外壁塗装の期間は何日かかる?工程別の目安と長引くケースを徹底解説

外壁塗装の期間は一般的な戸建て住宅で10〜14日が目安です。工程別の日数や工期が延びる原因、工事中の生活への影響、季節ごとの違いまでくわしく解説します。

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外壁塗装の期間は何日かかる?工程別の目安と長引くケースを徹底解説

目次

外壁塗装にかかる期間は約10〜14日が目安

外壁塗装の期間がどのくらいかかるのか、初めての方は特に気になるポイントでしょう。結論からお伝えすると、一般的な戸建て住宅の外壁塗装は、おおむね10〜14日(約2週間)が目安です。

ただし、建物の大きさや形状、外壁の傷み具合、天候の影響などによって日数は前後します。ここでは、住宅の種類ごとに工事期間の目安をくわしく解説します。

一戸建て(30坪)の外壁塗装は10〜14日が一般的

一般的な2階建て・延べ床面積30坪ほどの住宅であれば、外壁塗装の工事期間は10〜14日が標準的な目安です。

ここで知っておきたいのが、「実際に作業する日数」と「トータルの工事期間」は異なるという点です。職人が手を動かす実作業日数は7〜10日程度ですが、天候による休工日や塗料の乾燥待ちの時間を含めると、全体で約2週間の期間を見ておく必要があります。

あくまでこれは目安の日数です。建物が大きい場合や、外壁の劣化がひどい場合は、さらに日数が増えることもあります。業者から提示されるスケジュールを確認し、余裕をもった計画を立てましょう。

屋根塗装も同時に行う場合は14〜20日程度

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合は、14〜20日程度の工事期間が目安となります。

外壁と屋根のセット工事は、足場を一度の設置で共用できるため、別々に工事するよりもコストを抑えられる点で人気があります。足場の設置・解体費用は15〜25万円ほどかかるのが一般的なため、まとめて行うメリットは大きいと言えます。

ただし、塗装する面積が増える分、工期も比例して延びます。外壁のみの場合と比べて4〜6日ほどプラスになると考えておきましょう。工期は延びるものの、別々に行った場合のトータル期間よりは短くなるため、効率的な選択です。

マンション・アパートなど集合住宅の場合の期間

マンションやアパートなどの集合住宅は、建物の規模によって工事期間が大きく変わります。おおよその目安は以下のとおりです。

建物の規模 工事期間の目安
小規模アパート(2〜3階建て・数戸) 約2〜4週間
中規模マンション(4〜5階建て) 約1〜3ヶ月
大規模マンション(6階建て以上) 約3〜6ヶ月

戸建て住宅との大きな違いは、足場の規模が大きくなること、住民への事前周知や生活への配慮が必要になること、そして管理組合での合意形成に時間がかかることです。とくに分譲マンションの場合は、工事の計画段階から住民全体の理解を得る必要があるため、着工までの準備期間も長くなる傾向にあります。

外壁塗装の工程と各ステップにかかる日数

外壁塗装の工事期間は、複数の工程の積み重ねで構成されています。ここでは、外壁塗装のスケジュールを工程ごとに分解し、それぞれの作業内容と所要日数を具体的にご紹介します。

近隣挨拶・足場の設置(1〜2日)

外壁塗装の工事で最初に行うのが、近隣への挨拶まわり足場の設置です。

近隣挨拶は、工事開始の1週間〜前日までに行うのが一般的です。工事中は騒音や塗料の臭いが発生するため、事前に挨拶をしておくことでトラブルを防げます。多くの場合、施工業者が挨拶まわりを代行してくれます。

足場の設置は、職人が安全に高所作業を行うために欠かせない工程です。建物のまわりに鉄パイプの足場を組み上げ、あわせて飛散防止ネット(メッシュシート)を取り付けます。このネットは、高圧洗浄の水や塗料が近隣に飛び散るのを防ぐ役割を果たします。

飛散防止ネット(メッシュシート)とは?

足場の外側に張る細かい網目のシートのことです。塗料の飛散や高圧洗浄の水しぶきが周囲に広がるのを防ぎます。工事期間中は建物全体がこのシートで覆われるため、外から見ると家が包まれたような状態になります。

高圧洗浄(1日)

足場を設置したあとは、高圧洗浄で外壁の汚れを落とす作業に入ります。所要時間は作業自体で半日〜1日程度です。

外壁には長年の汚れやコケ、カビ、古くなった塗膜(とまく)などが付着しています。これらを高圧の水で洗い流し、新しい塗料がしっかり密着する状態にすることが高圧洗浄の目的です。

洗浄後は外壁をしっかり乾かす必要があるため、翌日は乾燥のための待ち時間になります。水分が残ったまま塗装すると、塗膜のはがれや膨れの原因となるためです。この乾燥時間もスケジュールに含めて1日と数えるのが一般的です。

下地処理・補修(1〜2日)

高圧洗浄後、塗装に入る前に行うのが下地処理と補修作業です。この工程は目立ちにくいですが、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右するとても重要なステップです。

おもな作業内容は以下のとおりです。

  • ひび割れ(クラック)の補修:外壁に入った亀裂を補修材で埋める
  • コーキング(シーリング)の打ち替え・増し打ち:サイディングの継ぎ目やサッシまわりの防水材を補修する
  • ケレン作業:サビや古い塗膜をヤスリなどで削り落とし、塗料の密着をよくする
コーキング(シーリング)とは?

外壁材のつなぎ目やサッシまわりに充てんされるゴム状の防水材のことです。紫外線や経年劣化でひび割れや縮みが起きるため、外壁塗装のタイミングで一緒に補修するのが一般的です。

下地処理の品質は、塗装の耐久年数に直結します。この工程を手抜きすると、どれほど良い塗料を使っても数年で塗膜がはがれてしまうことがあります。外壁の劣化がひどい場合は、補修に2日以上かかることもあります。

塗装作業:下塗り・中塗り・上塗り(3〜6日)

下地処理が完了したら、いよいよメインの塗装作業に入ります。外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。

それぞれの工程には明確な役割があります。

工程 役割
下塗り 外壁と塗料の密着力を高める接着剤のような役割
中塗り 塗膜に厚みを持たせ、耐久性を高める
上塗り 仕上げの塗装。色ツヤを整え、外壁を紫外線や雨から保護する

塗料は1回塗るごとに十分な乾燥時間を確保する必要があるため、基本的に1日に1工程のペースで進めます。乾燥が不十分なまま重ね塗りすると、塗膜の膨れやはがれの原因になります。

使用する塗料の種類によっても乾燥時間は異なります。一般的なシリコン塗料で3〜4時間、フッ素塗料で同程度の乾燥時間が目安とされています。気温や湿度によっては乾燥に時間がかかり、作業が翌日に持ち越されることもあります。

付帯部の塗装(1〜2日)

外壁の塗装と並行、もしくは前後して行われるのが付帯部(ふたいぶ)の塗装です。

付帯部とは、外壁本体以外の部分を指します。おもに以下のような箇所が対象となります。

  • 雨樋(あまどい):屋根に降った雨水を排水するための管
  • 破風板(はふいた):屋根の側面に取り付けられた板
  • 軒天(のきてん):屋根の裏側部分
  • 雨戸・戸袋:窓の外側に設置された建具
  • 水切り:基礎と外壁の境目にある金属部材

外壁だけきれいに塗り替えても、付帯部が色あせたままだと見た目のバランスが悪くなります。また、付帯部も紫外線や雨風にさらされて劣化するため、外壁塗装と同じタイミングでまとめて塗装するのがおすすめです。

点検・足場解体・清掃(1〜2日)

すべての塗装作業が完了したら、最後に仕上がりの点検・足場の解体・現場の清掃を行います。

点検では、塗り残しやムラがないか、色の仕上がりに問題がないかを確認します。気になる箇所があれば、この段階で手直しを依頼しましょう。足場を解体してしまうと高所の手直しが難しくなるため、足場がある状態での確認が大切です。

足場の解体作業は半日〜1日ほどで完了します。足場を組むときと同様に大きな金属音が出るため、近隣への事前連絡があると安心です。

引き渡し時にチェックすべきポイント

仕上がりの確認では、以下の点をチェックしましょう。

  • 塗り残し・ムラがないか
  • 色の仕上がりがイメージどおりか
  • 窓や車などに塗料の飛び散りがないか
  • コーキング部分に不備がないか
  • 敷地内が清掃されているか

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】【2026年最新】外壁塗装のおすすめ塗料7選|種類別の特徴・耐用年数・価格を徹底比較

外壁塗装の工期が長引く5つの原因

外壁塗装の工事期間は、予定どおり進まないこともあります。工期が延びるおもな原因を事前に知っておくことで、スケジュール計画が立てやすくなります。ここでは、工期が長引く代表的な5つのケースをご紹介します。

天候不良(雨・強風・低温)による工事中断

工期が延びる原因として最も多いのが、天候不良による工事の中断です。

外壁塗装には、施工に適した気象条件があります。日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS 18)では、以下の条件下での塗装を避けるよう定められています。

  • 気温が5℃以下のとき
  • 湿度が85%以上のとき
  • 雨天や強風のとき

とくに梅雨どきや台風シーズンは雨の日が続きやすく、工期が1週間以上延びることも珍しくありません。

天候が悪いにもかかわらず作業を強行する業者がいたら、むしろ注意が必要です。悪天候での中断は施工品質を守るための正しい判断であり、良心的な対応と言えます。

建物の形状・大きさが複雑な場合

建物の形状が複雑だと、それだけ作業に時間がかかります。具体的には、以下のようなケースで工事日数が増える傾向にあります。

  • 3階建て以上の住宅:高さがあるため足場の設置に時間がかかる
  • 凹凸のある変形した建物:塗装面積が増え、細かい作業が必要になる
  • 窓が多い家:窓まわりの養生(マスキング)に手間がかかる

こうした建物では、足場の組み立てにも通常より時間がかかり、全体の工事期間が数日延びることがあります。

外壁の劣化が想定以上にひどい場合

工事が始まってから外壁の劣化が想定よりひどいことがわかり、下地補修に追加の日数が必要になるケースがあります。

たとえば、高圧洗浄後に外壁のひび割れが多数見つかったり、下地の木材が腐食していたりする場合です。前回の塗り替えから大幅に時期を過ぎていると、補修箇所がどうしても増えてしまいます。

追加の補修が発生すると、1〜3日程度の延長につながることがあります。こうした事態を防ぐためにも、工事前の現地調査で劣化状況をしっかり把握しておくことが大切です。

コーキング(シーリング)の全面打ち替え

サイディング外壁の住宅では、外壁材のつなぎ目にあるコーキングの打ち替えが必要になるケースが多くあります。

コーキングの劣化が一部分だけであれば、補修にそれほど時間はかかりません。しかし、全面的な打ち替えが必要な場合は、追加で1〜2日かかることもあります。

コーキングの寿命は一般的に5〜10年程度と言われています。前回の塗装から10年以上経過している場合は、全面打ち替えが必要になる可能性が高いと考えておきましょう。

施工業者の人員不足・繁忙期の影響

外壁塗装は春(3〜5月)と秋(9〜11月)が繁忙期にあたります。この時期は気候が安定して塗装に適しているため、依頼が集中します。

繁忙期には職人の手配が間に合わず、工事の着手が遅れたり、作業の進行がゆっくりになったりすることがあります。

ここで注意したいのが、「工事開始までの待ち期間」と「実際の施工期間」を分けて考えることです。繁忙期は契約から着工まで1〜2ヶ月待つケースもあります。希望の時期に工事を行いたい場合は、早めに業者へ相談・予約することをおすすめします。

外壁塗装に適した季節・時期と工期の関係

外壁塗装の工事期間は、施工する季節によっても変わってきます。工期が安定しやすい時期と、延びやすい時期を知ったうえで計画を立てることが大切です。

春(3〜5月)・秋(9〜11月)は工期が安定しやすい

外壁塗装に最も適した季節は、春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。

この時期は気温が15〜25℃前後で安定し、湿度も低めの日が多いため、塗料の乾燥がスムーズに進みます。天候が安定していれば、雨による中断も少なく、予定どおりのスケジュールで工事が完了しやすくなります。

ただし、前述のとおり春と秋は塗装業界の繁忙期でもあるため、予約が取りにくいというデメリットもあります。希望の時期に合わせたい場合は、2〜3ヶ月前から業者に相談しておくのがおすすめです。

梅雨・真夏・冬は工期が延びやすい理由

春と秋以外の季節でも外壁塗装の施工は可能ですが、工期が延びやすい点には注意が必要です。季節ごとの特徴を見てみましょう。

梅雨(6〜7月)

雨天の日が多く、塗装作業が中断される頻度が高くなります。雨の合間を見て作業を進めるため、予定より1〜2週間延びることもあります。

真夏(7〜8月)

高温のため塗料の乾燥が早くなりすぎ、ムラや仕上がり不良の原因になることがあります。また、職人の熱中症リスクもあり、作業時間が制限される場合があります。

冬(12〜2月)

日照時間が短いため、1日あたりの作業時間が限られます。また、早朝は外壁に結露が発生しやすく、気温5℃以下になると塗装ができないため、作業開始が遅くなりがちです。

閑散期のメリットも知っておこう

梅雨・夏・冬は外壁塗装の閑散期にあたるため、業者によっては値引き対応や早めの着工が可能なケースもあります。工期が多少延びても問題ない方は、価格面のメリットを含めて検討してみるのもひとつの方法です。

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】外壁塗装を20年してないとどうなる?放置リスクと今すぐやるべき対処法【2026年版】

工事期間中の生活への影響と注意点

外壁塗装の期間中は、ふだんの生活にいくつかの影響が出ます。事前に知っておくことで、ストレスを減らして工事期間を過ごせます。ここでは、工事期間中の生活で気をつけたいポイントを具体的にお伝えします。

足場とメッシュシートで家が覆われる期間の過ごし方

工事がはじまると、建物全体が足場とメッシュシートで覆われます。この状態は足場の設置から解体まで、おおむね10日〜2週間ほど続きます。

生活面で影響を受けるおもなポイントは以下のとおりです。

  • 日当たりが悪くなる:メッシュシートによって室内に入る光の量が減り、やや暗く感じることがあります
  • 風通しが制限される:窓の外にシートがあるため、換気が十分にできない日があります
  • 窓の開閉が制限される:高圧洗浄や塗装作業中は窓を開けられません。事前に業者から作業スケジュールを聞いておくと、換気できるタイミングがわかります
  • 洗濯物が外に干せない日がある:塗料の飛散や臭い移りの心配があるため、塗装作業日は室内干しが基本になります

騒音・臭いはどの程度?在宅ワークへの影響

外壁塗装の工事期間中に気になるのが、騒音と塗料の臭いです。

騒音が最も大きいのは、足場の組み立てと解体のときです。金属パイプをつなげたり外したりする音が響くため、かなりの音量になります。それ以外の工程では、高圧洗浄のモーター音がやや気になる程度で、塗装作業自体はそこまで大きな音は出ません。

塗料の臭いについては、使用する塗料の種類によって異なります。水性塗料は臭いが比較的おさえられているため、臭いに敏感な方は事前に業者に相談するとよいでしょう。油性塗料(溶剤系塗料)の場合はシンナー臭が強く出ることがあります。

最近は在宅ワークをされている方も多く、騒音や臭いが仕事に支障をきたすこともあります。事前に作業スケジュールを共有してもらい、Web会議がある日などは騒音の少ない作業にしてもらえるか相談するのもひとつの方法です。

車の移動やエアコンの使用制限について

工事期間中は、車やエアコンの使用にも影響が出る場合があります。

車の移動について

駐車場が足場の設置範囲にかかる場合、車を別の場所に移動する必要があります。近くのコインパーキングの利用が必要になることもあるため、事前に業者と駐車スペースについて打ち合わせをしておきましょう。業者によっては駐車場代を負担してくれるケースもあります。

エアコンの使用について

外壁塗装中は室外機を養生(カバーで覆う)することがあり、その間はエアコンが使えなくなります。とくに夏場や冬場の工事ではエアコンが使えないと困るため、養生のタイミングや期間をあらかじめ業者に確認しておきましょう。養生中でもエアコンが使えるよう配慮してくれる業者もいますので、気軽に相談してみてください。

外壁塗装の期間を短縮するためのポイント

できることなら外壁塗装の工事期間は短くしたいものです。ここでは、工期を無理なく短縮するための実践的なポイントをご紹介します。

天候が安定する時期に工事を計画する

工期短縮のもっともシンプルな方法は、天候が安定しやすい春(3〜5月)や秋(9〜11月)を狙って工事を計画することです。雨による中断が少なければ、それだけスケジュールどおりに工事が進みます。

ただし、繁忙期は予約が埋まりやすいため、2〜3ヶ月前には業者に相談しておくのがおすすめです。

また、冬場でも地域によっては晴天が続きやすいエリアもあります。たとえば太平洋側の地域は冬でも降水量が少ない傾向があり、比較的安定した工期で進められるケースもあります。

事前の現地調査・打ち合わせを丁寧に行う

工事開始後に「想定より劣化がひどかった」と追加補修が発覚すると、工期が延びる大きな原因になります。

これを防ぐためには、工事前の現地調査(劣化診断)をしっかり行い、補修が必要な箇所を事前に確定させておくことが大切です。外壁の状態を正確に把握したうえで見積もりと工程表を作成してもらえば、スケジュールの精度が上がり、余計な遅延を避けられます。

打ち合わせの段階で、使用する塗料や色、工事の範囲などを明確に決めておくことも、スムーズな施工につながります。

信頼できる業者を選ぶことが最大の時短

外壁塗装の工期を短縮するうえで最も大切なのが、工程管理がしっかりしている信頼できる業者を選ぶことです。

経験豊富で段取りの良い業者は、天候の変化にも柔軟に対応し、無駄な待ち時間を最小限に抑えてくれます。結果として、工期が無駄に延びることがありません。

極端に短い工期を提示する業者には注意

「5日で終わります」など、相場よりも極端に短い工期を提示する業者には注意が必要です。3回塗りを2回に減らしたり、乾燥時間を十分に取らなかったりする手抜き工事のリスクがあります。適正な工期は丁寧な施工の証です。

業者選びの際は、複数の会社から見積もりを取り、工期と工程表の内容を比較することをおすすめします。工事内容が同じなのに工期が大きく異なる場合は、その理由を確認しましょう。

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】外壁塗装の耐用年数は何年?塗料別の寿命一覧と長持ちさせるコツ【2026年版】

外壁塗装の期間に関する注意点まとめ

最後に、外壁塗装の工事期間に関して押さえておきたい注意点をまとめます。

「工期が短すぎる」業者には要注意

先ほども触れましたが、工期が短すぎる業者には十分に注意してください。外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本であり、各工程の間に十分な乾燥時間を確保する必要があります。

手抜き工事で起こりがちな問題には、以下のようなものがあります。

  • 3回塗りを2回に省略する
  • 乾燥時間を十分に取らずに重ね塗りする
  • 下地処理を適当に済ませる

こうした手抜き工事は、施工直後はきれいに見えても、数年で塗膜のはがれや膨れが発生します。適正な工事期間がかかること=丁寧な施工をしている証拠です。工期の短さだけで業者を選ばないようにしましょう。

工程表(スケジュール表)を事前にもらうべき理由

外壁塗装を依頼する際は、必ず工程表(スケジュール表)を書面でもらいましょう

工程表があることで得られるメリットは大きくあります。

  • 工事の進み具合を自分の目で確認できる:「今日はどの工程が行われているのか」がわかるため安心感がある
  • トラブル時に業者へ説明を求めやすい:予定より大幅に遅れている場合など、書面があることで根拠をもって確認できる
  • 生活への影響を事前に把握できる:窓の開閉制限や騒音が発生する日を前もって知ることができる

口頭での説明だけでなく、紙やデータなど書面の形でもらうことが大切です。工程表を渡してくれない業者は、工事管理がずさんな可能性があるため注意しましょう。

よくある質問

外壁塗装は何日で終わりますか?

一般的な戸建て住宅(30坪程度)の場合、外壁塗装は10〜14日が目安です。天候や建物の状態によって前後しますので、余裕をもったスケジュールを組んでおくと安心です。外壁と屋根塗装を同時に行う場合は、14〜20日程度かかります。

外壁塗装の期間中、家にいなくても大丈夫?

基本的に、工事期間中ずっと在宅している必要はありません。ただし、工事初日と最終日(引き渡し時)は立ち会うのが望ましいです。初日は作業の進め方について確認でき、最終日は仕上がりをチェックして気になる点を伝えることができます。

不在時の施錠の確認や、窓の開閉について事前に業者と打ち合わせしておくと安心です。

雨の日は外壁塗装ができないのですか?

雨天や湿度85%以上の環境では、塗装作業は基本的に中断されます。雨水が塗料に混ざると、塗料が薄まって密着不良や仕上がり不良の原因になるためです。

ただし、雨の日でも足場の組み立てや養生作業など、塗装以外の一部工程は実施できる場合があります。雨天が続く場合は、業者に今後のスケジュールを確認しましょう。

外壁塗装の工事期間を短くする方法はありますか?

工期短縮のポイントは、おもに3つあります。

  1. 天候が安定する春・秋を選んで工事を計画する
  2. 事前に劣化診断を受けて補修範囲を確定させておく
  3. 工程管理がしっかりしている信頼できる業者を選ぶ

ただし、工期を短くするために塗装の手順を省いたり、乾燥時間を削ったりすることは、品質低下につながるため避けましょう。適正な工期を確保することが、長持ちする塗装への近道です。

外壁塗装の期間中に洗濯物は外に干せますか?

高圧洗浄や塗装作業を行っている日は、洗濯物の外干しは避ける必要があります。塗料の飛散や臭いが洗濯物に付着するおそれがあるためです。

また、足場にメッシュシートが張られている期間は日当たりも悪くなるため、基本的には室内干しが中心になります。業者に作業スケジュールを確認し、外干しが可能な日を事前に把握しておくと、洗濯の計画が立てやすくなります。

外壁塗装と屋根塗装を同時にやると期間はどうなりますか?

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、外壁のみの場合に比べて4〜6日程度、工期が延びるのが一般的です。トータルでは14〜20日程度が目安です。

工期は延びますが、足場を一度で共用できるため、足場代が1回分で済み、コスト面では大きなメリットがあります。また、外壁と屋根を別々のタイミングで工事する場合と比べると、トータルの拘束期間や手間は短くなります。足場を組む機会に外壁と屋根をまとめて塗装するのがおすすめです。