驚異的な性能・価格のバランス!テスラの住宅用蓄電池を紹介!

テスラの住宅用蓄電池が日本に2020年に上陸してきます。国内メーカーと比べても驚異的な性能とリーズナブルな価格の蓄電池となり、販売を伸ばしてくることが想定されます。情報が限られている中で、こちらの記事では分かっている情報をお届けいたします!

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驚異的な性能・価格のバランス!テスラの住宅用蓄電池を紹介!

目次

日本ではあまり馴染みの少ない会社、テスラの住宅用蓄電池の紹介になります。

元々は自動車会社のベンチャー的な存在として約15年前にスタートし、現在は電気自動車の先駆けとしてアメリカを中心に世界中で販売を伸ばしてきています。2019年10月には、時価総額が530億ドルに上り、アメリカ最大手のゼネラル・モーターズを抜いてアメリカ自動車メーカーの中で1位となっています。

そんな会社のコンセプトは「持続可能なエネルギー社会への促進」であり、電気自動車だけでなく太陽光発電システムや、今回紹介する住宅用の定置型蓄電池の販売も行なっており、その蓄電池の紹介をしていきたいと思います。

その他、家庭用蓄電池の主要メーカーの一覧はこちら

 テスラの住宅用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)2」

商品名としては「Powerwall(パワーウォール)2」。
アメリカでは先行して販売されていましたが、遂に日本にも上陸!という情報が先日入ってまいりました。

非常にスタイリッシュな外観で容量の割には大きさもコンパクトに設計されています(幅753mm×高1150mm×奥行147mm)

具体的な購入可能時期としては2020年春からの販売開始、と発表されておりますが同社の性質上需要に対して供給が追いついていない状況が常々あるため、春に販売開始し注文して直ぐに設置できるかどうかは疑問がありますが、非常に魅力的な商品であることに間違いはなさそうです。

「13.5kWh」の大容量!

まず機種としては1機種のみの販売になります。
容量は13.5kWhで日本のメーカーに比較してかなりの大容量になります。この容量は一般家庭の1日分の電気を丸々蓄電できる容量になります。

システム販売価格は「99万円」!

そして驚くべきはシステムの価格です。蓄電池本体と系統電源接続との調整を行う「Backup Gateway」と合わせての購入価格が99万円(税抜・施工費用は含まない)になります。

1kWh単価が単純に73,000円となっており、2019年現在で国内メーカーから販売している住宅用の定置型蓄電池の市場相場が、安くて20万円前後という価格帯から比較すると驚異的な価格での販売になります。

またテスラ社は値引き等は一切なく、注文もインターネット上でテスラ社のホームページ内での直接発注になり、商品代は99万円ズバリになります。
大都市にあるテスラのディーラーでも相談を承っていますが、普段車両の販売に携わっている方が多く、事前に住宅用蓄電池の詳しい話ということで、予約など相談してから訪問されることをお勧めします。

注文はこちらから
テスラのパワーウォール注文ページ

連続出力「5kVA」200Vも対応

パワーウォール2は、連続出力としては5kVAの出力を行い、最大出力は7kVAの出力を誇ります。こちらも日本のメーカーの住宅用蓄電池では1.5~3kVAが主流の中、一般家庭で普段通りの電気の使用量をほぼ賄うことができます。また200V出力も可能です。
またこちらの蓄電池は、並列で増設することができます(最大10台まで)。
また1台のゲートウェイで10台までの管理ができます。

停電時の動き

パワーウォール2は停電を検知したら、自動的に家庭のメイン電源に切り替わりるため、特段難しい操作等は不要になっています。
UPS機能などは搭載されていないと思われます。

※UPS機能:無電源機能と呼ばれますが、電気の切断がないようにする仕組み(医療用などに用いられることが多い)

太陽光発電システムとの連携

パワーウォール2は、基本はテスラ社の太陽光発電パネルとの連携を前提としておりますが、分電盤に接続するタイプでの全負荷型であることから、メーカーは問わず設置は物理的には可能かと推測されます。

ただし設置前の現地調査等で事前に確認が必要とのことで、テスラ社以外の太陽光パネルを採用する場合は事前相談が必要になります。

太陽光発電システムで発電した電気は、パワーウォール2に蓄電することができ、夜や雨天時の普段使いとして、電力会社から購入する電気を減らすことで自給自足を目指すことができます(電力会社との系統連系は必須)

スマートフォンとの連携/管理

スマートフォンで発電状況や、電気使用状況をチェック・管理することができます。またテスラの電気自動車を所有している場合は、その車両の管理も併せて行うことができます。(テスラの電気自動車は遠隔で鍵の開閉・空調・残走行距離の確認等が行える)

またテスラ社の特筆すべき特徴としては、「アップデートで、できる機能が増えていく」特徴もあります。

電気自動車では車両自体はそのままでアップデートして色々な機能が改良・追加されていきます。その性質から、スマートフォンのアプリも同様にアップデートを行っていくため、現状としては蓄電池の残量確認等の機能でありますが、将来的にスマートフォンでできる操作等が増えていく可能性は否定できません。

テスラはV2H「未対応」(2019年現在)

テスラ社は自社で電気自動車を製造していますが、V2Hのシステムはありません。先述の通り太陽光発電システムと連携して、発電した電気を自動車へ送ることは可能ですが、テスラ車から住宅側へ電気の供給は2019年11月現在では、全車種でできません。
またリーフ等の日本の電気自動車とのV2Hとしての連携は出来ません。

V2Hについては、下記記事を御覧ください。

保証期間は「10年」

パワーウォール2の保証期間は10年となっております。

細かい劣化率等は公式ホームページには記載されておりませんが、電気自動車でのノウハウを利用していると思われる部分としては、電池本体を水冷システムで温度上昇な近くを防ぐ機能を備えていることや、元々の電池についてはパナソニック株式会社と協業しており、電池本体についてのノウハウはほとんどパナソニックと同等の性能を備えています。

実際に電気自動車の電池も、アメリカでは20万マイル(約32万キロメートル)走行しても、劣化率としては初期容量の90%以上を保持しているデータもあり、品質に関しては非常に良い評価をアメリカでは受けています。

(単純計算ではテスラの車両は75〜100kWhのリチウムイオン電池を積んでおり、32万キロメートル走行の車両は平均で単純に1000回以上は充放電を繰り返しているはずです)

自動車での使用環境と比べると、緩やかなため長寿命になることが予想されることと、保証年数からは安心して購入できるレベルであると推定されます。

販売時期と実際の工事の流れについて

購入可能時期としては2020年春からの販売開始となっておりますが、慣れた施工業者でないと施工できないため、テスラと提携している認定施工店での施工になります。

また日本国内での認証「JET認証」は2019年10月現在申請中の状況ですが、おそらく2020年度販売時期頃の認証完了を想定しているようで、この認証が取れれば設置自体は1,2日の工事期間で設置が可能とのことです(蓄電池のみの場合)

テスラ社のホームページからは、予約後順番にテスラより申込者へ連絡が入り、電話またはメールにより設置環境の確認などをするようです。購入および設置に関する契約(契約書名:エナジー製品の購入および設置に関する契約)を行い、現地調査を行った後に各種申請手続きを行います。
経済産業省(JPEA事業計画認定申請)、電力会社(系統連系申請)の混雑状況によりますが、各種申請に対して許可が下りるまで、約6~9ヶ月かかると見込まれます。各種申請に対する許可が下りた後、パワーウォールの設置日を確定するようです。

テスラの住宅用蓄電池の詳細スペック

・蓄電池容量:13.5kWh
・充放電効率:90%
・出力:最大7kVA/連続最大5kVA
・運転モード:太陽光発電自己消費モード/時間帯別制御
・動作温度:50度~‐20度
・設置場所:屋外または屋内(主には外壁設置/床置または壁掛)
・寸法:幅753mm×高1150mm×奥行147mm
・重量:114㎏
・認証:北米および国際規格の系統連系規程に準拠