ラインアップで比較!家庭用蓄電池メーカーの一覧と強みを紹介

ニチコン、伊藤忠、オムロンなど家庭用蓄電池を販売している主要メーカーの企業の説明や蓄電池の特徴、強み、製品のラインアップを解説。さらにメーカー製品別に詳細な解説記事もご用意。各メーカー製品を比較して生活スタイルに合った製品を選んでください。

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ラインアップで比較!家庭用蓄電池メーカーの一覧と強みを紹介

目次

家庭用蓄電池を販売している主要メーカーをまとめました。
日常生活でよく聞く有名メーカーもあれば、今まで聞いたことがなかったというメーカーまで、企業の説明や蓄電池の特徴、強み、製品のラインアップをまとめています。
さらにメーカーごとに詳細記事もご用意していますので、ご自身のイメージや生活スタイルに合った商品やメーカーを選定していただければと思います。

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ニチコン

ニチコンの特徴・強み

まずニチコンの強みは何と言っても、電気自動車と太陽光発電と蓄電池の「3つの連携」が考えられたトライブリッドシステムです。

V2Hは電気自動車を蓄電池代わりにするため、三菱などのシステムでは定置型の蓄電池は想定していませんが、定置型蓄電池が加わることによりV2Hのデメリットを解消してくれているのがニチコンのトライブリッドシステムの特徴です。
昨今、日産のリーフ等の電気自動車の車種も増えてきており、卒FITで太陽光発電の余剰電力を車の燃料代へ変換させる考え方も徐々に増えてきているのは事実ですが、この所謂V2H+住宅用蓄電池の連携がしっかり出来ているのは、ニチコンが最先端を走っている感はあります。

一般消費者には馴染みの少ない会社ですが、積水化学工業(セキスイハイム)や一条工務店でも採用され、さらに京セラの蓄電池サプライヤーとしても業績を拡張しており、信用度も非常に高いメーカーです。

詳しいニチコン蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

V2Hの説明は以下の記事でご紹介しています。

ニチコンの蓄電池ラインナップ

V2H対応型の定置型蓄電池システム:トライブリッドシステム
新築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:ハイブリッド蓄電システム
既存の太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:単機能蓄電システム
ポータブル式蓄電池:ポータブル蓄電システム

トライブリッドシステム蓄電システム

  • 型番:ESS-T1・ESS‐T2
  • 蓄電容量:4.0kWhもしくは8.0kWh
  • 停電時出力:100V 3kVA
    (蓄電池のみの場合は2kVA・通常時は5.9kW)
  • メーカー保証年数:
    トライブリッドパワコン 15年保証
    蓄電池ユニット・増設ユニット 10年無償保証
    V2Hスタンド 10年無償保証
    室内リモコン 5年無償保証

ハイブリッド蓄電システム

  • 型番:ESS‐H1L1
  • 蓄電容量:12kWh
  • 停電時出力:100V/200V 5.9kVA(通常時も5.9kW)
  • サイクル回数:メーカー記載なし(メーカー以外のサイトで6,000回の表記あり)
  • メーカー保証年数:15年保証 ※室内リモコンは5年保証

単機能蓄電システム

  • 型番:
    16kWhタイプ:ESS‐U2X1
    12kWhタイプ:ESS-U2L1
    11.1kWhタイプ:ESS-U2M1
    4.1kWhタイプ:ESS-U3S1
    4.1kWhタイプ:ESS-U3S1J(重塩害対応)
  • 停電時出力:
    16kWhタイプ:200V/2.0kVA
    12kWhタイプ:100V/2.0kVA
    11.1kWhタイプ:100V/2.0kVA
    4.1kWhタイプ:200V/1.5kVA
  • メーカー保証年数:
    12kWhタイプのみ15年保証 ※室内リモコンは5年保証
    他タイプは10年保証 ※室内リモコンは5年保証

ポータブル蓄電システム

  • 型番:ESS‐P1S1
  • 蓄電容量:2kWh
  • 停電時出力:100V 1.0kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:10年保証

伊藤忠商事

伊藤忠商事の特徴・強み

総合商社として有名な伊藤忠商事では、エネルギー関連も積極的に事業を展開しており、独自の特徴を押し出した商品を家庭用の蓄電池を販売しています。
アメリカの大手メーカーのSunnova社と共同で商品開発推進を行っており、総合商社であっても商品自体の品質もしっかりした商品となっており、商品名は「スマートスターL」と言います。

スマートスターLの特筆するべき点は「AI搭載」という点です。
他社は何パターンかの決まった運転を行うモードをリモコンで選択する、という方式が多い中、スマートスターLはAIが天気予報から自動的に最適なモードに切り替えをしてくれたり、そのご家庭の週間での電気使用量に応じた最適運転を行ってくれる画期的なタイプです。

また全負荷型で、停電時も住宅全体の電気をカバーでき、さらに200V出力も可能なためエコキュートを運転させたりIHを運転させることができる蓄電池となっています。

詳しい伊藤忠商事蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

伊藤忠商事の蓄電池ラインナップ

新築/既築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:スマートスターL

スマートスターL

  • 型番:
    自家使用優先タイプ:LL3098HOS/B
    売電優先タイプ:LL3098HOS/A
  • 蓄電容量:9.8kWh
  • 停電時出力:200V 3kVA(系統連系時も同様)
  • サイクル回数:6000回
  • メーカー保証年数:10年保証(機器保証・自然災害保証)

パナソニック

パナソニックの特徴・強み

パナソニックは現在は様々なブランドが統合されて、パナソニックとなっていますが、かつては松下電工・松下電産等分社していました。
特に各種電池の技術については、従来より非電池と言えばサンヨー、という定評があった旧サンヨーを買収した部門が主力を担っており、太陽光発電や蓄電池分野においては電池の劣化等の「品質の安定性」が、パナソニックの1つの強みと言えるのではないでしょうか。

またパナソニックの「幅広い製品との連携」を活かせることも挙げられます。
HEMSを介して、家電製品や照明と連携を行っていたり住宅設備機器の監視やコントロールが簡単にできる機器はかなり豊富という点がポイントです。

またV2Hのシステムは販売していませんが、アメリカ大手電気自動車メーカーのテスラ社への電池100%供給など住宅以外の分野での、蓄電池の事業を拡大しております。

主力製品は、太陽光発電と連携する創蓄連携システムになります。
パナソニックの特徴は、蓄電池の容量をフレキシブルに選択出来ることと、他の住宅設備機器との連携の幅の広さが魅力です。

また新築する際に、費用面などで蓄電池の設置はしたいけど、後々リフォームで…とお考えの方も多いかと思いますが、そういった方向け蓄電池後付け可能なパワーコンディショナーRという商品もあります。

詳しいパナソニック蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

パナソニックの蓄電池ラインナップ

新築/既築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:創蓄連携システム
ポータブルタイプ:リチウムイオン蓄電システム・スタンドアロンタイプ
簡易型の壁掛け式:リチウムイオン蓄電盤

創蓄連携システムS+(2019年10月発売)

  • 型番:パワーステーションS+:LJRC41
  • 蓄電池ユニット:LJB1235(3.5kWh)・LJB1256(5.6kWh)
  • 蓄電容量:3.5kWh/5.6kWh/7.0kWh/9.1kWh/11.2kWh(組み合わせによる)
  • 停電時出力:100V・2kVA
    ※200Vトランスユニット設置で最大200V・4kVAまで出力可能(容量7.0kWh以上)
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:
    パワーステーション本体・パワーコンディショナー15年
    蓄電池本体:無償保証10年(有償保証15年)

創蓄連携システム(従来品)

  • 型番:パワーステーションS:LJPB21A/LJPB22A(塩害仕様)
  • パワーステーション:LJPC31/LJPC32(塩害仕様)
  • 蓄電池ユニット:LJB1156(5.6kWh)
  • 蓄電容量:5.6kWh/11.2kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
    ※200Vトランスユニット設置で200V変換可・11.2kWhは3kVAまで出力可能
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:
    パワーステーション本体・パワーコンディショナー15年
    蓄電池本体:無償保証10年(有償保証15年)

スタンドアロンタイプ

  • 型番:LJ-SF50B
  • 蓄電容量:5.0kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:7年

リチウムイオン蓄電盤

  • 型番:LJ-SJ10A
  • 蓄電容量:1.0kWh
  • 停電時出力:100V・500VA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:パワコン10年

シャープ

シャープの特徴・強み

シャープは、国内メーカーでは最も初期から太陽光発電の販売を推進していたメーカーであります。
カタログ等にも1966年に灯台に設置した太陽光パネルが、現在も稼働している話が載っており、2009年のFIT法が成立して売電価格が倍になる前から、環境などを考え積極的にエネルギー商材の取り組みをしてきました。

そんなシャープの蓄電池の特徴は、「クラウド型」という点がポイントです。

クラウドでは、天気予報で翌日の天気に合わせて蓄電をしておいた方がよいのか、もしくは通常通り放電して使ってしまっても大丈夫か?を自動で考えてくれたり、家庭の電気使用量や、使用時間帯を考慮して蓄電池が最適な運転を行ってくれます。

また家電メーカーでもあるシャープは、停電時も安心な停電モード付き冷蔵庫があったり、蓄電池やHEMSと連携できる家電もありますので、シャープの太陽光や蓄電池を考えられる際はシャープの家電で合わせると相性が良さそうです。

詳しいシャープ蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

シャープの蓄電池ラインナップ

新築/既築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:クラウド蓄電池システム

コンパクトタイプ

  • 型番:JH-WB1621
  • 蓄電容量:4.2kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
    ※パワコンJH-42JT2、JH-55JT3の場合
  • サイクル回数:12000サイクル
  • メーカー保証年数:無償保証10年(有償保証15年)

大容量タイプ

  • 型番:JH-WB1821 ※JH-WB1622は在庫限り
  • 蓄電容量:8.4kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
    ※パワコンJH-42JT2、JH-55JT3の場合
  • サイクル回数:12000サイクル
  • メーカー保証年数:無償保証10年(有償保証15年)

屋内ミドルタイプ

  • 型番:JH-WB1711
  • 蓄電容量:6.5kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
    ※パワコンJH-42JT2、JH-55JT3の場合
  • サイクル回数:12000サイクル
  • メーカー保証年数:無償保証10年(有償保証15年)

オムロン

オムロンの特徴・強み

精密機器と言えば、というぐらい様々な分野での精密機器を幅広く手がけているオムロンでも住宅用蓄電池を販売しています。

オムロンは太陽光発電が普及してきた頃から他社にOEMとしてパワーコンディショナーを提供したり、住宅だけでなく産業用太陽光のパワーコンディショナー等も販売しており、パワーコンディショナーの商品の幅広さ、汎用性、品質の安定性と信頼度が高いメーカーであります。

オムロンの蓄電池の特徴は、一言でいえば「出力抑制対策と2回/日の充放電」ができる独自の蓄電池となっています。

ラインナップの1つ目はハイブリッド蓄電システムです。
先程のパワーコンディショナーの技術を活かした商品となっており、太陽光発電を過積載した場合に、本来パワコンの能力を超えてしまう電気を無駄にせず蓄電池に貯めることができます。

また九州地方ではよく問題になる出力抑制ですが、こちらにも抑制された分を無駄にするのではなく蓄電池へ貯めることができる仕組みを持っており、過積載を当初より考えている場合や出力抑制がよく起こる地域においては、非常に有効なシステムです。

もうひとつはフレキシブル蓄電システムです。
こちらの特徴は、1日に充放電のサイクルを2回行うことができるシステムです。
2回サイクルがあることによって、コンパクトな容量でも他社のシステムに比べて2倍の動きをすることで、家庭での1日の電気のカバー率が高くなります。

詳しいオムロン蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

オムロンの蓄電池ラインナップ

新築/既築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:ハイブリッド蓄電システム
フレキシブル蓄電システム

ハイブリッド蓄電システムKP55S

  • 型番:
    パワコン:KP55S3-HY-3A / KP55S3-HY-4A
    蓄電池本体:KP-BU65-A
  • 蓄電容量:6.5kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:8000サイクル
  • メーカー保証年数:無償保証10年

ハイブリッド蓄電システムKP48S2

  • 型番:
    パワコン:KP48S2-HY-3A / KP48S2-HY-4A
    蓄電池本体:KP-S-B64
  • 蓄電容量:6.4kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:8000サイクル
  • メーカー保証年数:無償保証10年

フレキシブルタイプ KPAC-B(新商品)

  • 型番:
    パワーコンディショナー:KPAC-B25 / KPAC-B25-S(塩害仕様)
    蓄電池本体:KP-BU42-A
  • 蓄電容量:4.2kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
  • サイクル回数:無制限
  • メーカー保証年数:無償保証15年
    ※遠隔モニタリングの申し込みがない場合は10年

フレキシブルタイプ KPAC-A(従来品)

  • 型番:KPAC-A25 / KPAC-A25-S(塩害仕様)/ KPAC-A40
  • 蓄電容量:6.5kWh/9.8kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
  • サイクル回数:無制限
  • メーカー保証年数:無償保証10年

京セラ

京セラの特徴・強み

関西地方では特に名前の知れた会社である京セラですが、元々は京都セラミックからきた社名のもと、セラミック製品から始まり現在は電子機器の部品やスマートフォンの製造、太陽光発電や蓄電池の製造販売など幅広く事業を展開しています。
また世界に先駆けて太陽光パネルの量産を開始し、国内初の住宅用太陽光発電の販売をした会社でもあり、エネルギー商材においては歴史と信頼はトップクラスです。

京セラの住宅用蓄電池の特徴は、商品ごとによって異なります。
まずマルチDCリンクタイプは、「太陽光発電からダイレクト充電」が可能というポイントです。
これができることで、パワーコンディショナーでの変換ロスを最大限無くすことができ、発電した電気を有効的に活用することが出来ます。

そして12kWhという業界でも最大級に大きい容量の蓄電池システムでは、「押し上げ※の有無が設定で選択できる」ことです。
他社の蓄電システムでは、押し上げの有無は初期設定で変更できないものとして、品番ごとに決められているケースが多いですが、京セラの大容量蓄電システムは、電力使用量や天候などに応じて切り替えができます。

2018年度以前の設備認定の方は、売電単価が異なってしまうため、あまりおすすめしませんが、高額な売電単価が終了した所謂卒FITを迎える家庭にとって、または2019年度以降に新規で設置される方は、売電単価に押し上げは関係ないため、
この機能により太陽光発電の電気を最大限に有効活用することができます。

詳しい京セラ蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

「押し上げ効果」についての説明はは以下の記事でご紹介しています。

京セラの蓄電池ラインナップ

マルチDCリンクタイプ

  • 型番:EGS-ML0650
  • 蓄電容量:6.5kWh
  • 停電時出力:100V・2kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:無償保証10年

大容量タイプ

  • 型番:EGS-LM1201
  • 蓄電容量:12kWh
  • 停電時出力:100V/200V・2kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:
    蓄電池本体無償保証15年
    リモコン保証5年
    自然災害保証10年

小型スタンダードタイプ

  • 型番:EGS-LM0320
  • 蓄電容量:3.2kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:
    蓄電池本体保証10年
    リモコン保証2年

三菱電機

三菱電機の特徴・強み

皆さんも名前はよくご存知の会社でありますが、家電製品から宇宙の衛星の打ち上げ等の幅広い商品を販売していおります。
エネルギー関連商材に関しては、太陽光パネルやパワーコンディショナーは製造していますが、実は蓄電池本体そのものは2019年9月現在販売はしておりません。

三菱電機の特徴は、太陽光発電システムと、電気自動車をつなぐ「V2Hスタンド」を製造販売しています。

エネルギー関連商材のメーカーでは唯一、グループ会社の三菱自動車で電気自動車も作っていますので、V2H自体を推進していく方向性かと思われます。
また三菱電機は、パワーコンディショナーの変換効率が業界でもトップクラスの性能を持っており、太陽光発電で作った電気をより効率的に無駄にすることなく使うことができるメリットがあります。

V2Hはやはり大規模な電気自動車のバッテリーを、住宅用の蓄電池として転用できることと、太陽光発電の電気を活用することにより、ランニングコストの掛からず車両を動かすことができる2点が最大のメリットになります。

詳しい三菱電機EVパワーコンディショナーの説明は以下の記事でご紹介しています。

V2Hの説明は以下の記事でご紹介しています。

三菱電機のラインナップ

EV用パワーコンディショナー

  • 型番:
    タイプM:EVP-SS60B3-M7
    タイプY:EVP-SS60B3-Y7
  • タイプY/パワコン2台タイプ:EVP-SS60B3-Y7W

  • 蓄電容量:V2Hのため蓄電は接続する自動車による
  • 停電時出力:100V/200V・6kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:無償保証1年

コネックス(CONNEXX SYSTEMS)

コネックスの特徴・強み

コネックスと聞いてピンとこない方も多いかも知れませんが、2011年に設立された京都のベンチャー企業になります。
コネックスは、独自性の高い蓄電池を販売し、現在販売数を伸ばしている会社で、三菱電機の太陽光パネルとの組み合わせをした商品を開発したり、関西電力グループと資本業務提携を結んだりと大手との提携も始まっている会社です。

コネックスの特徴としては、他にはない「電池の仕組み」と「太陽光と直接接続かつ非系統連携タイプ」であることです。

電池の仕組みとしては、「BIND Battery」という独自の電池技術ですが、リチウムイオン電池に鉛電池を加えたものです。
リチウムイオン電池の欠点である、過充電による発火の危険性を鉛電池をシステムに加えることにより克服しました。また鉛電池の長所である低気温でも運転を行うメリットも加わり、他社には無い蓄電池として注目されています。

太陽光パネルとの直接接続とは、通常の太陽光発電システムは必ずパワーコンディショナーを介して成り立ちますが、コネックスの蓄電池はこのパワコンが不要で、太陽光パネルと直接接続する、非常にシンプルなシステムです。

また非系統連携タイプとは、設備認定や電力会社への申請が不要で設置が可能というシステムになります。太陽光をよく知っている方であれば、衝撃的な内容ですが、コネックスの蓄電池は自己消費を前提としており、コネックスの蓄電池を介しては売電を行いません。
そのため、押し上げの対象にもならず2018年度以前の太陽光発電の設備認定を持っていても、売電価格に影響はでない画期的なシステムです。

そして、モバイルバッテリーのラインナップに関しては、医療用としても活躍できる能力を保持しており、他社ではラインナップの少ないBCPとしての役割を十分果たせることが最大の魅力です。
機種によっては、人工呼吸器や輸血ポンプ、業務用複合機もカバーできるタイプもありますので、ニーズに応じて選択が可能です。

詳しいコネックス蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

コネックスのラインナップ

定置型:CTシリーズ
ポータブル:非常用モバイルバッテリー

CTシリーズ

  • 型番:BB0040CT2N/BB0040CT3
  • 蓄電容量:4kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:無償保証10年

非常用モバイルバッテリー

  • 型番:BB0040PE2 / BB0040PE3 / BB0040PE4
  • 蓄電容量:4kWh
  • 停電時出力:100V・1.5kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:無償保証10年

テスラ

テスラの特徴・強み

元々は自動車会社のベンチャー的な存在として約15年前にスタートし、現在は電気自動車の先駆けとしてアメリカを中心に世界中で販売を伸ばしてきています。2019年10月には、時価総額が530億ドルに上り、アメリカ最大手のゼネラル・モーターズを抜いてアメリカ自動車メーカーの中で1位となっています。

そんな会社のコンセプトは「持続可能なエネルギー社会への促進」であり、電気自動車だけでなく太陽光発電システムや、住宅用の定置型蓄電池の販売も行なっております。
国内メーカーと比べても驚異的な性能とリーズナブルな価格の蓄電池となり、販売を伸ばしてくることが想定されます。

詳しいテスラ蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

関東の認定工事店横浜環境デザインではAmazonギフト券3万円分の特典

関東のテスラパワーウォール認定工事店「横浜環境デザイン」では2023年3月31日まで、パワーウォール成約方限定でAmazonギフト券30,000円分プレゼントの特典がついています。(施工エリア:神奈川県、東京都、千葉県、茨城県、埼玉県の関東エリア)

詳しくは横浜環境デザイン「テスラパワーウォール」のページをご確認下さい。

テスラのラインナップ

Powerwall(パワーウォール)2

  • 蓄電池容量:13.5kWh
  • 充放電効率:90%
  • 出力:最大7kVA/連続最大5kVA
  • 運転モード:太陽光発電自己消費モード/時間帯別制御
  • 動作温度:50度~‐20度
  • 設置場所:屋外または屋内(主には外壁設置/床置または壁掛)
  • 寸法:幅753mm×高1150mm×奥行147mm
  • 重量:114㎏
  • 認証:北米および国際規格の系統連系規程に準拠

フォーアールエナジー

フォーアールエナジーの特徴・強み

※現在は住宅用蓄電池の販売は行っておりません(2019年8月時点)※
あまり一般的には馴染みの少ない社名かと思いますが、フォーアールエナジーは日産自動車と住友商事の合弁会社です。
社名の4つの「R」ですが、再利用のReuse、再販売のResell、再製品化のRefabricate、リサイクルのRecycleの頭文字からフォーアールエナジーという社名になっています。
設立も2010年と歴史としてはそこまで長くはないですが、日産自動車の資本も入っていることからリーフを主とした電気自動車の車載用のバッテリーの住宅向けへの再利用によるリーズナブルな価格の実現を目指しております。
そのため住宅用地電池の特徴は「車載用バッテリーの住宅への活用」が一番のポイントになってきます。
ただ2019年9月現在は、下記のエネハンド蓄電池、エネハンド充電器の販売は終了しており、会社自体は東日本大震災で被災した福島県の浪江町での、蓄電池に関わる研究事業所での開発研究を行っているとのことです。

詳しいフォーアールエナジー蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

フォーアールエナジーの蓄電池ラインナップ

エネハンド蓄電池

  • 型番:
    地産地消モデル:EHB-240A040 / EHB-240D040
    売電優先モード:EHB-240A04B / EHB-240D04B
  • 蓄電容量:12kWh
  • 停電時出力:100V/200V・1.5kVA
  • サイクル回数:メーカー記載なし
  • メーカー保証年数:無償保証10年

田淵電機

田淵電機の特徴・強み

田淵電機の蓄電池は、環境省のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の認定蓄電池の1つとして国からの認定も受けている、アイビスという住宅用蓄電池です。

まず田淵電気ならではの特徴として、自社で太陽光発電を作っていないことから、ほとんどのメーカーの太陽光発電システムと接続することができるようになっていることと、太陽光発電と連携がしやすいハイブリッド型であることが大きな特徴になります。

パナソニックやシャープのように、蓄電池も製造していればいいのですが、三菱電機等のように一部のメーカーでは太陽光発電は作っていても、蓄電池を作っていない場合があるので、そういった場合に重宝できます。(※接続の可否は、メーカーや品番、製造ロッド等によって決まるため事前に調査は必要で、三菱等との接続を保証するものではありません)

またEIBSの特徴は、容量は4kWh(初期実行容量3.4kWh)で、新機能のスマートモードで1日に2回の充放電ができるモードで、朝・夕の「両方の時間帯の自給自足を最大化」して、経済メリットを1日に1回の充放電するメーカーに比べて増大することができるモードになります。
国内メーカーの蓄電池は、基本的には1日1度の充放電を想定しているものが多い反面、1日に2回の充放電するスマートモードのメリットは2つあります。

そしてその2回の充放電に耐えうる高い耐久性を有していることも田淵電気のEIBSの特徴ともいえます。

詳しい田淵電機のEIBS蓄電池の説明は以下の記事でご紹介しています。

田淵電機の蓄電池ラインナップ

新築/既築で太陽光発電との連携想定の定置型蓄電池:EIBS

EIBS(アイビス)

  • 型番:PKG-EHD-S55MP3B
  • 蓄電容量:4.0kWh(初期実行容量3.4kWh)
  • 停電時出力:100V 2.2kVA
  • サイクル回数:12,000回
  • メーカー保証年数:有償保証10年/15年(15年はシステムパッケージでの購入に限る)