エアコン修理費用の相場。修理で損するケースも紹介
目次
エアコンの冷房・暖房が効かない場合の修理費用
エアコンの冷房・暖房が効かない場合、
- 全体の動きを制御する「制御基板」
- 室外機のファンを回すための「室内機ファンモーター」
- 冷媒ガスを圧縮するための「コンプレッサー」
などの故障が考えられます。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
制御基板の修理費用
平均的な修理費用相場
15,560~34,200円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
制御基板の修理に必要な時間は、
30分~1時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:12,800~24,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:24,000~47,000円
- 日立エアコンの修理費用:9,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:21,000~32,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
室内機ファンモーターの修理費用
平均的な修理費用相場
19,160~30,000円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
室内機ファンモーターの修理に必要な時間は、
30分~1時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:27,800~33,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:24,000円
- 日立エアコンの修理費用:14,000~24,000円
- 東芝エアコンの修理費用:19,000~30,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
コンプレッサー(圧縮機)の修理費用
平均的な修理費用相場
23,760~80,400円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
※コンプレッサー(圧縮機)の交換が必要な場合、更に高額の修理費用が必要な場合もあります。
修理時間の目安
コンプレッサー(圧縮機)の修理に必要な時間は、室外機を設置している階によって異なります。
- 1階:1時間~1時間半
- 2階:1時間半~2時間
以上が階ごとの修理時間の目安です。ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:17,800~25,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:22,000~167,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:12,000~76,000円
- 日立エアコンの修理費用:9,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:58,000~105,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
※コンプレッサー(圧縮機)の交換が必要な場合、更に高額の修理費用が必要な場合もあります。
冷媒ガス漏れの修理費用
平均的な修理費用相場
27,450~50,500円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
冷媒ガス漏れの修理に必要な時間は、
1時間半~2時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:13,800~27,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- 日立エアコンの修理費用:24,000~26,000円
- 東芝エアコンの修理費用:61,000~110,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
エアコン室内機から風が出ない場合の修理費用
エアコン室内機から風が出ない場合、
- 室内機から風を送り出す「室内機ファンモーター」
- エアコンを制御するための「マイコン」
- 冷媒ガスを圧縮するための「コンプレッサー」
の故障が考えられます。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
室内機ファンモーターの修理費用
平均的な修理費用相場
19,160~30,000円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
室内機ファンモーターの修理に必要な時間は、
30分~1時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:27,800~33,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:24,000円
- 日立エアコンの修理費用:14,000~24,000円
- 東芝エアコンの修理費用:19,000~30,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
マイコンの修理費用
平均的な修理費用相場
12,960~25,000円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:12,800~25,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~29,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:21,000円
- 日立エアコンの修理費用:9,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:11,000~21,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
コンプレッサー(圧縮機)の修理費用
平均的な修理費用相場
23,760~80,400円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
※コンプレッサー(圧縮機)の交換が必要な場合、更に高額の修理費用が必要な場合もあります。
修理時間の目安
コンプレッサー(圧縮機)の修理に必要な時間は、室外機を設置している階によって異なります。
- 1階:1時間~1時間半
- 2階:1時間半~2時間
以上が階ごとの修理時間の目安です。ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:17,800~25,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:22,000~167,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:12,000~76,000円
- 日立エアコンの修理費用:9,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:58,000~105,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
※コンプレッサー(圧縮機)の交換が必要な場合、更に高額の修理費用が必要な場合もあります。
エアコンからぬるい風しか出ない場合の修理費用
エアコンからぬるい風しか出ない場合、
- 冷媒ガス漏れ
- 「室外機」の故障
が考えれられます。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
冷媒ガス漏れの修理費用
平均的な修理費用相場
27,450~50,500円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
冷媒ガス漏れの修理に必要な時間は、
1時間半~2時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:13,800~27,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- 日立エアコンの修理費用:24,000~26,000円
- 東芝エアコンの修理費用:61,000~110,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
室外機の修理費用
平均的な修理費用相場
18,560~46,600円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:17,800~25,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:27,000~67,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:12,000~76,000円
- 日立エアコンの修理費用:12,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:24,000~36,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
運転ランプが点滅して停止する場合の修理費用
エアコンの運転ランプが点滅して停止する場合、
- 冷媒回路
- エアコン内部の「電気部品・内部基板」
などが故障している可能性があります。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
冷媒回路が故障している場合の修理費用
平均的な修理費用相場
31,760~85,800円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:17,800~25,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:22,000~167,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:24,000~47,000円
- 日立エアコンの修理費用:34,000~80,000円
- 東芝エアコンの修理費用:61,000~110,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
電気部品、内部基板などが故障している場合の修理費用
平均的な修理費用相場
15,560~34,200円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
電気部品、内部基板の修理に必要な時間は、
30分~1時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:12,800~24,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:11,000~39,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:24,000~47,000円
- 日立エアコンの修理費用:9,000~29,000円
- 東芝エアコンの修理費用:21,000~32,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
リモコンが故障したときの修理費用
平均的な修理費用相場
5,750~11,500円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:2,000~10,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:12,000円
- 日立エアコンの修理費用:4,000~9,000円
- 東芝エアコンの修理費用:5,000~15,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
エアコンから水漏れする場合の修理費用
エアコンから水漏れする場合、「ドレンホース詰まり」が原因の可能性があります。「ドレンホース詰まり」の修理費用を、メーカーごとに見ていきましょう。
ドレンホース詰まりの修理費用
平均的な修理費用相場
10,600~29,700円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
修理時間の目安
ドレンホース詰まりの修理に必要な時間は、
30分程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:8,400~30,800円
- 三菱電機エアコンの修理費用:7,000~25,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:17,000~47,000円
- 東芝エアコンの修理費用:10,000~16,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
エアコンから異音がする場合の修理費用
室内機から「ボコボコ」異音がする場合の修理費用
平均的な修理費用相場
14,600~18,333円(税別)
※修理費用は目安です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
メーカー別の修理費用
各メーカーの修理費用は、以下のとおりです。
- ダイキンエアコンの修理費用:27,800~33,000円
- 三菱電機エアコンの修理費用:7,000~13,000円
- パナソニックエアコンの修理費用:9,000円
※修理費用は目安です。また、税抜き価格です。
※修理費用は、技術料、部品代、出張料を含んだ金額です。
エアコン修理は自分でも可能?!
エアコンの修理は、業者に依頼しなくても自分でなんとかなる場合があります。ここでは、「応急運転の方法」と、「故障と間違えやすい症状の対処法」についてご説明いたします。
点検だけでも5,000円ほど必要
「なんとなくエアコンの調子が悪いし、とりあえずメーカーに修理依頼してみるか・・・」
こんなふうに軽い気持ちでエアコンの点検をメーカーに依頼する人もいるかもしれませんが、実はメーカーのエアコン点検は修理が不要の場合でも5,000円ほどかかります。
そのためメーカーに点検を依頼して、エアコンが本当に故障していれば良いですが、故障ではなく使用方法などの問題だった場合、5,000円損してしまうことになります。
メーカーに点検・修理を依頼する前には、以下で紹介する応急運転を実施して、本当に故障しているかどうか確かめるのがオススメです。
応急運転で本当に故障してるか確認
エアコンの「応急運転」を使用することで、エアコンが本当に故障してしまったのかどうかを確認することができます。
エアコンの故障が疑われる場合、まずこの応急運転を行ってみましょう。
「応急運転」の開始方法
応急運転はメーカーによって手順が異なる場合がありますが、おおむね以下の方法で開始することができます。
- エアコン室内機のカバーを持ち上げる。
- 右端の「運転」と書かれた上にある「応急運転スイッチ」を押す。
- 「冷房」運転が開始され、エアコンから冷たい空気が出ることを確認する。
- 再び「応急運転スイッチ」を押す。
- 「暖房」運転が開始され、エアコンから暖かい空気が出ることを確認する。
- 再び「応急運転スイッチ」を押す。
- エアコンが停止することを確認する。
上記はあくまでも応急運転の一例です。
他にも、応急運転時のエアコンの動作には以下のような例があります。
- 直前の運転モードを引き継いで動くタイプ
- 室温や外気温により、運転モードが変わるタイプ
- 一定の温度で運転がはじまり、温度調節できないタイプ
応急運転はメーカーや使用機種によって異なりますので、詳しくは説明書やメーカーホームページをご覧ください。
この応急運転が正常に行えない場合は、故障の可能性があるので、メーカーに修理依頼を行いましょう。
応急運転が正常に行える場合は、故障していない可能性が高いので、次の「故障と間違えやすい症状の対処法」をご確認ください。
故障と間違えやすい症状の対処法
エアコンの故障だと思っていても、「本当は故障ではなく別の理由だった」ということがよくあります。
ここでは、エアコンの故障と間違えやすい症状と対処法を確認していきましょう。
電源が抜けている、ブレーカーが落ちている
以下のような症状の場合、エアコンの電源が抜けているケースや、ブレーカーが落ちているケースをご確認ください。
- リモコンを押しても電源がつかない
エアコンを使用しない時期は、節電のために電源を抜いているご家庭も多いのではないでしょうか。そんなとき、夏場や冬場にいざエアコンをつけようと思っても、電源が抜けていてつかない・・・、なんてことがよくあります。リモコンのスイッチを押しても電源がつかないときは、まずエアコンの電源がコンセントに差し込まれているかご確認ください。
また、同じようにブレーカーが落ちている場合でも、エアコンの電源はつきません。停電直後など、ブレーカーの上げ忘れにご注意ください。
室温がエアコンの設定温度よりも低い(高い)
以下のような症状の場合、室内温度がエアコンの設定温度より低く(高く)なっていないかご確認ください。
- エアコンは動いているのに涼しくならない
- エアコンは動いているのに暖まらない
- エアコンから常温の風しか出ない
- エアコンの冷暖房が効きにくい
エアコンが室内を冷やしたり暖めたりするためには、設定した温度よりも室内温度が低く(高く)なっている必要があります。
たとえば冷房の場合、エアコンの設定温度は26度になっているのに、室内温度が25度だと、エアコンは冷たい空気を出さなくなります。このとき、エアコンは扇風機と同じように常温の風を出す送風状態になります。
「設定温度」の上げすぎ(下げすぎ)にも注意
また、上記と同じ理屈で、設定温度を誤って高くしていたり、低くしている場合、「エアコンは動いているのに涼しくならない」や「エアコンは動いているのに暖まらない」といった状態になる場合があります。
たとえば、冷房なのに30度にしていたり、暖房なのに18度にしている場合、部屋が涼しくならなかったり、暖まらない可能性がありますので、設定温度には注意が必要です。
リモコンとエアコン本体で運転モードが違う
以下のような症状の場合、リモコンとエアコン本体で運転モードが違っていないかご確認ください。
- エアコンは動いているのに涼しくならない
- エアコンは動いているのに暖まらない
- エアコンの冷暖房が効きにくい
通常、エアコン本体の運転モードはリモコンに表示されている運転モードと同じです。しかし、「リモコンに誤って触ってしまった」り、「リモコンを本体に向けず操作した」場合などで、「リモコンには冷房と表示されているのに、エアコン本体は暖房モードになっている」といった状態になってしまう場合があります。
こうしたリモコンとエアコン本体で運転モードが違っている場合、「エアコンは動いているのに涼しくならない」や「エアコンは動いているのに暖まらない」という原因になります。もしもおかしいと思ったら、リモコンをエアコン本体の方にしっかりと向けて操作し直しましょう。
障害物などの影響で室外機が停止している(冷房時)
以下のような症状の場合、障害物などの影響で室外機が停止していないかご確認ください。
- エアコンの冷房(クーラー)が停止する
- エアコン冷房で冷たい風が出ない
- エアコンの冷房が効きにくい
エアコンの冷房(クーラー)運転時、室外機は熱い空気を外に排出する必要があります。しかし、室外機の周りに物などを置いている場合、それが障害物となり、熱い空気を十分に排出することができなくなってしまいます。その結果、冷房(クーラー)の効率が下がり、冷たい空気が出にくくなってしまう場合があるのです。
もし、冷房が停止してしまう場合や、冷房の効きが悪いと感じた場合は、室外機の周りに障害物となるものを置いていないか確認しましょう。
「霜取り運転」を実行中(暖房時)
以下のような症状の場合、「霜取り運転」が実行中ではないかご確認ください。
- エアコンの暖房が停止する
- エアコン暖房スイッチを入れても起動しない
エアコン室外機は屋外に設置するため、冬場は室外機の内部に霜(氷)が付いてしまう場合があります。霜がついたままの状態で暖房運転を行うと、暖房効率が大幅に落ちてしまいます。
しかし、エアコンにはあらかじめ室外機についた霜を落とす機能がついています。それが「霜取り運転」です。
「霜取り運転」を実行中は、一時的にエアコン室内機への暖房供給をストップして、室外機についた霜を熱で溶かします。そのため、「霜取り運転」実行中の約10分間は、エアコン室内機から温かい空気が出ることはありません。
もしも厳しい寒波などのとき、暖房が動かくなってしまったときは、この「霜取り運転」を疑ってみましょう。
また、室外機が雪を吸い込みやすい場所に設置されていて、頻繁に「霜取り運転」が発生する場合は、「防雪シート」や「防雪ネット」などの雪対策を行うと効果的です。
室外機が凍結している
以下のような症状の場合、室外機が凍結していないかご確認ください。
- エアコンの暖房が停止する
- エアコン暖房スイッチを入れても起動しない
室外機は内部に霜(氷)がつくと自動的に「霜取り運転」を行うため、凍結することはあまりありません。しかし、数年に一度、大規模な寒波などが到来したとき、「霜取り運転」では追いつかずに室外機が凍結してしまう場合があります。
室外機が凍結してしまった場合、寒冷地仕様のエアコンであれば、底面に設置されたヒーターにより氷を再び溶かすことができます。
しかし、通常(一般地仕様)のエアコンを使っていて、急激な寒波で室外機が凍ってしまった場合は、熱湯を室外機の底(下)の地面に流すことで解凍できる場合があります。
室外機そのものに熱湯をかけるのはNG
熱湯を室外機そのものにかけたり、注ぎ込んだりすると、蒸気で基盤などの故障につながるのでおやめ下さい。
風量を「弱」に設定している
以下のような症状の場合、エアコンの風量が「弱」になっていないかご確認ください。
- エアコンは動いているのに涼しくならない
- エアコンは動いているのに暖まらない
- エアコンの冷暖房が効きにくい
エアコンの風量が「弱」モードになっていると、部屋を暖めたり涼しくするのに時間がかかります。エアコンの風量は、自動で強弱を変更してくれる「自動運転」がオススメです。
エアコンが部屋の広さに合っていない
以下のような症状の場合、エアコンが部屋の広さに合っているかどうかご確認ください。
- エアコンは動いているのに涼しくならない
- エアコンは動いているのに暖まらない
- エアコンの冷暖房が効きにくい
エアコンには、使用する部屋の畳数に合わせて機種が分かれています。
エアコンの畳数タイプ一覧
- 6畳用(2.2kW)
- 8畳用(2.5kW)
- 10畳用(2.8kW)
- 12畳用(3.6kW)
- 14畳用(4.0kW)
- 18畳用(5.6kW)
- 20畳用(6.3kW)
- 23畳用(7.1kW)
- 26畳用(8.0kW)
- 29畳用(9.0kW)
ご覧のように、エアコンには6畳用~29畳用までのモデルが存在します。
使用する部屋の畳数に合わない機種を取り付けると、冷暖房が効きにくくなってしまうため、エアコンを取り付ける際は必ず部屋の畳数にあった機種を選ぶようにしましょう。
エアコン修理の流れや伝えるべき情報
ここでは、エアコン修理を依頼する流れや、修理依頼時に伝えるべき情報をご紹介していきます。
エアコン修理の流れ
メーカーにエアコン修理を依頼した場合、以下のような流れになります。
- メーカーのWEBサイトから「機種名」を入力して、修理を申込みます。
- 訪問日の午前中に、メーカーの修理担当から連絡が入ります。
(訪問日が当日の場合は、訪問の直前に連絡が入ります。) - メーカーの修理担当が自宅を訪問し、エアコンの故障箇所を修理します。
- 料金を支払います。その場で支払う場合もありますが、後日請求書が送られてくる場合もあります。
メーカー以外の修理業者は時間がかかる?
メーカー以外にもエアコン修理を依頼することができる修理業者(個人など)が存在しますが、メーカーよりも修理に必要な時間が長くなってしまう可能性があります。
メーカーは自社のエアコンしか修理しないため、症状を聞いて必要になりそうな部品を持参したりして訪問日に修理できることがほとんどです。それに比べ、個人など普通の修理業者は全メーカーの故障を対応しなくてはいけないため、故障箇所によってはパーツを持っておらず、取り寄せないと行けないケースもあります。そのため、個人など普通の修理業者は「冷媒ガス漏れ」や「水漏れ」などの故障に限定されていることが多いです。
エアコンを早く修理したい場合は、メーカーへ修理依頼するのが無難でしょう。
修理依頼時に伝えるべき情報
販売店やメーカーに修理依頼を行う場合は、以下の情報を事前に準備して、修理サポートセンターのオペレーターに伝えましょう。
- 購入時期(保証対象内かどうか)
- エアコン型番
- 故障内容
- 修理業者が訪問可能な日時
- 住所・氏名・電話番号
なお、修理当日は、訪問してきた修理業者にどのような症状か尋ねられる場合もあります。そんなとき、口頭で修理業者に説明する自信がない場合は、スマートフォンなどで動画を撮影しておき、その動画を修理業者に見てもらうとスムーズでしょう。
エアコンを安く修理するコツ
エアコンを安く修理するためには、保証期間内かどうかを見極めることや、賃貸エアコンの場合は大家さんへすぐに連絡することが重要です。
保証期間内であれば販売店に修理依頼
もしエアコンがメーカー保証、または販売店の有料保証期限内であれば、エアコンを購入したお店に連絡して、修理をしてもらうのが一番良いでしょう。メーカー保証や有料保証期間内であれば、無料で修理をしてもらえるはずです。
そのため、購入時のエアコン保証書は、必ず保管しておくようにしましょう。
賃貸エアコン故障時は大家や管理会社に連絡
賃貸マンションやアパートでエアコンが壊れてしまった場合は、まずは大家や管理会社に連絡をとり、故障した旨を伝えましょう。その後、修理業者が点検にきて、修理を行ってくれる流れになると思います。
修理をしてもらう際、エアコン内部の部品や室外機の故障であれば、大家や管理会社の負担となりますが、以下の場合は入居者の負担になる場合があります。
- エアコンのフィルター汚れが原因の場合
- リモコンの電池代
特にエアコンのフィルターは、部屋で喫煙する人などはとくに汚れやすいので、こまめに掃除する必要があるでしょう。
古いエアコンは修理より買い替えがお得?
古いエアコンの場合、修理するより買い替えたほうが安く済む場合があります。
保証期間が過ぎたエアコン
エアコンが保証期間外の場合、故障したエアコンの修理は有料になります。有料修理となった場合、故障内容にもよりますが、もっとも安くて数千円、最も高いと10万円を超える場合もあります。そのため、修理した場合よりも買い替えたほうが安くなる場合があります。
ちなみにエアコンの保証期間は、有料延長保証に加入していても最長が10年間となるため、11年以上使用しているエアコンは確実に有料修理となります。
10年以上使っているエアコン
エアコンの部品は、メーカーごとに「保有期間」が決まっており、10年前後のメーカーがほとんどです。このエアコン部品の保有期間は、機種の生産が終了してから開始されます。
そのため、エアコンを10年以上使用している場合、修理しようと思っても部品が無くて修理できない場合があります。このようにエアコンの部品が無い場合は、新しいエアコンに買い替えるしかありません。
また、エアコンの寿命は10年~20年ですが、20年もたせるためには定期的なメンテナンスが必要で、10年程度で故障してしまったエアコンは、修理しても再び故障してしまう可能性が高いでしょう。
買い替えなら50,000円~で可能(工事費込み)
エアコンの価格は年々下がっており、最安機種ですと3万円前後が最安値の相場となっており、エアコン取り付け工事費がセットになった「基本工事費込みセット」でも5万円以下の商品も存在します。
保証期間が過ぎてしまったエアコンや、10年以上使用して修理部品が無くなってしまったエアコンは、最新機種へ買い替えたほうが安上がりだと思います。
おすすめ基本工事費込みセットエアコン!
参考価格:52,100円(税込)~(2019年2月8日時点)
また、損をしないためのエアコンの選び方や、6畳用エアコンのおすすめ人気ランキングは、こちらの記事をご覧ください。
エアコンの選び方。サイズや価格・メーカーで選ぶ方法 6畳用エアコンおすすめ人気ランキング
エアコンのメーカー修理連絡先
損をしないために!修理連絡前の最終確認!
エアコンの修理連絡前には、
- 保証期間
- 使用年数
の2つを必ず確認しておきましょう。
エアコンの保証期間は過ぎてませんか?
保証期間は、エアコンを無償修理してもらえる保証期間になります。エアコンのメーカー保証は、どのメーカーも大体1年保証(冷媒回路は5年保証)ですが、延長保証に加入していれば最大10年間は無償で修理が可能です。
修理する部品によっては10万円以上かかってしまうこともあります。エアコンの修理費用を抑えるためにも、延長保証に加入しているかどうかを必ず確認するようにしましょう。
エアコンを10年以上お使いではないですか?
次に使用年数ですが、10年以上使用しているエアコンは、メーカーのエアコン保有期間が「10年」のため、修理しようと思っても部品が無くて修理できない場合があります。
このよう古いエアコンで修理部品が無い場合は、新しいエアコンに買い替えるしかありません。
修理すると損する場合もある
上記で紹介したように、保証期間が過ぎてしまったエアコンや、10年以上使用して修理部品が無くなってしまったエアコンは、修理をすると逆に損してしまうこともあります。
また、エアコンの寿命は10年~20年ですが、20年もたせるためには定期的なメンテナンスが必要で、10年程度で故障してしまったエアコンは、修理しても再び故障してしまう可能性が高いでしょう。
さらに、エアコンの省エネ性能は年々向上し続けているため、最新機種と15年前の機種を比べると、25%以上も電気代に差が出ます。そのため、必ずしも「長く使い続けるほどお得」とは言えないので注意が必要です。
以上のことから、使用年数が10年以上経過して故障したエアコンは、新しいエアコンに買い替えたほうが経済的でしょう。最近では、エアコン取り付け工事費がセットになった「基本工事費込みセット」でも5万円以下の商品も存在します。
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また、損をしないためのエアコンの選び方や、6畳用エアコンのおすすめ人気ランキングは、こちらの記事をご覧ください。
エアコンの選び方。サイズや価格・メーカーで選ぶ方法 6畳用エアコンおすすめ人気ランキング
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