アメージュ便器のメリットデメリット。口コミや価格相場も紹介
目次
2022年6月に新発売されたLIXIL「アメージュ便器」は、それまでのスタンダードモデル「アメージュZ便器」の後継品に当たります。アメージュZ便器には「ECO6」搭載モデルもありましたが、アメージュ便器は全てのモデルがより節水性の高い「ECO5」に統一されています。この記事ではアメージュ便器の魅力や機能、メリット・デメリットなどを徹底紹介します。 PR 神奈川・東京 限定 アメージュ便器 工事費込みセット 工事・保証込 税込 88,550円~ 家の隅々まで知り尽くした現役大工が出張見積り・責任施工。簡単なトイレ交換から大規模リフォームまで幅広く対応 PR 大阪・兵庫・奈良 限定 アメージュ便器 工事・保証込 税込 97,900円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 LIXIL(INAX)トイレ アメージュ便器 税込 31,733円~※便座別途(2022/12/10 時点)
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アメージュ便器の特徴
価格帯がお手頃
LIXILのアメージュ便器は好きな便座と便器・タンク(手洗い有無)が選べる、組み合わせトイレです。組み合わせる便座にもよりますが、一体型トイレやタンクレストイレと比べてお手頃価格なのが特徴です。
好きな便座と組み合わせられる
便座も便器もLIXILで統一するケースが多いですが、たとえばTOTOのウォシュレットを使いたい、パナソニックのビューティ・トワレを使いたいという場合でも、アメージュ便器なら組み合わせることができます。
※フルオート便座およびフルオート便器洗浄(リモコン便器洗浄)機能は「New PASSO」など、一部のシャワートイレでしか使用できません。
組み合わせトイレについては以下の記事でも紹介しています。 組み合わせトイレのおすすめ9選!メリットや交換費用の目安も
掃除が楽になるデザインと機能
アメージュ便器は便器のフチをなくした「フチレス形状」や「シャープなフォルム」など、お手入れしやすいデザインを採用しています。少ない水量でも強力な水流で便器を洗浄する「パワーストリーム洗浄」など、掃除を楽にし便器をキレイに保つ機能が搭載されています。
フチなし形状については、以下の記事でも詳しく解説しています。 フチなしトイレのメリットデメリット!尿はね・飛び散り対策も紹介
手を差し込みやすい手洗いボウル(手洗いありの場合)
アメージュ便器はタンクの手洗いの有無が選べます。従来製品(2016〜2021年商品:DT-ZA180E等)よりも吐水口の位置を高くしたことにより、手が差し込みやすくなっています。
優れた節水性能
独自技術「超節水ECO5」を採用したことで、高い洗浄力を維持しつつも優れた節水性を実現しています。
アメージュ便器のメリット
予算やほしい機能から便座を選べる
組み合わせトイレであるアメージュ便器は「便座は最低限の機能でよいので安く抑えたい」「最新機能をすべて搭載した便座がほしい」など、ニーズに合わせて便座を選べます。一体型トイレやタンクレストイレにはない大きなメリットです。
便座だけの修理・交換が可能
一体型トイレやタンクレストイレは、便座が故障した際トイレを丸ごと交換しなければならないケースがあります。しかし組み合わせトイレであるアメージュ便器は、便座のみの修理・交換が可能なため費用を抑えることができます。
排水芯対応範囲が業界最大
既存の便器から交換する際に重要なのが「排水芯」です。排水芯の種類によっては設置可能な便器が限られてしまうためです。アメージュ便器は業界最大という範囲で排水芯を調節できるため、現在設置されている多くの便器と交換が可能です。
手洗いの有無が選べる
すでに手洗いが設置されているご家庭であれば「手洗い無し」、トイレ空間が狭く手洗いを設ける余裕がなければ「手洗い有り」など、アメージュ便器のタンクは希望によって手洗いの有無が選べるのもメリットです。
お手頃価格の基本モデルながら機能が充実
アメージュ便器はお手頃価格の基本モデルですが「フチレス形状」や「パワーストリーム洗浄」をはじめ、最新機能が数多く搭載されています。価格と機能の充実さのバランスがよい点もメリットです。
便器をキレイに保つ工夫が込められている
便器には、頑固な水垢の固着や汚物のこびりつきなどを抑える「アクアセラミック」加工が施されています。これにより普段のお手入れだけでも便器を長くキレイに保つことができるメリットがあります。
普通に使うだけで節水になる
アメージュ便器に搭載されている「超節水ECO5」は大5L、小3.8Lと、従来製品と比べて大幅な節水を実現しています。普段どおりに使うだけで節水になり、家計に優しい点も大きなメリットです。
水圧が低い場所にも設置可能
タンクレストイレは便器を水道水で直接洗浄するため、水圧が低い場所には設置できない場合があります。一方、アメージュ便器はタンクに溜めた水で洗浄するため、水圧が低い場所でも設置が可能です。
後悔しないために!アメージュ便器のデメリット
男性の小用時に尿ハネや尿漏れのリスクがある
便器のフチをなくしたことにより男性の小用時、勢いがあると便器から尿が外へ跳ねて(漏れて)しまうことがあります。また便座先端の裏側部分にも、便器内で跳ねた尿が当たって汚れることがあります。掃除の手間が増える可能性がある点はデメリットかもしれません。
便座と便器、タンクの隙間などに汚れが溜まりやすい
組み合わせトイレは、一体型トイレやタンクレストイレと比べて便座と便器、タンクなどの間に凹凸や狭い隙間が多く入り組んでいます。ホコリや尿ハネ、汚水の飛び散りなどが溜まりやすい点もデメリットです。
掃除のしやすさは一体型トイレやタンクレストイレに劣る
凹凸や狭い隙間、入り組んだ部分などは手や雑巾が入りにくいため、念入りに掃除をする場合は便座を外す作業が必要です。凹凸が少ない一体型トイレやタンクレストイレと比べて掃除がしづらいのも、アメージュ便器のデメリットです。
連続使用すると水量不足で十分に流せない
便器を洗浄する前にタンクに水を溜める必要があります。一人暮らしの方は気にならないかもしれませんが、家族で暮らしている場合、朝の忙しい時間帯などに連続使用すると水量が不足し、十分に流しきれないことがあります。
デザイン性の点で一体型トイレやタンクレストイレに劣る
アメージュ便器は足元がカバーで覆われていますので、従来の便器ほどゴチャゴチャした印象にはならないかもしれません。しかし、一体型トイレやタンクレストイレと比べて凹凸など入り組んだ部分が多いため、スタイリッシュなトイレ空間を望む方には不満かもしれません。
一体型トイレについては以下の記事で紹介しています。 後悔する前に!一体型トイレのメリット・デメリットとおすすめ10選
タンクレストイレについては以下の記事で紹介しています。 欠点あり!タンクレストイレのデメリットとおすすめ機種
アメージュ便器の評判・口コミ
フチなし便器の掃除のし易さ最高
便座のサイズもちょうど良く、ダンパーが効いていてフタがいきなり閉まらないのもイイです引用元:楽天みんなのレビュー
これで十分です、あとは温水洗浄便座が故障しないことを祈ります。脱臭もついているので最高です。新しいトイレは気持ちが良いですね!
引用元:楽天みんなのレビュー
水洗の音が高くて気になっていたのですが、今回の商品は静かで満足です。水道代もかなり節約出来そうです。
引用元:楽天みんなのレビュー
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アメージュ便器の機能
フチレス形状
裏の部分に汚れが溜まりやすく掃除もしづらかった、便器の「フチ」を丸ごとなくしました。ひと拭きで便器のフチが掃除できる上、汚れている部分が目に見えるため拭き残の心配もありません。
アクアセラミック
便器の表面に採用されている素材です。水垢の固着や汚物のこびりつきを防ぐ効果に加え、雑菌の繁殖を防ぐ効果(抗菌仕様)、表面の傷を防いで長くキレイに保つ効果などがあります。
※品番やセット内容によってはアクアセラミック仕様ではない場合があります。
パワーストリーム洗浄
少ない水量で、便器を隅々までキレイに流せるように開発された洗浄方式です。便器後方から勢いよく吐出した洗浄水が、渦を巻くように便器鉢内を旋回して汚れを洗い流します。
超節水ECO5
INAXが持つ独自の節水技術を採用したことで洗浄水量は大5L、小3.8Lを実現しました。大13Lや8Lといった以前の便器と比べ、ただ使うだけでも大幅な節水効果が得られます。
シャープなフォルム
複雑に入り組んでいて汚れも溜まりやすかった便器の足元をカバーで覆うことで、ホコリなどが溜まりにくく掃除もしやすくなりました。見た目もスリムになり、従来の便器のような雑多な印象を受けにくくなっています。
大型便座
便器のサイズは「レギュラー(標準)」と「エロンゲート(大型)」があります。アメージュ便器は現在主流のエロンゲートですので、便座も大型になります。ゆったり座れて姿勢も安定しやすいという利点があります。
防露便器
梅雨どきや冬の時期などは便器の表面に結露が生じやすく、放置すると床が濡れることもあります。アメージュ便器は、便器内部に断熱層を設けることで結露を抑えています。
アメージュ便器の対応排水芯
床排水の対応排水芯
アメージュ便器は床排水の排水芯「120mm」と「200~580mm」に対応しています。ただし、既存便器の床排水の排水芯が「551〜580mm」だった場合、便器を前に出して施工することになります。
壁排水の対応排水芯
アメージュ便器は壁排水の排水芯「120mm」と「155mm」に対応しています。
床排水と壁排水の違いと見分け方
- 床排水:便器の下の床に排水管が通っているため目では確認できない
- 壁排水:便器の後方から壁に向かって太い排水管が通っている
床排水か壁排水かは、この方法で見分けられます。床排水は戸建てや集合住宅(マンションなど)で多く採用されている一般的な排水方式で、壁排水は一部のマンションや公団住宅などに見られる排水方式です。
排水芯と測り方
- 床排水の排水芯:便器後方の壁から、排水管の中心までの距離
- 壁排水の排水芯:床から排水管の中心までの高さ
排水芯が何mmかは、この方法で調べることができます。アメージュ便器に関しては対応範囲が広いため過度に心配する必要はないかもしれませんが、念のため確認しておくと安心です。
便器の品番がわかれば、LIXILのホームページでも排水芯を調べられます。品番は便器の左側の後方下(1984年以前の便器は右側の前方下)に貼ってあるシールに記載されています。タンクや便座に貼られているシールはそれぞれタンクと便座の品番なので間違えないようにしましょう。シールが見当たらない場合、何らかの理由ではがれたのかもしれません。LIXILや施工会社に問い合わせるか、取扱説明書なども確認してみましょう。
アメージュ便器の洗浄水量は超節水ECO5「大5L/小3.8L」
アメージュ便器の超節水ECO5は大洗浄5L、小洗浄3.8Lという高い節水性が特徴です。
LIXILの従来製品と比較した場合の節水性
- 大13L(1989〜2001年発売品)と比べて約69%(年間約13,800円)の節水
- 大8L(2002〜2006年発売品)と比べて約49%(年間約6,100円)の節水
このように、従来製品と比べて節水性が大幅に向上しています。当然水道代も安くなります。古いトイレを使用していたご家庭であれば特に、長く使うほど節水効果が得られますし、水道代が安くなったことも実感できるでしょう。
※試算条件:上下水道代は1立方メートルあたり税込265円(東京都水道局)/男女2人ずつの4人家族/1人1日大1回・小3回として計算した場合。
【関連記事】 節水トイレのメリットとデメリット!水道代水量比較やおすすめ3選も
アメージュ便器は手洗いの有無を選べる
手洗い有りと手洗い無しの違い
「手洗い有り」は、無しと比べて高さが143mmほどプラスになります。またタンクの価格自体も若干高め(メーカー希望小売価格でプラス5,000円程度)に設定されています。「タンク無し」を選ぶ場合、必要に応じてトイレ内もしくは出たところなどに手洗いを設置することになります。
アメージュ便器のカラー
アメージュ便器のカラーは「ピュアホワイト」「オフホワイト」「ピンク」「ブルーグレー」の4色がラインアップされています。このうちピンクとブルーグレーは受注生産となり、納品まで1週間ほどかかります(繁忙期などはさらに延びる可能性があります)。
アメージュ便器の本体寸法
手洗いあり
- 幅:380mm(レバー含まず)
- 高さ:1031mm(便器上端までは385mm)
- 奥行:760mm(既設配管を流用して施工した場合の前出寸法は790mm)
手洗いなし
- 幅:380mm
- 高さ:888mm(便器上端までは385mm)
- 奥行:760mm(既設配管を流用して施工した場合の前出寸法は790mm)
アメージュ便器のリフォーム料金の相場
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+便座 工事費込みセット
- アメージュ便器(手洗い有り):33,000〜77,000円
- アメージュ便器(手洗い無し):31,000〜72,000円
- アメージュ便器(手洗い有り)+シャワートイレ(KB31):74,000〜118,000円
- アメージュ便器(手洗い無し)+シャワートイレ(KB31):72,000〜116,000円
- アメージュ便器(手洗い有り)+シャワートイレ(EA24):141,000〜163,000円
業者によって取付工事費用、既存便器の取り外し・処分費用などが必要になる場合があります。そのほか、排水管を移設したり別で手洗いを設置したりする場合なども別途費用が必要です。
アメージュ便器に交換する際は、価格に取付工事費用や既存便器の取り外し・処分費用なども含まれるかどうか、事前に確認しておくと安心です。
アメージュ便器との組み合わせにおすすめのシャワートイレ(温水洗浄便座)
最新機能を搭載した「New PASSO EA24」
LIXILのシャワートイレのハイスペックモデルが「New PASSO」です。EA24は最上位グレードで、ほかにはない「鉢内除菌」機能が搭載されています。プラズマクラスターイオンが、水がかからない便座裏や便器の隅々まで行き届き、除菌・脱臭をするという機能です。
そのほか銀イオンの力でノズルを洗浄する「ノズル除菌」、汚物を付着しにくくする「鉢内スプレー」、便座と便器の隙間を掃除しやすくする「お掃除リフトアップ」など最新機能が満載です。
New PASSOについて詳しくはこちらの記事もご覧ください。
LIXILシャワートイレの種類。PASSOやKシリーズなど違いも
32,041view壁リモコンで便座まわりがスッキリの「KA32」
KAシリーズは、LIXILのシャワートイレのスタンダードモデルですので、基本的な機能が搭載されていれば十分という方におすすめです。こちらのKA32は壁リモコンで操作するタイプで、便座の袖にリモコンが付いていないためスッキリしているのが特徴です。
New PASSOのような鉢内除菌などの機能はありませんが「ノズルオートクリーニング」や、便座と便器の隙間掃除を楽にする「本体スライド着脱」、そのほか節電機能やおしりを泡ジェットで洗浄する機能なども搭載されています。
KAシリーズについて詳しくはこちらの記事もご覧ください。
LIXILシャワートイレの種類。PASSOやKシリーズなど違いも
32,041view安さと機能のバランス重視の「KB31」
KBシリーズもスタンダードモデルです。KA32との違いは、壁リモコンではなく便座の袖リモコンで操作するタイプという点です。従来の温水洗浄便座に多いデザインですので、こちらが使いやすいという方におすすめです。
搭載されている機能はKA32と比べると、立ち上がると自動で水を流す「フルオート便器洗浄」の機能はありませんが、その他の機能は同等です。より詳しくはこちらの記事もご覧ください。
組み合わせにおすすめのLIXILウォシュレットは以下の記事で紹介しています。 LIXILシャワートイレの種類。PASSOやKシリーズなど違いも
その他のオススメウォシュレット、温水洗浄便座は以下の記事で紹介しています。 ウォシュレット・温水洗浄便座おすすめ人気ランキング
その他のLIXILトイレについては以下の記事で紹介しています。 LIXILトイレのおすすめ機能。アメージュやベーシアなど機種の違いも