
2022年!おすすめキッチン水栓21選。タイプ別に各メーカー紹介
目次
とにかく価格の安いキッチン水栓
それでは、実際のオススメ水栓を紹介していきます。
まずは価格を抑えた安いキッチン水栓からみていきましょう。
SANEI(三栄水栓)・シングルワンホール水栓・K87110JV-13
SANEI(三栄水栓) キッチン水栓
シングルワンホール水栓・K87110JV-13
参考価格 6,270円~(2022/02/01時点)
ワンホール水栓の安価なタイプでのオススメ機種です。
K87110JV-13の搭載機能
- 節湯B
- 泡沫吐水
- リングレバー
LIXIL・シングルレバー混合水栓ノルマーレS・SF-WL420SYX-JW
LIXIL キッチン水栓
シングルレバー混合水栓ノルマーレS・SF-WL420SYX-JW
参考価格 8,298円~(2022/02/01時点)
LIXILのワンホール水栓の中では、最もシンプルな機能のみで、コストを重視した水栓です。
ハンドルは樹脂製ですが、抗菌という付加価値がついています。
SF-WL420SYX-JWの搭載機能
- エコハンドル
- 泡沫
- お掃除楽々台座
- 抗菌ハンドル
- クイックワン施工
- クイックジョイント
TOTO・GGシリーズ・TKS05301J
TOTO キッチン水栓
GGシリーズ・TKS05301J
参考価格 10,350円~(2022/02/01時点)
TOTOのキッチン用のワンホール水栓では、最もスタンダードな水栓です。
TKS05301Jの搭載機能
- エコハンドル
- ソフト(泡沫)吐水
SANEI(三栄水栓)・プラスエコシリーズ・K1700ED-4UR
SANEI(三栄水栓) キッチン水栓
プラスエコシリーズ・K1700ED-4UR
参考価格 5,588円~(2022/02/01時点)
壁付け水栓で、価格の安いタイプの中でもっともオススメの機種です。
コストも安いですが、その中でもシングルレバーを採用して使いやすさも両立しています。
K1700ED-4URの搭載機能
- 節湯C1
- 節湯B
- エコ水栓(クリック感)
- 泡沫吐水
- リングレバー
標準機能がついたおすすめキッチン水栓(ワンホール)
LIXIL・ワンホールタイプ・SF-HB452SYX
LIXIL キッチン水栓
ワンホールタイプ・SF-HB452SYX
参考価格 15,900円~(2022/02/01時点)
ワンホール水栓で、ホース引き出し・シャワーといった標準的な機能がついている水栓です。
SF-HB452SYXの搭載機能
- エコハンドル
- スポット微細シャワー
- シャワー切り替え
- ホース引き出し機能
- 水受けタンクレス
- お掃除楽々台座
- クイックワン施工
- クイックジョイント
TOTO・ワンホールGGシリーズ・TKS05305J
TOTO キッチン水栓
ワンホールGGシリーズ・TKS05305J
参考価格 18,850円~(2022/02/01時点)
ワンホール水栓で、ホース引き出し・シャワーといった標準的な機能がついている水栓です。
TKS05305Jの搭載機能
- エコハンドル
- 整流・ミクロソフト切り替え
- ホース引き出し
- 上面施工
KVK・シングルシャワー付混合栓(eレバー)・KM5021TEC
KVK キッチン水栓
シングルシャワー付混合栓(eレバー)・KM5021TEC
参考価格 22,400円~(2022/02/01時点)
シンクの掃除などにシャワーホースを引き出して使いたい、という方に向いています。
なおKM5021シリーズは全てホースが引き出せるタイプの水栓で、形状がストレートになっていることが特徴です。
KM5021TECの搭載機能
- eレバー水栓
- NSFシャワー
- 省施工仕様
浄水機能がついたおすすめキッチン水栓
浄水機能がついている水栓で、価格帯も高いものからスタンダードの機種まで3つを紹介します。
LIXIL・ナビッシュ A6タイプ・JF-NA466SU-JW
LIXIL キッチン水栓
ナビッシュ A6タイプ・JF-NA466SU-JW
参考価格 64,455円~(2022/02/01時点)
浄水機能がついている水栓の中では、タッチレス機能もあり高級水栓になります。
カートリッジは、シンク下に入れるビルトインタイプの浄水水栓です。
JF-NA466SU-JWの搭載機能
- 先端タッチレススイッチ
- スポット微細シャワー
- シャワー切替
- ルミナスサイン
- 検知音出力
- ホース引出し機能
- 水受けタンクレス
- お掃除楽々台座
TOTO・ワンホールGGシリーズ・TKS05308J
TOTO キッチン水栓
ワンホールGGシリーズ・TKS05308J
参考価格 17,250円~(2022/02/01時点)
浄水器一体水栓で、水栓本体にカートリッジを入れるタイプの中です。
価格と機能のバランスをみて、ミドルクラスの中でのオススメの機種です。
ハンドシャワーやミクロソフトといた水栓としての機能もしっかり網羅されており、快適な使い勝手の水栓です。
TKS05308Jの搭載機能
- エコハンドル
- 浄水カートリッジ
- ハンドシャワー
- 整流・ミクロソフト切り替え
- 上面施工
LIXIL・オールインワン浄水栓 FNタイプ(シャワー付き)・JF-AG442SYX
LIXIL キッチン水栓
オールインワン浄水栓 FNタイプ(シャワー付き)・JF-AG442SYX
参考価格 11,773円~(2022/02/01時点)
浄水器一体型のワンホール水栓で、リーズナブルな価格帯のオススメ水栓です。
JF-AG442SYXの搭載機能
- エコハンドル
- 微細シャワー
- シャワー切替
- お掃除楽々台座
- 抗菌ハンドル
タッチレスおすすめキッチン水栓
タッチレス水栓の中で、オススメのキッチン水栓を紹介していきます。
LIXILナビッシュ A10タイプ 浄水器ビルトイン型 JF-NA411S-JW
LIXIL キッチン水栓
ナビッシュ A10タイプ 浄水器ビルトイン型 JF-NA411S-JW
参考価格 88,883円~(2022/02/01時点)
LIXILのタッチレス水栓では浄水水栓を兼ねている機種で、最上位機種となります。
機能面では、水栓本体についているセンサーに手をかざして吐水 / 止水の切り替えと、吐水口付近のセンサーによる自動吐水機能があります。
LIXILのキッチン用水栓の中では、デザイン・機能ともに高級水栓の位置づけになっています。
JF-NA411S-JWの搭載機能
- 先端タッチレススイッチ
- 自動センサー
- スポット微細シャワー
- シャワー切替
- ルミナスサイン
- 検知音出力
- ホース引出し機能
- 水受けタンクレス
- お掃除楽々台座
KVK タッチレスキッチン水栓 KM6071ECHS
KVK キッチン水栓
タッチレスキッチン水栓 KM6071ECHS
参考価格 55,004円~(2022/02/01時点)
グースネック形状の水栓で、KM6091SCECHS(ビルトイン浄水・撥水)に比べて浄水機能がないタイプの水栓です。
浄水機能が不要で、グースネック形状+センサー水栓が欲しい方におすすめのタイプです。
KM6071ECHSの搭載機能
- eレバー水栓
- 撥水膜コーティング
- センサー付き
- シャワーホース引き出し
- 快適シャワー
- 省施工仕様
SANEI センサー式シングル混合栓 EK870AE-D7N-13
SANEI キッチン水栓
センサー式シングル混合栓 EK870AE-D7N-13
参考価格 93,774円~(2022/02/01時点)
水栓本体が艶消しのステングレー色で、トーヨーキッチンのようなスタイリッシュなキッチンにも似合うカラーになっています。
EK870AE-D7N-13の搭載機能
- 節湯A1、節湯C1
- センサー式
- ホース引出(1.4m)
- シャワー
- 整流吐水
- ボルト式の省施工タイプ
詳しくは過去記事をご覧ください。 マイクロバブル・ファインバブルのキッチン水栓。後付けタイプも
ファインバブル付きキッチン水栓
サイエンス・ミラブルキッチン
テレビCMを頻繁に行って、品薄になるほど人気が高くなったサイエンス(企業名)のミラブルキッチン(商品名)です。
サイエンスの特許技術である「トルネードミスト方式」を採用した水栓で、非常に細かい粒子状のシャワーが特徴です。
水栓の1つの吐出口あたり1秒間に約2000回転(1分間に約12万回)の、ウルトラファインバブルを生成できるキッチン用水栓です。
ミラブルキッチンの搭載機能
- ウルトラファインバブル生成
- ホース引き出し
- ミスト / ストレート水流切替
SANEI・ファインバブル付きシングル混合栓・K87121ET6JV-13
SANEI キッチン水栓
ファインバブル付きシングル混合栓 K87121ET6JV-13
参考価格 26,700円~(2021/12/13時点)
水栓メーカーであるSANEI(三栄工業)から発売されているウルトラファインバブル機能付きの水栓です。
ワンホールタイプのキッチン用水栓で、SANEI独自のウルトラファインバブル発生装置によ
り6,100万個 / ml のバブルによる効果が期待できます。
K87121ET6JV-13の搭載機能
- 節湯C1
- プラスエコ シングルレバー
- ホース引出(1.1m)
- シャワー
- 整流吐水
- 吐水口回転規制(115°)
- クリック
- 上面施工
- ウルトラファインバブル
その他、ファインバブル付き水栓の詳しく機能やオススメの水栓は、こちらの記事も合わせてご参照ください。 マイクロバブル・ファインバブルのキッチン水栓。後付けタイプも
分岐水栓機能付きおすすめキッチン水栓
卓上型食洗機、浄水器をお持ちの方、購入予定の方にオススメの分岐水栓が最初から付いている水栓です。
KVK・取付穴兼用型・シングル混合栓・KM5011UTTU
KVK キッチン水栓
取付穴兼用型・シングル混合栓・KM5011UTTU
参考価格 20,420円~(2022/02/01時点)
分岐バルブまでついており、購入後すぐに卓上型食洗器などに接続できるタイプの水栓です。
KM5011UTTUの搭載機能
- 節湯B
- 穴径兼用
- 分岐口付混合栓
- 泡沫吐水
- 省施工
SANEI・分岐水栓機能付き水栓・K87000BTJV-13
SANEI キッチン水栓
分岐水栓機能付き水栓・K87000BTJV-13
参考価格 22,793円~(2022/02/01時点)
分岐口が付いており、後からでもカンタンに分岐バルブを設置できるタイプの水栓です。
後々、卓上食洗機等の購入を検討する可能性がありつつ、今は通常の形状で使いたい方向けです。(別売 分岐口アダプター:PT209-13)
K87000BTJV-13の搭載機能
- 節湯B
- 分岐口付混合栓(アダプター別売)
- ホース引出(1.1m)
- シャワー
- 泡沫吐水
- 吐水口回転規制(120°)
- 上面施工
壁付タイプおすすめキッチン水栓
壁付け水栓で、使い勝手の良いシングルレバー水栓の中からオススメの機種を紹介します。
KVK・壁付シングルレバー水栓・KM5000TTP
KVK キッチン水栓
壁付シングルレバー水栓・KM5000TTP
参考価格 19,500円~(2022/02/01時点)
壁付け水栓で、シャワーホースの引き出しを使いたい方向けの水栓です。
KM5000TTPの搭載機能
- NSFシャワー
- シャワーホース引き出し
SANEI・壁付シングル混合栓・K1700D-4UR-13
SANEI キッチン水栓
壁付シングル混合栓・K1700D-4UR-13
参考価格 6,031円~(2022/02/01時点)
シンプルかつ、壁付け水栓の中では最もリーズナブルな部類の水栓です。
K1700D-4UR-13の搭載機能
- 整水吐水
- リングレバー
ツーホールタイプおすすめキッチン水栓
給水・給湯それぞれと接続するために2つ穴が空いているキッチン向けの水栓です。
その中でも、シングルレバーとして1つのレバーで直感的に操作が可能なタイプを紹介します。
LIXIL・ツーホール水栓(ノルマーレS)・SF-WL430SY-JW
LIXIL キッチン水栓
ツーホール水栓(ノルマーレS)・SF-WL430SY-JW
参考価格 8,932円~(2022/02/01時点)
ツーホール水栓(穴ピッチ:203mm)でシングルレバーになっている使いやすいタイプです。
デザインもスッキリしたデザインで、エコハンドルもあり省エネでおすすめの水栓です。
SF-WL430SY-JWの搭載機能
- 泡沫吐水
- エコハンドル
- 抗菌ハンドル
KVK・壁付シングル混合栓・KM5081TR20
KVK キッチン水栓
壁付シングル混合栓・KM5081TR20
参考価格 13,420円~(2022/02/01時点)
ミニキッチン向けの、ツーホール水栓(穴ピッチ:102mm)です。
回すハンドルではなく、シングルレバーの使いやすい水栓です。
KM5081TR20の搭載機能
- 泡沫吐水
まずはキッチン水栓の取り付けタイプを確認
キッチン水栓をDIYなどで入れ替えようと思った際に、水栓の取り付けタイプを確認します。
基本的には同じタイプでの交換か、もしくは置換専用品(ツーホールのハンドルタイプ → ツーホール・シングルレバーへの置換など)を使いましょう。
そして、水栓の交換において知っておくべき用語や、タイプを紹介していきます。
ワンホールタイプ(台付1穴)
現在のシステムキッチンの主流はワンホールタイプ、その名の通り1つの穴から立ち上がっている水栓のことです。
ほとんどの取付穴サイズは33mm~39mmになっており、図面などではΦ33mm~Φ39mm(ファイ)と表記されます。
なお、キッチンによっては穴径が39mm~最大47mmのタイプもありますが、穴径が大きいキッチンに対応したアダプターが同梱されている取付穴兼用型を選ぶとよいでしょう。
ワンホールタイプは、ほとんどが1つのレバーで操作するシングルレバー水栓になっています。
ツーホールタイプ(台付2穴)
ミニキッチンなどに見られる取り付けタイプになっており、ツーホールタイプは取り付け穴の種類が2種類あるため注意が必要です。
違いは、2つの穴の間隔(専門用語ではピッチ)が2種類ある点です。
1つは、穴芯のピッチが203mmもしくは204mmと幅広タイプ。
もう1つは、穴芯ピッチが102mm(ほぼ各メーカー共通)の幅が狭いタイプの2つになります。
シングルレバー
シングルレバー水栓とは、1つのレバーで操作するタイプの水栓で、ツーホールタイプでも存在します。
左右で水・湯、上下で吐水・止水の切り替えを行う最も一般的なタイプで操作が直感的にしやすい水栓です。
2ハンドルからの入れ替えができる、取り替え専用品などもあります。
2ハンドル・ツーバルブ
2ハンドルとは、水とお湯それぞれでハンドルをくるくる回すタイプです。
ツーホールや壁付け水栓に多い形状で、水栓の中でもリーズナブルな機種になっています。
給湯器が「給湯専用でリモコンなどが無いタイプ」の場合、高温のお湯が出てくるので、ハンドルで水量を調整しながら使います。
壁付タイプ
壁付けタイプは、その名のとおり壁から水とお湯の2箇所のソケットで固定されている水栓です。
DIYを行う際に一番楽なパターンは、配管ソケット~本体ソケットを残したまま本体だけ交換するパターンです。(配管ソケットが劣化していないことが条件となります)
その他、ソケットごと交換するパターンの水栓もあります。
壁付けの交換で少し面倒なポイントは、角度を調整しながら取り付けピッチ(間隔)を調整する時かと思います。
シングルレバー
形状は壁付けで、操作をシングルレバーで行うタイプがあります。
ハンドルをくるくる回す形状は毎回手間で、レバーに変更したいという方に向いています。
2ハンドル・ツーバルブ
旧来どおりの、壁付け水栓かつ2つのハンドルで水・お湯を出すタイプです。
シングルレバータイプに比べて安価に購入できます。
キッチン水栓の種類
浄水機能一体型キッチン水栓
浄水を気軽に使いたい、という方にオススメの水栓です。
浄水カートリッジを通すことによって水道水から浄水にしますが、カートリッジを入れ込む場所の違いで2つのタイプがあります。
1つは、キッチン水栓の蛇口部分にカートリッジを内蔵する「内蔵タイプ」です。
水栓をひねることで、カートリッジ交換がカンタンにできるため、お手軽に利用できます。
もう1つは、シンク下の収納部に浄水カートリッジ据え置く「据え置きタイプ」です。
据え置きタイプの方が大きいカートリッジを使うことができます。
浄水カートリッジ内蔵タイプ
浄水カートリッジ内蔵タイプは、水栓のスパウト部(手間側に伸びている部分)にカートリッジを入れる水栓です。
スパウトをくるっと回転させるだけで、交換ができます。
各メーカー、多くのカートリッジは4ヶ月程度での交換を推奨しているケースが多いです。
そのため1年セットとして、3本セットになったカートリッジが販売されており、メーカーの定期便もあります。
浄水カートリッジ据え置きタイプ
据え置きタイプは、キッチンのシンク下に浄水カートリッジを取り付けるタイプです。
水栓内蔵タイプに比べて、カートリッジが大きく性能が良いタイプが選べますので、浄水性能にこだわりたい方にオススメです。
またカートリッジ費用は、水栓内蔵に比べて費用が高いですが、1年交換のカートリッジが多いです。
タッチレスキッチン水栓
昨今、人気が高いタッチレス水栓です。
キッチン水栓本体に付いているセンサーに手をかざして、吐水・止水の切り替えを行う水栓が最も一般的な「タッチレス操作」です。
それ以外では機種によって、センサーの場所でお湯・水の切り替えができるタイプ(LIXIL)や、吐水口に食器や手をかざすと自動で吐水するタイプ(パナソニック・LIXIL他)もあります。
そして、タッチレス水栓へ切り替える場合に気を付けるべきポイントは「電源」です。
一般的なキッチン水栓とは異なり、タッチレス水栓は電源が必要なため、食洗機の電源などを分岐してくる必要があります。
食洗機がなく、キッチンのキャビネット内部に電源がない場合は、水栓工事と同時に電気工事を行うか、電池式(LIXIL他)がオススメです。
また、タッチレス水栓で浄水機能を搭載した製品もありますので、「タッチレス」+「浄水」を併用したい場合は、専用のタイプを選びましょう。
詳しくは過去記事をご覧ください。 マイクロバブル・ファインバブルのキッチン水栓。後付けタイプも
ファインバブル付き水栓
テレビCMなどの効果で、シャワーなどで人気が高まっているファインバブル。
キッチン用水栓でも、ファインバブル機能が付いた水栓があります。
ファインバブルの効果としては、食器などを洗う時に汚れが落ちやすかったり、手荒れの防止・保湿効果など、様々な効果が期待できます。
なお、ファインバブル付き水栓に関して詳しくは「マイクロバブル・ファインバブルのキッチン水栓。後付けタイプも」を参照ください。
キッチン水栓を選ぶポイント・機能
ホース引き出し
水栓の先端をホースのように引き出すことができる機能です。ワンホール水栓、一部の壁付け水栓に搭載されています。
シンクやカウンターを掃除するときに、水栓が伸びればラクだな、と思ったことはありませんか。
掃除の際に水をかけやすい、というメリット以外に、加湿器のタンクや花瓶などに水を入れる際にも使いやすい機能です。
出せる水(吐水)の種類
蛇口から出る水流にも、水栓によっていくつか種類があり、切り替えができる水栓も多いです。
最もスタンダードな水流は、そのまま整流で吐水するタイプですが、最近の多くの水栓は水ハネを抑えるために泡が混ざった水流が主流です。
泡沫吐水
吐水口に、泡沫金具が取り付けられており、整流吐水に泡を混合させて吐水します。
これにより食器や手を洗う時に、水ハネを抑えることができます。
シャワー
水の出る範囲が広いシャワータイプの水栓が人気です。
ワンホールタイプは、「整流(泡沫)」と「シャワー」の切り替えができる水栓が、主流となっています。
水が当たる範囲を広げることと、節水を両立するためにシャワーの中心部が吐水しないタイプもありますが、水流の流れや独自の機能によって、中抜けがないような工夫がされている水栓もあります(KVKなど)
マイクロバブル
マイクロバブルとは、ファインバブルより小さく直径が100μm未満、1μm(=0.001mm)以上の泡のことを指しますが、マイクロバブルが出る水栓もあります。
汚れが落ちやすい効果や保湿効果の他に、節水効果が高いことも特長です。
販売されているキッチン水栓により節水効果は異なりますが、一般的な水栓に比べると節水効果があります。
エコレバー・ハンドル
レバーハンドルの水栓に搭載されていることが多い機能ですが、タイプが色々あります。
- 水とお湯の切り替えが手元の「カチッ」という感覚でわかる(給湯器をムダに動かさない)
- レバーの中央部で使うと、「水のみ」が吐水される(給湯器をムダに動かさない)
- 水量70%のところで手元の「カチッ」という感覚でわかる(節水効果が期待)
このようなエコを意識しやすい水栓が、各社エコ水栓として販売されています。
このような水栓がある理由としては、一般的な水栓では、なんとなく水とお湯が入り混じった状態で使ってる人が多いためです。
「何気なく水栓レバーを真ん中でいつも使っている」と、実は給湯器が作動しており、その分のエネルギーが使われています。
エコ水栓を使うことで、水道代・ガス代の節約につながることが期待できます。
KVK水栓では水量17%、給湯24%の削減が期待
例えばKVK製の「eレバー水栓」では、水とお湯の切り替えが手元のカチッという感触で分かり、レバー中央部は「水のみ」吐水するタイプの水栓です。
カチッという感触によって、従来水栓に比べて水の使用量が17%、給湯エネルギーが24%の削減が見込めます。
水使用量としても年間で約6,087Lの節約を見込んでおり、水道代・ガス代の節約に役立ちます。
水道代・ガス代は地域によって異なるため、一概に節約額は固定できませんが、年間でも数千円以上の効果は期待できます。
節湯水栓の見方
水栓メーカーのカタログなどに掲載されている、節湯水栓の記号の意味を紹介します。
(建築物エネルギー消費性能基準を記載)
節湯A1(手元止水)
水栓もしくはシャワーのヘッドで、一時止水する機構が付いているタイプに適用。
- キッチン用水栓:9%削減
節湯C1(水優先吐水)
一番使いやすいレバー位置、中央部で吐水すると水が吐水されるタイプに適用。
- キッチン用水栓:30%削減
節湯A1・節湯C1(手元止水+水優先吐水の組み合わせ)
- キッチン用水栓:36%削減
分岐水栓付き
分岐水栓とは、卓上型食洗機や卓上型浄水器を設置する場合、水栓から分岐して給水ホースをつなぐための水栓です。
卓上型食洗機などを設置される方で、キッチンに食洗機用などの取付口がない場合、この水栓がオススメです。
今設置されている水栓に分岐金具だけ設置するパターンもありますが、分岐金具自体が高額(市場価格:1万円程度~)なため、水栓が古かったりする場合は分岐水栓付きの水栓ごと交換してしまう、ということも良いでしょう。
キッチン水栓の形状
キッチン水栓の中でも、特に人気の高いワンホールタイプではスタイリッシュな形状もあります。
ストレート
最も一般的なワンホール水栓の形状で、手前側にスパウトがまっすぐに伸びているタイプです。
水栓レバーの位置は水栓の上が多く、スタンダードで使いやすく選べるラインナップも多いです。
グースネック
グースネックとは、グース(=ガチョウ)の首のように曲がってる形状の水栓です。
スタイリッシュな水栓が多く、特にフルフラットのキッチンには見栄えもよい水栓になっており、昨今ではシルバー以外のカラーもあります。(SANEIなど)
レバーの位置は水栓の下にあるものが、ほとんどです。
L字・U字
スタイリッシュな形状にこだわりたい方であれば、グースネックと同様にオススメの形状がL型です。
ストレートに比べて、シンクの空間が広く使えてデザイン性と、実用性を兼ね備えた水栓です。
そしてU字型とは、L型の先端が下に伸びている形状で、L型に比べて吐水位置が低く、水ハネを抑制できます。
なおレバーの位置は、水栓の根元がほとんどです。
フレキシブルスパウト
フレキシブルスパウトとは、バネを使って水栓ホースをグースネック形状にしている水栓です。
水栓自体も大きく、トーヨーキッチンなどのアイランドキッチンと合わせると、まるでプロ仕様のキッチンのごとく、スタイリッシュに目立つ水栓です。(SANEI・グローエなど)
ホースをバネで支えているため、ホースを動かしやすい水栓になっており、デザイン性だけなく実用性も兼ね備えています。
レバーの位置は水栓の根元がほとんどです。