フチなしトイレのメリットデメリット!尿はね・飛び散り対策も紹介
目次
フチなしトイレとは?
「折り返し部分」がない構造をした便器のこと
一般的な便器はフチ(縁)に折り返しがありますが、フチなしトイレは文字通り折り返しがない、もしくはあっても小さい便器のことをいいます。
最新のトイレに多く見られ、折り返しの有無というわずかの差ですがメリットやデメリットが大きく異なります。
フチありトイレの場合、フチから排水口に向かって縦に洗浄水が流れる「ボックスリム洗浄」でしたが、フチなしトイレでは便器後方などから渦を巻くように水が流れるため、少ない水量で効率よく洗浄できるといったことも特徴です。
メーカーにより呼び名が異なる
- TOTO:フチなし形状
- LIXIL:フチレス形状
- パナソニック:フチ裏なしトイレ、ひとふき形状
「フチなしトイレ」は一般的な呼称です。このようにメーカーによってさまざまな呼び方があり形状などの特徴も異なりますが、いずれもフチを完全になくした、あるいは小さくした便器です。
メーカー・シリーズでのフチなしの違い
フチなしトイレの形状はメーカーやシリーズなどで違いがあります。TOTO、LIXIL、パナソニックのフチなしトイレの形状を紹介します。
TOTOのフチなしトイレ
TOTOのフチなしトイレは、シリーズや機種によって形状が異なります。
ネオレストNX/AH/RH/DH、GG/GG-800、ピュアレストEX
- 折り返しがほとんどない
- フチ裏がなく清掃性にも優れている
TOTOの上記モデルの便器は、折り返しがほとんどない形状をしています。掃除の際も雑巾などでフチを掴むようにし、手前から奥までグルッとひと拭きできる手軽さが魅力です。汚れが溜まりやすく死角でもあった従来の「フチ裏(折り返しの底面部分)」がありませんので、拭き残しによる黒ずみ汚れや悪臭の発生も防げます。
※GGは手洗器付床排水含む、CS827系を除く。GG-800はCS828系を除く。ピュアレストEXはCS325系を除く。
レストパル/F、FD、GG/GG-800、ピュアレストEX、QR/MR、CS597
- やや折り返しがあるため、尿や水が便器の外へ飛びはねしにくい
- フチ裏はなく清掃性に優れている
先ほどのモデルと比べると、折り返し部分はやや大きめです。レストパル(住宅用壁掛けトイレ)などに採用されている形状です。ただしフチ裏はありませんので、先ほどのモデルと同様で視認性や清掃性に優れています。
※GGはCS827系、手洗器付壁排水。GG-800はCS828系。ピュアレストEXはCS325系。
LIXILのフチレストイレ
サティスS、プレアスLS・HS、アメージュZA、アメージュ便器
- フチが完全にないので掃除がしやすい
- 汚れている箇所がひと目でわかる
LIXILのフチなしトイレは、フチを「丸ごと」なくした形状が特徴的です。サッとひと拭きで楽々お掃除できるのはもちろん、フチに少しの凹凸もないため汚れている箇所もひと目で分かるなど、便器を清潔に保ちやすいのがメリットです。
パナソニックのフチ裏なしトイレ
パナソニックのフチなしトイレは、TOTOやLIXILに比べて角度がやや急なのが特徴です。
アラウーノL150、アラウーノS160、New アラウーノV
- 折り返しはあるがフチ裏はないため、清掃性に優れている
- 折り返しの奥まで手が届きやすいように設計されている
パナソニックのフチなしトイレは折り返しがありますが、薄めに設計されています。断面を見たとき、折り返しと便器本体の間がくぼんでいる「コの字型」をしています。折り返しが薄いことで雑巾を持った手を奥まで入れやすいなど、掃除のしやすさが考えられています。
フチなしトイレの4つのメリット、一番は掃除が簡単!
フチなしトイレの大きなメリットは清掃性に優れている点です。フチありトイレとの比較を交えながら具体的に紹介します。
便器のフチまで掃除がしやすい
メーカーやシリーズで形状は異なるものの、いずれも便器のフチが掴みやすく、グルッとひと拭きで掃除を済ませられる点は共通しています。洗剤をかけてブラシでこするなどしていたフチありトイレと比べ、格段に掃除がしやすいのが最大のメリットです。
フチ裏がないので汚れが溜まらず黒ずみも防げる
フチありトイレの場合、フチ裏には洗剤やブラシが行き届きにくいため、丁寧に掃除をしても汚れが残ってしまいます。水垢も溜まりやすく、時間が経つと黒ずみとなるなど不衛生さが欠点でした。その点、フチなしトイレにはフチ裏がありませんので、汚れが溜まって黒ずみとなるのを防ぐことができます。
それにより雑菌の繁殖が防げるので悪臭も発生しにくい
フチ裏の黒ずみや尿はね汚れを放置すると雑菌が繁殖し、トイレ特有の悪臭(アンモニア臭など)の原因となります。汚れが溜まる死角がほとんどないフチなしトイレなら、黒ずみができる前に拭き取れますので、悪臭も防げて快適にトイレを使うことができます。
フチありよりも見た目がスッキリしている
フチありトイレと比べて、フチがない分だけ見た目がスッキリした印象になります。スタイリッシュなトイレ空間にしたいご家庭にとってこうした点もメリットになるでしょう。
フチなしトイレの6つのデメリット
掃除がしやすく便器を清潔な状態に保ちやすいメリットがある一方、思わぬデメリットも存在します。フチなしトイレを検討中の方は特に、デメリットをきちんと把握しておくことが大切です。
男性の小用時に尿がこぼれて床が汚れることがある
尿はね予防に座って小用を足す男性も増えました。フチありトイレの場合、少しくらい勢いがよくてもフチ裏があるため、便器の外へこぼれる心配はほとんどありませんでした。しかしフチなしトイレの場合はガードするものがなくなるため、勢いが良すぎると便器の外へこぼれてしまうことがあります。
ただし尿が直接便器の外へ飛びはねるというより、便座の裏側に尿が当たって便器の先端に溜まり、そこからじわじわと便器の外側を伝って床へ流れていくというケースが多いようです。便座があることで逆に気づきにくいため、ふと床を見たらビッショリ濡れていたということもあるかもしれません。
尿こぼれは、尿が便器に当たる位置を調整したり、パッドを貼ったりして軽減できます。
尿が便座の裏に当たって汚れやすくなる
フチ裏のように尿をせき止めてくれるものがないため、男性が座って小用を足したとき、尿の勢いが強いと便座の裏側が汚れてしまいます。床にこぼれるのと同時に、便座の裏も汚れやすくなるというデメリットがあります。
尿が便器に当たる位置を調整することで、便座の裏が汚れるのを防ぐことができます。
洗浄水が便座の裏に当たって汚れやすくなる
尿と同じ理由で、洗浄水が便座の裏に当たってしまうこともあります。排泄物が混じった洗浄液が便座の裏に付着すれば不衛生ですし、悪臭が発生する原因にもなってしまいます。
床や便座などをこまめに掃除する必要がある
上述のように床や便座の裏などは汚れやすくなるため、トイレ空間や便器まわりを清潔に保つためには、こまめな掃除が必要になります。掃除そのものは楽にできても、頻度が高くなり負担が増す可能性があります。軽減するには、尿が便器に当たる位置を調節したり、パッドを貼ったりする方法が挙げられます。
便器の掃除中も洗剤や水がはねやすい
フチ裏がないため、ブラシを使って便器の中を掃除する際に洗剤や水がはねてしまうことも考えられます。優しくこすり洗いをする、もしくはこすらずに流すだけでOKという洗剤を使用するといった工夫が必要かもしれません。
洗浄水の水勢を抑えているため便器上部に汚れが残りやすい
浄水の勢いが良すぎると便器の外へ飛びはねてしまうため、そうならないように水勢が調整されています。そのため便器上部のギリギリなどに付着した汚れが流れずに残ってしまうことがあります。これも掃除の頻度が高くなるひとつの要因となります。
フチなしトイレは掃除のしやすさが好評。しかし中には後悔する人も
フチなしトイレに関しては、やはり掃除のしやすさが好評というのは間違いないと考えてよいでしょう。しかし一方で、フチありトイレのほうが良かった、と後悔する人もいるようです。
便器のフチはサッとお手入れできるが掃除の頻度は上がる
床にこぼれた尿や、便座の裏に付着した尿などは、放置するとイヤな臭いの原因となります。サッとひと拭きでキレイにできるとはいえ、フチありトイレと比べるとこまめに掃除をしなければなりません。この手間が増えたことに後悔するケースがあるようです。
男性が多い、小さな子どもがいるご家庭は特に大変かも
男性が座って小用を足しても、便座の裏が汚れたり尿がこぼれたりする場合があるため、特に男性が多いご家庭では掃除が大変になるかもしれません。尿の向きや勢いを上手にコントロールできない小さな子どもがいるご家庭なども同様に、掃除の手間が増えて後悔する可能性があります。
フチなし尿のはね返り・飛び散りや便座裏の対策は?
フチなしトイレのデメリットである尿はね、尿こぼれ、飛び散りといったデメリットは、次のような方法で軽減できます。
こまめな掃除が基本
こまめな掃除が基本であることは変わりません。しかし従来の洗剤+ブラシでこすり洗いといった入念なものではなく、流せるおそうじシート1枚でサッと拭くだけなので、トイレに入ったついでにできるなど手軽さは増しています。
おそうじシートのランニングコストが気になる方は、トイレットペーパーを厚めに手に取って洗剤を吹きかけ、サッと汚れを拭き取る方法もおすすめです。こまめに掃除をする分、頑固な汚れが溜まりにくいですから、掃除そのものは簡単なもので済むようになるでしょう。
尿が便器に当たる位置を調整する
男性が座って小用を足す場合、便器の前方に向かって尿を出してしまうと便座の裏に当たりやすくなり、床にもこぼれやすくなります。尿が落ちる方向を下(水溜り)に向けるといった工夫をしましょう。
逆に男性が立って小用を足す場合、水溜りの奥を狙うと尿はねが多くなるという実験結果があります。この場合、水溜りの手前やサイドを狙うことで尿はねを少なくできる可能性があります。
※参考:LION|知らなきゃ良かった トイレの秘密シリーズ 総集編
トイレットペーパーを水溜りに浮かせて用を足す
TOTOは小用の際に水溜りの水がはね返る、いわゆる「おつり」を完全に防ぐことはできないものの、軽減するアイデアとしてトイレットペーパーを水溜りに浮かせる方法を紹介しています。少しでも抑えたい方はこちらを実践してみるのもよいかもしれません。
※参考:TOTO|使用時に水が跳ね返らない便器はありますか?
尿を吸収するパッドを便器の先端に貼る
「消臭!おしっこぐんぐん吸収パッド(アストロ)」や、レックの「消臭おしっこパッド」など、便器の先端に貼り付けできる、尿を吸収する商品も販売されています。汚れたら剥がして捨てるだけという手軽さが魅力です。ランニングコストはかかりますが、掃除の手間は大幅に軽減できるでしょう。
便器と床の間の尿こぼれ対策には「トイレのすきまテープ(サンコー)」といった商品がおすすめです。
尿はね・飛び散り対策が搭載されたフチなしトイレもある
当然、メーカー側も尿はねや飛び散り対策を考えています。LIXILとパナソニックのフチなしトイレに搭載された機能を紹介します。
LIXIL「サティスGタイプ」の泡クッション
水溜りに張られた泡がクッションの役目を果たし、男性の小用時の尿はねを低減します。床や壁に尿がはねて汚れたり、イヤな臭いが発生したりするのを防ぐ効果が期待できます。また同社の独自調査によれば、小用時の「ドボドボ」といった着水音も泡なしと比べて低減したということです。
※LIXILのサティスGは「フチレス形状」ではありません。
パナソニック「アラウーノ」のハネガード
男性が立って小用を足すことを想定して開発された機能が「ハネガード」です。機種により異なりますが、たとえば「アラウーノL150シリーズ」であれば、便座開閉ボタンを押すと自動で水位が下がって水面に泡が出ます。LIXILの泡クッションと同じように、尿はねを低減させる役割を果たします。
尿こぼれを防ぐタレガードやモレガードといった機能も
アラウーノL150シリーズなどにはさらに、尿こぼれを防ぐ工夫も盛り込まれています。たとえば「タレガード」は、便器のもっとも外側のフチを3mm立ち上げることで、男性が座って小用を足したときの尿こぼれを防いでくれます。また「モレガード」は、便器のもっとも外側のフチを若干盛り上げるのと併せて、便座の内側のフチを便器の内側にほんの少しかぶるように設計することで、尿が漏れるのを防ぎます。
TOTOのフチなしオススメトイレ
組み合わせトイレ「ピュアレストEX」
TOTO 組み合わせ便器
ピュアレストEX
税込 71,800円~ ※タンクのみ商品に注意・便座別売り(2022/06/18 時点)
「フチなし形状」を採用したTOTOの組み合わせトイレです。陶器製の便器の表面にある細かい凹凸を、ナノレベル(100万分の1mm)でなめらかにすることで、汚れがつきにくく落としやすい便器に仕上がっています。「セフィオンテクト」と呼ばれるTOTOの独自技術です。
渦を巻くように流れる洗浄水が汚れを効率よく落とす「トルネード洗浄」も搭載しています。トルネード洗浄は一度に使用する水量が少なくて済むため、従来製品「C720R(1987〜2001年商品)」と比べて約71%、同じく従来製品「CS80B(1999〜2004年商品)」と比べて約41%と、非常に優れた節水性を実現しています。
便器側面の凹凸をカバーで覆うことによって、便器全体のお手入れもしやすくなっています。タンクは手洗いあり/なしが選べます。手洗いありは従来製品よりも深めに設計された、水はねしにくいボウルが特徴です。
<スペック>
- 手洗い:あり、なし
- 洗浄水量:大4.8L、小3.6L
- カラー:ホワイト、パステルアイボリー、パステルピンク(受注生産)、ホワイトグレー(受注生産)
- 搭載機能:セフィオンテクト、フチなし形状、トルネード洗浄、超節水、防露便器、防露タンク、水溜り面小さい、エロンゲート(大型サイズ)
ピュアレストEXについては以下の記事でも紹介しています。 ピュアレストEXのメリットデメリット。価格相場や口コミも紹介
一体型トイレ「GG/GG-800」
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 TOTO GG 工事費込みセット 工事・保証込 税込 174,350円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 TOTO ウォシュレット一体形便器 GG 税込 106,600円~(2022/06/18 時点)
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 TOTO GG-800 工事費込みセット 工事・保証込 税込 176,550円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 TOTO ウォシュレット一体形便器 GG-800 税込 109,200円~(2022/06/18 時点)
セフィオンテクト、トルネード洗浄、フチなし形状、超節水といった基本的な仕様はピュアレストEXと同じですが、GG/GG-800にはほかにも、TOTOが誇るさまざまな機能・技術が搭載されています。
たとえば、水道水中の塩化物イオンを電解して作る除菌成分が含まれた「きれい除菌水」は、水から自動生成されるため薬剤も使わず安全です。そのきれい除菌水を使ってノズルの外側と内側を自動洗浄・除菌する「ノズルきれい」が搭載されています。
このほか、用を足す前にミスト状の水を便器に吹きかけて汚れをつきにくくする「プレミスト」や、ワンタッチで便座が持ち上がり、便器の隙間を掃除しやすくする「お掃除リフト」など、掃除のしやすさや便器を長くキレイに保つための工夫が取り入れられています。
<スペック>
- 手洗い:あり(GG-800)、なし(GG)
- 洗浄水量:大4.8L、小3.6L
- カラー:ホワイト、パステルアイボリー、パステルピンク(受注生産)、ホワイトグレー(受注生産)
- 搭載機能:セフィオンテクト、フチなし形状、トルネード洗浄、きれい除菌水、プレミスト、ノズルきれい、サイドパネル、超節水、防露便器、防露タンク、水溜り面小さい、エロンゲート(大型サイズ)
TOTO製トイレについては以下の記事で詳しく紹介しています。 TOTOトイレの機能とピュアレスト、ネオレストなどシリーズの違い
LIXILのフチレスオススメトイレ
組み合わせトイレ「アメージュ便器」
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 アメージュ便器 工事・保証込 税込 97,900円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 LIXIL(INAX)トイレ アメージュ便器 税込 34,155円~※便座別途(2022/06/04 時点)
+便座 工事費込みセット
シャープなフォルムが特徴的な、フチレス形状を採用したLIXILのスタンダードな組み合わせトイレです。力強い水流で便器内の汚れを落とす「パワーストリーム洗浄」を搭載しています。
便器に付着する頑固な水垢を、日頃のお手入れで簡単に落とせる「アクアセラミック」加工が施されています。水になじみやすい性質も持ち合わせており、汚物と便器表面の隙間に水が入り込むことで汚物を浮かせてキレイに流します。傷がつきにくい上、銀イオンの力による抗菌効果もあるなど、便器を清潔に保つための工夫が数多く盛り込まれています。
また、1989〜2001年に発売された従来製品と比べて約69%、2002〜2006年に発売された従来製品と比べても約49%と、節水性も大幅に向上しています(比較は「大」の水量)。
<スペック>
- 手洗い:あり、なし
- 洗浄水量:大5L、小3.8L
- カラー:ピュアホワイト、オフホワイト、ピンク(受注生産)、ブルーグレー(受注生産)
- 搭載機能:アクアセラミック、パワーストリーム洗浄、フチレス形状、超節水ECO5
一体型トイレ「プレアスLS・HS」
LIXIL(INAX)トイレ
プレアス LS
税込 114,575円~(2022/06/04 時点)
LIXIL(INAX)トイレ
プレアス HS
税込 112,800円~(2022/06/04 時点)
流線的なデザインがオシャレなLIXILの一体型トイレです。アクアセラミック、フチレス形状、パワーストリーム洗浄などの基本機能のほか、便座が真上に上がることで便器との隙間の掃除をしやすくした「お掃除リフトアップ」、裏側に防汚素材を用いた「キレイ便座」、使わないときに収納して汚れを防ぐ「スッキリノズルシャッター」なども搭載されています。
各種機能のほかに特徴的なのが「鉢内除菌」です。プラズマクラスターイオンが、便座の裏や便器内の水がかからない部分に働きかけ、浮遊菌やカビ菌などを除菌してくれます。同時に、イヤな臭いの元になる原因菌も除菌し、悪臭の発生を抑えてくれます。
タンクは手洗いあり/なしが選べて、ありのほうは広く深いボウルにすることで飛沫を抑え、手を洗いやすくしています。
<スペック>
- 手洗い:あり(HSタイプ)、なし(LSタイプ)
- 洗浄水量:大5L、小3.8L
- カラー:ピュアホワイト、オフホワイト、ピンク(受注生産)、ブルーグレー(受注生産)
- 搭載機能:アクアセラミック、パワーストリーム洗浄、フチレス形状、超節水ECO5、お掃除リフトアップ、キレイ便座、スッキリノズルシャッター、女性専用『レディスノズル』、鉢内除菌、フルオート便座(CL6A、CH6Aグレードのみ)
LIXIL製トイレについては以下の記事で詳しく紹介しています。 LIXILトイレのおすすめ機能。アメージュやベーシアなど機種の違いも
パナソニックのフチ裏なしオススメトイレ
タンクレストイレ「New アラウーノV」
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 アラウーノV 工事・保証込 税込 139,700円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 パナソニック トイレ アラウーノ アラウーノV 手洗い有 税込 54,300円※便座無~(2022/06/11 時点)
+便座 工事費込みセット
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 アラウーノV 工事・保証込 税込 139,700円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 パナソニック トイレ アラウーノ アラウーノV 手洗いなし 税込 53,400円※便座無~(2022/06/11 時点)
+便座 工事費込みセット
フチ裏をなくして掃除をしやすくした「ひとふき形状」を採用したモデルです。従来の陶器とは異なる有機ガラス系の「スゴピカ素材」を用いたことにより、汚れがつきにくく掃除もしやすいという便器に仕上がっています。スゴピカ素材はパナソニックの独自開発によって生まれた素材で、汚れや水垢が付着しにくいだけでなく傷やヒビ、割れなどにも強いとされています。
「3Dツイスター水流」も面白い機能です。約20秒かけて便器をまんべんなく洗い、溜め込んだ洗浄水を最後に一気に排水するという「ターントラップ方式」を採用しています。溜まった水が一気に流れる勢いを利用することで、少ない水流でも十分な洗浄力を実現しています。
そのほか、ボタンひとつで水位を下げて水際を掃除しやすくする「水位調節」など、ほかのメーカーにはない独自の機能が搭載されています。
<スペック>
- 手洗い:あり、なし
- 洗浄水量:大4.6L、小3L
- カラー:ホワイト
- 搭載機能:ひとふき形状、スゴピカ素材、3Dツイスター水流、ターントラップ方式、水位調節、停電対応、低水圧対応、節水
タンクレストイレ「アラウーノL150」
PR 大阪・兵庫・奈良 限定 アラウーノL150 工事費込みセット 工事・保証込 税込 236,500円~ 便器のみの交換から、壁・床の張替えや和式から洋式へのリフォームも幅広く対応。無料出張見積り実施でキャンセルもOK。しつこい営業一切無し。 パナソニック トイレ アラウーノ L150 税込 171,800円~(2022/06/11 時点)
ひとふき形状やスゴピカ素材といった基本的な機能はもちろん、そのほかパナソニックの先進技術が凝縮された一体型トイレです。勢いよく渦を巻きながら汚れを洗い流す「スパイラル水流」により、節水性を従来の1/3まで高めています。
入室から手を洗うまで便ふたや便座に触れずに済む「オート洗浄・クローズ洗浄モード」、除菌効果のあるオゾン水を便器内に自動散布したり、ノズルを自動洗浄したりして清潔に保つ「オゾンウォーター」、空間や壁の臭いを脱臭し、カビ菌なども除菌する「ナノイーX」なども注目の機能です。
泡のクッションで尿はねを防ぐ「ハネガード」、フチを立ち上げて尿が便器の外へ垂れるのを防ぐ「タレガード」、便器と便座それぞれのフチが重なるような作りにすることで便座の隙間から漏れるのを防ぐ「モレガード」など、パナソニックならではという技術がふんだんに盛り込まれています。
<スペック>
- 手洗い:なし
- 洗浄水量:大4.8L、小3.6L
- カラー:ホワイト
- 搭載機能:ひとふき形状、スゴピカ素材、スパイラル水流、ターントラップ方式、トリプル汚れガード、激落ちバブル、オート洗浄・クローズ洗浄モード、オゾンウォーター、ナノイーX、アラウーノアプリ対応、水位調節、停電対応
パナソニック製トイレについては以下の記事で詳しく紹介しています。 アラウーノの機能とL150やS160などシリーズの違い