2020年最新!窓の防犯対策。賃貸・戸建や窓の種類別の対策も

窓の防犯対策の必要性や防犯ガラス、フィルム、カメラ、ライト、センサー、補助錠、シャッター、面格子など各種防犯対策について、防犯効果やメリット・デメリットをポイントを絞って解説。導入コストや価格帯、おすすめの商品まで、知りたい情報を総まとめ!

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2020年最新!窓の防犯対策。賃貸・戸建や窓の種類別の対策も

目次

窓の防犯対策の必要性

ご家庭における「窓の防犯対策」は必要です。その根拠について、データを交えながら説明していきます。

未だ多くの侵入窃盗被害が発生中

警視庁が発表している「侵入窃盗データ」(※1)によれば、住宅を対象とした侵入犯罪は平成14年をピークに減りはじめ、平成30年には戦後最少を更新したということです。

ですが、なくなった訳ではありません。住宅への侵入犯罪は、まだ1日あたり約86.3件(年間31,505件)も発生している計算になります。これは決して「少ない」と言える数字ではありません。

※1:警視庁「データで見る侵入犯罪の脅威」

侵入犯罪の多くは「窓」から

同じく警視庁による「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」(※2)を見ると、住宅を対象とした侵入窃盗の侵入経路は【窓:56.8%】【出入口:43.2%】ということです。

玄関のドアなど分かりやすい場所ではなく「窓」が半数以上を占めていることが分かります。

※2:警視庁「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」

「5分」稼げれば諦める確率が高くなる

もうひとつ、警視庁が公開している情報の中に「財団法人 都市防犯研究センター」の資料があります。侵入にどれくらい手間取った場合、侵入を諦めるかというデータです。

それによれば【2分:17%】【2分を超えて5分以内:51%】、つまり窓に防犯対策をすることで「5分」を稼げれば、68%が犯行を諦めてくれる(可能性がある)というわけです。

以上のことから、ご家庭における窓の防犯対策は必要であり、急務と言えるでしょう。こちらの記事では、8種類の防犯対策についてメリット・デメリットを交えながら、ポイントを絞って分かりやすく解説していきます。

※3:警視庁「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」

窓の防犯対策で覚えておきたい用語と意味

この記事では、何度か専門的な用語が登場します。こちらにまとめましたので、覚えておきましょう。

侵入手口

こじ破り

ドライバーなどで、窓と窓枠のすき間を狙って破る手口です。大きな音が出ず、数十秒ほどで破られてしまうのが特徴です。

打ち破り

ハンマーやバールなどで叩き割るという、強力な侵入手口です。大きな音が出ますが、一瞬で破られてしまうでしょう。

焼き破り

バーナーなどで窓を熱して破る手口です。防犯対策されていない窓なら10〜30秒ほどで破られてしまいます。「パリッ」程度しか音が出ません。

CPマーク

経済産業省や警視庁、日本ウィンドウ・フィルム工業会などによる「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」において「5分の攻撃に耐える」など厳しい審査にクリアした商品にのみ、与えられるマークです。一定以上の防犯性能を備えていると判断してよいでしょう。

「防犯ガラス」による窓の防犯対策

防犯ガラスとは、2枚の窓ガラスの間に強じんな「中間膜」を挟み、加熱・圧着させたガラスのことです。

防犯ガラスの防犯効果:◎

たとえば、ガラスをハンマーなどで破られたと想定します。通常であればそのまま破片が飛び散り穴があいてしまいますよね。

ところが、強じんな中間膜が挟み込まれた防犯ガラスは破片が脱落せず、圧着したまま残ります。そのうえ中間膜は高い「耐貫通性」を備えているため、そう簡単に破られることはありません。

なお中間膜は「mil(ミル)」という単位で表されることが多くあります。「mm(ミリ)」に換算すると以下のとおりです。

  • 30mil=0.76mm
  • 60mil=1.52mm
  • 90mil=2.28mm

数字が大きいほど、高い耐衝撃性があると考えてよいでしょう。

防犯ガラスのメリット、デメリット

メリット

「5分」を耐え抜くなど、高い防犯効果が期待できる
こじ破り、打ち破り、焼き破りいずれの対策にもなる

デメリット

導入コストが高い(窓枠ごと交換しなければならないことも)
避難のため窓ガラスを割る必要がある場合、逃げ遅れる可能性がある

防犯ガラスは窓の防犯対策として非常にすぐれていますが、こうしたデメリットもあります。とくに、避難時に窓ガラスが割れないことで逃げ遅れるリスクがあるため、設置する窓をどこにするか慎重に検討することが大切です。

防犯ガラスの導入コスト、価格帯

  • 1枚あたり3〜5万円程度

メーカー、中間膜の厚さ、素材などで変わってきますが、おおよそこのあたりが相場です。取り付けにかかる諸費用や、古い窓ガラスの処分費用などは別で必要です。

防犯ガラスの商品例

セントラル硝子「バンガード」

2枚のガラスの間に「中間膜」と「ポリカーボネート板」を挟んで圧着させています。【こじ破り】【打ち破り】に高い防犯効果を発揮します。住宅はもちろんですが、店舗や事務所などの窓の防犯対策にも向いています。CPマーク適合商品です。

旭硝子「ラミセーフセキュリティーSG90」

窓ガラスが破損したときの飛散防止効果を持つ「ラミセーフ」に、防犯性能を持たせたモデルです。耐貫通性の高い「90mil(2.28mm)」の中間膜が使われている防犯ガラスです。【こじ破り】【打ち破り】に効果を発揮します。CPマーク適合商品です。

防犯ガラスについてもっと詳しく知りたい方は

「家庭の窓などの防犯ガラスの効果と強度!選び方や費用も徹底解説」では、防犯ガラスの構造や、防犯ガラスと勘違いしやすいガラス、選ぶときの着目点などを詳しく解説しています。各メーカーのおすすめ商品も多数紹介していますので、ぜひご覧ください。

「面格子」による窓の防犯対策

面格子とは、窓の外側に取り付ける「格子(こうし)」です。格子とは、木や金属を縦・横などに組んだものです。目隠しの要素もありますが、窓の防犯対策としても非常に効果的です。

面格子の防犯効果:◎

面格子が設置してある窓から侵入しようとした場合、まず面格子を取り外したり破壊したりする必要が出てきます。これだけで、冒頭でお伝えした「5分」を稼げる可能性が高くなります。

また、見た目的にもインパクトがあるため「防犯対策がなされている」という印象を与えることができます。

ただし、素材によっては簡単に曲げられたり破壊されたりするものもあります。窓の防犯が主な目的であれば木製ではなく金属製、さらに金属製の中でも「ステンレス」「鋳物(いもの)」「鉄」など、強度のある素材を選んだほうが安心でしょう。

面格子のメリット、デメリット

メリット

  • 侵入までの時間を稼げる可能性が高い
  • 犯人に心理的なプレッシャーを与えられる
  • 目隠しの要素もありプライバシーが守られる

デメリット

  • 窓が掃除しにくくなる(お手入れを怠るとサビが発生することも)
  • 物々しくなってしまうことがある
  • 簡単に取り外せないものは、窓からの避難時に逃げ遅れる可能性がある

防犯ガラスに入れ替えるよりも安価で、一定の防犯効果が期待できるなどコスパがいいのが面格子です。ですが、こうしたデメリットもあります。どの窓に設置するかなどは、よく検討したほうがよいでしょう。

面格子の導入コスト、価格帯

  • 2〜8万円程度(外壁に取り付けるタイプの場合)

メーカーや素材などによって変わりますが、おおよその相場はこの通りです。また、たとえばトイレの窓は2〜4万円、お風呂の窓は3〜5万円、腰あたりまでの高さの窓は8万円など、窓の大きさによって変わることもあります。面格子そのものの料金は、1つあたり8,000円〜10万円が相場になってくるでしょう。

面格子の商品例

LIXIL「高強度面格子」

高強度アルミを用いた面格子です。外壁に取り付けるもの、窓枠に取り付けるものなどが選べます。防犯の観点から、取り付けネジが見えないように工夫されています。CPマーク適合商品です。

YKK AP「高強度面格子 FLA / GLA」

高強度アルミが使われている面格子です。FLAは外壁取り付け、GLAは穴あけ不要の窓枠取り付けタイプです。いずれもワンウェイネジ(逆方向に回せず、特殊な工具でしか外せないネジ)を採用しています。

面格子についてもっと詳しく知りたい方は

「窓の面格子の防犯効果と欠点を解説!選び方やおすすめ商品も紹介」では、面格子についてさらに詳しくデメリットや特徴、強度の目安、選び方、費用などを解説しています。おすすめ商品も9選紹介していますので、ぜひご覧ください。

「シャッター」による窓の防犯対策

続いて、ガレージなどのようなシャッターを窓に取り付ける防犯対策について、その効果やメリット・デメリットなどを解説します。

シャッターの防犯効果:△

シャッターが降りていれば家の中が見えません。したがって、そもそも「狙おう」という気が起こらない可能性があります。万が一狙われたとしても、シャッターを破壊して窓を破って、という作業に5分以上手間取れば、犯行を諦めてくれる可能性があります。

しかしながら、シャッターが閉まっていることで「留守である」と思われるかもしれません。逆に狙われやすくなる可能性もあるなど、防犯対策として導入するにはやや難しいところがあります。

シャッターのメリット、デメリット

メリット

  • 閉まっていることで中が見えず、侵入の対象とならない可能性がある
  • 自動ロック機能付きなら、ある程度の防犯効果が期待できる
  • 遮光、防風、防火、防音といったさまざまな効果が期待できる

デメリット

  • 閉まっていることで、留守であると悟られてしまう可能性がある
  • 開閉時や強風時などの音が気になるときがある
  • 手動タイプは開閉が面倒、電動タイプは停電時に作動しない可能性がある

シャッターは、もちろん防犯対策に「向かない」というわけではありません。ですが、どちらかと言えば「遮光」「防風」「防音」といった効果のほうが大きいでしょう。窓の防犯対策でシャッターを検討しているとすれば、ほかの防犯対策との組み合わせをおすすめします。

シャッターの導入コスト、価格帯

  • 手動タイプで5〜16万円程度
  • 電動タイプで10〜30万円程度

シャッターには手動と電動があり、電動のほうが高い傾向にあります。取り付ける窓のサイズや施工の難易度などによって変わってきます。ブラインドタイプや横引きタイプ、室内タイプなど種類が豊富で、商品によって設置できる窓、できない窓などがあります。商品を選ぶ際は対応しているシャッターかどうか、よく調べておきましょう。

シャッターの商品例

三和シャッター「マドモア スクリーンS」

スタンダードなシャッターですが、必要な基本性能はほぼ備わっていますので、ある程度の防犯効果は期待できるでしょう。オプションで防火性能を持たせることもできます。手動と電動があり、初心者でも導入しやすいタイプです。

文化シヤッター「ヨコタテ」

横引きの雨戸をそのままに、縦型のシャッターを取り付けるというオリジナル工法を用いた商品です。モーターロック機能(ムリなこじ開けを防ぐ機能)が搭載されており、高い防犯効果が期待できます。スマホから、あるいはリモコンでも操作できます。

シャッターについてもっと詳しく知りたい方は

「窓シャッターの防犯効果は?デメリットや選び方、おすすめも紹介」では、シャッターの種類やメリット・デメリット、取り付け可能な窓、取り付け価格などをより詳しく解説しています。おすすめのシャッター12選も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

「防犯フィルム」による窓の防犯対策

既存の窓ガラスに、防犯機能を備えたフィルムを貼り付ける方法です。防犯ガラスよりも手軽かつ安価で、窓ガラスの防犯対策が初めてというご家庭にも取り入れやすい方法です。

防犯フィルムの防犯効果:◯

窓ガラスに貼ることで「割れにくくなる」あるいは、割られたとしても「破片が脱落しにくい」というメリットがあります。そうした特性から、とくに【こじ破り】【打ち破り】といった手口に対して防犯効果が期待できるでしょう。

防犯フィルムのメリット、デメリット

メリット

  • 侵入者の攻撃に対して一定以上の防犯効果が期待できる
  • UVカットなど二次的な機能を有する商品が多い
  • 防犯ガラスよりも安くDIYも可能など、コスパにすぐれている

デメリット

  • 防犯ガラスと比べると耐用年数が短い
  • 施工期間中(約1カ月)は十分な効果が期待できない
  • 安価な商品を選んだりサイズを誤ったりすると防犯対策にならないことがある

防犯フィルムは取り入れやすく一定の防犯対策になる反面、こうしたデメリットがあります。サイズが小さすぎると、貼られていない部分の窓ガラスが割られてしまうため注意が必要です。

また、いかにも「防犯フィルム」のように見せかけた「単なる目隠しフィルム」も販売されています。商品を選ぶ際は、きちんとメーカーや機能性を調べることが大切です。できればCPマーク適合商品がよいでしょう。

防犯フィルムの導入コスト、価格帯

  • 2〜5万円程度

上記は業者に依頼した場合の、窓ガラス1枚あたり(または1平米あたり)のフィルム+施工費用です。DIYならフィルム代程度で済みますが、確実に貼り付けるためにも最初は業者にお願いしたほうがよいでしょう。

なお、自治体によっては防犯フィルムの施工にあたって「補助金」「助成金」が出るところもあります。自治体のホームページを確認して、申請可能であればぜひ活用しましょう。

防犯フィルムの商品例

ノムラテック「透明ガラス専用防犯フィルム360 A3」

フロートガラス(通常の一枚板の透明ガラス)向けの防犯フィルムです。擦り傷に強く、水だけで簡単に貼れるのが特徴です。施工後、万が一ガラスが破られ窃盗被害に遭ったとき、一定の条件を満たすとお見舞金が支払われる保険付きです。

リンテックコマース「防犯フィルム395μ」

フロートガラスはもちろん、凹凸ガラスや網入りガラスなどにも施工できます。水で貼るタイプで保険は付いていません。ただし、CPマークに適合する商品で【こじ破り】【打ち破り】はもちろん【焼き破り】にも効果がある防犯フィルムです。

防犯フィルムについてもっと詳しく知りたい方は

「窓ガラス防犯フィルムおすすめ6選!貼り方や基礎知識も徹底解説」では、防犯フィルムの効果やメリット・デメリット、種類や選び方、DIYで貼り付ける方法などを詳しく解説しています。厳選した防犯フィルム6選も紹介していますので、窓の防犯対策にフィルムをお考えの方はぜひ、参考にしてください。

「補助錠」による窓の防犯対策

一般的な窓に取り付けられている半月状の鍵を「クレセント錠」と言いますが、それだけでは十分な防犯効果が期待できません。窓を破られれば、クレセント錠は簡単に開けられてしまうからです。補助錠を取り付けることで、より高い防犯効果が期待できます。

補助錠の防犯効果:◯

補助錠が正しく取り付けられていれば、犯人の68%が侵入を諦めるとされる「5分」を稼げる可能性が非常に高くなります。外から容易に取り外せない(手が届きにくい)窓枠の上部などに設置するものも多くあります。

これまで紹介してきた窓の防犯対策の中でも、もっとも安価かつ手軽に導入でき、一定以上の防犯効果が期待できる対策です。

補助錠のメリット、デメリット

メリット

  • 「5分」を稼げる可能性が高くなる
  • 安価で手軽など導入しやすい
  • 小さい子供や認知症の方などが開けてしまうのを防ぐ効果も期待できる

デメリット

  • 両面テープで貼り付けるタイプは強度に不安が残る
  • レールや窓枠に固定するタイプは、窓枠が変形してしまうことがある
  • 避難が必要なときに逃げ遅れてしまう可能性がある

補助錠にはこのようなメリット・デメリットがあります。とくに掃き出し窓(床まである大きな窓)の上部に取り付けた場合、子供だけでは補助錠を外せない可能性があるため、避難時に逃げ遅れるといったリスクも想定しておきましょう。取り付ける窓は、慎重に判断したほうがよさそうです。

補助錠の導入コスト、価格帯

  • 数百円〜2,000円程度(1個あたり)

補助錠の価格は商品によって差がありますが、たとえば安いものであれば200円台や500円台などで導入できます。高いものでも1,000円台と、窓の防犯対策を初めて取り入れるご家庭にはまさにうってつけのアイテムと言えるでしょう。

補助錠の商品例

ノムラテック「Wサッシロック」

ワンタッチで施錠・解錠できる、粘着テープでサッシ枠に貼るタイプの補助錠です。2つセットになっており、横に並べて貼り付ければ1つ目のロックで防犯、2つ目のロックで換気ができます。網戸にも取り付けられます。コスパ重視の方におすすめです。

DAN「サッシ窓用 補助錠 マドガード」

窓のサッシ枠に貼るタイプの補助錠です。施錠や解錠には、専用のキーではなく3桁のダイヤル式暗証番号を使用します。ロックはレールとセットになったスライド式で、換気をしたいときなども、レールの範囲であれば任意の位置に固定できます。

補助錠についてもっと詳しく知りたい方は

「窓の補助錠の選び方とおすすめ12選!デメリットまでしっかり解説」では、窓の補助錠おすすめ12選を紹介するとともに、補助錠の効果やメリット・デメリット、選び方、設置にあたっての注意点などを詳しく解説しています。補助錠を検討している方はぜひご覧ください。

「開閉センサー」による窓の防犯対策

窓やドアなどの開閉・振動などを感知すると、大音量のアラームを発して侵入者を威嚇したり、周囲へ知らせたりしてくれるアイテムが開閉センサーです。中にはスマホなどに通知をくれる商品もあり、留守中の不安を軽減してくれます。

開閉センサーの防犯効果:◯

侵入者は「音」「光」を嫌います。商品ごとにやや異なるものの、一般的に開閉センサーは大音量のアラームが特徴ですから、撃退できる可能性が高くなります。周囲の人に異常を知らせる効果も期待でき、また帰宅した際「不意の鉢合わせ」を回避するという意味でも非常に効果的です。

開閉センサーのメリット、デメリット

メリット

  • 数千円程度で、自分でも取り付けられるため導入しやすい
  • 大音量で犯人を威嚇・撃退してくれる
  • ネットワークに接続できるものなら外出中も安心感がある

デメリット

  • 開閉センサー自体を破壊されてしまうと効果が期待できないことがある
  • 親機に電波を飛ばすものは導入コストがかかる
  • ネットワークに接続するものは、通信環境によって効果が期待できないことがある

開閉センサーは、コスパがよく導入しやすいアイテムのひとつです。センサー自体がアラームを発するもの、センサーが電波を飛ばして親機がアラームを発するものなどがあり、後者は導入コストが高くなる傾向にあります。電波を飛ばすもの、ネットワークに接続するものなどは、通信環境を整えておくことがポイントです。

開閉センサーの導入コスト、価格帯

  • 数百円〜1万円程度

開閉センサーは商品によって1,000円以内で購入できるもの、1万円程度するものがあります。それぞれ、音量や駆動方式(電池なら寿命も)、ネットワーク接続の可否など特徴があるため、じっくり選ぶことが大切です。

【打ち破り】【こじ破り】などの衝撃に反応する「衝撃感知型」、窓やドアの開閉に反応する「開放感地型」、その両方を備えたタイプなどがあります。

開閉センサーの商品例

パナソニック「KX-HJS100-W」

開閉センサーを初めて導入する、どれを購入するか迷っている、という方にぜひおすすめしたいのがこちらです。専用のホームハブが必要ですが、人感センサーやネットワークカメラなどとも連携可能なうえ、スマホ通知など機能が充実しており、防犯対策として高い効果を発揮してくれるでしょう。

ELPA「薄型ウインドウアラーム」

衝撃感知、開放感知どちらも備えた開閉センサーです。1,000円台で導入できる手軽さに加えて、【打ち破り】などによる割れ・衝撃をピンポイントで感知してくれることから、誤作動が少ないとされています。外から見える警告ステッカーが付いてきます。

開閉センサーについてもっと詳しく知りたい方は

「家庭の防犯に最適!窓・ドア開閉センサーの選び方とおすすめ7選」では、より詳しく開閉センサーの特徴や種類、メリット・デメリットなどを解説しています。イチオシの開閉センサーから1,000円以下の開閉センサーまで、特徴を交えながら紹介しています。ぜひ参考にしてください。

「防犯ライト」による窓の防犯対策

人の動き、熱などを感知すると、パッと明るい光を発して周囲を照らしてくれるのが防犯ライトです。窓だけでなくドアや門などあらゆる場所に取り付けできる防犯アイテムです。

防犯ライトの防犯効果:◯

たとえ侵入者でなくとも、突然明るい光で照らされると驚いてしまうものですよね。防犯ライトには、犯人を威嚇し撃退する高い効果が期待できます。周囲の人に「そこに誰かがいる」という状況を知らせる効果も期待できます。ただし、昼間は効果が期待できないかもしれません。

防犯ライトのメリット、デメリット

メリット

  • 夜間であればとくに、高い撃退効果が期待できる
  • 窓だけでなくさまざまな場所に取り付けできる
  • コンセントや乾電池、ソーラーなど種類が豊富で選びやすい

デメリット

  • 侵入経路に設置しなければ意味がない
  • 昼間は高い効果を発揮できない
  • 誤作動のリスクや、近所迷惑になるリスクもある

防犯ライトには、こうしたメリット・デメリットがあります。存在感がありますので、犯人に場所を覚えられてしまい、別のルートで侵入されてしまうリスクがあることも覚えておきましょう。犯人は「まさかここから?」という場所から侵入することも少なくありません。

防犯ライトの導入コスト、価格帯

  • 1,000円〜1万円程度

防犯ライトは商品によって価格帯が異なります。アラームを発してくれるものや、カメラ&録画機能まで付いているものもあります。また、商品価格だけでなく導入後のランニングコスト(電気代、乾電池代など)が必要になるものもありますので、駆動方式は忘れずに確認しておきましょう。

防犯ライトの商品例

MEIKEE「センサーライト」

コスパにすぐれた防犯ライトです。初めての方、防犯ライトがどういったものか試したい方にもおすすめです。夜間のみ、24時間などモードを選べるほか、高い防水性や防塵性も備えています。電球はLEDで2年保証付き、コンセントで駆動するタイプです。

パナソニック「LEDセンサーライト」

乾電池式の防犯ライトです。工事不要で、かつコンセントがない場所にでも手軽に設置できるのが大きな魅力です。パナソニックが提供している「スマ@ホーム システム」を利用すれば、スマホ通知や録画といったさまざまな機能が使えるなど、高い防犯効果が期待できます。

防犯ライトについてもっと詳しく知りたい方は

「防犯ライトの選び方徹底解説!失敗例やトラブル、おすすめ23選も」では、防犯ライトの種類やおすすめの設置場所、よくあるトラブルに選ぶ際の9つのポイントなどを詳しく解説しています。おすすめ商品も23選紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

「防犯カメラ」による窓の防犯対策

店舗や事務所、オフィスビルなどに多かった防犯カメラですが、今では個人で設置するご家庭が増えてきました。改めて、その防犯効果などを見ていきましょう。

防犯カメラの防犯効果:◎

犯人の姿をまるまる捉えることができますので、設置してあるだけで非常に高い防犯効果が期待できます。広角に録画できるもの、赤外線で夜間でもクリアに撮影できるものなどもあり、性能が向上しています。

防犯カメラのメリット、デメリット

メリット

  • 侵入者に対する高い威嚇・撃退効果が望める
  • ダミーなら安価で手に入るうえ、一定以上の防犯効果が期待できる
  • 双方向通話が可能など品質が大きく向上している

デメリット

  • 侵入経路に設置しなければ意味をなさないことがある
  • ダミーと分かってしまうと効果が期待できない
  • 電池切れ、容量オーバー、停電などで正常に稼働しないことがある

防犯カメラはメリットが多い反面、こうしたデメリットもあります。もっとも大切なのは、犯人の侵入経路に設置することです。避けられてしまえば意味がありません。分かりやすい場所にダミーを、分かりにくい場所に本物を設置するといった方法もおすすめです。

防犯カメラの導入コスト、価格帯

  • 1,500円〜2万円程度(1台あたり)

防犯カメラはピンキリで、ダミーであれば1,000円台から導入できます。電池交換やお手入れなどが不要なので、コスパとしては最高ですね。一方、高いものではカメラ4台+録画機のセットで3万円以上といったものもあります。コンセントにつなぐもの、無線で動くものなど種類が豊富なので、じっくり選んでいきましょう。

防犯カメラの商品例

Ctronics 防犯カメラ

1万円以下ですが、動体検知センサー、自動録画、双方向通話など多機能な防犯カメラです。初めての方でも導入しやすいでしょう。2年保証付きで、スマホにアプリをインストールすれば遠隔操作もできるようになります。

Jennov ドーム型ネットワークカメラ

広範囲を撮影できる、半円形の防犯カメラです。双方向通話、遠隔監視、動体検知センサー、自動録画など機能も充実しています。センサーが感知すると自動で写真を撮影し、スマホに送信するといった機能も備えています。

防犯カメラについてもっと詳しく知りたい方は

「2020年最新!失敗しない家庭用防犯カメラの選び方とおすすめ10選」では、防犯カメラを選ぶ際に覚えておきたいポイントを解説しています。よくある疑問にお答えしたり、おすすめの防犯カメラを10選紹介したりしています。防犯カメラを導入予定の方はぜひチェックしてください。

窓の種類別!おすすめの防犯対策

最後に、窓の設置場所や窓の種類別に、適した防犯対策を紹介します。ご家庭の窓に防犯対策を取り入れる際の参考にしてください。

リビング

  • 防犯ガラス
  • 面格子
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

リビングには、床まである大きな「掃き出し窓」が設置してあることが多いですよね。掃き出し窓であれば、今回紹介したすべての防犯対策が施せるケースがほとんどです。予算やご家庭の環境(庭があれば防犯カメラ、道路に面していればシャッターなど)から選んでいきましょう。

キッチン

  • 面格子
  • 開閉センサー

キッチンにはいわゆる「小窓」が設置されていることが多くあります。小窓とは言え、頭と片方の肩が入れば侵入できてしまいますので、油断は禁物です。こうした窓には、面格子や開閉センサーがピッタリです。

お風呂

  • 面格子
  • 開閉センサー

同じくお風呂にも、換気用に「小窓」が設置されていることが多いです。外に開くタイプの場合、面格子は室内に取り付けるタイプがおすすめです。

トイレ

  • 面格子
  • 開閉センサー

トイレにも、換気用の「小窓」があるケースが多いでしょう。同じように面格子や開閉センサーがおすすめです。

寝室

  • 防犯ガラス
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー

寝室には、床まである大きな「掃き出し窓」もしくは腰あたりまでの高さの「腰窓(腰高窓)」が設置されていることが多いです。掃き出し窓や腰窓には、こうした防犯対策がおすすめです。

2階

  • 防犯ガラス
  • 面格子
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯カメラ

2階の窓には、ベランダなどに通じる「掃き出し窓」もしくは廊下にある「腰高窓」「小窓」などがあります。掃き出し窓は防犯ガラスやフィルム、誰もいないときに有効な開閉センサーやシャッターなどがおすすめです。腰高窓は補助錠、小窓は面格子などがよいでしょう。

1階

  • 防犯ガラス
  • 面格子
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

1階の「掃き出し窓」には防犯ガラスやフィルム、補助錠、開閉センサー、シャッターなどがおすすめです。「腰高窓」や「小窓」であれば面格子、補助錠、開閉センサーなどを検討しましょう。

マンション 通路側

  • 防犯ガラス
  • 面格子
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー

マンションの通路側は共用部分に当たることが多く、窓よりも外側にはみ出る面格子やシャッターなどを設置できないこともあるため、事前に確認しておきましょう。その際は、防犯ガラス、フィルム、補助錠、開閉センサーなどによる防犯対策がおすすめです。

マンション ベランダ側

  • 防犯ガラス
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

一方、ベランダ側でしたら専有部分のこともあります。防犯ガラスやフィルム、補助錠、開閉センサーなどがよいでしょう。面格子やシャッターという手もありますが、施工できるかどうかは事前に確認しておくことをおすすめします。

賃貸物件

  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

賃貸物件の場合、退去時に原状回復できるもので防犯対策を行いましょう。ただし、最初に大家さんまたは管理会社に連絡をしてください。無断で取り付けるとトラブルのもとになる可能性があります。

掃き出し窓

  • 防犯ガラス
  • シャッター
  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

「掃き出し窓」は大きな窓ですから、面格子といった存在感のある防犯対策は向いていません。「防犯ガラス+開閉センサー」「フィルム+補助錠」などの組み合わせがおすすめです。

外開き窓

  • フィルム
  • 補助錠
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

外側に開く「外開き窓」には、面格子やシャッターなどは不向きです。取り付けできるものもありますが、日常生活における利便性などを考慮すると、フィルムや補助錠、開閉センサーなどが適しているでしょう。

ルーバー窓

  • 面格子
  • シャッター
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

小さな「羽」のような窓ガラスが横または縦に数枚ずつ付いており、レバーを回すなどして開閉するのがルーバー窓です。窓ガラス自体を替えたりフィルムを貼ったりするのが難しいため、面格子、シャッター、開閉センサーなどを検討しましょう。

横滑り窓

  • 防犯ガラス
  • フィルム
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

窓の下側が外へ向かって開く窓が「横滑り窓」です。外に開くため、面格子やシャッターなどは取り付けにくいでしょう。開閉センサーや防犯カメラなどを組み合わせた防犯対策がおすすめです。

縦滑り窓

  • 防犯ガラス
  • フィルム
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

「横滑り窓」と違い、窓の左右どちらかが外へ向かって開く窓を「縦滑り窓」と言います。同じように開閉センサーと防犯カメラなどの組み合わせがおすすめです。防犯ガラスやフィルムもOKですが、外に開かれてしまえば意味がないため注意が必要です。

内倒し窓

  • 防犯ガラス
  • シャッター
  • フィルム
  • 開閉センサー
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

窓の下部が軸となり、上部が室内側に倒れ込むように開くのが「内倒し窓」です。基本的には開閉センサーと防犯カメラなどの組み合わせがよいでしょう。防犯ガラスやフィルムは、内側に窓を開けられてしまえば効果がありません。シャッターにする際は、自動ロック機能などが付いているものがおすすめです。

fix窓

  • 防犯ガラス
  • フィルム
  • 防犯ライト
  • 防犯カメラ

開閉できないように固定(fix)された窓を「fix窓」と呼んでいます。鍵を開けられてしまうことはありませんので、ガラス自体を強化する防犯ガラス、あるいはフィルムなどが最適です。

窓の防犯対策は「組み合わせ」がおすすめ!

窓の防犯対策について、ポイントを絞ってお伝えしてきました。個々に防犯効果があるものも多いですが、防犯対策を万全にするなら「フィルム+補助錠」「防犯ガラス+開閉センサー」など、異なる機能を持ったアイテムを組み合わせることをおすすめします。

それぞれにメリット・デメリットがあり、導入コストや注意点なども変わってきます。まずは防犯対策を行いたい窓を決め、そこに適したアイテムを選びましょう。