お得に購入!テスラ蓄電池パワーウォールの価格と認定施工店一覧

高い性能と価格を備えたテスラ蓄電池「パワーウォール」。13.5kWhの大容量やシステム価格税別99万円の魅力の裏に、JET認証未取得・国の補助金対象外などデメリットも。パワーウォールの性能や寿命も詳しく解説。テスラ認定販売施工会社の一覧も。

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お得に購入!テスラ蓄電池パワーウォールの価格と認定施工店一覧

目次

元々は自動車会社のベンチャー的な存在として約15年前にスタートしたテスラ。
現在は電気自動車の先駆けとしてアメリカを中心に世界中で販売を伸ばしてきており、昨今では中国・EUでも爆発的に販売を拡大しています。

時価総額も世界の自動車メーカーでもダントツの1位です。

アメリカでは就職人気ランキングでも1位となるなど、GAFAの一角になる勢いのTESLA。

会社のコンセプトは「持続可能なエネルギー社会への促進」であり、電気自動車だけでなく太陽光発電システムや、今回紹介する住宅用の定置型蓄電池の販売も行なっています。

今回は、テスラの「パワーウォール」についての紹介をしていきます。

関東のパワーウォール認定施工店では3万円分の特典あり

関東のテスラパワーウォール認定工事店「横浜環境デザイン」では2023年3月31日まで、パワーウォール成約方限定でAmazonギフト券30,000円分プレゼントの特典がついています。(施工エリア:神奈川県、東京都、千葉県、茨城県、埼玉県の関東エリア)

詳しくは横浜環境デザイン「テスラパワーウォール」のページをご確認下さい。

テスラの電気自動車については以下の記事でも解説しています。

その他、家庭用蓄電池の主要メーカーの一覧はこちら

テスラの住宅用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」

アメリカでは先行して販売されていましたが、遂に日本にも2020年に上陸し、各地で設置がスタートしています。

まずはテスラ「パワーウォール」の他社との圧倒的な違いがこちらです。

  • 「13.5kWh」の大容量
  • システム販売価格は「109.8万円」!
  • 最大7kVA出力・単機能型・全負荷タイプの蓄電池
  • スマートフォンとの連携
  • アップデートで購入後に機能追加や修正が行われる(無料)

そして、人気の理由の1つとしても、スタイリッシュな外観が印象的です。

13.5kWhと大容量の割には、大きさもコンパクトに設計されています(幅753×高1,150×奥行147mm)

基本的には屋外設置になるため、住宅のデザインも考えたときに、日本のメーカーにはないデザイン性も魅力の1つです。

テスラ蓄電池「パワーウォール」のデメリット

テスラ蓄電池「パワーウォール」のデメリットは

  1. JET認証の未取得
  2. ダブル発電による売電単価値下がりの可能性
  3. 国の補助金対象外

の3つです。

JET認証の未取得

1つ目のデメリットはJET認証が取得できておらず、「設置認可までに時間がかかること」です。(2021年11月時点)

一般的な国内で販売されている国内メーカーの蓄電池であれば、購入からすぐに設置することができますが、申込から約6~9ヶ月、場合によってはそれ以上待機しないといけません。

また設置場所に関しても、消防の立ち合いや指導が入る場合があり、特に2台以上連結する場合は、それぞれの蓄電池本体の離隔距離を指導される場合も多いようです。

ダブル発電による売電単価値下がりの可能性

2つ目は、ダブル発電扱いになるため、売電単価の契約年度によっては売電単価が下がります。

国の補助金対象外

そして最後は国(SII管轄)の補助金対象外という点です。

JET認証がないことから、SIIでの登録要件に漏れており補助金を受けることができません。
地方自治体の補助金も、SIIの登録商品のみという自治体もあるため、その場合は自治体の補助金も対象外です。

このように、制度的な部分でデメリットが多いという点は、しっかり理解しておく必要があるでしょう。

テスラ「Powerwall(パワーウォール)」の詳細スペック

  • 蓄電池容量:13.5kWh
  • 充放電効率:90%
  • 出力:最大7kVA(10秒まで)/連続最大5kVA
  • 運転モード:自家消費モード/時間帯別制御/Storm Watch(台風時に満充電)
  • 動作温度:50度~‐20度
  • 設置場所:屋外または屋内(主には外壁設置/床置または壁掛)
  • 寸法:幅753m×高1,150×奥行147mm
  • 重量:114kg
  • 認証:北米および国際規格の系統連系規程に準拠

テスラ「パワーウォール」の販売価格は税別「約110万円」

そして驚くべきはシステムの価格「1,098,000円(税別)」という点です。

蓄電池本体と系統電源接続との調整を行う「Backup Gateway」と合わせての購入価格が1,098,000円(税抜・施工費用は含まない)になります。

1kWh単価が単純に約81,000円となっており、2022年現在で国内メーカーから販売している住宅用の定置型蓄電池の市場相場が、おおむね20万円/kWhを切る価格帯から比較すると驚異的な価格での販売になります。

例えば国の補助金の交付条件で、蓄電池のシステム価格上限が設定されています。

既に終了していますが、22年度のDER補助金を参考にすると、「システム価格として155,000円/kWh 以内(蓄電池の商品代+工事費用)に抑えること」とあります。

各社、かなりギリギリのラインでこの価格以下に滑り込ませている中、テスラのパワーウォールはが段違いの安さであることがわかります。(※パワーウォールはDER補助金対象外)

またテスラは商品代での値引き等は一切なく、商品代は1,098,000円(税別)ズバリになります。

大都市にあるテスラのディーラーでも相談を承っていますが、普段車両の販売に携わっている方が多く、いきなり行っても詳しいスタッフが不在の場合もあります。

事前にパワーウォールの詳しい話を聞きたいと予約をしてから訪問されるのも良いですが、各地のテスラパワーウォール認定販売施工会社で現地調査の調整も含めて、話を聞きに行く方が無難と言えるでしょう。

認定販売施工店の中には特典が付く店舗も

テスラパワーウォール認定販売施工会社の中には、成約時などに特典が付く店舗もあります。
例えば、神奈川県、東京都、千葉県、茨城県、埼玉県の関東エリアのパワーウォール認定施工店である「横浜環境デザイン」ではAmazonギフト券30,000円分プレゼントの特典がついています。
※2023年3月31日まで

もちろん、重要な点は購入価格だけでは有りませんが、高い買い物ですので、対応・サービスも検討しつつ、少しでもおトクに買えると良いですよね。

テスラ蓄電池パワーウォールの認定施工会社一覧

テスラ認定販売施工店(代理店)のみでの施工で、各社でサービスや施工可能範囲も異なりますので、テスラ認定販売施工店からアクセスするのも良いでしょう。

株式会社 横浜環境デザイン(神奈川、東京、埼玉、千葉 、茨城、岩手)

住宅用、公共用の太陽光発電システムの設計・販売、そしてアフターサービスまで行っている総合エネルギー企業です。

蓄電池の施工も同時に行っており、施工実績も神奈川県を中心にトップクラスの実績がある施工会社です。

【2023年3月31日まで】Amazonギフト券30,000円分プレゼント

横浜環境デザインでは2023年3月31日まで、パワーウォール成約方限定でAmazonギフト券30,000円分プレゼントの特典がついています。

詳しくは横浜環境デザイン「テスラパワーウォール」のページをご確認下さい。

パワーウォール施工地域

関東エリア(神奈川県、東京都、千葉県、茨城県、埼玉県)

本社所在地

神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-20パシフィックマークス新横浜

対応サービス

・太陽光発電の設置施工
・蓄電池、V2Hの設置施工
・新電力「ヨコハマのでんき」

株式会社 SIソーラー

住宅メーカーのイシンホームとつながりが深い、太陽光発電の設計や販売を行う会社です。

本社拠点は東京になります。

本社所在地

東京都中央区日本橋茅場町一丁目1番8号小浦第2ビル4F

対応サービス

・太陽光発電の設置施工
・蓄電池の設置施工
・太陽光発電のメンテナンス

ネミー 株式会社

空調機器の販売や施工、太陽光発電の架台の企画や販売、各種エネルギーシステムの企画を行う会社です。

本社所在地

東京都目黒区大橋2-24-3 中村ビル7F

対応サービス

・空調機器の販売や施工・専用架台設計施工
・太陽光発電の設置施工・専用架台設計施工
・蓄電池の設置施工
・エネルギーコンサルティング

株式会社 ECOライフホーム

本社所在地

埼玉県春日部市中央3-11-12

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池・V2Hの設置施工

株式会社 ソーラーポスト

太陽光発電システム・蓄電池の販売施工を中心に、オール電化リフォームやソーラーカーポート販売施工を行っている企業です。

本社所在地

福島県福島市岡部字大蔵52-3

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・オール電化リフォーム
・ソーラーカーポート

株式会社 アール・エス・ティー

住宅リフォームや太陽光発電システムを得意とする、静岡市の総合リフォーム会社です。

本社所在地

静岡県静岡市葵区東町30番地4

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・新築やリノベーション事業
・屋根・外壁の塗装リフォーム

株式会社 光設備

愛知県にある会社で土木、管工事などを行っている会社で、太陽光発電を含めたエネルギー機器の設計・販売は今後伸長させていくビジネスと推測されます。

本社所在地

愛知県津島市神守町下町131-1

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・土木、設備、管工事、店舗工事他、建設業

株式会社 中部住器

元々は、自社ブランド折板ガレージおよび住宅テラスエクステリア機器の販売・施工をぽこなっている会社ですが、太陽光発電システムの提案・販売・施工も行っています。

本社所在地

愛知県名古屋市名東区藤見が丘52番地

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・外構およびリフォーム工事の施工

株式会社 ヤマガタヤ

本社所在地

名古屋市中区正木一丁目1番4号

対応サービス

・太陽光発電の販売・設置

ゴウダ 株式会社

大阪を中心に、太陽光発電の設計・販売、アフターサービスを行っている企業です。

その他には、住宅用のリフォーム事業やプレカット、住宅設備機器の卸売りを手がける会社となっています。

本社所在地

大阪府茨木市上郡2-13-14 ゴウダC&Eビル

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池・V2Hの設置施工
・外装材、内装材のプレカット加工
・施工資材の製造および販売、卸売業
・住まいのリノベーション
・物流業務(運送事業、包装事業、保管・荷役事業)

株式会社 茂山組

本社所在地

岡山県備前市東片上253

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の販売、施工

JHS 株式会社

太陽光発電の設計・販売や、住宅から商業施設などの設計・施工管理まで行う総合企業です。

本社所在地

広島県福山市多治米町1丁目16-20

対応サービス

・太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)事業
・ICT(情報通信技術)インフラの施工マネジメント業務
・エネルギーコンサルティング事業

荒川電工 株式会社

総合電気設備の設計施工をメイン業務としており、太陽光発電システムやオール電化、そして風力発電システムまで手がける電設資材の総合企業です。

本社所在地

高知市高埇6-19

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・電設資材、総合電気設備の設計施工
・風力発電事業
・機械器具設置・プラント工事・交通信号設備など

リフェコ 株式会社

太陽光発電や蓄電池などのエネルギー機器の販売・施工及び保守管理などを行う総合エネルギー企業です。

本社所在地

福岡県福岡市博多区博多駅南1丁目3-11 KDX博多南ビル8階

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・電設資材の卸売業
・エネルギーソリューション

株式会社 西日本ケイエス

本社所在地

熊本県熊本市南区江越2丁目22-7

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工

株式会社 アーク

本社所在地

北海道札幌市豊平区豊平4条10丁目3番15号

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工

アスアール株式会社

本社所在地

青森県弘前市土堂字長瀬253-2

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・一般建築物の設計・施工・建築
・空調換気機器等の設備工事
・住宅設備機器の販売・施工 など

東洋ソーラー株式会社

本社所在地

島根県松江市北陵町46番地5(ソフトビジネスパーク内)

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・自然エネルギー設備機器の販売施工
・住宅・ビル等の省エネルギー化推進事業
・住宅設備機器の販売・施工 など

エネルギーバンク株式会社

累積で7,000件以上の太陽光・蓄電池・住宅関連設備工事の施工実績があります。

千葉県はもちろん、東京都内、埼玉県、神奈川県、北関東、東北と施工エリアも広く対応しており、福島に支社がある事より東北の工事実績も豊富です。

本社所在地

千葉県松戸市六高台2-6-3

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・自然エネルギー設備機器の販売施工
・環境対応型インフラシステム推進事業
・住宅設備機器の販売・施工 など

株式会社シスコムネット

太陽光や蓄電池を中心とする電気設備工事業者で、施工実績も多くパワーウォールの施工事例も複数件ホームページに掲載されています。

本社所在地

千葉県千葉市緑区古市場町474-40

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・空調換気衛生機器の販売施工
・住宅設備機器の販売・施工 など

アフタープラス2株式会社

太陽光や蓄電池を中心とする電気設備工事業者で、オール電化や建築事業も幅広く手掛けている業者です。

本社所在地

鹿児島県鹿児島市西別府町3200-8

対応サービス

・太陽光発電・蓄電池の設置施工
・オール電化機器の販売施工
・屋根の葺き替え、塗装業
・ローコスト住宅・平屋住宅事業 など

テスラ「パワーウォール」は「13.5kWh」の大容量!

テスラ「パワーウォール」の容量は13.5kWhで日本のメーカーの住宅用蓄電池に比較して大容量の部類に入ります。

この容量があれば、一般家庭の1日分の電気を丸々蓄電できる容量になりますので、普段使いだけでなく停電時も安心です。

連続出力「5kVA」200Vも対応

パワーウォールは、連続出力としては5kVAの出力を行い、最大出力は7kVAの出力を誇ります。

こちらも日本のメーカーの住宅用蓄電池では2~3kVAが主流の中、一般家庭で普段通りの電気の使用量をほぼ賄うことができ、200V出力も可能です。

またパワーウォールは1台のゲートウェイで最大10台までの管理ができ、並列で10台まで増設することができます。

単機能・全負荷型の蓄電池

パワーウォールは住宅用蓄電池のカテゴリーの中では、単機能型かつ全負荷型です。

「単機能型」とは、太陽光発電システムのパワコンとは独立した形で設置されるタイプの蓄電池です。

基本的に太陽光発電メーカーを選ばず設置することができ、後付けがしやすかったり、太陽光発電が設置されていない場合にも対応可能です。

そして「全負荷型」とは、停電時に家じゅうの電気をバックアップできる蓄電池のことを指します。

パワーウォールは13.5kWh・基本的に5kVAの大容量・大出力であるが故に、全負荷型でもストレスなく使用できます。

停電時の動き

パワーウォールは停電を検知したら、自動的に家庭のメイン電源に切り替わるため、特段難しい操作等は不要になっています。

UPS機能などは搭載されていませんので、医療機器やデスクトップPCは一時的に電源が落ちます。

※UPS機能:無電源機能と呼ばれますが、電気の切断がないようにする仕組み(医療用などに用いられることが多い)

連続運転の最大出力は5kVA

パワーウォールは、最大出力を超えると一時的にシステムダウンして停電状態に戻るため、最大出力には注意が必要です。

5kVAを超えなければ連続運転が可能ですが、最大出力の7kVAは10秒までと限定されているため、基本的には停電時は5kVAを超えないように電気の使用を注意しましょう。

太陽光発電システムとの連携

パワーウォールは、基本はテスラ社の太陽光発電パネルとの連携を前提としておりますが、分電盤に接続するタイプでの全負荷型であることから、メーカー問わず物理的に併設可能です。

ただし設置前の現地調査等で、念のために事前に確認が必要になっています。

テスラ社以外の太陽光パネルを採用する場合(日本では未販売)、すなわち全邸で事前相談が必要になります。

太陽光発電システムで発電した電気は、パワーウォールに蓄電することができ、夜や雨天時の普段使いとして自給自足を目指すことができます(電力会社との系統連系は必須)

パワーウォールと併設できるメーカー例

  • パナソニック
  • 京セラ
  • ソーラーフロンティア

など
※メーカーは一例です。詳しくはメーカーまたはテスラパワーウォール認定販売施工会社へお問い合せください

スマートフォンとの連携/管理

スマートフォンで発電状況や、電気使用状況をチェック・管理することができます。

またテスラの電気自動車を所有している場合は、その車両の管理も併せて行うことができます。(テスラの電気自動車は遠隔で鍵の開閉・空調・残走行距離の確認等が行える)

またテスラ社の特筆すべき特徴としては、「アップデートで、できる機能が増えていく」ことです。

例えば、台風が来たら自動で満充電をする「Storm Watch」という機能ですが、数年前のパワーウォールには搭載されていませんでした。

搭載されていなかった当時にパワーウォールを購入していた人も、今ではアップデートで「Storm Watch」が搭載されています。

電気自動車では車両自体はそのままでアップデートして色々な機能が改良・追加されていきます。その性質から、スマートフォンのアプリも同様にアップデートを行っていくため、現状としては蓄電池の残量確認等の機能でありますが、将来的にスマートフォンでできる操作等が今後も増えていく可能性があります。

ダブル発電により売電価格が下がる場合あり

太陽光発電を既に設置している方は、売電単価の契約年度によっては注意が必要です。

パワーウォールは「押し上げ有」の機器になるため、「ダブル発電扱い」になる可能性が高くなります。

特に、2012年度~2018年度までの売電契約の方は売電単価が下がってしまいます。

実際には電力会社判断になりますので断定ではできませんが、太陽光発電の発電中(余剰電力発生中)でもパワーウォールから放電が可能です。

なお、ダブル発電の有無での売電単価の違いは以下のとおりです。(カッコ内は出力制御対応機器の設置義務有の場合)

ダブル発電で売電単価が下がる年度と単価

  • 2012年度:42円 → 34円
  • 2013年度:38円 → 31円
  • 2014年度:37円 → 30円
  • 2015年度:33円(35円) → 27円(29円)
  • 2016年度:31円(33円) → 25円(27円)
  • 2017年度:28円(30円) → 25円(27円)
  • 2018年度:26円(28円) → 25円(27円)

()は出力制御対応機器設置義務ありの売電単価

パワーウォールは補助金対象外?

結論からお伝えすると、2022年時点では国の補助金は対象外です。
ただ、地方自治体の補助金は「対象」となる場合もあります。

22年8月時点では、住宅用蓄電池ではSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)での認定を受けていないため、SIIが運営するDER補助金やZEH補助金などの国の補助金はパワーウォールは対象外です。

地方自治体が独自で設定している補助金の中では対象になる場合もあるようですが、対象品がSII認定の蓄電池となっている自治体(例えば東京都)は不可です。

詳しくはお住まいの市のホームページ、またはお住いの地域のテスラパワーウォール認定販売施工会社に問い合わせるといいでしょう。

JET認証されていない

22年8月時点で、パワーウォールはJET認証が取得できていません(Powerwall 相談デスク確認済み)

JET認証とは、電気用品安全法をクリアしていることを第三者が認証する制度です。

この第三者とは、一般財団法人である電気安全環境研究所であり、電気製品の安全性などを検査、認証を行っている機関です。

このJET認証が取得できていると、設置に認可申請も不要で設置ができますが、パワーウォールは取得できていません。

そのため、設置をする場合には消防の立ち合いや、設置場所の指導が入る場合があります。

ECHONET Liteは「未対応」

日本ではHEMSなどを中心に広く普及しているECHONET Liteは「未対応」です。

ECHONET Liteとは、設備機器が通信するための共通言語として普及してきている規格のことですが、パワーウォールは対応できていません。

そのため、HEMSなどを使ってのコントロールはできません。

ECHONET Lite未対応で困ることはある?

結論から申し上げると、同じような機能があるため「ほとんど困らない」でしょう。

HEMS(ECHONET Lite)と連携しているタイプの蓄電池は、遠隔でモードの切り替えができたり残量の確認がスマートフォン等で可能です。

また、HEMSがあることで電力量の管理ができます。

パワーウォールの場合は、税別109.8万円のパッケージに「ゲートウェイ」と言われる機器が付属しています。

このゲートウェイで、スマートフォン連携や通信を行うため、ECHONET Lite対応のHEMSと同等のことができます。

現在、HEMSの専用アプリから宅内機器の操作や確認をしている方であれば、テスラのアプリが増えて、パワーウォールの操作・確認はテスラのアプリ経由での操作になります。

アプリが2個になる、という点で多少煩わしい人もいるかもしれませんが、ECHONET Liteに対応できていなくとも特に不便はないと思われます。

テスラはV2H「未対応」

V2Hとは簡単に言うと電気自動車を蓄電池のようにして使うシステムの事ですが、
テスラ社は自社で電気自動車を製造していますが、V2Hのシステムはありません。先述の通り太陽光発電システムと連携して、発電した電気を自動車へ送ることは可能ですが、テスラ車から住宅側へ電気の供給は全車種でできません。

またパワーウォール自体は、リーフ等の日本の電気自動車とV2Hとしての連携も出来ません。

なお、V2Hについては、下記記事を御覧ください。

パワーウォールの寿命は?保証期間は「10年」

パワーウォールの保証期間は10年です。

そして、細かい劣化率や10年での劣化下限等の条件は、公式ホームページには記載されておらず寿命に関しては不明です。

ただ、電池性能はお墨付きの性能があり、劣化対策に関しては国内メーカー同等以上の性能があると推測されます。

その理由は、大きく3つ。

  • 電気自動車で培ったノウハウを利用していること(テスラはネットワーク経由でテスラ車の状態を全車データで把握)
  • 電池本体を水冷システムで温度上昇を防ぐ機能を備えていること
  • 元々の電池についてはパナソニック株式会社と協業しており、電池本体についてのノウハウはほとんどパナソニックと同等の性能を備えていること

実際に電気自動車の電池も、アメリカでは20万マイル(約32万キロメートル)走行しても、劣化率としては初期容量の90%以上を保持しているデータもあり、品質に関しては非常に良い評価をアメリカでは受けています。

(単純計算ではテスラの車両は75〜100kWhのリチウムイオン電池を積んでおり、32万キロメートル走行の車両は平均で単純に1000回以上は充放電を繰り返しているはずです)

自動車での使用環境と比べると、緩やかなため長寿命になることが予想されることと、保証年数からは安心して購入できるレベルであると推定されます。

工事の流れについて

テスラと提携している、テスラパワーウォール認定販売施工会社での施工になります。

認定販売施工会社よりお申込をすると連絡がスムーズです。

テスラ社のホームページから申込を行うと、予約後順番にテスラより申込者へ連絡が入り、電話またはメールにより設置環境の確認を行います。

テスラからの連絡がしばらく無いことも通常運転ですので、申込をしても辛抱強く待たないといけないケースもあります。

そして連絡が来た段階で、購入および設置に関する契約(契約書名:エナジー製品の購入および設置に関する契約)を行い、現地調査を行った後に各種申請手続きを行います。

そして経済産業省(JPEA事業計画認定申請)、電力会社(系統連系申請)の混雑状況によりますが各種申請に対して許可が下りるまで、約6~9ヶ月かかると見込まれます。

各種申請に対する許可が下りた後、パワーウォールの設置日を調整する流れになります。