぬるま湯を雑巾に含ませ、本体や整流板を拭き掃除する
  12. 水またはぬるま湯に濡らして固く絞った雑巾で、本体や整流板を水拭きする
  13. シロッコファンとフィルターが完全に乾いたのを確認し、取り付けたら終了

シロッコファンやフィルターの汚れが落ちにくいときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にしばらく(30分〜1時間程度)つけ置きしてから、やわらかいスポンジでこすり洗いしましょう。

また故障などのトラブルを防ぐため、シロッコファンやフィルターは必ず、完全に乾いてから取り付けてください。

レンジフードのよくある質問|寿命・耐用年数・交換時期は?

寿命・耐用年数は10年が目安

一般的なレンジフードの寿命は10年程度、長くて15年程度といわれています。7〜8年目くらいから不具合が出始めることも多いようです。ただし使用頻度や汚れ具合、お手入れの頻度などによっても変わってきます。

また修理に必要な「補修用性能部品」の保有期間もあり、パナソニックやリンナイ、富士工業などは製造終了から6年間となっています。この期間を過ぎてから故障した場合、修理すればまだ使用可能な場合でも交換せざるを得なくなる可能性があります。

交換を検討するタイミング

  • 10年以上使用している
  • 7〜8年目で不具合が出始めた
  • メーカーや業者の保証期間が過ぎて故障した
  • 運転中に異音がするようになった
  • 運転中に本体がガタガタと揺れる
  • 排気効率が大幅に低下した など

一例ですが、こうしたケースでは修理よりも交換を検討したほうがよいでしょう。異音やガタつきなどは、お手入れやメンテナンスで解消できる場合もあるため、まずはそれらを試してみるのもおすすめです。

コンロとレンジフードのメーカーが違っても連動する?

メーカーが違う場合でも、コンロとレンジフードそれぞれが連動に対応した機種で、かつ信号が合えば連動します。しかしメーカーが異なると、本来使えるはずの機能が一部使えないなど、不都合が生じることもあります。

別々のメーカーを検討している方は、購入前にメーカーや販売店に「どのメーカーなら合うか」を確認しておくことをおすすめします。