玄関ドアの不正解錠対策!交換におすすめの防犯鍵6選

玄関の鍵を不正解錠する手口や、防犯性が低い危険な鍵を解説!防犯対策に適した鍵の種類を「おすすめ度順」に紹介するとともに、MIWAやGOAL、KABAなどリーズナブルで防犯性の高い鍵を手がけるメーカーを中心に、交換におすすめの防犯鍵を6選紹介

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玄関ドアの不正解錠対策!交換におすすめの防犯鍵6選

目次

玄関の鍵、不正解錠の手口はなんと9パターン以上

驚かれる方が多いかもしれませんが、玄関の鍵を不正解錠する方法はよく知られているものだけでも9パターンあります。細かくいえばそれ以上、不正解錠の手口は存在します。これだけでも、玄関の鍵の防犯対策がいかに重要かお分かりいただけるのではないでしょうか?まずはその手口について解説します。

ピッキング

細長い形状の工具を鍵穴に差し込んで解錠してしまう手口です。音を立てずに解錠できるうえ、傷などの痕跡が残らないため気づかれにくい手口でもあります。早ければ1分ほどで解錠されてしまうため、近所の方や通行人などに発見される可能性も低いのが特徴です。

サムターン回し

ドアの内側に付いている、鍵を施錠・解錠するためのツマミがサムターンです。玄関ドアの外側から工具を差し込み、サムターンに当てて(はめて)解錠してしまう手口をサムターン回しと呼んでいます。ピッキング同様痕跡が残りにくく、気づかれにくい手口です。

カム送り(バイパス解錠)

鍵を差し込む穴を「シリンダー」、シリンダーに鍵を差し込んで回すことで動く平たい金具を「カム」といいます。カム送りとは、シリンダーと玄関ドアのほんのわずかな隙間に特殊な工具を差し込み、カムを直接回してしまう手口のことをいいます。

バンピング

「バンプキー」と呼ばれる特殊な鍵をシリンダーに差し込み、ハンマーなどでそのバンプキーを叩くことで解錠してしまうという手口です。ピッキングよりも簡単にできてしまうにも関わらず痕跡が残りにくいという、特に注意が必要な手口でもあります。

メルティング

メルティングとは金属を溶解させる手口です。シリンダーから、金属を腐食させる液体を流し込むことで内部で部品が溶解し、少しの衝撃でも解錠できるようになってしまいます。薬品が入手しにくく、また臭いがするため頻繁に用いられる手口ではありません。

ドリリング

やや強引な手口ですが、ドリルを使ってシリンダーを破壊してしまうという方法です。確実な解錠方法ですが、大きな音が出るうえ工具も目立つため、集合住宅などではほとんど使われることのない手口といえるでしょう。

シリンダーもぎ取り(ノブもぎ取り)

こちらも強引な手口で、ドアとドアノブの間にバールなどを挟み込み、シリンダーやドアノブごと力づくでもぎ取ってしまうという方法です。やはり音が目立つことと、そう簡単に破壊できるシリンダーやノブが減っていることから減っている手口でもあります。

こじ破り

ドアとドア枠の隙間にバールなどを差し込んで、テコの原理でドアを開ける手口がこじ破りです。窓を破る際にも使われる手法です。一般的な厚みのある玄関ドアであればそう簡単に破られることはありませんが、薄いドアはこじ破りで開いてしまうことがあります。

インプレッション

「ブランクキー」と呼ばれる溝のない平らな鍵をシリンダーに差し込み、そこについた傷をもとに溝を削り、いわゆる合鍵を作ってしまう手口です。職人並みの熟練した技が必要なため誰もができる手口ではありません。

こんな鍵は要注意!防犯性の低い鍵

ひと口に鍵といっても、その種類や形状、防犯性などはさまざまです。中でも特に「防犯性が低い」とされている鍵について解説します。ご家庭の鍵が当てはまるかどうか、チェックしていきましょう。

ディスクシリンダーやピンシリンダー

両面に溝がある鍵用の「ディスクシリンダー」、ピン(※1)が1列に並んでいる「ピンシリンダー」は、ピッキングが主流になる前に広く使われていたシリンダーです。特に古くから使われているディスクシリンダーやピンシリンダーになるほど、構造自体が単純なためピッキングの的になりやすいとされています。複製を簡単に作れる手軽さもありますが、それがかえって防犯性の低さを招いている要因でもあります。

※1:ピンとはシリンダーの内部にあるもので、鍵を差していないときにシリンダーが回るのを防ぐピン状の「障害物」のようなものです。たとえばピンシリンダーは、鍵穴の奥行きが3cmだった場合、その内部(タンブラーといいます)にピンが0.5mm間隔で6本1列に並んでいる、といったイメージです。

経年劣化しているシリンダー

ご自身で鍵を施錠・解錠する際に引っ掛かるような感じがしたり、なかなか差し込めなかったりしたらシリンダーが劣化している可能性があります。金属部品がもろくなっていれば、少しの衝撃で破壊されるおそれがあります。

サムターン回し対策が講じられていない鍵

シリンダーだけではありません。意外と無防備なことが多いのがサムターンです。対策が施されていないサムターンは、ドアとドア枠の隙間から工具を差し込めば回せてしまうため注意しましょう。サムターンにカバーを付ける、あるいはサムターンにも鍵を付けるなどの対策が必要です。

補助錠のないワンドア・ワンロックタイプ

鍵の「種類」とは異なりますが、防犯性が低い構造という意味で知っておいたほうがよいでしょう。ワンドア・ワンロックとは文字通り1つのドアに対して鍵が1つしかないという意味です。警視庁のデータ(※2)によれば、侵入犯罪の被害に遭うかどうかは5分が分かれ目とのことです。

侵入者は5分手間取ると68.5%、10分手間取ると91.4%が侵入を諦めるというデータが出ています。ワンドア・ツーロックにすることで5分や10分など時間が稼げれば、侵入を防げる可能性が大幅に向上します。

※2:警視庁 住まいる防犯110番「侵入犯罪の脅威」

玄関ドアの鍵の種類と防犯性を【おすすめ度】順に解説

玄関ドアの鍵といってもさまざまな種類があります。防犯性が高いものに交換したいと思ったとき、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。代表的な玄関ドアの鍵の種類と防犯性を、おすすめ度順に解説します(★3つが満点です)。

ディンプルシリンダー錠:おすすめ度★★★

ピンシリンダーは防犯性が低い鍵として紹介しましたが、そのピンシリンダーを複雑化し、防犯性を高めたのがディンプルシリンダー錠です。ピンシリンダーのピンが1列なのに対し、ディンプルシリンダーはピンが複数の方向にあり、その配列も複雑になっています。鍵の表面に細かい凹凸がいくつもあるのが特徴で、メーカーごとに独自開発されているため合鍵を作るのが難しく、ピッキングによる不正解錠に強い鍵の代表です。手軽に導入できるのもおすすめ度が高い理由です。

マグネットシリンダー錠:おすすめ度★★★

タンブラー(※3)と鍵の表面に磁石が埋め込まれているタイプの鍵を、マグネットシリンダー錠といいます。鍵を差し込むことで反発が生じ、回転して解錠できるという仕組みです。ピッキングによる不正解錠はほぼ不可能とされている、防犯性の高い鍵です。

※3:鍵穴の内部にあり、鍵を差していないときに勝手に回らないようにするための部品です。ピンが付いているのもこのタンブラーです。

ロータリーシリンダー錠:おすすめ度★★★

円盤状のタンブラーを用いるディスクシリンダーの、筒の内外を仕切る「ロッキングバー」と呼ばれるパーツがあるのですが、そのバーとタンブラーを一体化ではなく別にすることで高い防犯性を実現したのが、ロータリーシリンダー錠です。ロータリーディスクシリンダー錠と呼ぶこともあります。複雑な構造でピッキングされにくいうえ、安価で導入しやすいのが特徴です。

キーレス錠:おすすめ度:★★

磁気またはICカードなどで解錠する「カードキー」、テンキーなどで暗証番号を入力する「暗証番号キー」、指紋や顔などで認証する「生体認証キー」といったように、物理的な鍵を使わないキーレス錠も増えています。オフィスなどで使われていることからもお分かりのように、これらはいずれも防犯性が高いのが特徴です。

★2つなのは、まだまだ一般家庭に広く普及していないためです。交換するとなると大がかりな工事になることもあり、すぐにというのは難しいかもしれません。ただし防犯性が高いのは事実ですので、将来的には一般家庭の玄関ドアにも普通に使われるようになると考えられています。

ディスクシリンダー錠&ピンシリンダー錠:おすすめ度★

お伝えしているように、円盤状のタンブラーを使ったディスクシリンダーは鍵の両面に溝がある昔からよく使われている鍵です。またピンシリンダーも、ディンプルシリンダーが誕生する前に主流だったタイプで、ピンが1列に並んでいるためピッキングなどの不正解錠に遭いやすい鍵です。これらの鍵に交換してはいけない、ということではありませんが防犯性の観点からはあまりおすすめできません。ワンドア・ツーロックやサムターン回し対策、補助錠の取り付けなどプラスアルファの対策が必要になります。

迷ったらCPマークから選ぶ手もある

経済産業省・国土交通省・警視庁ほか民間団体で構成されている「官民合同会議」の試験により、住宅などの侵入に5分以上耐えられるという評価を受けた建物部品に与えられるのがCPマークです。CPマークがある時点で、高い防犯性能を備えた鍵であると判断できます。どの鍵を選べばよいか迷ったら、CPマークありきで探してみるのもおすすめです。

主要鍵メーカーと防犯性の高い製品6選

防犯性の高い玄関ドアの鍵を開発しているメーカーと、CPマーク認定を受けている製品を中心に各メーカーの代表的な鍵を紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。なお本項目で紹介する製品はすべて鍵(キー)のほかにシリンダーも含む「錠」です。

美和ロック(MIWA)

国内トップシェアを誇る鍵メーカーです。リーズナブルながら高い防犯性能を誇るPRシリンダー、U9シリンダーなどが代表です。

PRシリンダー(CPマーク認定)

すべてのピンが同時に揃わないと回転しないというロッキングバーに加えて、複雑な形状のタンブラーを採用している玄関ドアの鍵です。ドリリングを防ぐ高硬度部品を内部に多数用いています。CPマーク認定基準(5分)を超える10分以上の高い耐ピッキング性能を誇ります。

U9シリンダー(CPマーク認定)

上述のロータリーシリンダー錠がこちらです。9列9枚かつ4段変化のタンブラーを採用するなど複雑化されており、高い防犯効果が期待できます。PRシリンダーシリンダーと同じく10分以上の耐ピッキング性能を誇ります。

ユーシン・ショウワ(SHOWA)

ホテルのロックや防犯性の高い建物部品といった錠前の開発・製造販売を手がけるメーカーです。WXシリンダーや、後付けのリモコン電気錠リ・ボーンⅡなどがあります。

WXシリンダー(CPマーク認定)

「サイドバー」と呼ばれる自転車の鍵用に開発された構造方式を用いることで、ピッキングの原理を使えない鍵となっています。鍵の側面に凹凸がなく滑らかに抜き差しできる点や、高い耐久性も特徴です。2800億通りもの鍵違いが存在します(理論値)。

ゴール(GOAL)

美和ロックに次ぐシェアを占めている国内メーカーです。ピッキングやドリリングに強いとされるV-18や、6本および7本ピンのシリンダーなどがあります。

V-18(CPマーク認定)

こちらはディンプルシリンダー錠で、ピン数は3列18本、120億通りの鍵違いが存在する鍵です。耐ピッキング性能は美和ロックの各製品と同様に10分以上あり、焼入鋼製のセクションピンとドリリング防止板を採用するなど、ドリルによる攻撃に強いのも特徴です。

カバ(KABA)

スイス生まれのメーカーで、史上初めてリバーシブルディンプルキーを開発したメーカーです。銀行や美術館など高い防犯性能が求められる場所でも使われています。

Kaba star neo(CPマーク認定)

ディンプルシリンダー錠です。鍵の不正コピーを防ぐため所有者情報を登録し、合鍵の作製はメーカー注文のみにしているという徹底ぶりです。ピン数は5列最大26本、鍵違いは理論値で2兆2000億通りも存在します。その分さまざまな鍵を作製できることから、防犯性能も高いと言えるでしょう。耐ピッキング性能および耐鍵穴壊し性能、いずれも10分以上を誇ります。

アルファ(ALPHA)

自動車製品や住宅および産業用のロック、ロッカーなどを開発・製造販売しているメーカーです。FBロックという、高性能のディンプルシリンダー錠が代表です。

FBロック(CPマーク認定→認定期間終了)

ディンプルシリンダー錠です。ピンを複雑な配列にすることで耐ピッキング性能を高めているのがFBロックです。衝撃による破壊にも強く、カバ同様に合鍵を容易に作成できないシステムになっています。鍵違いは1300億通りあります。

なおCPマークには認定期間があり、FBロックは2020年7月26日のリサーチ時点では期間終了となっていました。製品に欠陥や不具合があるという意味ではありませんが、CPマークであることを前提に選ぶのであれば、念のため頭に入れておきましょう。

CPマーク認定のメーカーや製品、期限内かどうかを調べるには官民合同会議の目録検索システム(※4)が便利です。

※4:「防犯性能の高い建物部品」目録検索システム

「引き戸」でも防犯性の高い鍵に交換できる

横にスライドさせて開閉する引き戸は、一般的な開き戸と違いガラス部分なども多く、防犯面が心配になりますよね。「ガラス破り」「こじ開け」などの手口で侵入されてしまう可能性があり、また左右のドアにどうしても隙間ができやすいことから「サムターン回し」「カム送り」といった手口にも遭いやすいドアです。

ディンプルシリンダー錠がおすすめ

玄関ドアが引き戸であっても、一般的な開き戸と同じように鍵を交換できます。中でも、ピッキング被害に遭いにくく各メーカーからさまざまな鍵が発売になっている、ディンプルシリンダー錠がおすすめです。ゴール「V-18」、カバ「Kaba neo star」、アルファ「FBロック」などはすべてディンプルシリンダー錠です。

サムターン回し対策も忘れずに

同じように、サムターン回し対策も重要です。サムターンにカバーを取り付けたり、着脱式のサムターンに交換したりなど、サムターン回し対策を講じましょう。ドアセンサーやアラームを取り付けるのもおすすめです。

合鍵は作れる?

従来のディスクシリンダーやピンシリンダーのように、誰でも簡単に合鍵が作れてしまうとなると防犯面で心配ですよね。続いては、玄関ドアの鍵を防犯性が高いものに交換した場合の合鍵についても知っておきましょう。

基本的には作れるが所有者情報の登録が必要なものも

玄関ドアの鍵を交換した場合でも、基本的には合鍵を作れます。ただしディスクシリンダーやピンシリンダーと比べて数千円以上、作製費用が高くなるケースがほとんどです。ディンプルシリンダー錠だった場合、5,000円程度が相場になるでしょう。

またカバ「Kaba star neo」のところでもお伝えしたように、鍵の所有者情報を登録しなければならないものもあります。こうしたメーカーは、街なかの鍵屋さんなどで合鍵を作ることが難しく、メーカー注文になることが多いです。安易に合鍵を作製できない点では防犯面で安心感がありますが、発注から完成まで時間を要するなど手間がかかるのは欠点です。

とはいえ、ご家庭の合鍵であればそこまで何本も必要になることは考えにくいでしょう。合鍵がどの程度必要かを想定し、最初に作製する時点で頼んでおくとスムーズです。

鍵は自分で交換できる?

次に、玄関ドアの鍵は自分で交換できるのかどうかという疑問について見ていきましょう。業者に依頼するよりもコストを抑えられますので、可能ならDIYしたいと思う方も多いでしょう。

自分で交換できる鍵もあるがやはり業者がおすすめ

結論をいえば業者に依頼することをおすすめします。もちろん、今お使いの玄関ドアの鍵と同じタイプであれば自分でも交換できますが、取り付けてある鍵を外し、メーカーや型番、サイズを測るなどして、適合する製品をきちんと確認してから新しい鍵(シリンダー)を購入する必要があります。

なお同じメーカーであっても、規格によりドアに合わないものもあります。無理に取り付けようとすると破損するおそれもあるため、失敗を防ぐ意味でも業者にお願いしたほうが無難です。

キーレス錠や電子錠・電気錠への交換は業者一択

これらの鍵は専門的な知識がないと交換できません。一般的な鍵から電気錠などへ交換するには、電気工事士の資格が必要になることもあります。無資格では行えない工事になるため、上記の鍵に交換する際は必ず業者にお願いしましょう。

業者依頼時の取り替え価格は?

玄関ドアの鍵交換を業者に依頼した場合、いくらくらいになるのでしょうか?取り付ける鍵の種類によって変わってきますが、おおよその目安を知っておくとよいでしょう。

鍵交換費用の内訳

作業工賃

出張料

製品代

その他付帯工事費用

鍵を取り付けるドアの状態などにもよりますが、一般的に鍵交換費用には上記のようなものが含まれています。ただし業者によっては製品代が別になっているところもあるため、事前に確認しておきましょう。また、付帯工事とはたとえば電気工事であったり、ドアそのものの取り替えであったり、シリンダータイプからレバーハンドルタイプへの交換であったりなど、鍵交換以外に必要になる工事のことです。

シリンダータイプの鍵交換費用は10,000円〜

もっとも一般的な玄関ドアの鍵が、シリンダータイプです。今回紹介してきた鍵もこのタイプで、おおよそ10,000〜30,000円程度が目安になります。美和ロックの「U9シリンダー」などは、出張費や作業工賃込みで16,000円〜(もっとも高いグレードのもの)が目安になります。

なお同じシリンダータイプの鍵でも、ノーマルキーなら10,000〜15,000円、ディンプルシリンダー錠なら15,000〜30,000円といったように鍵の種類によって価格が変わってきます。予算が決まっている場合、まずは見積もりを取り寄せてみるとよいでしょう。

引き戸タイプの鍵交換費用は15,000円〜

引き戸タイプも、同じように鍵の種類やドアの構造などによって変わってきます。ノーマルキーで15,000〜20,000円、ディンプルシリンダー錠で15,000〜25,000円程度を目安にするとよいでしょう。

同じく美和ロックの「PRシリンダー」を例に挙げると、もっともグレードの高いもので出張費・作業工賃込みで18,000円〜となっています。

その他のタイプの鍵交換費用

アンティークなど装飾が施されている鍵だった場合、交換費用は12,000〜54,000円など幅広くなります。またカードキーなどに交換した場合、電池式で20,000〜100,000円、電気式のものでは200,000円オーバーもあります。

そのほか、ハンドルを押したり引いたりして開閉するプッシュプルタイプは18,000〜38,000円程度、横向きのレバーを上下させて開閉するレバーハンドルタイプは10,000〜25,000円程度が相場となります。

いずれも目安ですので、まずはとにかく見積もりを取り寄せましょう。

賃貸では鍵の交換に注意

賃貸物件は、入居時に鍵交換をするのが通例ですよね。ですが、入居中に防犯面に不安を感じるなどした場合、交換したいと思うことがあるかもしれません。その際の注意点をまとめましたので、参考にしてください。

賃貸契約書を確認する

賃貸物件における鍵の管理は、基本的に大家さんまたは管理会社が行っています。賃貸契約書に、鍵交換に関するルールが記載されていないか確認しておきましょう。重要事項説明書や、特記事項などの欄も忘れずに確認しましょう。

大家さんまたは管理会社に確認を取る

特に記載がなければ、大家さんまたは管理会社に連絡をし「玄関ドアの鍵を交換したいが可能かどうか?」を確認しましょう。防犯に関することなのでNGという可能性は低いかもしれませんが、鍵は大家さんが選ぶなど、細かいルールが生じるかもしれません。不要なトラブルを避けるためにも、必ず確認しましょう。

逆にOKだった場合、交換費用は誰が負担するのか確認しておくことをおすすめします。通常、鍵の管理は大家さんや管理会社ですが、すでに何らかのトラブルに遭っている場合などは大家さんや管理会社負担で交換してくれる可能性があるためです。

交換前に退去時のルールについて再確認する

交換がOKだった場合、最終的に「退去する際はどうなるのか」を確認しておくと安心です。原状回復が必要なのか、そのまま退去できるのかで費用が大きく変わってきます。

UR賃貸住宅では原状回復が免除されるケースもある

UR賃貸住宅では、平成18年1月30日付けで模様替え基準の見直しが行われました。これにより、都市機構が適合すると認められるシリンダーに限り原状回復が免除されます。ただし、ほかの錠前部に損傷を与えないことや、玄関扉建具(枠共)に切欠・穿孔を行わないものであることが前提です。

またシリンダーではありませんが、UR賃貸住宅では補助錠を増設した場合および、玄関錠をレバーハンドルに交換した場合の原状回復が免除されます。いずれも模様替えに関する所定の手続きが必要になりますので、交換を希望する方は事前に確認と手続きを済ませておきましょう。

ワンドア・ツーロックや補助錠で玄関の防犯を強化

玄関ドアの防犯性や、防犯対策におすすめのメーカー・鍵などを紹介してきました。手軽かつリーズナブルに防犯性の高い鍵に交換したい場合は、ディンプルシリンダー錠がおすすめです。ただしピッキングを100%絶対に防げると保証するものではありません。

それに、ピッキング以外にもサムターン回しやカム送り、バンピングといったさまざまな不正解錠の手口が存在します。そのため、鍵を交換しただけでは「万全」と言い切れないのが現状です。

鍵交換と併せて検討したい玄関ドアの防犯対策

  • ワンドアツーロックを取り入れる
  • 補助錠を増設する
  • サムターンカバーを取り付ける
  • 防犯センサーやライトを取り付ける
  • 防犯カメラを取り付ける

上記は一例ですが、こうした二重・三重の防犯対策を講じることでより大きな安心が得られるはずです。鍵交換を考えている方はぜひ、プラスアルファの防犯対策の導入も検討しましょう。