【2026年最新】外壁塗装のシリコン塗料とは?費用相場・メリット・デメリットを徹底解説

外壁塗装のシリコン塗料の費用相場・耐用年数・メリットデメリットを徹底解説。フッ素やウレタンとの比較表、おすすめ製品、業者選びのポイントまで、塗料選びに必要な情報をまとめました。

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【2026年最新】外壁塗装のシリコン塗料とは?費用相場・メリット・デメリットを徹底解説

目次

外壁塗装のシリコン塗料とは?基本的な特徴を解説

外壁塗装を検討するとき、もっとも多く選ばれているのがシリコン塗料です。価格と耐久性のバランスに優れ、住宅の外壁塗装では定番の塗料グレードとして広く使われています。

まずは、シリコン塗料がどのような塗料なのか、基本的な特徴から見ていきましょう。

シリコン塗料の成分と仕組み

シリコン塗料とは、シリコン樹脂(シロキサン結合)を主成分とした塗料のことです。シロキサン結合とは、ケイ素(Si)と酸素(O)が交互につながった非常に安定した化学結合で、これにより高い耐久性を実現しています。

シロキサン結合とは?

ケイ素と酸素が交互に結びついた構造のことです。紫外線や熱に強く、塗膜が劣化しにくいのが特徴です。この結合があるおかげで、シリコン塗料は長期間にわたり外壁を保護できます。

外壁塗装で使われる塗料には、樹脂のグレードによって大きく4つのランクがあります。

  • アクリル…もっとも安価だが耐久性は低い
  • ウレタン…価格は手ごろだが耐用年数はやや短い
  • シリコン…価格と耐久性のバランスが良い中上位グレード
  • フッ素…高耐久だが初期費用が高い

シリコン塗料はこの中でコストパフォーマンスにもっとも優れた中上位の位置づけにあり、多くの住宅で採用されています。

なお、一般的に「シリコン塗料」と呼ばれている製品の多くは、正式には「アクリルシリコン塗料」です。アクリル樹脂にシリコン樹脂を配合したもので、両方の長所を活かした塗料となっています。

シリコン塗料の耐用年数・耐久性

シリコン塗料の耐用年数は、一般的に約10〜15年が目安です。ウレタン塗料の7〜10年と比べると、数年以上長持ちします。

シリコン塗料が高い耐久性をもつ理由は、おもに以下の3つです。

  • 耐候性が高い…紫外線や雨風による劣化に強い
  • 耐熱性に優れている…夏場の高温でも塗膜が傷みにくい
  • 防汚性がある…汚れがつきにくく、美観を長く保てる

ただし、実際の耐用年数は建物の立地環境(日当たりの強さ、沿岸部かどうかなど)や下地処理の品質によって前後します。あくまで目安として参考にしてください。

外壁塗装でシリコン塗料が人気の理由

外壁塗装の塗料比較でシリコン塗料がもっとも多く選ばれている理由は、おもに3つあります。

1つ目は、コストパフォーマンスの高さです。初期費用はウレタンよりやや高いものの、耐用年数が長いため、1年あたりの塗装コストで計算するとシリコンのほうがお得になるケースが多くあります。

2つ目は、住宅の外壁塗装でもっとも多く採用されている塗料グレードであることです。施工実績が豊富なため、塗装業者の経験値も高く、安定した仕上がりが期待できます。

3つ目は、カラーバリエーションや製品ラインナップの豊富さです。各塗料メーカーがシリコン塗料に力を入れているため、色や機能の選択肢が多く、自分の家に合った塗料を見つけやすいのも大きなメリットです。

シリコン塗料のメリット・デメリット

シリコン塗料には多くの長所がありますが、短所もあります。ここではシリコン塗料のメリット・デメリットを正直にお伝えします。塗料選びの判断材料にしてください。

シリコン塗料の5つのメリット

シリコン塗料のおもなメリットは以下の5つです。

  1. コストパフォーマンスが高い…価格と耐久年数のバランスがもっとも良く、トータルコストを抑えられる
  2. 耐候性・耐水性・耐熱性に優れている…紫外線・雨・高温など、外壁が受けるさまざまなダメージに強い
  3. 防汚性が高く外壁が汚れにくい…塗膜の表面がなめらかで、汚れが付着しにくい構造になっている
  4. ツヤ持ちが良く美観を長期間維持できる…塗りたての光沢感が長く続き、建物の見た目をきれいに保てる
  5. 製品の種類が豊富で選択肢が多い…各メーカーから多数のシリコン塗料が販売されており、用途や予算に合わせて選びやすい

とくに「価格」と「持ち」のバランスが良いという点が、シリコン塗料が選ばれるもっとも大きな理由です。初めての外壁塗装で迷ったときに、まず候補に入れたい塗料と言えるでしょう。

シリコン塗料のデメリット・注意点

一方で、シリコン塗料には以下のようなデメリット・注意点もあります。

  • ウレタン塗料に比べると初期費用がやや高い…1回の塗装費用だけを見ると、ウレタンより数万円〜十数万円ほど高くなることがある
  • ひび割れしやすい製品もある…シリコン塗料の中には弾性(伸び縮みする力)が低いものがあり、建物の動きに追従できずひび割れが起きる場合がある
  • 塗り重ねの際に密着性が低下する場合がある…シリコン塗膜の上に次の塗料を重ねるとき、密着しにくいケースがある。塗り替え時には下地処理が重要になる
  • フッ素や無機塗料に比べると耐久年数は劣る…15〜20年以上の耐久性を求める場合は、上位グレードの塗料を検討したほうが良い
弾性の低さに注意

モルタル外壁など、ひび割れ(クラック)が起きやすい外壁にシリコン塗料を使う場合は、「弾性シリコン塗料」を選ぶことで対策できます。業者に外壁の状態を確認してもらい、適切な製品を提案してもらいましょう。

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】【2026年版】外壁塗装のツートンカラーで失敗しない!おしゃれな色の組み合わせと塗り分けのコツ

シリコン塗料の種類と選び方

ひとくちに「シリコン塗料」と言っても、実はいくつかの種類があります。ここでは水性・油性の違い1液型・2液型の違い、そして近年注目されているラジカル制御型シリコンについて解説します。

水性シリコンと油性(溶剤系)シリコンの違い

水性シリコン油性シリコン(溶剤系)のおもな違いは以下のとおりです。

項目 水性シリコン
うすめ液
臭い 少ない
環境への影響 やさしい
向いている場所 住宅密集地・一般住宅
項目 油性(溶剤系)シリコン
うすめ液 シンナー
臭い 強い
環境への影響 やや大きい
向いている場所 金属部分・特殊な下地

水性塗料は臭いが少なく、近隣への配慮が必要な住宅密集地に向いています。一方、油性塗料は密着力や耐久性がやや高い傾向にありますが、シンナー特有の強い臭いがあります。

近年は水性塗料の性能が大きく向上しており、一般的な住宅の外壁塗装では水性シリコンが主流になりつつあります。

1液型と2液型の違い

シリコン塗料には1液型2液型の2種類があります。

  • 1液型…そのまま使える塗料。あつかいやすく施工性が高い。DIYにも使いやすい
  • 2液型…主剤と硬化剤を混ぜて使う塗料。手間はかかるが耐久性が高い傾向がある。プロの業者向け

外壁塗装を業者に依頼する場合は、2液型のほうがより高い性能を発揮するケースが多いです。見積もりの際に、どちらのタイプの塗料を使うのか確認しておくと良いでしょう。

ラジカル制御型シリコン塗料とは

近年注目を集めているのが、ラジカル制御型シリコン塗料です。

「ラジカル」とは?

塗料に含まれる顔料(おもに酸化チタン)が紫外線を受けると発生する劣化因子のことです。ラジカルが発生すると塗膜の樹脂が分解され、チョーキング(外壁を触ると白い粉がつく現象)などの劣化につながります。

ラジカル制御型の塗料は、このラジカルの発生を抑制する技術を搭載しています。これにより、従来のシリコン塗料よりも耐候性がさらに向上しています。

耐久性のイメージとしては、シリコンとフッ素の中間的な位置づけです。シリコン塗料の価格帯でありながら、フッ素に近い耐候性を実現できるため、コストパフォーマンスの面でも優れた選択肢と言えます。

外壁塗装のシリコン塗料の費用相場

外壁塗装でシリコン塗料を選んだ場合、実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは外壁塗装のシリコン塗料の費用相場を具体的に紹介します。

シリコン塗料の単価(1㎡あたり)

シリコン塗料の一般的な単価目安は、約2,300〜3,500円/㎡(材料費+工賃込み)です。

この単価は、製品のグレードや水性・油性の違いによって差が出ます。ラジカル制御型などの高機能製品は、やや高めの単価になる傾向があります。

単価に含まれないもの

上記の㎡単価は塗料の材料費と塗装の工賃を合わせた金額です。足場代・高圧洗浄代・下地処理費用は別途かかりますので、見積もりの際は総額で確認しましょう。

一般的な戸建て住宅の塗装費用の目安

延べ床面積30坪(約100㎡)の一般的な戸建て住宅をシリコン塗料で塗装した場合、総額で約60万〜100万円程度が費用相場の目安です。

この金額には、足場設置・高圧洗浄・下地処理・塗装(3回塗り)・付帯部の塗装などが含まれています。ただし、以下の要因で費用は変動します。

  • 塗装面積…外壁の面積が大きいほど費用は上がる
  • 外壁の状態…ひび割れや劣化がひどい場合は補修費用が加算される
  • 付帯部の有無…雨どい・軒天・破風板なども塗装する場合は追加費用が発生する

見積もりは「㎡単価×塗装面積」で計算するのが基本です。「一式○○万円」としか書かれていない見積書は内訳がわからないため、注意が必要です。

シリコン塗装の費用を抑えるコツ

外壁塗装の費用を少しでも抑えたい方は、以下の3つのコツを参考にしてください。

  1. 相見積もりで複数業者を比較する…最低でも3社から見積もりを取り、金額・内容・対応を比較しましょう。適正価格がわかり、極端に高い(安い)業者を見分けられます
  2. 屋根塗装と同時施工で足場代を節約する…足場の設置費用は一般的に15万〜25万円ほどかかります。屋根と外壁を同時に塗装すれば足場を共有でき、1回分の足場代で済みます
  3. 自治体の外壁塗装助成金・補助金を確認する…お住まいの市区町村によっては、外壁塗装に使える助成金や補助金制度を設けている場合があります。事前にホームページや窓口で確認してみましょう

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】外壁塗装の工程を徹底解説!全10ステップの流れ・日数・注意点【2026年版】

シリコン塗料と他の塗料を比較|フッ素・ウレタン・無機との違い

「シリコン塗料が良いのはわかったけれど、他の塗料と比べてどうなの?」という方のために、外壁塗装の塗料比較を行います。ウレタン・フッ素・無機塗料とのシリコン塗料の違いを整理しましょう。

シリコンとウレタン塗料の比較

ウレタン塗料はシリコンより1つ下のグレードに位置する塗料です。

項目 シリコン:約10〜15年 / ウレタン:約7〜10年
㎡単価の目安 シリコン:約2,300〜3,500円 / ウレタン:約1,700〜2,500円
弾性 シリコン:やや低い / ウレタン:高い

ウレタンは初期費用が安い反面、耐用年数が短いため塗り替え頻度が増えます。長期コストで考えると、シリコンのほうが有利になるケースが多いです。

ただし、ウレタンは弾性(伸び縮みする性質)に優れているため、ひび割れしやすい箇所の部分補修などには向いています。

シリコンとフッ素塗料の比較

フッ素塗料はシリコンの1つ上のグレードで、耐久性に優れた塗料です。

耐用年数 シリコン:約10〜15年 / フッ素:約15〜20年
㎡単価の目安 シリコン:約2,300〜3,500円 / フッ素:約3,500〜5,000円
初期費用(30坪目安) シリコン:約60〜100万円 / フッ素:約80〜130万円

シリコンとフッ素の違いで重要なのは、次の塗り替えまでの期間をどう考えるかです。フッ素は初期費用が高い分、塗り替えの間隔を長くできます。

たとえば30年間で考えた場合、シリコンは2〜3回の塗り替えが必要ですが、フッ素なら1〜2回で済む可能性があります。塗り替え回数を含めたトータルコストで比較検討することが大切です。

シリコンと無機塗料の比較

無機塗料は、セラミックやケイ素などの無機物を配合した高耐久塗料です。

耐用年数 シリコン:約10〜15年 / 無機:約20〜25年
㎡単価の目安 シリコン:約2,300〜3,500円 / 無機:約4,000〜5,500円
特徴 無機塗料はもっとも長寿命だが、初期費用がシリコンの1.5〜2倍程度

無機塗料は耐用年数が20〜25年ともっとも長く、塗り替え回数を最小限に抑えられます。しかし初期費用が高いため、長期間住み続ける予定がある方や、メンテナンスの手間をできるだけ減らしたい方に向いています。

【比較表】塗料グレード別の耐用年数・費用一覧

ここまでの内容を含め、代表的な塗料グレードを一覧表にまとめました。

アクリル 耐用年数:約5〜7年 / ㎡単価:約1,000〜1,800円 / 短期間の仮住まいや一時的な塗装向き
ウレタン 耐用年数:約7〜10年 / ㎡単価:約1,700〜2,500円 / 予算を最小限に抑えたい場合向き
シリコン 耐用年数:約10〜15年 / ㎡単価:約2,300〜3,500円 / コスパ重視の方にもっともおすすめ
フッ素 耐用年数:約15〜20年 / ㎡単価:約3,500〜5,000円 / 長期耐久性を重視する方向き
無機 耐用年数:約20〜25年 / ㎡単価:約4,000〜5,500円 / メンテナンス回数を最小限にしたい方向き

コスパ重視ならシリコン塗料、長期間の耐久性を重視するならフッ素以上のグレードが適しています。予算と今後の住まいの計画に合わせて選びましょう。

代表的なシリコン塗料のおすすめ製品

ここでは、シリコン塗料のおすすめ製品として、大手塗料メーカーの代表的な3つの製品を紹介します。業者に相談する際の参考にしてください。

日本ペイント「水性シリコンセラUV」

日本ペイントは国内最大手の塗料メーカーのひとつです。「水性シリコンセラUV」は、同社の外壁用シリコン塗料の定番製品として広く使われています。

  • 高耐候性…セラミック系複合技術により、紫外線による劣化を抑制
  • 低汚染性…親水性の塗膜が雨で汚れを洗い流す効果をもつ
  • 水性塗料…臭いが少なく、住宅街での施工に適している

セラミック複合の効果で紫外線による塗膜劣化に対し優れた抵抗性を示し、建物を長期間保護します。

引用元:日本ペイント公式サイト 製品情報

エスケー化研「クリーンマイルドシリコン」

エスケー化研は建築用塗料の国内シェアトップクラスのメーカーです。「クリーンマイルドシリコン」は、弱溶剤2液型のシリコン塗料として高い評価を受けています。

  • 弱溶剤2液型…幅広い下地(サイディング・モルタル・コンクリートなど)に対応可能
  • 防カビ・防藻性能…カビや藻の発生を抑え、外壁を清潔に保つ
  • 超低汚染性…緻密な塗膜構造で汚れの付着を防ぐ

超低汚染・超耐久性を実現した、弱溶剤形の高機能塗料です。

引用元:エスケー化研公式サイト 製品情報

関西ペイント「アレスダイナミックTOP」

関西ペイントも国内大手の塗料メーカーです。「アレスダイナミックTOP」はラジカル制御型のハイグレードシリコン塗料として、近年特に人気の高い製品です。

  • ラジカル制御技術…紫外線による劣化を大幅に抑制し、従来のシリコンを超える耐候性を実現
  • 湿潤面対応…専用の強化剤を使うことで、多少の湿気がある面にも施工可能
  • 幅広い下地適性…さまざまな外壁材に塗装できる

ラジカル制御技術により、従来のシリコングレードを超えた高い耐候性を発揮します。

引用元:関西ペイント公式サイト 製品情報

以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】【2026年版】外壁塗装のコーキング補修ガイド|打ち替え・増し打ちの費用相場と正しい施工手順

シリコン塗料で外壁塗装する際の施工の流れと注意点

外壁塗装はどのような流れで進むのでしょうか。施工の全体像を知っておくと、業者とのやり取りや工事中の確認がスムーズになります。

外壁塗装の施工工程(足場設置〜完了まで)

シリコン塗料に限らず、外壁塗装の一般的な施工工程は以下のとおりです。

  1. 足場設置…作業用の足場を組み立て、飛散防止シートで覆う
  2. 高圧洗浄…外壁の汚れ・コケ・古い塗膜を高圧の水で洗い流す
  3. 下地処理…ひび割れの補修、さびの除去(ケレン)、シーリングの打ち替えなどを行う
  4. 養生…窓やドアなどの塗装しない部分をビニールやテープで保護する
  5. 下塗り…下地と上塗り塗料の密着性を高めるための塗料を塗る
  6. 中塗り…シリコン塗料の1回目の塗装
  7. 上塗り…シリコン塗料の2回目の塗装。仕上げの工程
  8. 検査・手直し…塗り残しやムラがないか確認し、必要に応じて修正する
  9. 足場解体・清掃…足場を撤去し、周辺を清掃して完了

工期の目安は、一般的な戸建て住宅で約10〜14日間です。ただし、雨天時は塗装作業ができないため、天候によって工期が延びる場合があります。

シリコン塗料で失敗しないための注意点

シリコン塗料で外壁塗装を行う際に、とくに注意すべきポイントは以下の3つです。

1. 3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本

外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。2回塗りで済ませる業者は手抜き工事の可能性があります。見積書で塗装回数を必ず確認しましょう。

2. 下地処理の品質が仕上がりを大きく左右する

いくら高品質なシリコン塗料を使っても、下地処理(ひび割れ補修・ケレンなど)が不十分だと塗料の性能を発揮できません。下地処理の内容も見積書で確認することが大切です。

3. 塗料の希釈率や乾燥時間はメーカー仕様を遵守しているか確認

塗料を必要以上にうすめたり、乾燥が不十分なまま次の工程に進んだりすると、塗膜の耐久性が大幅に落ちます。メーカーが定めた希釈率・乾燥時間を守っているか、業者に確認しましょう。

信頼できる塗装業者を選ぶポイント

外壁塗装の業者選びは、塗料選びと同じくらい重要です。以下のポイントをチェックして、信頼できる業者を見極めましょう。

  • 相見積もりで3社程度は比較する…1社だけでは適正価格かどうか判断できない。複数社を比較することで不当な金額を避けられる
  • 見積書に塗料名・塗装面積・㎡単価が明記されているか確認…具体的な数字が記載されていれば、工事内容の透明性が高い
  • 「一式見積もり」や極端な値引きには注意する…内訳が不明確な一式見積もりや、大幅な値引きをうたう業者は手抜き工事のリスクがある
  • 塗装技能士の資格保有や施工実績を確認…国家資格である塗装技能士を持つ職人がいるか、過去の施工事例を見せてもらえるかを確認する
塗装技能士とは?

塗装技能士は、塗装に関する知識と技術を証明する国家資格です。1級と2級があり、1級は実務経験7年以上が受験条件となっています。この資格を持つ職人がいる業者は、一定の技術力があると判断できます。

まとめ|外壁塗装にシリコン塗料を選ぶべき人・選ばない方がいい人

ここまで、外壁塗装のシリコン塗料について、特徴・メリットとデメリット・費用相場・他塗料との比較などを詳しく解説してきました。最後に、シリコン塗料が向いている人と、他の塗料を検討すべきケースを整理します。

シリコン塗料がおすすめな人

以下にあてはまる方には、シリコン塗料がおすすめです。

  • コストと耐久性のバランスを重視する人…高すぎず、でもしっかり長持ちする塗料を選びたい方にぴったり
  • 10〜15年スパンで塗り替えを想定している人…定期的にメンテナンスしながら住み続ける予定の方に合っている
  • 初めての外壁塗装で失敗しにくい選択をしたい人…もっとも実績が多い塗料グレードなので、業者の施工経験も豊富で安心

シリコン以外を検討すべきケース

一方で、以下のようなケースでは、シリコン以外の塗料も検討してみてください。

  • 20年以上メンテナンスしたくない場合…フッ素塗料や無機塗料を検討しましょう。初期費用は高くなりますが、塗り替え回数を減らせます
  • 予算を最小限に抑えたい場合…ウレタン塗料も選択肢に入ります。ただし耐用年数が短いため、長期コストも含めて検討が必要です

最終的には、建物の状態・予算・今後どのくらい住み続けるかの将来計画を総合的に判断して決めることが大切です。迷った場合は、信頼できる塗装業者に相談し、建物の状態を見てもらった上でアドバイスを受けるのがもっとも確実な方法です。

よくある質問

シリコン塗料の耐用年数はどのくらいですか?

シリコン塗料の耐用年数は、一般的に10〜15年が目安です。ただし、建物の立地環境によって前後します。たとえば、日当たりが強い南面や、潮風の影響を受ける沿岸部では劣化が早まる傾向があります。

また、下地処理の品質や施工の丁寧さによっても耐用年数は変わります。ラジカル制御型のシリコン塗料を選べば、さらに長持ちする傾向があります。

シリコン塗料とフッ素塗料はどちらがおすすめですか?

コスパ重視ならシリコン、長期耐久重視ならフッ素が基本的な選び方です。

判断のポイントは、次の塗り替え時期や、今の家にあと何年住み続けるかです。10〜15年後に塗り替えを予定しているならシリコンで十分ですが、20年近くもたせたいならフッ素が有利です。

また、塗り替え回数×1回あたりの費用で計算する「トータルコスト」で比較すると、より合理的な判断ができます。

シリコン塗料で外壁塗装する費用はいくらですか?

延べ床面積30坪の一般的な戸建て住宅の場合、約60万〜100万円が費用相場です。この金額には足場代・高圧洗浄・下地処理・塗装費用が含まれています。

ただし、外壁の状態や塗装面積、地域、業者によっても費用は異なります。正確な金額を知るためには、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

水性シリコンと油性シリコンはどちらが良いですか?

近年は水性シリコン塗料の性能が大幅に向上しており、一般的な住宅の外壁塗装では水性が主流になっています。臭いが少なく、近隣への影響や環境負荷も低いため、住宅街での施工に適しています。

ただし、金属部分や特殊な下地には油性(溶剤系)のほうが密着力に優れ、適している場合もあります。外壁の素材に応じて、業者と相談して決めると良いでしょう。

シリコン塗料は自分でDIYできますか?

結論から言うと、2階以上の外壁塗装のDIYはおすすめしません。高所作業は転落事故のリスクが非常に高く、たいへん危険です。

また、塗装は均一な膜厚で塗ることや、適切な希釈率を守ることが仕上がりと耐久性に直結します。プロの技術がないと、見た目はきれいでも数年で塗膜がはがれてしまうこともあります。

どうしてもDIYで塗装したい場合は、塀やウッドデッキなど低い場所の付帯部に留めるのが無難です。外壁本体の塗装は、安全と品質のために専門の業者に依頼しましょう。