ガス給湯器の修理費用

ガス給湯器の修理費用と相場。使用年数で損する場合も

ガス給湯器でお湯が出ない・溜まらないなど、具体的な症状ごとの修理費用と相場を紹介。ガス給湯器の機種や取付時の条件、使用年数によって、修理費用が無料になるケースも?!優良修理業者の見分け方もわかりやすく解説。

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ガス給湯器を修理するときの流れと日数

ガス給湯器を修理するときの流れ

①メーカーまたは修理業者へ連絡
ガス給湯器を修理するにあたり、まず一番はじめに行うのがメーカーまたは修理業者への連絡です。メーカーへ連絡したら、慌てずに故障したガス給湯器の症状を説明しましょう。

このとき、メーカーへの連絡であれば問題ありませんが、修理業者へ依頼する場合は、よく業者を見極めることが重要です。もしも質の低い業者ということが後からわかって、業者を変えたくなった場合、ガス給湯器の修理完了までの時間が伸びてしまいます。

②お見積り
メーカーまたは業者へ修理依頼をすると、見積もり額が提示されますので確認しましょう。すぐに修理したくて急いでいると、提示された見積もり額で依頼をしてしまう場合が多くなりますが、特に修理業者の場合は、他の業者にも同条件で再見積もりを行って、妥当な金額かどうかを判断することも大切です。

また、それが面倒だと思われる方には、一括見積もりサービスを使用することもオススメです。

③正式に修理依頼
見積もり額に納得したら、正式に修理依頼を行いましょう。

④修理施工日の確定
正式に依頼を出したら、いよいよ修理にやってくる日が確定します。
業者によっては、夜中23時ごろに頼んで、翌日すぐにきてくれる場合もあります。
また、ひとり暮らしでお仕事をされている方などで、平日の昼間が難しい方は、19時以降などの夜間でも修理対応してくれる業者もありますので、相談してみましょう。

⑤修理を行ってもらう
修理施工日の当日になったら、修理を行ってもらいましょう。
このとき、修理前と修理後のガス給湯器の様子を写真に収めておくと、あとで揉めたりした場合に役に立つこともあります。また、修理にやってきた修理スタッフが修理箇所などの説明をあまりしてくれない場合もあるので、疑問に思っていることは直接聞くようにしましょう。

⑥アフターフォロー
修理後、調子が悪ければ修理してもらったメーカーや業者に連絡を行ってください。修理に不備があった場合は無料で再度修理してもらえます。
修理後に再び故障してしまうことを防ぐためにも、技術力があり、アフターフォローが万全で質の高い修理業者選びが大切です。

ガス給湯器の修理にかかる日数

ガス給湯器の修理にかかる日数は、基本的には1日です。見積もり期間を入れても2~3日といったところでしょうか。

ただし、ガス給湯器の交換が必要なほど故障している場合は、交換するためのガス給湯器を取り寄せる期間などが含まれますので、更に日数はかかります。

マンションによってはガス給湯器の交換にさらに時間がかかる

ガス給湯器の修理で交換が必要になった場合に、マンションの規則等でマンションの壁面と同色にしないとけない場合があります。そうしたとき、マンションの壁と同じ色のガス給湯器を取り寄せないといけなくなるため、通常の交換よりも更に時間がかかってしまいます。マンションにお住まいの方でガス給湯器を修理依頼する際は、一度マンションの管理人や大家さんに確認しておきましょう。

ガス給湯器の延命修理

ガス給湯器の交換が必要になった場合など、修理に時間がかかるとき、追い焚き機能だけを修理する延命修理といった処置をしてもらえる場合もあります。ガス給湯器の延命修理は、追い焚き機能だけを修理することで、交換などで待っている期間の入浴はできるようになります。

ガス給湯器の修理業者を選ぶポイント

ここでは、ガス給湯器の修理業者を選ぶポイントについて、「ダメな修理業者の見抜き方」や「おすすめしたい修理業者」、「見積もり時に質問すべきポイント」をご紹介していきます。

なお、ガス給湯器の即日対応などを行っているオススメ交換業者については、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

ダメな修理業者を見抜く方法

インターネットの口コミで評価が悪い修理業者

最近ではインターネットで口コミを行っている場合があります。依頼しようと思っているガス給湯器の修理業者を口コミを、インターネットで調べてみましょう。実際に依頼した人のリアルな声が書かれていますので、参考になると思います。また、あまりにも評価が低い修理業者や、検索しても出てこないような修理業者は、やめたほうがいいかもしれません。

電話対応が雑だったり、態度の悪い修理業者

ガス給湯器の修理業者に見積もり依頼の電話をしたとき、相手の電話対応にも注意しましょう。対応が雑だったり、態度が悪く親身になってくれない修理業者は、スタッフの質まで意識が回らない業者である場合が多いです。そういう修理業者は、とにかく大量に修理件数だけこなせればいいという規模が大きい業者や、雇えるフタッフが少ない弱小業者などが考えられるので、修理作業が雑だったり、トラブルが多かったり、アフターサービスが無かったりすることが多いですので、オススメはできません。

見積もり額が安すぎる修理業者

見積もり額が安すぎる修理業者は、中古のガス給湯器を使用している場合や、修理に来てから追加費用を徴収したりする場合があります。他社と比較してあまりにも安すぎる修理業者は、インターネットで評判を調べるなどして裏を取るようにしましょう。

こんな修理業者がオススメ

リフォーム瑕疵(かし)保険に入っている業者が安心

修理業者の中には、リフォーム瑕疵(かし)保険に入っている業者が存在します。リフォーム瑕疵(かし)保険とは、修理完了後に建築士などの第三者によって現場検査を行い、もしも後日に不備が見つかった場合は、無償で再度修理をしてもらえるというものです。こうした保険に加入している修理業者は、仕事に責任感が強く、顧客を大切にしているということがわかるのでオススメです。

WEBサイトに情報がしっかり書き込まれている

質の高いガス給湯器の修理業者は、WEBサイトの作りがしっかりしており、アフターサービスなどの情報もしっかりと書き込まれています。また、口コミを調べて評価が高いかどうかも重要なポイントです。

修理見積もりの電話対応がしっかりとしている

丁寧で安心感を抱かせるような電話対応をする修理業者は、困っているお客様を安心させたいという気持ちが伝わってくるので、オススメです。そうした修理業者は、電話対応だけでなく修理作業も丁寧な説明でお客様を困らせない対応が期待できます。

修理業者に見積もり時に質問すべきポイント

修理業者にガス給湯器の修理依頼をする際は、電話での見積もり時に最低でも以下の4つの質問をするようにしましょう。

見積もり時に確認したほうがいいポイント

  • 工事費はいくらか……工事費が高すぎないかをチェック
  • 出張費はかかるのか……出張費の有無、金額をチェック
  • ガス給湯器の販売価格……高すぎないかどうかをチェック
  • いくら割引されるか……割引額をチェック

上記のような質問を複数の業者で行い、見積もり比較を行いましょう。
修理業者は、見積もり額や見積もり時の電話対応などをチェックして、総合的に判断するようにしましょう。

ガス給湯器の修理前に確認したいポイント

ガス給湯器のトラブルでもっとも多いのが、お湯や水が出なくなってしまう事例です。しかし、同時にもっとも故障と間違えられている事例でもあります。

以下に、お湯や水が出なくなるトラブルの、故障ではなかった場合の対処法を記載するので、修理の連絡前に一度お試しください。

  • 給水用の配管が凍結している場合……給水配管にタオルや布を巻きつけ、上からお湯をゆっくりとかけてください。改善されない場合、水道業者へご連絡ください。
  • 給水用のバルブが閉まっている場合……給水バルブを開けてください。
  • 断水している場合……地域の断水スケジュールをご確認ください。
  • リモコンや電源のスイッチがOFFの場合……リモコンや電源のスイッチをONにしてください。
  • ガスの元栓が閉まっている場合……ガスの元栓を開けてください。
  • ガスメーター(マイコンメータ)が遮断されている場合……全てのガス栓を閉めてから、遮断弁を復帰してください。
  • ガスが切れた場合(プロパンガスのみ)……ガス会社へ連絡し、交換を依頼してください。

古いガス給湯器は買い替えがオススメ

ガス給湯器の寿命は、有料延長保証が8年であることからもわかるように、9~15年程度です。そう考えると、10年以上使用しているガス給湯器が故障してしまった場合は、買い替えるサインだと思って、交換してしまうのが一番かもしれません。

ガス給湯器の修理は、10年以上になると部品の保有期間が切れたりして、途端に難しくなります。また修理費用も高額になる上に、直したとしてもまたすぐ別の箇所が壊れる可能性が高いです。数回の修理費用が交換費用になってしまった、などというケースもざらにあります。

以上のことから、10年以上のガス給湯器が壊れてしまった場合は、買い替え・交換を強くオススメします。

なお、こちらの記事で、ガス給湯器の交換費用や、知っておきたい知識・注意点をまとめておりますので、交換をご検討の方はご一読ください。

また、ガス給湯器の即日対応などを行っているオススメ交換業者については、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。