宅配ボックス人気おすすめ24選!自作DIYは配達NG?
目次
今や宅配ボックスは、ただ不在時に荷物を受け取るだけの設備ではなく、「子ども一人で留守番をすることが多く来客が心配」「宅配業者を装った不審者がこないか不安」など、さまざまなリスクヘッジとしても重要な役割を果たしています。安いなどの理由で安易に選ばず、吟味して本当に買ってよかったと思える商品を選ぶことが大切です。
戸建てには不要?宅配ボックスのメリット
マンションやアパートといった集合住宅での導入が進んでいる宅配ボックス。「戸建てには不要」といった意見もありますが実際はどうでしょうか?戸建てにも通ずるメリットを解説します。
不在時も受け取れるので再配達の手間が不要に
宅配ボックス最大のメリットは、なんといっても不在でも荷物が受け取れる点です。日時指定ができない通販を利用したときや、どうしてもその日に必要だけど外出しなければならない場合などでも、宅配ボックスがあれば安心です。
入浴中など手が離せないときでも受け取れますし、再配達の手間も不要になるため、受取人はもちろん配送会社にとってもストレスを感じることがありません。共働きで昼間は大人が不在、子どもも学校といった戸建て住まいの核家族は特に、宅配ボックスを重宝するのではないでしょうか?
再配達の有料化が始まっても安心
大手スーパー西友が展開するネットスーパーでは、再配達時やキャンセル時に440円(税込)が発生します。このように再配達を有料化する動きも出始めています。宅配ボックスがあれば、再配達の有料化が本格的に始まったとしても安心です。
非対面なので子どもの留守番や女性の一人暮らしでも安心
「子どもが一人で留守番をしている時間が長い」「女性で一人暮らしをしている」という場合、宅配業者を装った不審者が訪ねてこないか、または実際の宅配業者でもなにか起こらないか、不安になることも。
そのとき宅配ボックスがあれば、宅配に限ってですが対応せずに済むため、大きな安心につながります。少し前のデータですが、アットホーム株式会社が実施したアンケート調査(※)でも、
- 戸建て向けの宅配ボックス認知度:45.8%
- 戸建て向けの宅配ボックスがほしいと思う:70.5%
という結果が出ています。利便性や安全性の向上といったメリットを考えると、宅配ボックスは集合住宅だけでなく戸建てにもおすすめです。
※出典:2017年“一戸建て用宅配ボックス”に対する意識調査|トレンド調査の調査データ|アットホーム株式会社
後悔する?宅配ボックスのデメリット
メリットがある一方、宅配ボックスにはデメリットもあります。
設置するスペースが必要
宅配ボックスには、さまざまな大きさのものがあります。一般家庭でよく受け取る荷物のサイズのうち、大きいものといえばミカン箱程度の100サイズ(40×30×25cm程度)でしょう。
それよりもひと回り大きなサイズの宅配ボックスを置こうとすると、玄関付近もしくは門扉付近にそれなりの設置スペースが必要になってきます。
賃貸物件では固定型が難しい
宅配ボックスには、アンカー(ネジ)などで地面や壁に固定するタイプと、置くだけもしくは、ワイヤーなどで簡易的に留め置くタイプがあります。賃貸住宅に固定タイプを設置した場合、原状回復のための修繕費用が大きく膨らんでしまうでしょう。
そもそも契約違反なら損害賠償の対象にもなります。簡易設置タイプしか置けない場合、盗難などの不安が残ってしまいます。
目立ちすぎると後悔することも
外から見える場所に設置するならおしゃれな宅配ボックスが良いですよね。しかし、いざ設置してみると外壁や庭とアンバランスで、悪目立ちしてしまうことも。せっかく利便性や安全性を考えて導入したのに、後悔することになるかもしれません。
宅配ボックスの種類
宅配ボックスは大きく分けて、以下の3タイプがあります。
簡易設置タイプ(自分で設置が可能)
ワイヤーなどで簡単に固定する商品もありますが、置いておくだけという商品も多いのが簡易設置タイプです。
メリット
設置が簡単ですぐ使えることです。また安く購入でき、雨の日は家の中に入れる、引っ越しのときに持ち運びできる、穴あけなどが不要なので賃貸にも設置できるなどの点もメリットです。
デメリット
固定しない、またはワイヤーが簡単に外れてしまうといった商品は、固定タイプに比べると盗難被害やいたずらに遭うリスクが高くなります。防犯カメラの設置など、その他の対策が必要になるでしょう。
固定タイプ(工事が必要なものも)
戸建て向けの宅配ボックスで売れ筋なのがこのタイプです。アンカーと呼ばれる専用のネジで地面(床)や壁・柱などに固定するのが一般的です。
メリット
しっかり固定されているので、盗難リスクは簡易設置タイプに比べると少ないでしょう。高性能・多機能の商品が多く選びやすい点もメリットです。
デメリット
簡易設置タイプよりも高額な点、設置工事が必要な点、賃貸には設置しづらい点などがデメリットです。また戸建てでも引っ越す際などは取り外す必要があるため、撤去費用がかかることも簡易設置タイプと比べた場合のデメリットといえます。
固定方法
- 盗難などの防犯対策を重視:アンカーまたは強力な接着剤などで固定するタイプ
- 移動・移設をする予定がある:ワイヤーなどで柱・玄関に固定するタイプ
宅配ボックスの固定方法は大きくわけるとこの2パターンです(外壁埋込タイプは除く)。
安全性を重視したい方は、しっかり固定できるアンカーまたは接着剤などを使用するタイプがおすすめです。しかしいったん固定すると簡単に動かせないので、設置場所などは慎重に選ぶことが大切です。
賃貸などにお住まいで引っ越す予定があるという方、あるいは地面(床)や壁などに穴をあけられない方は、簡単に移設できるワイヤー固定タイプがおすすめです。ワイヤーが細すぎると切られたり、強風で飛ばされたりするおそれがあるため、太めのものを選ぶのがおすすめです。
外壁埋込タイプ
新築物件によく見られるタイプで、最初から外壁に宅配ボックスを埋め込まれているタイプです。同じ固定タイプ同士でも、後付けにはないメリットがあります。
メリット
家の中から荷物を取り出せる点、玄関先などに設置スペースを必要としない点、盗難のリスクが非常に低い点、景観を損なわない点など多くのメリットがあります。
デメリット
外壁に組み込むことになるため新築、リフォームともに工事費用が高くなることがあります。防犯上、人が入れないサイズにするため、荷物の大きさも制限されます。また防火地域の延焼ライン上にあるご家庭などは、そもそも設置できないケースがあります。
宅配ボックスの選び方
宅配ボックスを選ぶときに何を重視するかによって、着目点が変わってきます。しかし少なくとも、次のポイントには目を向けておきましょう。
タイプ
- 簡易設置タイプ:穴あけなどの工事ができない賃貸、重要な荷物は入れない
- 固定タイプ:穴あけ工事が可能な戸建て、安全性を重視したい
- 外壁埋込タイプ:新築またはリフォーム、防火エリアおよび延焼ラインではない
まずは宅配ボックスのタイプを決めることが大切です。簡易設置タイプは安価で移設も容易ですが、安全面で不安が残ります。外壁埋込タイプは防火エリアおよび延焼ラインでなければ、新築・リフォーム時に候補になるでしょう。
現在お住まいの戸建てに後付けするなら、安全面でも機能面でもラインナップも充実している、一般的な固定タイプがおすすめです。
設置場所
戸建ては制限が少なく、各々の状況と費用を考慮して設置できます。しかし賃貸や集合住宅は制約があります。固定タイプを設置する際は、賃貸契約や規約違反とならないことを必ず確かめることが大切です。仮に簡易設置タイプであっても、共用部(外廊下等)には設置できないため注意しましょう。
素材・耐候性・防錆性
- 簡易設置タイプの素材:PVCなどのプラスチック、ポリエステル、ナイロンなど
- 固定タイプ、外壁埋込タイプの素材:ステンレス、鉄などの金属が多い
簡易設置タイプは、軽量で持ち運びが楽な素材が使われていることも多くあります。もちろんそれが良ければ問題ないですが、雨に濡れる場所に置く可能性があるならば撥水加工のものがおすすめです。
一方、戸建てなどに設置する固定タイプは、ステンレスや鉄などの金属製が主流です。置きっぱなしになることが多いため、耐候性や防錆性もしっかり確認しておくことが大切です。
施錠・解錠方法(セキュリティ)
- カギの管理が必要:南京錠、プッシュ式など
- カギの管理が不要:ダイヤル式、ゼロリターンキーなど
施錠・解錠方法は安全面にも直結するため、必ず確認しておきましょう。南京錠やプッシュ(カギを差し込み、回すのではなく押して解錠するタイプ)は比較的安い商品が多いですが、カギを紛失するといったリスクがあります。強引に壊されてしまうリスクもゼロではありません。
ダイヤル式やゼロリターンキー(施錠時または解錠時にダイヤルがすべてゼロに戻るタイプ)は、カギの管理が不要です。南京錠などと比べるとやや高めですが、強引に壊されたり設定した番号を見られたりするリスクが低く、安全面でもおすすめです。
操作方法(電気式・機械式)
- 電気式:テンキーやタッチパネルを備えている。電源が必要
- 機械式:手動で操作するダイヤル式など。電源が不要
電気式はマンションなどの集合住宅によく見られるタイプで、機械式は戸建て向けの宅配ボックスに多く見られます。機械式のメリットは電気式と比べると導入コストが安い点、電気代がかからない点です。
電気式に比べると防犯性能が低かったり、クール便に対応していなかったりしますが、既存の戸建てに後付けする場合、電源の確保が難しければ機械式で安全性が高いものを選びましょう。
扉の開閉方向・角度
意外と見落としがちなのが扉の開閉方向です。動線と逆だと開けづらかったり、壁にぶつかって全開できなかったりすると、使い勝手が悪くなります。せっかく120サイズ対応の宅配ボックスを設置しても、90サイズまでしか入らないといったことがないよう、必ず開閉方向と角度も確認しておきましょう。
自動捺印、スマホ連携などの機能
荷物の種類や依頼主・配送会社により印鑑を押さないと受け取れないことも。不在時でもそうした荷物を受け取るには、印鑑ホルダー付き、もしくは自動捺印機能付きの宅配ボックスが便利です。不在でも配達員が操作することで捺印され、荷物が受け取れます。
またスマートフォンと連携する宅配ボックスもあり、アプリを使って遠隔操作で施錠・解錠できたり、荷物が届くと通知がきたりなど便利な機能が使えます。
なかには、宅配ボックスに送りたい荷物を入れておき、スマートフォンで集荷依頼をすると集荷に来てくれるサービスも。依頼時に扉を開ける暗証番号を伝えれば、配達員が持ち帰って発送してくれます。
サイズ
定期便など毎回同じサイズの荷物が届く場合は、そのサイズに合わせた宅配ボックスでも構いません。特に決まっていない方は、万が一入らないということも考えて100サイズが入る大きさ(120サイズ程度)のものを選んでおくと安心でしょう。
子どもの閉じ込めなどに注意
小さな子どもがいるご家庭では、閉じ込めの心配も出てきます。もちろん入らないように教えておくことが大切ですが、宅配ボックスのなかには閉じ込め防止機能が付いているものもあります。内側からボタンを押すと扉が開くというシステムです。心配な方はこうした機能にも目を向けておくことをおすすめします。
【注意】宅配ボックスを設置するだけでは配達してもらえないことも
戸建てやマンションなどの玄関に宅配ボックスを置いただけでは、中に荷物を入れてもらえないことがあります。たとえば次のようなケースは注意が必要です。
郵便局は事前に申請が必要
不在時に宅配ボックスへの配達を希望する場合、事前に配達郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を提出し、受理される必要があります。ただし置き配バッグ「OKIPPA」を設置した場合は、依頼書の提出が不要になります(書留等は除く)。
※参考:宅配ボックス等への配達(指定場所配達)のご利用方法 – 日本郵便
ヤマト運輸や佐川急便も注意
ヤマト運輸に宅配ボックスに配達してもらう場合は、「荷物お問い合わせシステム」に送り状(伝票)番号を入力し、【ご自宅での受け取り日時・方法を変更する】から手続きする必要があります。
また佐川急便は「佐川急便と個別契約を結んでいる出荷元であること」および飛脚宅配便・飛脚航空便・飛脚ジャストタイム便など、同社の「指定場所配送サービス対象の荷物であること」が条件となります。
このように各社で対応が異なるため、宅配ボックスを設置する際は必ず配送業者の確認もしておきましょう。
※参考:不在の場合、自宅の宅配ボックスに配達してもらえますか? _ 自宅宅配ボックス_ ヤマト運輸
※参考:【佐川急便】「指定場所配送サービス」を5月18日より開始|ニュースリリース
そのほか配達してもらえない可能性があるケース
代引き、着払い、荷物が入らない、中身が不明(食品や貴重品の可能性がある)、操作方法が分からないなどの場合、配達してもらえず、再配達(直接受け取り)になる可能性があります。そのほか以下のようなケースも配達してもらえない場合があります。
クール便・食品全般
解凍または腐敗のおそれがある場合、通常の宅配ボックスでは配達できない場合があります。冷蔵対応タイプであれば配達してもらえることもありますが、鮮度に責任が取れないため配達しない配達業者もあります。たとえば郵便局の場合、チルド(冷蔵)ゆうパックは宅配ボックスに入れてくれません。(2024年01月時点)
貴重品
盗難の危険を避けるため、品名で貴重品と判明するものは宅配ボックスに入れてもらえない場合があります。
宅配ボックスの使い方
宅配ボックスは仕組みも使い方もいたってシンプルです。しかし使い慣れていないと迷ってしまい、きちんと施錠したつもりが施錠されていなかった、ということも。安全面でも不安が残るため、基本的な使い方をおさらいしておきましょう。
宅配ボックスの使用方法
簡易設置タイプ
- 自分:宅配ボックスを玄関先に置く(印鑑も用意)
- 配達員:荷物を宅配ボックスの中に入れる
- 配達員:印鑑で伝票に押印する
- 配達員:扉を閉めてロックする
- 自分:解錠して荷物を受け取る
固定タイプ(パナソニックの場合)
- 自分:宅配ボックスに印鑑をセットする
- 配達員:荷物を宅配ボックスの中に入れる
- 配達員:扉の内側にあるレバーを下ろして扉を閉める(施錠)
- 配達員:扉の外側にある伝票差し入れ口に伝票を入れて捺印ボタンを押す
- 自分:解錠して荷物を受け取る
固定タイプ(ナスタの場合)
- 自分:宅配ボックスに印鑑をセットする
- 配達員:荷物を中に入れ、伝票に印鑑を押す
- 配達員:扉を閉めて任意の暗証番号を入力しロックする
- 配達員:暗証番号を書いた不在通知をポストへ投函する
- 自分:不在通知に記載された番号を入力して荷物を受け取る
外壁埋込型タイプ(機械式・パナソニックの場合)
- 自分:外扉を開け、さらに宅配ボックスの扉を開ける
- 配達員:荷物を入れ扉内側のレバーを下げて扉を閉める(施錠)
- 配達員:扉の外側にある伝票差し入れ口に伝票を入れて捺印ボタンを押す
- 自分:家の中から宅配ボックスを開けて荷物を取り出す
印鑑はシャチハタがおすすめ
朱肉を使う印鑑では対応できないことがあるため、シャチハタがおすすめです。宅配ボックスの印鑑ホルダーが、シャチハタのサイズで作られていることが多いのもその理由のひとつです。ただし100均の印鑑ではうまく作動しないこともあるため、宅配ボックスの取扱説明書を確認して適合する印鑑をセットしておきましょう。
印鑑のインク切れに注意
シャチハタの蓋を外してセットする必要がある場合、半年~1年ほどでインクが切れるおそれがあります。定期的にインクを補充するか、印鑑を交換しておきましょう。
印鑑はシャチハタ『ネーム9』がおすすめ!
多くの宅配ボックスメーカー(ナスタ・パナソニックなど)は、印鑑ホルダーの形状や太さをシャチハタの『ネーム9』に合わせています。これから印鑑を買うなら、汎用性の高いシャチハタの『ネーム9』がおすすめです。 印鑑 ハンコ 印面9.5ミリ シャチハタ ネーム9
自作の宅配ボックスをおすすめしない理由
宅配ボックスはDIYも可能ですが、以下のようにさまざまな理由からおすすめはできません。
宅配業者が対応してくれないことがある
自作の宅配ボックスでは補償や保険がきかず、盗難・破損・紛失などの責任も取れないことから、対応(配達)してもらえないケースがあります。自分好みに制作できるなどメリットもありますが、荷物のトラブルは自己責任になる可能性が高いことからもおすすめできません。
頑丈さやセキュリティの面で不安がある
溶接技術を持っているなどで本格的な宅配ボックスが作れるなら良いのですが、プラスチックやポリエステルといった素材で簡易的な宅配ボックスしか作れない場合、頑丈さや耐候性、防錆性、それに安全性などさまざまな面で不安が残ります。
宅配ボックスを導入する理由は、単に「不在時に荷物を受け取れるから」だけではないはず。安心・安全に利用するためにも、DIYではなくメーカーが製造した商品を使いましょう。
宅配ボックスについてよくある質問
宅配業者は使い方を知っている?
宅配ボックス自体が広く普及しているため、使い方がまったくわからないという宅配業者は少ないでしょう。宅配ボックスに使い方が明記されているものも多いので、仮にわからなかったとしても、説明を見ながら使えるはずです。そのため心配する必要はありません。
盗難の際の責任は?
万が一宅配ボックスに入れた荷物が盗難された場合でも、宅配業者に責任を問える可能性は低いでしょう。宅配ボックスに入ったあとの荷物は自己責任のもと管理する必要があるため、選ぶ際に施錠・解錠方法や安全面(セキュリティ)を重視したほうが良いのです。
暗証番号がわからないときは?
- 電気式の場合:管理会社などに問い合わせ本人確認できれば教えてもらえる可能性が高い
- 機械式の場合:全く対応できなくなる場合がある
電気式は希望が残されていますが、機械式でダイヤル式、ゼロリターンキーなど暗証番号および数字を合わせるタイプの宅配ボックスだった場合は、メーカーにリセットしてもらうか、専門のカギ業者を呼ぶ、あるいは残念ですが破壊するしかないかもしれません。
設置は自分でできる?工事が必要?
簡易設置タイプの宅配ボックスで、ワイヤーなどで柵や玄関ドアに固定するタイプであれば自分で工事できます。それ以外の、地面(床)や壁に穴をあけてアンカーなどで固定するタイプは工事が必要になります。なお最近は、DIYで施工できる宅配ボックスも出ています。
配達員が宅配ボックスに気づかないこともある?
設置場所によっては、宅配ボックスの存在に気づかずに持ち帰ってしまう可能性があります。インターホン付近に明記するなど、わかりやすくしておくのがおすすめです。
宅配ボックス案内ステッカーも販売されている
宅配ボックスをアピール
宅配ボックス 案内ステッカー
マンションやアパートにおすすめの宅配ボックス9選
マンションなどの集合住宅、アンカー等で固定できない賃貸物件などにおすすめの宅配ボックスを紹介します。「床(地面)や壁に傷をつけないタイプのうち、ワイヤーなどで固定できる防犯性が高い商品」の中からおすすめを厳選しています。
平和工業「デリバリーボックス 70L」
アンカーなどで固定できない賃貸物件はもちろん、戸建てにもピッタリな70Lサイズの宅配ボックス。南京錠をかける穴と、ワイヤーなどを通して固定するための穴があいています。2段まで重ねられるので、横や奥行きのスペースが少ないご家庭にもおすすめです。
- サイズ:60.5×40.5×43.5cm
- 容量:70L
- 色:ダークグレー、カーキ、ブラウン
- 主な素材:ポリプロピレン
- 固定方法:ワイヤー(別売)
- カギ:南京錠タイプ(別売)
千選千品「宅配ボックス 盗難防止ワイヤー付き」
折りたたみタイプの簡易的な宅配ボックス。アンカー等で固定できないマンションやアパートといった賃貸住宅、集合住宅におすすめです。盗難防止ワイヤーとダイヤルロックが付属しているため、届いたその日からすぐに使うことができます。
- サイズ:約47×37×34cm(内寸)
- 容量:約60L(75・85Lも展開)
- 色:ネイビー、ブラック
- 主な素材:PVC、ポリエステル
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:ダイヤルロック(付属)
VARNIC「宅配BOX 折りたたみ」
折りたたみタイプの宅配ボックス。こちらも簡易的なもので賃貸物件や集合住宅におすすめです(もちろん戸建てもOK)。南京錠とワイヤーのほか、宅配ボックス案内プレートも付属しているのが親切。クロネコボックス10やゆうパック大が入るサイズ感です。
- サイズ:48×38×34cm
- 容量:60L
- 色:ブラック
- 主な素材:PVCメッシュクロス素材
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:南京錠(付属)
インテリアパレット「宅配ボックス」
簡易タイプの宅配ボックスです。付属のS字フックを使ってドアポストに引っ掛けることもできるため、設置場所に困りません。内側にはポケットが3つあり、印鑑や保冷剤、カギなどを入れておけます。ワイヤー、ダイヤルロックも付属しています。
- サイズ:39×24×34cm(内寸)
- 容量:ー
- 色:ブラック、カーキ、ブルー、グレー、ブラウン
- 主な素材:ポリエステル
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:ダイヤルロック(付属)
DELIO「鍵付き宅配ボックス」
スチール製の重厚な宅配ボックス(組み立てが必要)。アンカーではなくワイヤーで固定するタイプです。80Lの大容量なので大型以外はほぼ受け取れます。中に印鑑収納があり、雨除けカバーやワイヤー、案内用紙なども付属しています。箱ごと盗難されにくい仕様です。
- サイズ:約49×37.2×53.5cm(内寸)
- 容量:80L
- 色:ブラック、ブラウン、グリーン、ホワイト
- 主な素材:スチール
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:プッシュ式(付属)
OKIPPA「宅配ボックス 57L」
最大5,000円の盗難補償が付いている宅配ボックスです。郵便局への届け出も不要なので、郵便局からの荷物が多いご家庭に特におすすめです。宅配ボックス自体は折りたたみ式の簡易設置タイプで、ワイヤーやロックが付属します。ただ容量が57Lと少々小さめです。
- サイズ:約70×66cm
- 容量:57L
- 色:ネイビー
- 主な素材:ポリエステル
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:ダイヤルロック(付属)
クルラ「ORUSUBAN(オルスバン)100L」
折りたたみ式ながら100Lの大容量宅配ボックス。マンションや集合住宅でも120サイズの荷物が受け取れます。ダイヤル式の南京錠のほか、固定用の結束バンドとワイヤー、さらに配送業者向けの説明POP、ドアにかけておく案内プレートなども付属しています。
- サイズ:60×45×45cm
- 容量:100L
- 色:ブラック
- 主な素材:ポリエステル、アルミ
- 固定方法:結束バンド、ワイヤー(いずれも付属)
- カギ:ダイヤル式南京錠(付属)
Probasto「宅配ボックス 置き型・掛け型両用」
こちらも折りたたみ式で75Lと大容量。付属のS字フックを活用すれば、ドアポストや窓の格子などにも引っ掛けられます。従来品よりも高耐久・高撥水性の素材を採用したほか、UVカットや保冷機能も備わっています。コスパも高く、初めて買う方にもおすすめです。
- サイズ:43×51×33cm
- 容量:75L
- 色:ブラック
- 主な素材:PVC
- 固定方法:S字フック、ワイヤー(いずれも付属)
- カギ:南京錠、ダイヤルロック(いずれも付属)
ICHIFUJI「宅配ボックス 2段収納」
下段に大きな荷物、上段に小さな荷物が入る2段収納タイプの宅配ボックス。容量125Lと圧倒的なサイズ感なので、数日留守にする場合などでも複数の荷物を受け取ることができます。使い勝手の良いおすすめ宅配ボックスです。
- サイズ:45×35×80cm
- 容量:125L
- 色:ブラック、ネイビー、ブラウン
- 主な素材:PVC、PP、ポリエステル
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:南京錠(付属)
戸建てにおすすめの宅配ボックス10選
戸建てにおすすめの宅配ボックスを紹介します。「アンカー等でしっかり固定できる、防犯性に優れた商品」の中からおすすめを厳選しています。なお、こちらは宅配ボックス単体なので、ポスト付きをお探しの方はポスト一体型のおしゃれな宅配ボックスおすすめ5選をチェックしてみてください。
DELIO「宅配ボックス 大容量ハイタイプ」
高さ約80cmの大容量・ハイタイプの宅配ボックス。さらに耐荷重30kgなので大型の荷物だけでなく、重量のある荷物も受け取れます。耐久性に優れたスチール製で、水を通さずマンションなどの防水にも使われる、エポキシ粉体が塗装されています。一般家庭の荷物ならほぼ収まるおすすめ商品です。
- サイズ:40×37×78cm
- 容量:127L
- 色:ブラック、ブラウン、グリーン、ホワイト
- 主な素材:スチール
- 固定方法:ワイヤー(付属)
- カギ:プッシュ式解錠キー(付属)、南京錠・ダイヤル錠など(別売)
パナソニック「後付け用宅配ボックス コンボライト ラージタイプ」
おしゃれなデザインが目を引く、パナソニックの住宅用後付けOKの宅配ボックス。押印と施錠が同時にできるほか、内側から解錠できる閉じ込め防止など機能性も抜群です。また複数の荷物を受け取りたい方は、ミドルタイプを重ねて2段にすることも可能です。
- サイズ:31×41×70cm
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:漆喰ホワイト、ステンシルバー、エイジングブラウン、ボルドー、ダークウッド
- 主な素材:ASA耐候性樹脂
- 固定方法:接着剤(付属)、アンカー固定(別売)
- カギ:シリンダー錠(付属)
パナソニック「戸建住宅用宅配ボックス コンボ ミドルタイプ」
便利な自動捺印機能、内側から開けられる閉じ込め防止レバーなどを搭載したミドルタイプの宅配ボックス。据え置きやアンカー固定だけでなく、壁掛け、門壁埋込などさまざまな設置方法が選べます。シンプルで使い勝手の良い宅配ボックスをお探しの方におすすめです。
- サイズ:39×46×59cm
- 容量:34×35×50cm(受取可能サイズ)
- 色:鋳鉄ブラック、ステンシルバー、漆喰ホワイト、エイジングブラウン
- 主な素材:高耐食溶融メッキ鋼板
- 固定方法:簡易設置、アンカー固定(別売)
- カギ:シリンダー錠(付属)
ルスネコボックス「大容量宅配ボックス」
天面と下段の出し入れ口という、2箇所から投函できる宅配ボックス。1個目は通常の出し入れ口から、2個目は天面からといったように、複数の荷物が受け取れます。4桁のダイヤルロックはゼロリターン式なので、暗証番号を盗み読まれる心配もありません。
- サイズ:37×36.5×81cm
- 容量:30×35×65cm(受取可能サイズ)
- 色:チョコレートブラウン、ホワイト、ダークグリーンなど8色
- 主な素材:亜鉛メッキ鋼板
- 固定方法:ワイヤー、アンカー固定(いずれも別売)
- カギ:ダイヤルロック(搭載)
グリーンボックス「ベンチ型宅配ボックス Receibo(レシーボ)」
天板をベンチ代わりに使える戸建て用宅配ボックス。プッシュ錠で簡単施錠、解錠も付属のカギを差し込むだけと操作が楽々。中には印鑑ケースも付いています。高さ調節が可能なアジャスター付きで、しっかり固定したいときは付属のアンカーボルトで留められます。
- サイズ:64×46×48.5cm(外寸)
- 容量:50×30×40cm(受取可能サイズ)
- 色:チタングレー、ブラック×木目調
- 主な素材:アルミ
- 固定方法:ワイヤー、アンカー固定(いずれも付属)
- カギ:プッシュ式(搭載)、南京錠(付属)
SKK「ネコラクボックス 両開き対応」
上蓋投函口と通常の出し入れ口から投函可能な宅配ボックス。複数の荷物を受け取りたいご家庭におすすめです。両開き対応なので移設も安心。施錠・解錠すべてワンプッシュで操作できるほか、高さ調節可能なアジャスターやワイヤー、アンカーボルトも付属しています。
- サイズ:33×38×55cm(出し入れ口)、39.5×37.5cm(上蓋投函口)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:アイボリー×ナチュラル、ブラック×ブラウン
- 主な素材:ー
- 固定方法:ワイヤー、アンカー固定(いずれも付属)
- カギ:プッシュ式(搭載)、南京錠(付属)
パナソニック「埋め込み専用宅配ボックス コンボ イント前入れ後ろ出し」
玄関などの住宅壁埋め込みタイプの宅配ボックス。本体ごと盗難されるといった心配がありません。また荷物は外から入れて家の中から取り出せるため、天候の心配も不要です。やや幅が小さいため、大型の荷物が多いご家庭は後付け宅配ボックスとの併用がおすすめです。
- サイズ:13×35×50cm
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:漆喰ホワイト、ステンシルバー、鋳鉄ブラック、エイジングブラウン
- 主な素材:鋼鉄
- 固定方法:住宅壁埋め込み
- カギ:なし(つまみ式)
FunStandard「パイクスピーク TAKUHAI BOX」
IP55(あらゆる方向からの噴流水に影響を受けない)レベルの防塵・防水性能を備えた宅配ボックス。上蓋投函口と通常の出し入れ口があるので、複数の荷物を受け取りたいご家庭におすすめです。組立不要で両開き対応、ワイヤーやアンカーボルトも付属しています。
- サイズ:86×43.5×41.5cm(全体)
- 容量:62×32×39cm(受取可能サイズ)
- 色:アイボリーホワイト、シルバー、ブラック
- 主な素材:鋼板
- 固定方法:ワイヤー、アンカー固定(いずれも付属)
- カギ:プッシュ式(搭載)
ヤマソロ「宅配ボックス1段 Legno -レグノ-」
木目調の扉が玄関をおしゃれに見せてくれる、戸建て用の宅配ボックスです。施錠・解錠はダイヤルなのでカギを紛失する心配がありません。固定用のアンカーボルトやワイヤーが付属しており、2Lペットボトル×6本が2箱入って少し余裕があるくらいの容量感です。
- サイズ:28×40.5×57cm(内寸)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:ブラック、ホワイト
- 主な素材:鉄
- 固定方法:ワイヤー、アンカー固定(いずれも付属)
- カギ:ダイヤルロック(搭載)
YAMAZEN「宅配ボックス 1段 防水 大容量 EPB-1」
ブロックやレンガなどを重石にして固定できるため、アンカーボルトの穴を開けずに設置できる戸建て用宅配ボックス。不安な方は市販のエアコン室外機用ブロック(脚)を使って固定することもできます。木目調がおしゃれなデザインで、おおよそ各配送会社の100サイズまで対応します。
- サイズ:41×33×51.5cm(内寸)
- 容量:約70L(100サイズまで対応)
- 色:ブラック×木目調、ホワイト×木目調
- 主な素材:スチール
- 固定方法:ワイヤー(付属)、重石(ブロック、レンガ等・別売)
- カギ:プッシュ式(搭載)
ポスト一体型のおしゃれな宅配ボックスおすすめ5選
戸建てには郵便ポストと一体型の宅配ボックスも人気です。デザインがおしゃれなものが多く、素材がしっかりしているので盗難リスクも大きく減らすことができます。ここでは「おしゃれなデザインが特徴、かつアンカー等で固定しなくても使える商品」を基準におすすめを厳選しています。
マルショウ「Marisa(マリーサ)」
ディムグレーとボルドーという、2つの深みがあるシックなデザインが特徴的な宅配ボックス。荷受けスペースにはスリット窓が付いており、扉を開かなくても荷物が入っているかどうかを確認できます。迷ったらコレ、で間違いない商品です。
- サイズ:37×31.8×42cm(宅配ボックス部)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:ディムグレー、ボルドー
- 主な素材:ステンレス、鉄
- 固定方法:簡易設置(固定しない)、アンカー固定
- カギ:シリンダー錠(付属)
インテリアパレット「宅配ボックス ポスト一体型」
全体には錆びにくいスチールを、ポスト部分にはステンレスを採用した、スタイリッシュでおしゃれな宅配ボックス。ポストは手紙や新聞はもちろんメール便もOK、宅配ボックスは複数受け取りが可能で、80サイズ程度の荷物が入ります。
- サイズ:38×31×22.8cm(荷受け口)、38.5×31×36.5cm(宅配ボックス部)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:ブラック
- 主な素材:ステンレス、スチール
- 固定方法:簡易設置(固定しない)、アンカー固定
- カギ:シリンダー錠(付属)
VARNIC「宅配ボックス」
取り出し口の扉が木目調の、おしゃれなデザインが特徴的な宅配ボックスです。荷受け口と取り出し口が分かれているため、複数の荷物を受け取ることができます。防水・防塵・防錆仕様で、解錠はシリンダー錠ですが施錠は押しボタンなので配達員も操作が簡単です。
- サイズ:31×38×50cm(宅配ボックス部)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:グレー、ブラック、ベージュ、ホワイト
- 主な素材:亜鉛メッキ鋼板
- 固定方法:簡易設置(固定しない)
- カギ:シリンダー錠(付属)
不二貿易「デリバリーボックス マーガレット」
北欧風のおしゃれなデザインが特徴的な宅配ボックスです。建物の防水にも使われる、水を通さないエポキシ樹脂塗装のため、雨に強く荷物が濡れる心配がありません。脚にはアジャスターが付いているので高さも調節可能。固定式ではないため移設も楽々です。
- サイズ:46×36.3×70cm(全体サイズ)
- 容量:ー
- 色:グレー、ネイビー
- 主な素材:鋼
- 固定方法:ワイヤー(別売)
- カギ:南京錠(別売)
ヤマソロ「宅配ボックス ルグラン」
ルグランはダイヤルロックを搭載した、カラーラインナップが豊富なポスト付き宅配ボックスです。落ち着いた色味で玄関先に設置しても違和感がありません。金属製ですが錆びの発生を抑えるガルバナイズド処理が施されています。
- サイズ:44×29.5×56cm(内寸)
- 容量:上記サイズの範囲内
- 色:カーキ、ブラック、ホワイト、ライトベージュなど8色
- 主な素材:鉄
- 固定方法:簡易設置(固定しない)、アンカー固定
- カギ:ゼロリターンキー、ダイヤルロック(搭載)
まとめ
宅配ボックスを選ぶ際は、いかに安全に・安心して荷物を受け取れるかが重要です。安さやデザイン性だけを重視するのではなく、施錠・解錠方法や素材などにも着目しましょう。宅配ボックスで再配達を減らすことは、自分のストレスだけでなく、配達員のストレスや負担軽減にもつながり、双方にとって大きなメリットとなります。